宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

半月もすぎて・・・


この坂道を夕暮れ、下りていくのが好きだった頃があった。
毎日一枚づつ絵を描いたらどんなにいいだろうかと思った。

海に沈んでゆく夕陽。
サンタさんは語った。

そうだね~、
あの女の子が私に噛みついて来たのは正しかったかもしれないね。
「あなたは何でも持っているから!」

そうだ、みんながやたらと他人を褒めるのは、実は自分が褒められたいんだ。
知ってるよ、褒められるのが好きな人が多いってことくらい。
私は褒められたいと思ったことがほとんどないから、
へんに褒められるとけったくそ悪くて怒って崖から突き落としかねなかったけど、
ほとんどのものはほめられたいんだよね~。
人間が褒めもらって嬉しいのはある限られたことだけの筈なんだけどね~、
あとはどうでもいいはずなんだけどね~
いたって馬鹿馬鹿しい話だ。


今日は久々歩いて坂を降りてみた。
久々、ノースリーブにフレアーなんてはいて上着しょって歩いてると、
二十歳代のような錯覚をおこすね、暗いし。
ま、足は悪くても結構歩けて、ほんとニ十代だ。


今夜は白秋?
いえいえすでに半月も過ぎた。





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