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2010.06.12
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カテゴリ: ★★★★★な本


父は、昔からちゃんと知っていたようにも、まったくの見知らぬ人であるようにも感じられた─第35回川端康成文学賞受賞。最年少で受賞した表題作を含む珠玉の短篇集。




<感想> ★★★★★

青山七恵さんはOLを続けながら細々と活動をしている作家さんです。  文壇

三人娘
(綿谷りさ・金原ひとみ・島本理生) と同い年。  『ひとり日和』 では芥川

賞を受賞していますが、今まで上梓したのは本書を含めてもわずか4冊。  

いずれも派手さこそないものの良作揃いで、個人的には この人もっと読まれ

ていいと思うんだよねリスト第3位ぐらい
に位置しています。


さて、 びみょー

「あそこのラーメンどう?」 「 びみょー かなぁ」

「あれからカレとはどうよ?」「なんか最近 びみょー なんだよね」

私の家でも長女が頻繁に使いますが、聞いていると一般的に使われている

微妙 とも違うように思います。 この作品集では、その びみょー を巧く表現し

ているのではないかと思います。


家庭内において びみょー な存在である父親の姿を娘の視点で描く表題作は、

どちらかというと玄人好みかなぁ~と思いますが、その存在を肯定するでもな



なあたたかさがこめられています。 


個人的には、結婚間際にかつての恋人を想う 『欅の部屋』 が好きですが、女

性読者であれば最後の 『山猫』 に、叔母と姪という関係性や女性同士の

ょー



良作で、尚且つホッとする作品を読んでみたいとお考えの方におススメです。






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最終更新日  2010.06.12 11:56:38
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