宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

ある空間


ここにいる者はみな似ている、と、
  知らない日に亡くなった方の息子さんが言われた。
  その似ている事を話しながら、
微妙なそこのところ、同じだという人達に、言葉で言えないでしょ?
  と言うと、その場の者は皆、頷いた。
夢は でも 難しいですね。・・・そう言うと、
手の届くところに辞典置いてあって、すぐ調べます。
  と、弟さんの方が言われたので、私もです、と言うと、
でも、ユングは役に立ちませんね、と言われた。
  くすっと笑って、私も、
私も 全然 役に立ちませんでした。
  そう言うと、皆も頷いて笑った。
だから、やっぱり色んなこと 納得されますね。

  今までに知らない感応のあったと言われた次の朝、
  その弟さんの方に質問が来た。
今朝はーやたら眠くなりました。
  そう答えられた時、皆、ドッと笑った。
  私が笑ったのは、実は私もやたら眠たくて、
  本当は半分くらい眠ったりしていたからだけど、
  あれは感応と関係があったのだと、あとではそう思った。
  と、すると、あの人ももしかして最後には汗なんか出てきて
  一心不乱にあの言葉を繰り返していたのだろうか。
  本当の事は知るすべはないが、
  昨日はなぜか交霊をやっていたという頃の話を思い出した。

  あれは私の夢か、願いか、
  もっと違う誰かの夢か、願いか。
  あの空間に現れたのは一体誰だったのか。


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