いなかメモ
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本日はお忙しい中ご来場頂き、誠にありがとうございます。日記でかしこまる必要なんてないんですが、まさにそんな感じなんですよホント。 今日は僕が所属しているもう一つの団体「貴社の記者は汽車で帰社」で太宰治原作「斜陽」の公演がありました。自分達は朝7時45分集合して、公演は朝11時と昼2時45分からの2回ね。まず去年の細雪公演が終わった時点で今年は、役は何でもいいから役者として参加しようと思っていたのですが、夏にいざ役が決まってみれば「上原」というかなり台詞の多い、てか主役級の役を貰ってしまい、今日までかなり大変でした。 斜陽の原作を読んでもらうとよくわかるのですが、物語は、かず子・直治・母・上原の四人を中心に展開され、自分の役である流行作家の上原は物語後半でめちゃ重要な役割を担っています。実際、かず子・直治・母を担当する3人は演劇を専門にしているような人達で、これはマジに驚きの人事としか言えず、そんな役を貰っていいのか?おいおい僕に任していいのか?と、夏頃は内心ずっと思っていたのですが、練習しているうちになんとなくその人事の意味がわかりました。 あれだよ。頼りにならないとことかさ、自虐的なとことかさ、あと他んとこも確かに僕と上原結構似てんのな。まぁ今年はメンバーもそれぞれ忙しくて、男子が少ないことも影響してるんですが。 ただ、やはり素人である自分には荷が重かったのか、1回目の公演では頭が真っ白になるという人生初めての体験をしてしまいました。これまでは頭が真っ白とか、よくあるただの大げさな比喩表現なんだろなんて思っていたんですが、あれって本当にその状態を示したことばでしたよ。いや、20年以上生きてきてあんなことは本当に初めてで、もう、全く、何も思い出せないのな。何もかもキレイサッパリ吹っ飛んで、自分の頭がホント空っぽになったようなヘンな気持ちになりましたわ。 頭に何も浮かんで来ないその間、もうマジに時間が止まったんじゃないかという錯覚を起こしつつ、言うべき台詞をいくらか吹っ飛ばしてどうにか思い出した次の台詞でつなぎ、舞台袖に引っ込んだあとは自己嫌悪の嵐。役者として台詞を覚えて言う、その最小限の働きさえできず、やっちゃったZE!とかもはやそんなレベルを通り越し、ひたすらに自己嫌悪。つーか今もまだ自己嫌悪状態だったり。やっちゃったもんは仕方ないけれどさ。 まぁ1回目の公演では、箱根予選を中心に考えていた為単に練習不足だったような気がすることに加え、去年1人だった日文の教授が2人も見に来て下さったこと(めちゃ真正面の席)や、リハーサルを僕だけ一度も通してない(何度か水曜5限後に行われたが、それ無理)ので動きが頭に入っていないことなど、いろいろ要因という名の言い訳を考えればキリがないのですが、仮にあがってしまった一番大きな要素をここであえていうなら、え・・・なんで両親いんの?ってことな。いやー確かに劇やんねんとは言ったけれど、息子の方ではわざわざ来るなんて思ってもみないよ。でもせっかく来たのなら、あんな中途半端なんじゃなくて、もっとちゃんとしたものを見せたかったな。 しかしまぁ、朝の方があまりにもダメ過ぎたおかげか、2回目の公演は自分でもそこそこの出来。もう開き直り以外の何でもねーですよ。 で、その午後の方には、宣伝した自分の知り合いが何人か来てくれました。いやー・・・来てくれて本当に嬉しかったんですけど。当初、去年来てくれた2人からは、今回は予定あって無理と聞いており、もはや知り合いはZEROっつー悲しい状況が待っていると思っていたんですね。けれど当日が近づくに連れて状況は変化し、蓋を開ければ陸上部のHAS(敬称略っす)3人に加え、他に親しいとこでは日文のOとT、仏文のMさん、とある大学院生H氏なども見に来てくれて、もう、ほんとにありがとうございました。 そうそう、朝の公演では「なんとかいけたんじゃね?」「別にそこまで変じゃなかったよ?」と明らかに励ましの雰囲気入ってた周囲のメンバーからも、「2回目よかったね」とのありがたいお言葉を頂き、やっと一息、そしてちょっとした達成感。ちなみに、誰もが2回目「は」よかったねと言わないところに思いやりの心を感じましたね。 一つの公演で90分くらいだったので、公演終わりは4時15分くらい。そっから片づけて解散。その辺りで夜6時過ぎ~7時前後だったか。で、すぐ帰宅し、そのまま気づいたら寝てて目覚めたら23時ですよ。気が抜けたんですかねやっぱ。かなり緊張したしな。バイオ2でも見るかという自分から提案の約束があったんですが、すいません無理でした。そんでゆっくり日記を書いて今に至るわけです。 一言で言えば、今日は貴重な体験をしました。そんな感じ。失敗しまくったけど、それでもやっぱり今年劇に出てよかったと思うよ。3年目のこの団体、何人かは既に来年も活動するっつーやる気が溢れてるのな。脚本は春までに仕上げるとか言ってるしよ。みんな卒論もあるし、教育実習行く人もかなり多いのにな。自分はどうだろ、よーわからん。でもきっと言われたら断らない気がするよ。なんだかんだ言ってこーゆーの楽しいしな。 まぁ今日はこの辺で。箱根も劇も終わったし、やっとゆっくり寝れそうです。
November 3, 2007