新発想ビジネスヒントフォーラムWEB2.0

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2007年05月27日
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自分が二十代の頃、なぜか理由はわからないが性差を述べる事は
タブーであった。性差をことさらに強調するものは反動的だと
された。

「反動的」という言葉そのものが、死語に近いと思うので解説を
させてもらうと、英語では Reactionary となる筈である。これでは
なんのことかさっぱり分からない。しかし、映画をみていてはじめて
この言葉のニュアンスが分かった。字幕は、あの有名な戸田奈津子さんだ。
彼女の字幕翻訳によれば、反動とは映画の中で字幕に出てくるところで
俳優が叫ぶセリフは、 Fascist となっていた。(笑)



89908z.jpg






どうも性差を述べることを嫌っているグループがいて性的な差異を
意図的に述べている組織的な思惑が世に屹立しており、彼らのグループも
常に一方で日々脅威を感じているのだという表明だったらしい。

こちらは、なにがなんだか分からないうちに性的な差異について関心
を抱いただけでたちまち双方から袋叩きにあいそうな剣呑な雰囲気に
巻き込まれるかもしれないと怖くてたまらなかった。

性差を述べることを忌み嫌う人達は、普通フェミニズムとか言う
らしくてこれもまた難解な語彙を当てるものだとつくづく感心する。
つまり、フェミニズムというものはどうやら一種の左翼主義的なもの
らしくて、左翼の大義を見失いつつある党派が辛うじて社会的に
存在感を示すために女性の過剰な被抑圧意識を組織しようと画策した

いまだに正体がよく分からないのだ、、、)




まあ、そんなどうでもいい話は皆さん退屈だろうと思うのだけれども
とにかくわずかでも「性差」を口にしたらば不思議なことに突然まわり
の男性といわず女性といわず俄かに険悪な表情になって、ときとして
囲まれて相当厳しきご指導を受けることもあった。


実感で存在するように思われてならない自分はなんでそんなに性差に
ついての感じ方を忌避することを党派的に主張されるのかが不可解
でならなかった。実は、私自身は素朴に科学的な構成に対して基本的
信頼感を抱いていた。ために
徹底して議論すべきものであって、党派的な理念のシモベとなってしまっ
てよいようなテーマではないと直感的に思ったものだった。



かくしてこの件、私にとって三十年ほどの長く暗いトンネルであったのだ。

最近私の直感がかなり正しかったというありがたい実証が続いて脚光を
浴びてきているらしい。つまり、男女には性差が存在する。明らかに
存在する。そして性差には具体的な根拠も証拠だてて発見されてきている
らしい。我々は、こんな当たり前のようなことですら当たり前だという風
に理解するためにも三十年もわざわざ無駄な時間の経過を待たねばならない
ものらしい。



なぜ、「男と女は同じものだ」などという退屈な思想が七十年代に流行を
したのかはいまだに明確には分からないがあの時代にそのような愚昧な
思想に染まった女性たちがいまの団塊ジュニアの母親たちの中に相当数
いることは間違いない。


adam-and-eve.jpg


私の推量するところ、彼らは解体期(敗退期)の左翼主義者でその理念
が現実を指揮指導することが難しくなってきたために無理やり男女間の
不具合や、不適切な事態、確執にからみ入ってなんらかの勢力温存の
根拠地化しようとしたのではないかと私は思っている。おかげで随分と
迷惑したような気がする。


最新科学の解明するところによれば男と女はやはり相当違うものらしい。

その証拠に、性同一性障害などという驚嘆すべき語彙が社会的に認知を
され始めている。性同一性に障害があるとされる事態は、性は矛盾とは
言わないまでも非同一なる関係であるという認識を背後に潜めていると
せねばならないからだ。つまり、男脳と女脳という生理的な根拠の発見
である。つまり、男は生まれて男脳を獲得した人類だ。女とは生まれて
女脳を獲得できた人類である。これが基本的な発見で、これの派生的な
現象として男性器や女性器が身体的特徴(つまり性差)を形成している
という。三十年前にはあぶなかった新しい思想の登場である。

しかし、科学にはそれなりに迫力のある根拠が示せるものでこの男脳と
女脳については昔日のフェミニストの思いつきのようなファンタジーと
は違い客観的な証拠がいろいろと示されているらしい。

しかも、凄いことには人類は一旦女脳を原型として男脳に加工される派生
を持っているらしい。つまり男は女になり損ねたものだか、はたまたた
女でありえたものを処理されて男になった、そのようなものらしいのだ。

そして、性差の根拠を形成しているらしき器官として視床下部に「内側
思索前野」というものがある。これはだいたい女性よりも男性が発達
しているそうだ。これは体積量で相当男女差がある。ざっと五倍。

また、視床下部の「腹内側核」という器官。これも男性が大きい。
ここが狂うと食欲が病的になるとか。ストレスで破壊されやすいのは
体積が小さい女性に多いという。

昨今はやりの右脳、左脳という分類でいえば男は右脳が発達している
ケースが多いとか。ざっくりと言って女の子は左脳がはやくから発達する。
だから、男の子を育て間違うと言葉が遅くなりやすい。

さらに顕著なものに左脳と右脳をつないでいる「脳梁」という組織が
どうも相当高度な脳機能をもっているらしいのだけれども男女差が激しく
圧倒的に女性がこの部分で顕著な差を示しており、女性が圧倒する。

女性が、現実的だというのはこの組織が男性とくらべて著しく強靭に
発達しているからだ。逆に、男の子はまかり間違うと現実離れを起こし
やすい。典型的な病理ででてくるのはあの須磨の酒鬼薔薇少年だったり
するのかもしれない。



corpus-callosum.jpg


どうも、遅まきながら男女には「性差あり」という主張に軍配があがり
そうな気配である。



※2004年4月27日のアーカイブスです。






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最終更新日  2007年05月27日 05時07分43秒
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