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久恒啓一

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仕事というものは、昔の侍の果たし合いで、一歩劣ったら首が飛んでしまうのと一緒ですからな、早く言えば。アマチュアというものは娯楽にやるんだけれども、プロというもんは真剣勝負しておるわけです。侍が真剣勝負して首が飛んでしもうて、ほなまたやり直そうということはできへんですもんな。

運があるという信念ができたら、人間強うおますな。自分は運が強い、そう考えたら、一生懸命やればいい仕事ができる、と思えるようになる。そうすれば将来の展望も違ったことになってくる。自分ではどうしようもない運もあるが、与えられた運をそだて上げていくことも大切でしょうね。

だいたいにおいては、やはり成功するまでやめないというくらいの志をも
ってやらないと成るものも成らないということですね。ちょっとやってみて、うまくいかなかったら「もうダメだ」というようなことでは、何をやっても成功しないでしょう。やっぱり根気よく続けなければいけない。

「転機というものが「物事の変わり目」という意味であるならば私にとっては、毎日が「転機」であったともいえよう。何がなしに日々を迎えるというのではなくて、その事態のなかから、自分なりのヒラメキというか、一つの思いというものを感じ、それに基づいて、新たな道を切りひらく毎日ということが大事なのである。

悩んだり、腹を立てたり、悲観したりすることが社長の仕事である、経営者の仕事である、そういうものがなかったら経営者の生きがいがないのやと、こういうように考えてからだいぶ楽になったですよ。いまは悩むために自分は存在しているんやな、悩みが本業やなと、こういうような感じをもつようになったんです。
          「松下幸之助 運をひらく言葉」(谷口全平)より

最後の項など、会社の経営を人生と置き換えても納得できる言葉だなあ。








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Last updated  2009/05/11 06:15:35 AM コメント(2) | コメントを書く


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