宇宙は本の箱

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河車ーーー仮通関と真通関


『仮通関』『真通関』
二重の鍋。見性の域。甘露の法雨。香り。清涼。透明。
こういうことが分からぬ者はあまり偉そうにしないが宜しい。
分からぬ者は偉そうにする。
そこが魔境。


河車通関は決して意志の力や想像の力に頼ってはいけない。
しかし、ぶっちゃけの話、資質の問題っていうのがある。


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言葉をうまく喋れなかった頃にも、
ただ涙だけがこぼれ、
どうしておまえは声も出さずに泣くのかと言われた。

教祖様の・・・雨の漏った水で遊びが出来た家の土間。
あけた鍋の中には草の根っこだけがあった。

結果としてはよくても、貧しくて草の根っこしか食べられなかった者と、栄養価を考えて食べる者は違う。
それは仮通関と真通関の違いほどにも。

ただ涙だけが出てくるその想いを・・・・
なぜ自分は生まれながらに知っていたというのだろうか。。。

愚かすぎる・・・
それでも愛しすぎる大勢のために?
ただ心の一点に向かうために?




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