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2006.09.02
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カテゴリ: ★★★★★な本
図書館の神様





<感想> ★★★★★

血液型。 インドア派とアウトドア派。 コーヒー派と紅茶派。 理系と文系。

パーソナリティーを分類する方法は様々ですが、本書を語る上で重要視される

のは体育会系と文化系という分類です。 この分類は字面通りの意味もありま

すが、個人的には生き方や価値観の違いなのではないかと思います。 おおま

かに言うなら、正義の存在に肯定的なのが体育会系で、それに対して懐疑的な

のが文化系。 集団組織(たとえば会社)で体育会系が優秀とされる所以でも

あります。 



来事が原因で自らの正義を見失いつつあります。 かつてバレーボールの花形

選手だった主人公は再度、自らの正義を見つけるためにバレーボール部の顧問

になるべく非常勤の高校講師の職を得ますが、指名されたのは文芸部の顧問。

非常勤講師とはいえ国語教師の主人公と文学の距離に多少の違和感を感じ

ますが、瀬尾さん自身は現役の先生なので案外こんなものかもしれません。 

たった一人の文芸部員である垣内君のキャラが丁寧に描かれているし、この二

人のやりとりがサイコーです。 垣内君の文学論は瀬尾さん自身の文学論だと

思いますが、文学を楽しむ基本のようなものが語られています。

脇を固めている姉思いの弟。 同じく非常勤の体育講師である松井先生もいい

味を出しています。 ヘンに恋愛めいた書き方をされてないのもいいところです。



いかにも文化系(文系)人間が好みそうなタイトルですが、むしろ体育会系の方

に読んでいただきたい作品です。 

巷では、瀬尾まいこの小説は悪い奴がでてこない・・などと言われているようで

すが、まぁ~実際の世の中は悪い奴ばかりだから・・・・・(汗)







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最終更新日  2006.09.02 11:43:12
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