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August 23, 2006
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カテゴリ: のんびり

「命どう宝」。
「ヌチどうタカラ」。

ひめゆり部隊の生き残り(こう書きたくないのだけど)、宮良ルリさんが語った言葉。

この言葉を、僕は小学生のとき、沖縄で聞いた。

「いのち」こそ宝、命こそ全て。そんな意味だ。


本当は、沖縄に行きたくなかった理由は、暑いからでも、面倒だからでもない。

小学生の時に、沖縄で経験した沖縄戦の恐怖のせいだ。
ひめゆりの塔のある、旧第3外科壕ではなかったけれど、沖縄戦で壕として使われた一つに入った。
ごつごつとした壕内は、懐中電灯を消すと真っ暗なのです。
目の前で振っているはずの自分の手が見えないぐらい、真っ暗闇です。
そこで、沖縄戦の話を聞きました。
怖かった。本当に怖かった。
幽霊とかそういうことじゃなく、こんな暗闇の中、傷つき逃げてきた人たちが隠れていたと思うと、
どうしようもない恐怖に襲われました。

だから
沖縄は、僕にとって一番戦争に近づいた場所で、観光で訪れられる気分にならないのです。


夏の沖縄は、蒼い海と蒼い空、木々の緑がとても綺麗な所です。
そんな島が、今から60年前にはあちこちに遺体や遺骨が転がる島だったんです。

今、ひめゆりの塔のすぐ奥には、ひめゆり部隊の資料館が建っています。
僕が小学生の時に訪れた時はまだ無かった。
ひめゆり部隊などの沖縄戦に関する資料が展示されています。

展示されているものは沖縄戦に関するものですが、
本当に伝えたいことは、沖縄戦ではなくて、
「命どう宝」なんです。
鎮魂や慰霊の碑であるけれど、
何よりも、
「命どう宝」なんです。

今回訪れた時、宮良ルリさんが体験談を資料館の中の壕の再現モデル前で語っていました。
小学生達のグループに語りかけている姿を見て、自分が小学生だった時を思い出しました。
あの時は、ただ、ただ恐怖しか感じられなかった。
でも、今は、わかる気がします。
何を伝えたかったのか。








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最終更新日  August 23, 2006 10:02:20 PM
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