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2006.05.15
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カテゴリ: 洋書

 女流作家T. J. MacGregorによるクイン・マクラリー・シリーズ。


粗筋

クインとマクラリーは探偵カップル。結婚していたが、ある事情で別居生活していた。
 二人は友人のニコルズ夫妻と共にフロリダのエバーグレーズ大湿地帯へキャンプに行くことになった。が、そこでは社会を捨てて先住民のような暮らしを送っている「クラン」というグループがいた。四人はその「クラン」に捕まってしまう。マクラリーは脱出に成功するが、クインとニコルズ夫妻は捕まってしまう。マクラリーは救助隊を編成して妻と友人を救おうと動くが、天候が悪い上、広大な大湿地帯が相手では為すすべもなく……。


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解説

やり方次第では非常に面白くなれただろう作品。
 少なくともプロローグはそれなりに楽しめた。
 残念ながら、この作家はストーリーを引っ張るほどの筆力はなく、ただただ無駄に長いだけの退屈なものになっている。どうでもいいような描写が多くて一気に読むことができず、結局二ヶ月もかかってしまった(数週間触らなかったこともある。読み終えられたのは、旅行での電車で暇を潰す必要が生じた為)。
 まず、キャラがつまらなさ過ぎ。主人公のクインもマクラリーも存在感がない。ニコルズ夫妻も腹立たしいだけ。特に妻のリディア・ニコルズは麻薬付けのどうしようもない女、という設定だから共感のしようがない。パニックに陥ったリディアは思考力が幼児段階へと後退してしまい、クインを困らせる……、という展開は読んでる方を呆れさせるだけ。
 シリーズ第一作から読んでいればよかったのかも知れないが、本作品で初めて本シリーズに触れた僕は、作中に出る過去の作品のレファレンスが内輪事にしか思えず、その意味でもつまらなかった。
 プロットもダラダラしているだけで退屈。クインが「クラン」に捕まっては脱出する……の繰り返し。「クラン」は単なる世捨て人の集団で頭がいいとは思えず、こんなのに対処するのに300ページもかかるなんておかしい。
 200ページ程度にまとめていたらまだ読めただろう。なぜ300ページの大作(?)にしたのか全く不明。
 クインがマクラリーの子供を妊娠する……、という終わり方も、アホらしい。
 読み通して損した気分になった一冊。
 少なくとも本作品を読んでエバーグレーズ国立公園に行ってみようという気は起こらなかった。



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Last updated  2006.05.15 11:20:53
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