サッチモものやアーリージャズをやっていると、かつては自称“ジャズ好き”さんから「そんな古臭いものやって。マイルスじゃないの?」のようなことを言われることがあった。でも、初めて体験する人から「こういうジャズもあるんですね。知りませんでした。ジャズなのに明るくて好きです」のようなことを言われることも少なくない。
“ジャズなのに明るくて”という。ブルースも似たように捉えられていることが多い。。。これが巷でのジャズのイメージなんだろう。実際は、そんなに暗いわけではないのに、と思う。なんか、悔しい。
そんなこともあって、トラディショナルなジャズに敬意を持って、広め、知らせ続けていきたいと思う。
かつて、「この音楽はたくさんの人々にジャズの楽しさも伝えてくれる。だからライフワークとしてやりつづけていこうぜ」「誰もやらなくなっても、オレたちふたりは残るから二人だけでやればいいじゃん」と、今は亡き盟友と語った。現在もその気持ちは変わらない。
ジジイになってから二人でやりつづける夢はついえたが、
ひとりでもできるからさ。
オイラは楽しく、長生きするんだから。