いねむりひめ１２３のＣａｆｅ　ぐぅぐぅ

ゲルマニウムと私

２００５年から２００６年にかけての冬はとっても寒かったです。冬のお助けアイテム。ゲルマニウム関連グッズにお世話になりました。
ゲルマニウムって何？元素記号Ｇｅ。原子番号３２。原子量７２.６１。１９世紀にドイツで発見された物質です。実は、１９世紀のロシア人の科学者メンデレーエフは当時、原子の周期表のなかでまだ空欄だった部分に、ぴったり当てはまる元素が存在するはずだと断言しました。メンデレーエフのことばどおり、空欄に納まる物質がその後２０世紀までに発見されました。ゲルマニウムもそのひとつです。３０～４０年前のラジオ少年たちは「ゲルマニウムダイオード」を使ってゲルマニウムラジオなど作っていました。私もコイルを自分で巻くタイプをキットを買って作ったことがあります。電池をいれなくても放送がちゃんと聞こえるのが、子供だった私には何とも不思議でした。今ではゲルマニウムダイオードなんて、その辺のお店ではなかなか入手できないかもしれません。
ベルレーヌ化粧品。

↑ベルレーヌは「有機ゲルマニウム」を使った化粧品です。クリームの香りが人工的で、今ひとつなのですが、使用感は抜群。翌朝はすべすべです。
この有機ゲルマニウムは１９６０年代末に浅井ゲルマニウム研究所という研究機関が開発したＧＥー１３２という物質です。化粧品成分としては「レパゲルマニウム」と表示されています。
２０年くらい前、有機ゲルマニウムでない酸化ゲルマニウムを販売し、「ゲルマニウム中毒」の健康被害を出した会社がありましたが、浅井ゲルマニウム研究所とは一切無関係の会社です。
ゲルマニウムはケイ素（シリコン）同様、化学の教科書の裏表紙の元素の周期表をみますと、金属でも非金属でもない半導体となっています。実はわたしは２０年ほど、乳糖でコーティングしたＧＥ-１３２を経口服用？したことがあります。金属でないはずですが、非金属でないため、いくらか金属っぽい味がしました。実は浅井一彦先生をご自宅にお訊ねし、お会いしたこともあります。ガンにも効くといわれる、サルノコシカケ（栽培されたものは霊芝とかマンネンタケと呼ばれます）にもたくさんの有機ゲルマニウムが含まれると伺いました。祖父が薬剤師で、薬事法にさんざん苦しめられたため、父が浅井先生とお付き合いするのを反対していました。今では、医薬品の承認を受けたものもあります。ガンへの治療効果のほか、さまざまな効果が期待されている物質です。ただ、浅井先生も晩年ガンを患っていらっしゃいました。良い物質であっても、すべて解決できるわけではありません。