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2007.04.02
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カテゴリ: 邦画

パプリカ を監督した今敏によるアニメ長編。


粗筋

映像製作会社社長の立花は、かつて一世を風靡した大女優藤原千代子の半生を振り返るドキュメンタリーを制作することに。千代子の大ファンだった立花は藤原千代子の屋敷へ向かう。千代子は、30年前に人気絶頂の時期に忽然と姿を消し、公の場に現われていなかったが、立花はどうにか説き伏せて面会することに成功したのだった。千代子は自らの人生を語り始めた。女優になる前、女学生の頃に恋した名も知らぬ男性を、生涯をかけて追い求めていた、ということを……。

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感想

つまり、夢(本作の場合は過去)と現実が交錯し、訳が分からなくなる部分がある。
 非常に幻想的な作品。
 といっても、ストーリーそのものは単純明快なので、全体的な流れは掴み易い。
 アニメだからこそ実現可能な映像美に溢れている。

 ストーリーは、説明しようとすると簡単になってしまうが、実際は奥深い。
 一度観ただけでは全てを把握できない。

 千代子が生涯をかけて追っていた男性は、とうの昔に死亡していた、というオチは何となく読めたので、驚きはない。
 問題の男性は、作中では顔が明らかにされないので、結局どんな男性だったのか、なぜ千代子がそこまでして追い続けたのかは、理解し難い。
「あの人を追っている自分が好きだから」という千代子の最後の台詞――つまり男性自体は既にどうでも良くなっていて、ただひたすら追い続けることこそが人生そのものになっていた――が全てを語っているのか。
 今時こんな一途な女性、いるのかね。
 というか、過去にもこんな女性はいなかったと思う。
 ここまで一途だと純粋というより狂ってる、て感じだし。

 最近は「実写版にしたかったが日本ではとてもじゃないが不可能なので、仕方なくアニメにした」というアニメ作品が多いが、本作のように「アニメだからこそできる映像表現で、実写にするのは絶対無理」というのを作り続ける今敏監督は凄いとしか言いようがない。


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Last updated  2007.04.02 18:01:10
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