新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年05月06日
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自分は、村上龍という作家が嫌いで興味がない。彼の芥川受賞作を読んであまりの退屈さに呆れてしまった。以来、書店で平積みされている彼の著作を購入したことは一度もない。当時、嫉妬とかコンプレックスで、村上龍を悪しざまに言った人は案外少なくて、理由はよく分からないが、ただただ文学作品の供給者として、決定的に相性のレベルでわたしにとって噛みあわなかったのだろうと思う。坂本龍一とか、みな同じで名前を聞いただけでまずネガティブなイメージが湧いてくる。つまり、偏見が先に立つ。



ところが、8年ぐらい前からJMMというニュースレターを出しているので自然と彼らの仕事の片鱗が見えてくる。少しは、読むことが増えてきた。時事批評のようなものばかりだから、まだしも読みやすいとは言える。しかし、村上龍の書いているものが、一番読みづらい。たぶん、論旨ではなく論点や目線が完全にズレているのだ。これは良し悪しではなく、生き方の違いなのだから、どうしようもない。



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そんな自分なのだけれど、いまMSNで動画配信されている「龍言飛語」という彼の登場する語りを聞いてみて驚く。なんだ、俺と同じようなことを考えているオヤジじゃねえか。少なくとも生理的な感覚では、この時代に村上龍のような高額所得者と自分のような低徊自営業者とが一致しているものが多いのは、事実として直面してみると結構面妖な気がする。


たとえば、例の向井亜紀の代理出産問題なんかだとボソボソと村上龍が言う。要するに卵子にこだわって他国の女の腹をカネで買ってまで実子にするなどふとどきだ。それぐらいならば、国際養子でも取って他人の子を大切に育てるぐらいの覚悟がないのか、という論旨だ。これは、同年輩のオヤジ同士なのだろうか。感覚的に一致する。だから、どうなんだと言われると困るが、あの村上龍と自分が同じような意見をいくつか持っているらしい事に心底驚いた。





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最終更新日  2007年05月06日 06時23分56秒
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