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2004.12.08
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カテゴリ: 絵本
(へれん・ばんなーまん 文 ふらんく・とびあす 絵 光吉夏弥 訳/岩波書店)

<この本は絶版になっていますので、図書館から借りて読んでください。お近くの図書館に所蔵していなければ、相互貸借(所蔵していない本を他館から貸してもらうシステム)してもらって下さい。>

今日でひとまず<ちびくろ・さんぼ>の紹介はお終いです。
ちびくろ・さんぼ(初版1953年)
とうに絶版になっていたこの本を手に入れたのは、<ブラック・サンボくん>を手に入れてから数年後でした。
私のことを覚えていた絵本専門店の店長さんが、特別にゆずってくれたのです。
写真の本は1978年の第28刷。
随分と版を重ねてきたこの本に、多くの子どもがきっと夢中になったんでしょうね。
私自身がこの本に出会ったのは今回が初めてでしたが、昔よく見かけたタイプの絵柄なので、懐かしさでとても嬉しくなりました。

<ちびくろ・さんぼ>に<ちびくろ・うーふ>と<ちびくろ・むーふ>という弟ができ、その弟たちが悪いサルにさらわれてしまうというお話です。
これは、<ちびくろ・さんぼ>が出版されるや子どもたちから絶大な人気を得、同時に続編を望む声に押され、ヘレン・バンナーマンが後年書き下ろしたものだそうです。
正直なところ、トラのバターのお話が面白すぎて、弟とサルの出てくる2話目は、あまり面白く感じませんでした(^^;;)。

所で、今まで紹介してきた他にも<ちびくろ・さんぼ>が出版停止になった後に出版された本があります。

おしゃれなサムとバターになったトラ

この本もすでに販売されていないようです。
私はこの本を書店で一度目にしただけでろくに読んでいないのですが、「賢い黒人少年のお話」になっている所で、「困ったなー」と思いました。文章も、サムという少年がどんな所に住んでいてどんなにお洒落かといった事が事細かく説明される所から始まっていたと記憶しています。
比較のためにも一度きちんと読んでおきたいとは思っていますが、なかなか気が進みません・・。

さて、この痛快なお話<ちびくろ・さんぼ>を沢山の子どもたちに知ってもらいたい、読み聞かせで使いたい、と思うのが人情ってものでしょう。
そして私は一度だけ、小学2年生のクラスで
トラのバターのパンケーキ

を読み聞かせに使いました。
読む前には担任の先生に<ちびくろ・さんぼ>を読みたいことと、<トラのバターのパンケーキ>では、差別問題の矢面となった「ちびくろ」「さんぼ」という単語は出てこないことを告げて、了承を得たのです。


放送委員だった私の子どもが、お昼の放送で<ブラック・サンボくん>を読んだこともあります。
この時は時間の都合で「紫の靴をトラが耳に飾る」所までしか読めなかったそうです。そして「この続きは図書館で本を探して読んでみてください」で締めくくったとか。
や、置いてないってば、多分(--;)。
放送担当の先生は「そのお話面白いねー」とだけ言ったそうです。若い先生なら、<ちびくろ・さんぼ>の発禁騒動を知らなくてもしょうがないのかなー。
なんだか時代を感じました。

パンダコパンダ&パンダコパンダ 雨ふりサーカス ◆20%OFF!<DVD> [VWDZ-8034] の中でのワンシーンで、<ちびくろ・さんぼ>を読むシーンがあるのです。
学校の教室で先生が教科書を読みながら生徒の間を歩いているのですが、その時に読み上げられているのが<ちびくろ・さんぼ>です。
子どもの為にとレンタルしたビデオにこのシーンを見つけた時は、嬉しいような懐かしいような、何とも言えない気持ちになりました。

この先、<ちびくろ・さんぼ>を堂々と読み聞かせる事が出来る世の中になって欲しいと思います。
そして私が子どもの頃のように、よい絵本として<ちびくろ・さんぼ>が書店に並ぶ日が来て欲しいと思います。





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最終更新日  2004.12.10 22:19:54
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