アリソン・ドゥーディのメジャー映画デビューは『007/A VIEW TO A KILL』でボンドガールとして(当時史上最年少だったという)。その後『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』では一応ヒロイン役を演じている。 ただ、『007/A VIEW TO A KILL』ではボンドガールと言いつつも敵の手下の一人で、後半で敵のトップに裏切られて呆気無く死んでしまう役。 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』では前半ではヒロインとして登場するものの途中で主人公を裏切って敵役となり、最終的には死んでしまうという役。 いずれでもろくな死に方しかしないキャラ。 メジャー作では自分はこうしたキャラしかオファーされないと悟ったのか、それ以降はメジャーな作品には登場せず(一時は俳優業から離れていた)、俳優歴はあまりパッとしない。 ただ、『007/A VIEW TO A KILL』ではロジャー・ムーアと、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』ではショーン・コネリーと、そしてボンドに起用される前のピアース・ブロスナンとも共演しており、歴代のボンド俳優3人と共演を果たしているという、見方によっては物凄い経歴の女優である。 本作でも、メインの悪役である総督を上回る残酷振りを披露する夫人を演じており、最終的にそのキャラは死んでいる。 ろくな死に方をしないキャラをどこまでも演じ切るつもりらしい。