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2004.12.06
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カテゴリ: 絵本
(ヘレン・バンナーマン 作 フレッド・マルチェリーノ 絵 せなあいこ訳/評論社)

21世紀を目前に相次いで出版された<ちびくろさんぼ>の絵本の中で、私が一番気に入っているのはこの絵本です。

お話はほぼ原作通り。
ただ、この絵本では「さんぼ」の名前が、インドで伝統的な「ババジ」という名前に代わっています。
挿絵だって、建物や登場人物の服装はいかにもインド風。
それに「ほら、ババジくんのかっこいいこと!」と書かれたページでは、素敵な赤い上着を着て、素敵な青いズボンをはいて、素敵な緑色の傘を持ち、底と内側が真っ赤な紫の靴をはいたババジくんが、記念撮影をしています。
記念撮影が出来るくらいの豊かさで、素敵な洋服を作ったら記念撮影する程度に質素な暮らし向き・・
中流家庭の暮らしぶりってところでしょうか?

「原作者の意図からずれる」という理由で、名前を変える等、原作に手を加えることを嫌う人は専門家の中にも沢山います。私の読み聞かせの大々だい先輩も同じ理由でこの本をあまり評価していません。

「さんぼ」の名前がインド風の「ババジ」に代わってしまった事には少し抵抗がありましたが、でもやっぱりインドの男の子にはインド風の名前を付けてあげるのがスジと言うモノです。
そしてなにより、この絵本が広まれば、<ちびくろさんぼ>をアフリカのお話だと勘違いする人はいなくなる事でしょう。
そう、なぜか<ちびくろさんぼ>をアフリカの話だと勘違いしている人が多いのです。
「さんぼ」という名前と黒い肌そして「ジャングル」のキーワードから、アフリカを連想するのは当然なんだけれど、「トラ」って出てきたところで「トラはアフリカにはいない!」って自然に気付いて欲しいと思うのです。
・・・クイズじゃ無いってか?(^^;;)




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最終更新日  2004.12.07 17:54:41
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