宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

優しく厳しい


山が美しすぎて・・・空が美しすぎて・・・!
呆けたようにずっと、橋の上から観音様の方を見ていたんですよ。
何年も通ったでしょう?
あの道からの山と空が美しい五月です。


今朝はあなたの夢に目覚めました。
お元気ですか?
幸せに暮らしていますか?
年は覚えています。いつまでもきっと覚えています。


ここに一枚の写真があります。
息子と三人で朝方までカラオケ屋にいた日の歌をうたってる写真です。
こんな時間まで遊んだのははじめて!嬉しい!って、
なにが嬉しいんだかよく分からなかったけど、
なぜあんなに遅くから歌をうたいに行ったんだか全然思い出さないんだけど、
帰る道々、笑いながらそう言っていた言葉だけは、今も覚えています。


お地蔵様はどなたも皆、なぜか、前掛け?よだれかけ?みたいなものをしていますが、あそこの何番目かのお地蔵様の目に思わず足を止めた日。あまりにあまりに、慈愛に満ちた優しいその眼差しにそれをめくってみたら、そのお地蔵さんだけ、赤いべべの下に、赤ちゃんを抱いていたという、その時の話。あなたもきっと時々は思い出さずにいられないことでしょう!
あなたは何を思ってかその次の日そこに行って、それを確かめて来たんでした。

「やさしいっていうよりは・・・私には厳しかったです」


あの人が訪ねて来た日からでも、もう何年も経ちました。
私には、あなたの故郷での幼い日々がわかります。
お元気ですか?
幸せに暮らしていますか?
いつか笑って逢いに来て下さい。

いつか、あんなこともこんなこともなんでもないことでしたって、
笑って逢いに来て下さい。


笑って逢いに来て下さい。

あの時の椅子はもうないけれど、新しい椅子があります。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: