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こんばんは、ふたたび星見当番です。中断していた「ホロスコープをかいてみよう」後半いきます。前編でメモ、もしくはプリントアウトした天体位置とハウスのデータを用意して、いよいよ紙の上にホロスコープをかいていきます。ざっくりでOKな方は定規と鉛筆、きっちりめに作りたい方は定規・鉛筆・コンパス・分度器をご用意ください。【かきだす前にデータの確認】以下は、2006年8月1日 お昼の12時ちょうど 東京都で生まれた人の出生データです。このデータをもとに出生図を作ることを想定して説明していきます。《天体位置》太陽…獅子座8°44’月…天秤座24°55’水星…蟹座21°33’金星…蟹座15°43’火星…乙女座5°49’木星…蠍座9°57’土星…獅子座14°01’天王星…魚座14°02’R海王星…水瓶座18°42’R冥王星…射手座24°24’R《ハウスカスプ》第一室(または第一ハウス・ASC)…蠍座6°35’第二室…射手座5°28’第三室…山羊座7°41’第四室(またはIC)…水瓶座11°53’第五室…魚座14°35’第六室…牡羊座12°56’第七室(またはDES)…牡牛座6°35’第八室…双子座5°28’第九室…蟹座7°41’第十室(またはMC)…獅子座11°53’第十一室…乙女座14°35’第十二室…天秤座12°56’【その1 地平線を引く】用紙(縦長に使っても、横長に使ってもよろしいです)のだいたい真ん中あたりに定規を使ってすうっと一本、水平な線を引きます。紙の大きさにもよりますが、大体15~20cmの間くらいの幅があればよろしいかと思います。引いた線の長さを測って、半分の長さのところに印をつけておきます。15cmの線を引いたなら7.5cmのとこですね。(きっちり派の方は、紙の縦横中央あたりに、コンパスを使って二重の同心円を描きます。内側の円が直径14~19cm、外側の円が直径16~21cmくらい。外側に1cm幅の輪を持つ◎になるようにしてください。かけたら、定規を使って円の中心を通る水平線を引きます。引いた線を境目に円が上下に半分こされていればOKです。ただし、同心円の外側の輪には線がかからないように―内側の円までで線が止まるように―気をつけてください。線が引けたら円の中心、針穴のところにちょこっと印をつけておきます)この水平線が「地平線」となります。引いたところから上が「見えている空」、線より下が地平線下の「沈んでいた空」です。この線の、向かって左端が東の地平線、右の端が西の地平線です。線の両端に、それぞれの方角を薄く書いておきましょう。向かって左端が「東」、右端が「西」です。東の地平線は、太陽やその他の天体が昇ってくる場所です。ここがホロスコープの出発点である「アセンダント(上昇するもの、という意味)」です。アセンダントから始まる最初のスペースが「第一室(ハウス)」です。線の左端「東」と書いた脇に「ハウスカスプ」のリストから「第一室」の度数を書きましょう。例の場合は「蠍座6°35’(さそりざ6度35分)」が第一室の度数です。まず「東」と書いた脇に「ASC」と書いて「第一室・蠍座6°35’」のようにちっちゃく書き込みます。(きっちり派さんも同様に、「東」と書いた脇に第一室のサインと度数を書き込みます。)西の地平線は、天体が没する場所です。「ディセンダント(下降するもの)」といいます。ここは、ホロスコープの折り返し点である「第七室」が始まる場所です。アセンダントとディセンダントは、常に180度で向かい合っています。ためしに第一室のカスプと第七室のカスプの度数を比べてみてください。数字の部分は全く同じで、サインは真向かいのサインになっている筈です。第一室が牡羊座なら第七室は天秤座、第一室が獅子座なら第七室は水瓶座というように。この関係は他のどのハウスでも同じで、真向かいのハウス同士はちょうど180度で向き合うようになっています。例だと、第一室が蠍座6°35’、第七室は牡牛座6°35’です。度数は同じ、サインは正反対ですね。では線の右端「西」のところにこの度数を書き入れましょう。「DES 第七室・牡牛座6°35’」。ざっくり派さんもきっちり派さんも同じようにします。【その2 子午線を引く】その1で引いた「地平線」の中心の点を通るようにして、今度は縦の線を引きます。最初に引いた地平線と大体同じ長さになるようにして、十文字になるように引きましょう。数学でグラフを作る時に、まずX軸とY軸で十文字を作りますよね。あんな風にします。ざっくり派の場合は厳密な角度は気にしないので、まあまあ直角ぽいかなという角度でOKです。(きっちり派さんは、ここで分度器を使ってきっちり角度を決めます。ちょっと複雑なので、先にざっくり派さんの説明をしてしまいますね。ざっくり派の説明に重要なことが含まれていますのできっちり派さんも目を通しておいてください)この「縦軸」は地上の南極と北極を結ぶ線「子午線」です。東西の地平を結び、空を上下に二分割している「横軸」とクロスして空を「子午線より東(向かって左側)」「子午線より西(向かって右側)」に分割する線です。縦軸の上端が「南」、地平線下に潜っている下端が「北」です。それぞれの端に「南」「北」と書いて下さい。今引いた「縦軸」の上端(「南」と書いた方)はその日、空で一番高く天体が昇る場所です。ここのことを「MC(Medium Coeli)」と呼びます。MCは、ホロスコープの「第十室」の起点でもあります。その反対側、「北」と書いた方は地平線下で天体が最も低い位置まで沈む場所です。ここのことを「IC(Immum Coeli)」と呼びます。ICは第四室の起点です。「ハウスカスプ」のリストから第十室と第四室の度数をピックアップしてそれぞれの位置に書き込みましょう。例だと第十室が「獅子座11°53’」第四室が「水瓶座11°53’」です。サインは真向かい、度数は同じですね。縦軸上端に「MC 第十室・獅子座11°53’」のように書きます。下端も同じようにしてください。(きっちり派の方は、横軸と縦軸の角度差を計算して、その通りに角度をつけて縦軸を引きます。まず、第一室の度数と第四室の度数を別の紙に書き出しましょう。例だと第一室が蠍座6°35’、第四室が水瓶座11°53’です。この二つの角度差を求めるには…まず、サイン一つ分の幅は「30度」です。第一室が蠍座6度35分から始まるとすると、その前のハウス―第十二室―に属する6度35分の分を除いて残っている蠍座エリアの幅は「30度00分-6度35分=23度25分」となります―度の下の単位は60進法です。60分=1度―。蠍座から、第四室が始まる水瓶座の間には射手座と山羊座の2サインが挟まっていますね。サインひとつが30度ですから30×2=60度。これにさっきの蠍座分を足すと83度25分。さらに、第四室は水瓶座の11度53分から始まるのですから、この分も足して93度78分。度の下の単位・「分」は60で1繰り上がります。「78分」から60をマイナスして18分にし、「93度」に1プラスして「94度18分」。これで、第一室のはじまりから第四室のはじまりまで94度18分あるということがわかりましたので、この角度で縦軸を引きます。横軸の中心に分度器の中心を合わせ―第四室は「地平線下」にあるので分度器は「下向き」に!―94度のところに印をつけます。「18分」を測るのは難しいので切り捨てにしましょう。印をつけたら、横軸の中心点と印を結ぶように定規を当てて線を引きます。その角度のまま横軸の上まで突き抜けるようにずっと延長します。第四室と第十室は180度の関係ですからね。無事縦軸が引けたら下の方の端に「北」と書いてICのサインと度数・ハウス番号4を、上の方の端には「南」と書いてMCのサインと度数・ハウス番号10を書き入れます。)【その3 12のハウスをつくる】ざっくりさんもきっちりさんも縦横の軸で大きく四分割された用紙が出来たと思います。この4つのスペースをそれぞれ3つずつに分割していって、12のハウスを作ります。ざっくり派さんは簡単。毎回、定規が十文字の交点を通るように気をつけながらごく適当にそれぞれのスペースを3つのくさび形になるように分割していってください。全体を12の部屋に分けられたら、「ハウスカスプ」の一覧を参照して、それぞれの境界線(この境界線のことを「カスプ」といいます)にハウス番号とサイン・度数を書いていきます。ハウスの並び順は、第一ハウスから「反時計回り」です。(きっちり派さんは、第一ハウスから順番にそれぞれのハウス幅を算出して分度器で測ってカスプを書き込んでいきます。第一室のカスプが蠍座6°35’で、お隣の第二室のカスプが射手座5°28’だった場合、第一室の幅は「蠍座の幅30度-6度35分=23度25分」に射手座に入ってからの幅5度28分を足して「28度53分」となります。なので第一室の境界線である横軸から反時計回りに28度離して第二室の境界線を引き、そこにサインと度数と部屋番号を書き入れます。以下、同じ作業を繰り返して第六室のカスプまで引いていくのですがハウスの幅は均等ではないので、必ずそれぞれの角度を計算して求めてください。第六室まで引き終わると、円の下半分が埋まることになります。向かい合うハウスは度数が同じでサインだけ180度反対側という関係なので、下半分で引いた線をそのまま延長して第七~第十二ハウスまでを区切りましょう。第二室カスプの延長線は第八室カスプに、第三室カスプの延長線は第九室カスプになります。それぞれ部屋番号とサインと度数を記入したら、ハウス割りつけ完了です。さらに!きっちり派さんはもうひと踏ん張りお願いします。最初に円を描いた時、1cm外側にリングを作っていますね。ここに「12サイン」を書き込みます。例だと、第一室のはじまりが「蠍座6°35’」です。ということは、最初に引いた横軸―地平線―から6度35分だけ上にあがったところが「蠍座0度」となります。横軸の中心点に、上向きに分度器を合わせて6度をはかって薄く印をつけ、中心点とその印を定規で結んだ延長線上、外側のリングにぶつかるところに区切り目を入れます。ここを基準に「反時計回り」に30度ずつ、等分にリングを割っていってそれぞれの区域にあてはまるサインを記入していきます。やり方がわからなくなったら、このブログのトップ画像を見て参考にしてみてください。放射線状に12分割された「中の円」の外側に、それとはちょっとズレて12分割された「サイン」のリングが見えています。)【本日はここまで】はい、ざっくり派さんもきっちり派さんもお疲れ様でした。これで、一番面倒な「ハウス割りつけ」の作業が終わりました。次は、このハウスの中に天体を配置していくのですがちょうどここまでで時間切れになったので、天体の記入は明日に回します。「ここまで来たら、なんとなく自分でも天体くらい書き込めそうな気がする」という方は先に書き込んでしまっていいですよ。天体のサインと度数をよく見て、12分割されたハウスの当て嵌まる場所に天体の名前とサイン・度数を入れていくだけです。例からひとつだけ取り上げれば、太陽が獅子座8°44’ですね。ハウスのカスプから近い度数を探すと、第十室のカスプが獅子座11°53’です。同じ獅子座でも、太陽の度数の方が8度台、第十室のカスプは11度台で太陽の方がより「若い(手前の方の)」度数ですね。この場合、太陽は第十室の手前の部屋、第九室に入ることになります。第十室カスプの度数と3度しか差がないですから境界ぎりぎりに「太陽」と書き込んで「獅子座8°44’」と添えましょう。例はお昼の12時ちょうどに生まれた人の出生図ですから、太陽が南の空の一番高いあたりに昇っているわけですね。
2006.08.01
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はい、やっとムーミンママ話の大詰めです(中締めの最終、ってことですけどね)今日の前篇はこちら今日の中篇はこちらママでいることに疲れて、自分も子供に帰ってママに甘えたい!という人にはムーミンシリーズでもライトで楽しい初期の作品がお薦めです。何歳くらいの子供に帰りたいかによって、読む本を変えるのがベストです。先に出版された作品ほど、ムーミントロールが幼く、ママもそれに対応して甘いママになっています。5歳~7、8歳くらいのちっちゃい子供に帰ってママに甘えたい人には『ムーミン谷の彗星』と『たのしいムーミン一家』。特に『ムーミン一家』でのムーミンママは、同じような経験をしたわけでもない当番でさえ、なつかしさに涙が出ちゃうようなあたたかさです。「ママ、ママならあなたのムーミントロールがわかるでしょう?」「そうね、おまえはたしかにムーミントロールだわ」その一言で、姿が変わる魔法をあっさり解いてしまうムーミンママ。我が子の姿がどんなに変わってしまっても一目でわかってくれる。ちいさい子供が母親に対して見る夢のうちでも、究極の夢だなあってオトナになってしまった当番なんかは思うですよ。もっとも子供の頃の当番は「それくらい、うちのおかあさんだってたぶんできる」と思ってましたけどね。母親をすごくえらいもんだと思ってる年頃の子供って、大抵そんなもんかもしれないですけどね。ちっちゃい頃の当番は、母に隠れて何かをしようとしてもすぐにバレるので、うちのおかあさんには背中と足の裏に目玉がついていると思ってたくらいですけどね。(母が千里眼なのではなく、子供である当番が、あまりにもバレバレな行動ばかりしてるだけ、と後に判明)「ママなら私がどうなっても、すぐにわかる」。オトナになると、それに「コドモがママに対して抱いた夢」っていうラベルを貼るけれど。コドモの頃は、それはただひたすらに「ママだけが使える魔法」というものであったことだなあ(詠嘆調)と当番、愚考するのでございます。そしてムーミントロールが秘密にしている寂しさをすぐに見抜いて、ムーミントロールのためにその寂しさを消してくれるように、と「飛行おに」に願うムーミンママ。他に何でも、本当に何でも願えるのに、ですよ。欲しいだけの宝石もごちそうも手に入るのに、ママが願うのは自分のちいさなぼうやが寂しくなくなること、それだけなんです。そんなママはおとぎ話の中にしかいない妖精のようなものだと思う、現実的な貴方。だってムーミントロール族はそもそもトロールなんですから、そんな風に夢みたいにやさしくあたたかいママがいたっていいじゃないですか。ムーミン型着ぐるみの中にぬくぬく入って首までジッパーをあげて、ママの魔法が効果てきめんだったあの時代にひたってみてください。8歳、9歳、10歳。ちょっと大きくなって、ママの魔法の効果も薄れてきたやんちゃ坊主の時代に帰ってみたい人、あのわくわくする小学生時代の「夏休みの前日(通知表を見せて怒られて、心配事が何もなくなった後のですよ)」に戻ってみたい人は『ムーミン谷の夏まつり』がおすすめです。ムーミンママと息子のムーミントロールが交流するのは、物語の最初の方と最後の方の二箇所くらいしかありません。あとは、いかにも夏休みらしくムーミントロールは親元を離れて冒険に、リゾート地(劇場ww)で留守番中のムーミンママと夫のムーミンパパが普段は見せない夫婦漫才を見せてくれます。実はこの人(トロールだけど)天然ボケなのでは?と思わせるようなママのかわいい行動もたくさん見られるのが『ムーミン谷の夏まつり』の面白いところです。料理は好きだけど、どうやらお掃除は嫌いらしいところも含めて(当番も同じなのでとっても親近感)。ママが子供である自分のためだけに、何かを作ってくれているらしい様子、それをワクワクして待ちながら、でももしかしたら、自分のじゃなくってよその人のために作ってるんじゃないかとあまり期待せずにいようと自分に言い聞かせるムーミントロール。『ムーミン谷の夏まつり』冒頭でムーミンママがムーミントロールのためにひとり木の皮でボートを作っている場面での描写なんですけどね。お料理でも子供服でも、何かを作るのが上手なお母さんを持った子供ならこの場面でのムーミントロールの独白はすごくリアルに感じそうですね。当番も小学生時代、ここは本当に自分そのものだと思って読んでいました。子供の頃、当番の母という人はよく子供服を縫ってくれていたんですね。当番のものだったりもしたけれど、時には大人用のものを縫っていたり、近所のお裁縫が得意じゃないママさんのために、よその子の服を縫ったり、自家用であっても妹のためのものだったりする場合もあったので「母が何か縫ってる=イコール自分のための何かだ!」とすぐに飛びついて後でがっかりしないように様子見をする、っていうのをしていたんですよ、ちびだったころの当番は。ムーミントロールと同じように。夏の間、色々な冒険をした後で家に帰ってきて、そして冒険のしめくくりをしてくれるのも、やっぱりママの役。子供の頃ってそうでしたね。「家に帰るまでが遠足です」って学校の先生は言うけれど、子供にしてみれば、家に帰って、ママに色々話して、ママが「よかったね」と言うまでが遠足ですよ。ムーミントロールが夏の間に出会った様々な新しいともだちが、ひと騒ぎ起こった後で、それぞれに新しい居場所を見つけて『ムーミン谷の夏まつり』という物語は終わるんですがそれに対してママがムーミントロールに言うことばが温かいです。「じぶんの友だちが、それぞれその人にぴったりしたことができるようになるのは、うれしいものでしょ?」11歳、12歳、13歳。夏よりもちょっぴり大きくなって、うんと行動範囲が広くなったけれど、少し長くひとりでいた後はママに温かい飲みものを作ってもらいに居間に降りたくなったそのくらいの年頃に戻りたい人。林間学校があった夏休みの頃よりも、風邪をひいてはママに面倒を見てもらった冬の季節が好きな人は『ムーミン谷の冬』がお薦めです。『ムーミン谷の冬』では、ママは物語の大半を眠ったまま過ごして活躍するのは最後の少しだけです。しかし、それまでムーミントロールがひとりぼっちで冬の世界と格闘した後だからこそ、ママが起きてきてからのちょっとしたお世話が甘ーく効きます。ムーミントロールが何をしても目を覚まさなかったママが、春が近づいてきて、ムーミントロールがちょっとムチャをした挙句風邪をひいて帰ってきた途端に目を覚ますんですね。それで、息子が何かわけのわからないことを言うのを「はいはいはいはい」とか言って聞き流しながら(英語版だとこのあたり、「アイノウアイノウ」とか言うんですかねやっぱり。)看病してやるんです。これは効きます(意味不明)。風邪なんかひいて気が弱って、何かぐじゃぐじゃと訴えた時におかあさんが「はいはいわかったわかった」とか言いながら世話をしてくれるのって、うんと年がいってからでもかなり効きますよね、心に。この『ムーミン谷の冬』にも、ママを描いている挿絵でとてもいいのが二三枚あります。ムーミントロールのために風邪薬(たぶんホットワイン的なものでノンアルコールのもの)を煮てやっているママの後ろ姿と、雪玉をアンダースローで投げるママの姿。この、雪玉を投げるママについては作中で「ママの投げ方はへたくそで、世の中のママがよくやるような投げ方だ」と書かれているのがまた楽しいんです。うんと大きくなってしまって結婚して、夫という大きなコドモのお守りに疲れてしまったら『ムーミンパパの思い出』がいいかもしれません。この作品でのムーミンパパは、まさしく大きなコドモですから。それをパパに気付かせないようにお守りをしているママの姿もこの作品ではコミカルに描かれています。ムーミンママの数ある名セリフのうち、たぶん一番有名であろうものが登場するのも、『ムーミンパパの思い出』です。「あんたたち、なにしてるの。なにかわるいことでもあったの」と、ムーミントロールのママが、台所の戸口から顔をだしていいました。「パパがじぶんの体験談を読んできかせてくれてるの」と、ムーミントロールが説明しました。とくに「じぶんの」というところに力をいれて。「おもしろい?」「とてもおもしろいよ」「よかったわね。ただね、あたしたちのことですけど、パパ、子どもたちにわるい印象をあたえそうなところは、読まないようにしてくださいよ。○○○……としておいてね。たばこ、もってきましょうか」すると、スニフがどなりました。「たばこはのませないでよ。ヘムレンおばさんがいってるよ。たばこをのむと、足がふるえたり、鼻が黄ばんだり、しっぽがはげたりするって」「そんなことはないわよ。パパは一生たばこをのんでるわ。それでもふるえもはげもこないし、鼻だって黄ばみはしません。気持ちのいいものは、なんだっておなかにもいいのよ。」『ムーミンパパの思い出』 小野寺百合子訳当番註:「ヘムレンおばさん」というのはパパの自叙伝に登場するおばさんです。スナフキンのパパ・ヨクサルがたばこを吸うのを止めようとして、このおばさんは足がふるえたりしっぽがはげたりすると言っておどかすんです。ちびのスニフは何でも真に受けやすい子供なので、パパの話をきいているうちにすっかり影響を受けてパパにたばこを吸わせないで、と怒鳴ったわけです。他に、ママが重要な役割を果たす話としては『ムーミン谷の仲間たち』の一篇『目に見えない子』や、先に挙げた『ムーミンパパ海へ行く』、最終巻である『ムーミン谷の十一月』がありますが、これら三篇はそれぞれ別のキャラクターを書くときにあらためて説明しますので、今日のところはこれでおしまいです。さて、ママのことは(いったんは)書き終わったので、次からは別のキャラクターですね。まずはどれから行きましょうか。12サインを順番にしていくか、それとも天体で地球から近い順にするか。それともいっそ、「このキャラクターを先にしてください」というのがあればリクエストに答えて書いていくか。もしも、先に読みたいご贔屓のキャラクターがあったら、コメント欄にてお知らせください。リストに載っていないキャラクターでも対応いたします(小説版に登場するキャラクターだったら、大抵どれでも語るネタはある当番。もっともガフサ夫人や「やまあらし」くらいになるとちょっと語りづらいですが)。やれやれ、こんなに書く予定ではなかったのに一杯書いてしまった。これもぜんぶ、月のせいです。月って身近な分だけ色々詰まってるんですよ。ちょうど「ママ」ってやつが身近な分だけ色々詰まってるのとおんなじで。これで、当番が一番好きなムーミンキャラクターというのがママじゃないってところが驚きですわね。当番がいちばん好きなのは(女性キャラクターでは)フィリフヨンカとトゥーティッキなんですよ。ムーミンママは三番目くらいには好き。三番目に好きなキャラクターでここまで書いたんだから一番好きなキャラクターではどれだけ書きやがるつもりだと思った貴方。ご安心ください。ムーミンママについての記事がここまで長くなったのはひとえにムーミンママが「月」のキャラクターであるがためです。他は、こんなには長くならない筈です。予定です。ええたぶん。計画としては…はい。
2009.11.07
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こんばんは、星見当番です。1時間ちょっと前に、今年の「じっちゃん期」に入りました。まだ、お願い事ひとつもしていません(^^;)。一日ひとつずつ、お願いしていって今度の蟹座の新月のために10個とっておいて、という配分で行くつもりです。寝る前までに、今日の分のお願い事を決めよう。さて。「じっちゃん期感謝企画」についてですが、まだ準備中です(滝汗)。二種類用意するつもりのプレゼントの、片方の制作が間に合わず(今夜やる予定)。今日は片方だけ、お披露目しますね。こちらです。七色のピアス。♪しあわせをもたらすといわれてる~ どこかにひっそりさいて~いる~「七色の」と言われてこの歌を思い出す人は星見当番とほぼ同世代ですね(笑)。石の種類は反時計回りにアメシスト、ロードナイト、レッドアゲート、カーネリアン、グリーンアヴェンチュリン、ブルーレース、ローズクォーツです。もう一種類、出そうと思っているものがあるので明日までお待ち下さい。現在鋭意制作中です。日曜昼間は出かけて、夜に「もうひとつの賞品」と応募要領をお知らせします。
2005.06.18
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ジブリの新作『借りぐらしのアリエッティ』のポスターがいい雰囲気で、久々に当番好みな感じでした。もしかして原作があるのかな、と思って検索してみたところ、『床下の小人たち』なんですね。『床下の小人たち』。五冊あるシリーズの第一巻のようです。日本では岩波少年文庫で読めます。当番が小学生だった頃から売られているロングセラーの童話ですが、実は当番、これ読んだことなかったんでございます。小人ものの童話と言えば、佐藤さとるのコロボックルシリーズにはものすごくハマっていたのにね。検索してみたら、作者はメアリー・ノートン。日本語訳は林容吉。あれっ、メアリー・ノートンと言えば『魔法のベッド』の作者じゃないの。それに林容吉は当番の愛するメアリー・ポピンズシリーズを訳した人。子供の頃に読む気にならなかったのが不思議なくらいの取り合わせです。たぶん、現役小学生だった頃は作者・訳者で本を選ぶということがなかったからかもしれません。書店の児童書コーナーに岩波少年文庫の『床下の小人たち』が、洋書コーナーにペーパーバック版があったので両方買ってみました。原書タイトルは‘The Borrowers(借り暮らしの人たち)’なんですね。ジブリ版のタイトルが『借り暮らしのアリエッティ』というのは、原題に近いんだということが判明しました(アリエッティというのは、作中に登場する小人の少女の名前)。ざっと読んでみての感想。当番、この世界は好きな感じです。イギリスの大きな屋敷の床下に、身長20センチそこそこの小人たちがひっそり住んでいます。彼ら小さな人々は、食料から家具まで生活に必要なもの全てを人間の持ち物から「借りて」まかなってます。ゆえに彼らの名は「借り暮らしの人々(The Borrowers)」。安全ピンや眉毛切りハサミや、そういう小間物が「ある筈」なのにどこかに消えてしまって出てこないのは、借り暮らしの人々のせい。借り暮らしの人々の住処では、安全ピンが門のかんぬきになっていたり、人間の書斎から「借りて」きた切手が絵の代りに壁に貼られていたり、きれいな絵の描かれた葉巻の空箱が子供のベッドになっていたり。物語の中心となる借り暮らしの一家「クロック一家」の住まいは人間の台所の真下なので、人間の水道管にこっそり穴を開けて、温水や冷水まで「借りて」います。このあたりの細かい生活描写がなんとも楽しい!挿絵もあいまって、ちっちゃいもの好きにはたまりません。日本語訳は、かなり昔に出版されたということもあって、少々古めかしいところもあります。muffins and crumpetsを「軽焼きパンとホットケーキ」と訳してあったりするのはご愛嬌。syllabubの訳なんか、「ブドウ酒入りのクリーム菓子」です。まあシラバブはそういう食べ物なんだから間違いではないですけれど。もっとも、当番は『アリス』も『小公女』も『メアリー・ポピンズ』もそういう古めかしい訳で読んできている古い世代の人間ですから、マフィンが軽焼きパンでも気にしません。却ってそういう古いところに郷愁を覚えたりもします。子供の頃はメアリー・ポピンズシリーズの「ショウガパン」だとか「干しブドウ入りの菓子」だとか、小公女の「甘パン」だとか、どんな見た目と味がするものだろうと読んで想像するのが楽しかったもんでございます。軽焼きパンと言えば、村岡花子訳の『赤毛のアン』シリーズでも、マフィンを軽焼きパンと訳してる箇所があったんですよね。どこだったか忘れてしまいましたけど。村岡花子の『アン』ではもっと凄いのもありましてね。『アンの青春』で「ベイクトビーンズ」を「炒り豆」ってね、訳してるんでございますよ。「ベイクトビーンズ」ですよ、奥様。全然「炒り豆」じゃねえええ!まだ「煮豆」と訳した方が近いんじゃないかと思うんですが。(ところでレシピと作り方を見るかぎり、どのベイクトビーンズも煮込むばかりで全然焼かないのに、なんでベイクトビーンズなんでしょう)ベイクトビーンズを炒り豆だなんてご冗談でしょうと思った方は、新潮文庫『アンの青春』(村岡花子訳)の第14章をお読みください。いかん。軽焼きパンの話から赤毛のアンに話が脱線してしまいました。『床下の小人たち』‘The Borrowers’を並行して読んでびっくりしたことがひとつ。小人の一家・クロック家のお父さんはポッド(Pod 豆のサヤ)さんと言うのですが、彼が所謂「大きい人間」をさしてHuman beansと呼ぶんでございます。これはもちろん、Human beings(人類)の言いまつがいですね。初めてそれを見た時、当番「ああっ!」と声をあげてしまいました。『空飛び猫』のルーツはこれか!って。『空飛び猫』というのは『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ル・グィン作の猫童話。原題は‘Catwings’です。日本では村上春樹の訳でシリーズ五冊が出版されています。細密な挿絵がついていて、猫好きにはたまらないとても可愛らしい絵本です。普通の猫の両親から生まれたのになぜか背中に鳥のような翼が生えていて空を飛ぶことができる子猫(野良猫)の四兄妹が、安住の地を求めて大都会の路地裏から飛び立つ、というのが『空飛び猫』の粗筋です。路地裏を脱出した空飛ぶ子猫たちは、田舎の森まで飛んでいって、フクロウよろしく大きな木のウロに隠れ住むようになります。彼ら子猫にとって恐怖である「手」から遠い所を選んだためです。(空飛び猫四兄妹は、都会の路地裏にあるゴミ箱の陰で生まれ育ったため、それまで人間のことは「手」の部分しか見たことがありません)ところが、森に居を定めてからしばらくして、狩に出かけた子が、うっかり「手」と遭遇してしまいます。それで驚いて逃げ帰り、きょうだいにそのことを報告しているときに、こういう会話が出てくるんです。報告を受けた弟猫「いんげんを見たのかい?」同じく兄猫「それを言うならにんげんだろう」ここ、原文ではそれぞれ‘A human bean?’‘A human being’です。『空飛び猫』の巻末に村上春樹の訳者ノートがついていて、この箇所について「そのままでは日本語にできないので、くるしまぎれにこういう訳にしました。豆つながりということで許してください」というようなことが書かれています。(現在、『空飛び猫』が手元になく記憶に頼って書いております。したがって、原文ママではございません。)『空飛び猫』を読んだ時は、いかにも子供らしい(子猫らしい)言いまつがいだなあと思って大変和んだ「いんげん(human bean)」ですが、これの源流がメアリー・ノートンだったとは!ル・グィンは‘The Borrowers’読んでたのかなあ。読んでたのかもな。読んでいなかったとしても、‘The Borrowers’を愛読していた人だったら、‘Catwings’の‘A human bean?’を見てニヤッとしちゃうんだろうな。念のため‘The Borrowers’の初版が何年だったか見てみました。1952年らしいですね。ル・グィンは1929年の生まれだから、‘The Borrowers’が出た時は23歳。なお、メアリー・ノートンは1903年12月10日生まれ(あ、射手座だ)。‘The Borrowers’を出したのは49歳のとき。最初の作品である‘The Magic Bedknob’を出したのが1943年でちょうど40歳のとき。それまでは俳優をしていたようです。童話作家になったのは後半生なんですね。なお、彼女の‘The Magic Bedknob’、邦題『魔法のベッド』シリーズは子供の時の当番の愛読書でございました。‘The Borrowers’の邦訳版『床下の小人たち』(林容吉・訳)では、‘human bean’の箇所を「人間」に「インゲン」とルビを振って表現しています。村上春樹訳の『空飛び猫』と同じ発想ですね。当番は『空飛び猫』を読んだ当時は『床下の小人たち』を知らなかったので、「うん、これは村上春樹に座布団一枚」と思っただけでした。でも、『床下の小人たち』の愛読者が『空飛び猫』を読んだら「いんげんをみたのかい?」の箇所で思わずニヤっとしちゃうんでしょうね。英語版の読者も、日本語版の読者も。ル・グィンは‘The Borrowers’を読んでいたかもしれない。村上春樹は、果たして『床下の小人たち』を読んだことがあったのかどうか?もしも読んでいなかったとして、林容吉と村上春樹、二人の訳者が白紙の状態から、おなじ‘human bean’という言葉に対して「人間・豆→隠元豆→そうだいんげんだ」と同じ思考回路で訳を思いついたとしたら、それも大変面白いことでございます。ともかく‘human bean’の訳で、最初に座布団を進呈するべきなのは林容吉だということがわかっただけでも今回の読書は大収穫でございました。物語自体も楽しめたので、続編読んでみようかなと思っているところです。あとは、ジブリが原作のイメージを壊さないように映画を作ってくれるといいなあと…原作そのままで映画化してくれれば、ラピュタ並みに楽しい作品になると思うんですが。(当番が個人的にベストだと思うジブリ作品はラピュタです。次点でナウシカ。ジブリは古い時代のものの方が好きです。懐古厨ですかそうですか)でも昨今のジブリ作品(原作あり)の改悪っぷりを思うと、とっても不安orz
2010.04.10
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夜中にこんばんは、星見当番です。何か関心を持っているものをブログに書いたり、またそれを書くのに関連本を読み返したりしていると、妙にその「関心があるもの」についての情報や「関心を持っているものの周辺情報」が舞い込んでくることってありますよね。テントでムーミン話をするのにここ一週間集中して小説版を読んでおりました。金曜日の夜、帰宅して夕刊をめくっていたら(当番家の新聞はY売新聞です)毎週金曜夕刊掲載の「奥峰子のガーデンデザイン」の記事が目に止まりました。10月16日金曜日の見出しは「デザイン性高める青」。スウェーデン製のガーデン用装飾品の特集でした。それがムーミンと関係あるのかというと、あるのです。スウェーデンの庭園では庭置き用のベンチやオブジェに青い色のものをよく使うそうなんですが、その庭置き用の装飾品として紹介されている写真に「柱の上に飾られた直径25センチくらいの青い球体」があったんですよ。それは、ただの青いペンキで塗られた球体なんですが、柱といい球体の大きさといい、見た目が『ムーミンパパ海へ行く』や『ムーミン谷の十一月』に出てきた「ムーミンパパの水晶だま」そっくり!ムーミン屋敷の庭には、目の高さくらいの柱の上に青い水晶だま(と訳されてはいますが、水晶=石英に青い色のものはないのでたぶん青いクリスタルガラスか何かなんじゃないかと思います)をのっけた庭飾りが置いてあるのです。ムーミン屋敷の住人はその飾りのことを「パパの水晶だま」と呼びます。庭に水晶(かガラスか)の玉(それもかなり大きい)を飾るなんて不思議な趣味だなあと思っていたんですが、実際に庭に球体を飾るのってあったんですね。記事にではこう書かれていました。「たとえば、ヨーロッパの庭では魔よけの意味を込めたミラーボールのような球体をよく見かけます。(中略)こうした球は、一般に『ウィッチボール』と呼ばれているようですが、『ウィッチスケア(魔女脅し)』という面白い呼び名も聞きました。」水晶やガラスでできたものじゃないのが残念だなあと思いながら見ていたんですが調べてみたらちょうどムーミンシリーズに出てきたのと同じような外見でガラス製の玉(中空の吹きガラス)が載っているタイプも見つけました。英語だとwitch ballよりはgazing glassで検索した方がヒット数が多いみたい。グーグルの画像検索でgazing ballを探してみた結果そうか、これは北欧に限らずヨーロッパの庭にはよくある飾り物だったのか。当番家の庭は猫の額だけど、もしも宝くじにでも当たって、後ろがそのまま森につながっているようなおおきな庭を手に入れられたら、その片隅にムーミン屋敷の庭にあるようなgazing glassを置きたいものです。gazing glass、gazing glass、よし、名前は覚えたぞ。おっと、今夜のメインはgazing glassのことではないんです。こないだの「じゃこうねずみさんの本の話」、あれの続き。講談社文庫版の『たのしいムーミン一家』に出てくる挿絵でじゃこうねずみさんの持っている本のタイトルが英語になっていて、それを見つけた当番は「もしかしてこれは元祖スウェーデン語版ではなく英語翻訳版のムーミン本から持ってきた挿絵じゃないか」と思った。…というのがこないだ書いたこと。で、続きというのは、本日の日記タイトルにした歌の話。これは歌のタイトルです。『たのしいムーミン一家』でそういう歌いだしの歌をスナフキンがハーモニカで吹くんです。「みんなちっちゃな動物は しっぽに弓を持っている…」変な歌詞でしょう。なぜちっちゃな動物がしっぽに弓を持たなきゃいけないのか。でも、『たのしいムーミン一家』にはそう書いてあるんです。この「みんなちっちゃな動物は…」というのと同じ歌と思しきものをスナフキンは『ムーミン谷の彗星』でも『ムーミン谷の夏まつり』でも吹いています。どうやらお気に入りみたいです。ところが、『たのしいムーミン一家』と『ムーミン谷の彗星』『ムーミン谷の夏まつり』では歌詞が違うんです。『たのしいムーミン一家』では「みんなちっちゃな動物はしっぽに弓を持っている」。『ムーミン谷の彗星』では「すべてちっちゃな動物はしっぽにリボンをつけなくちゃ」。『ムーミン谷の夏まつり』でも「すべてちっちゃな動物はしっぽにリボンをつけなくちゃ」。実は『一家』と『彗星』『夏まつり』では訳者が違います。『彗星』と『夏まつり』は下村隆一、『一家』だけは山室静。「みんなちっちゃな動物は」と「すべてちっちゃな動物は」の部分はほぼ同じ、訳者の違いで「みんな」と「すべて」になっているということは納得できます。でも「しっぽに弓」と「しっぽにリボン」の違いは何だ?訳者の違いだけで弓がリボンになるとは思えません。当番、このことにはずっと頭を悩ませておりました。『ムーミン谷の彗星』『たのしいムーミン一家』で書かれているのは歌いだしの部分だけですが、『ムーミン谷の夏まつり』ではちびのミイがこの歌の全体を歌ってくれます。こんな歌です(一部、ミイが替え歌にしてますがたぶん前半は元のままだと思われます)。スナフキンは、あのハーモニカをとりだして、すべてのちっちゃな動物はしっぽにリボンをつけなくちゃという、ムーミントロールの大すきなメロディをふきはじめました。ちびのミイが、すぐに目をさまして、ポケットの中から顔をだすと、「それだったら、わたし知ってるわ!」とさけんで、かぼそくてかんだかい声をだして、うたいだしました。すべてちっちゃな動物はしっぽにリボンをつけなくちゃそう リボンをね しっぽにさ!ヘムルはみんなかざってるかんむりと花輪をね月がしずめば ホムサがおどるミーサもうたおう なかないで!家のまわりの赤いチューリップ朝の光に ゆれているゆっくりきえるよ あかるい夜がミムラはひとりでぼうしをさがす!「あんた、それをどこできいたの。だいたい、そのとおりだけどさ。おどろいた子だなあ」と、スナフキンは、びっくりしていいまいた。「おどろいた子は、あんたのほうよ。それに、あたいはひみつがあるんだもん」と、ちびのミイがいいました。この歌詞を読むと、やっぱり「しっぽにリボン」の方が歌詞として自然に思えます。これが『たのしいムーミン一家』に登場した歌と同じものだとすると、山室静は何でまた「しっぽにリボン」を「しっぽに弓」と訳しちゃったのか。もとの言葉が英語だったということなら、リボンが弓になるのもわからなくはないんです。いわゆる飾りリボンのことも、弓のこともbowって言うから、あ、単なる誤訳だなって。しかし、ムーミンのオリジナルはスウェーデン語です。スウェーデン語でもリボンと弓は同じ綴りだったりするものか??当番はスウェーデン語がわからないので、なんとも言えません。しかし先日、じゃこうねずみさんの本のタイトルが英語になってるのを見つけて、当番、考えたのでございます。もしも山室静が日本語訳の元にしたムーミンがオリジナルのスウェーデン語版じゃなくて英語翻訳版だったとしたら?それだったら、うっかり「しっぽに弓を」と訳してしまってもおかしくは……やっぱりおかしいか。第一に、山室静は北欧文学の研究者・翻訳者なんだから、翻訳作業のときにスウェーデン語で書かれたオリジナルを使わないで英語版で済ますとは思えない。第二に、もしも英語版から訳すにしても「しっぽに弓」か「しっぽにリボン」かで迷って、「弓」の方を選んでしまうってことがありうるか?不自然と思わないのか?プロの翻訳家なんだし、「弓」としたならそれなりの理由がある筈。もしかして、『たのしいムーミン一家』だけは、元のスウェーデン語でも本当に「しっぽに弓を」と書いてあるのかも…しれない。謎は深まるばかり。当番はスウェーデン語を読めないので、とりあえず今度英語版のムーミンを探してこの箇所がどうなっているかをチェックしてみる予定。
2009.10.17
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こんばんは、星見当番です。春分の日に合わせてスタートすると言っておきながら、とうとう三連休の最終日になってしまいました。諸々やっつけまして、やっと作業台を空けました。で、シリーズ発売開始から遅れること九週間、本日3月22日より当番も太陽系儀の組み立てを始めました。進捗メモとして、できた部分からテントに公開していく予定です。作業は週末ごとに行う予定ですが、突発的な用事や当番のグータラによって一時的に作業がストップすることも大いにありえます(^^;)☆\(--;)カメの歩みで参る予定です。どうか気長におつきあいください。さて。今夜の進捗。まずは創刊号を開けて、ついてきたパーツを並べてみました。創刊号に含まれるパーツは、三種類。向かって左の円盤は「ベースプレート」。隣のリングは「調整リング」。調整リングの中に三つある黒いパーツは「足パーツ」です。ベースプレートを単体で。ずっしり重いです。何グラムあるんだろう。後日、キッチンはかりで重さをはかってみようと思います。このパーツだけでこんなに重いんじゃ、完成したら総重量いくつになるのやら。ベースプレートには、ある日の太陽系の天体配置を彫りこんであるんですが、この画像ではよくわかりませんね。なにしろ表面がぴっかぴかにめっきされているので、色んなものが写りこんじゃって困ります。ベースプレート中央部分。ローマ数字で年月日が入っています。 AUGUSTISは8月。MMVIは年号。Mひとつが1000を表します。MMだから2000。VIは6。2006年です。XXIVは日付。Xひとつが10。XXだから20。IVは4。24日。2006年8月24日。これは、国際天文学連合(IAU)決議が行われた日付です。例のあの、冥王星が「惑星」から「準惑星」になったときの日付。この太陽系儀は2006年8月24日・IAU決議時点での太陽系の情報をもとにして設計されています。8つの「惑星」と3つの「準惑星」。 天文学の天体記号と、西洋占星術で使う天体記号は同じものです。この画像では海王星と天王星のマークが見えています。CERESとあるのは、IAU決議で小惑星から準惑星へと扱いが変わったケレスです。ケレスの隣に、丸に十字の記号が見えます。これは島津家の家紋…じゃなくて地球の記号。このベースプレートの模様は、太陽を中心として見た場合、他の天体がどの方角に位置していたかを表しています。だから円盤上には太陽の記号がありません。ところで、西洋占星術の天体配置図=ホロスコープは、地球を中心として描かれています。地球から見たときに、太陽をはじめとする太陽系の天体がどの方角にあったかを見て占うのが西洋占星術です。地球が中心なのでホロスコープには地球の記号がありません。もしも、このベースプレートに描かれているのが西洋占星術のホロスコープだったら地球の記号がない代わりに、ちょうどいま地球が刻まれている位置の180度反対に(地球から見た)太陽の記号が刻まれる筈です。地球中心(ジオセントリック)で見た場合の太陽の位置と、太陽中心(ヘリオセントリック)で見た場合の地球の位置はちょうど正反対の関係になっています。2006年8月24日、地球から見た太陽は西洋占星術で言う「獅子座」の初めの位置(天文学で言う「獅子座」の位置とは違う)にあったはずです。その獅子座の方向に見える太陽まで、たとえば宇宙船で行ってくるっと振り返って地球の方角を見れば、地球は獅子座の反対側、水瓶座の方角に見える。と、こういう関係です。占星術はジオセントリック(地球中心)です。「自分の立脚点≒自分」である地球は、ホロスコープの中のどこにもなくて、そのかわり「地球から見た太陽」を地球の代わりに「≒自分」として占います。(太陽だけではなくて、他の天体も「≒○○な場合の自分」として使うけど)でも、それだけでいいのか?自分が踏んづけて立っている「地球」のこと、自分の本当の「立脚点」も、ホロスコープの中にちゃんと位置づけて考えた方がいいんじゃないか?ってことで、ヘリオセントリックの配置図をジオセントリックの図と併せて使う占い師さんもいます。またはその簡易版で自分が生まれたときの太陽の位置の180度反対側を「自分の地球サイン」として意識してみよう、という占い記事も時々見かけます。太陽サインが射手座だったら地球サインは双子座、といった具合ですな。や、しかし自分の立ち位置を「よその位置から」見てみるのはいいけれど一足飛びに「太陽から見た地球≒自分」っていうのはキツくないかなあ、と当番は思うんですけどね。太陽は確かに地球を含む太陽系の中心だけど、「太陽の位置に立って地球を見る」というのは思考の上では可能でも物理的に難しいわけだし。焦げちゃうし。地球が宇宙の中心であるかのように、空を見上げて「太陽がナニナニ座の方角にある」と語るのは変だ、と言われても、わしら人間、地球の上に住んでるんだからそういう語り方になっちゃうのは仕方がない。そのうち月や火星に住めるようになったら空を見上げて「地球がナニナニ座の方角に見える」と言うようになるだろうけれど、さすがに太陽には引越せない(笑)。…何を言いたいのかわかんなくなってきたので太陽系儀の組み立てに戻ります(^^;)☆\(--;)創刊号の組み立て工程は、たったの2ステップ。5分もかかりませんでした。工具も必要なし。ベースプレートをひっくり返して、裏に穴があいているのを確認。外側の、正三角形に並んでいる穴に「足」をはめ込みます。パチンとはまるまで深く押し込んだ後、ふたたびひっくり返して、ガタガタしないかどうか確認します。ベースプレートに「調整リング」をはめ込みます。指紋をつけないように軍手着用(^^;)。この調整リングには黄道12星座の記号が描かれています。西洋占星術の12サインと記号は同じですが、12サインが30度ずつ均等なのに対してこの調整リングの12星座は実際の星座の大きさの比率に従ってエリアの大小があります。蟹座は少し狭く、獅子座は広め、あ、12星座じゃなくて13星座になってます。蠍座と射手座の間にOPHIUCHUS(へびつかい座)が入ってます。ってこの画像では見えないですね。来週にでも撮りなおしてみます。ここまでで今回の作業はおしまい。実は2号も開封して一部組み立てたのですが、ネジを締める段階でネジ山にぴったり合う小さいプラスドライバーがないのに気付きまして。ドライバーを調達してくるまで、作業は中断です。
2009.03.22
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こんばんは、星見当番です。今夜は新月予報をお届けいたします。日本時間で10月28日のお昼12時38分。太陽と月が蠍座4度24分で出会います。蠍座新月タイムの始まりです。日本以外の地域で新月を迎える方は、上記の時刻に日本と現地との時差をプラスあるいはマイナスして現地時刻に直してください。生まれたときの太陽が蠍座にあった方(いわゆる「蠍座生まれ」の方)や同じく生まれたときの月やドラゴンヘッドが蠍座にあった方は、それ以外の方よりも今回の新月の影響を強く受ける可能性があります。蠍座特有の長所を伸ばす願いごと、または蠍座の短所を克服する願い事に最適です。蠍座に特に天体を持っていない方も、今回は蠍座の支配分野に関する願い事が叶いやすくなっています。年にいちど、蠍座の新月予報だけは全年齢版と成人向け版、二種類の予報を出しています。まずは全年齢版からのお届けです。この記事を公開したらすぐ、成人と成人になろうとしているひと向け版を公開します。今回の新月で叶いやすいお願い、蠍座の支配分野(全年齢向け)は以下のとおりです。蠍座は12サイン中8番目のサインです。偶数番のサインは「自分←世界」、外界にあるものを自分の中へ取り込もうとします。原質(クォリティ)は「固定」。ひとつ前の「活動」サインがはじめた物事を引き継ぎ、安定させるのが固定サインの役目です。元素(エレメント)は「水」、感情や絆を重要視します。「偶数・固定・水」。この三つの要素をすべて持つ願いごとが、今回の新月で叶いやすい願いごとです。つまり、自分の外にあるものを取り込み、受け入れる願い事、何かをしっかりと固めようという願い事。そして感情や絆に関する願い事です。蠍座の支配星は冥王星。不可逆性、つまり「いちど起きてしまったら取り返しのつかないような性質」を持つ変化・変容・死・再生を司る天体とされています。冥王星が発見される前は、火星が蠍座の支配星でした。現在も副支配星とされています。火星は「自己主張」の星。生きるために壁を乗り越えていく戦士の星です。「刃物」「武器」「切り込んでいく力」を象徴する星でもあります。火星も「一度切ったら元には戻せない」という意味では不可逆性にかかわりのある星ですね。火星は牡羊座の支配星でもあります。「奇数(発散)・活動(開始)・火(意志)」のサインである牡羊座では、この火星の力が「新しい世界へ飛び込み自分を押し通そうとする」という形で現れました。「偶数(吸収)・固定(持続)・水(感情)」の蠍座では、火星の切り込む力が「特定の人間関係・自分と他人の心の奥深いところ」へと向かいます。蠍座の大きなテーマは、「自分や他人の感情の中へ深く踏み込んで行くこと」です。一つ前の天秤座(奇数・活動・風)ではわけへだてなく多数の人とお付き合いすることがテーマでした。美と愛の星・金星支配のサインである天秤座では「かたよらないこと」「公平であること」が愛でした。蠍座も、実は愛のサインです。戦いの星・火星(と生死の星・冥王星)支配のサインである蠍座ではむしろ「かたよること」「たったひとつ選びとったものに心血を注ぐこと」が愛。「傾倒する」「没頭する」「偏愛」「ひとりじめ」「心血を注ぐ」「命がけ」などが蠍座のキーワードです。「それのためなら何をどれだけ投げ出しても惜しくない」「それさえあれば何もいらない」というくらい、心血を注ぎ込む大切な関係がありますか?相手が人間とは限りません。仕事かもしれないし、学問かもしれないし、芸術かもしれない。推しへの課金だというひとだって、いるかもしれない。蠍座の新月は「これ」と決めたものに身も心も捧げ尽くそうとする情熱的な人を応援しています。心血を一点に注ぎ込むために必要な力が「集中力」「忍耐力」です。「大事なことだとわかっているのにやり通せない」という方は、蠍座新月に集中力・持久力・忍耐力アップのお願いをしましょう。望みが叶うまで、他のことを我慢できる強さ。全力を尽くして頑張れるスタミナ。他のものに目を向けず、ひたすらひとつのものを見つめ続けられる一途さ。これらを強化するお願いに蠍座新月は最適です。蠍座は水の固定サインです。固定サインはひとつ前の活動サインが始めたことを引き継いで固める役をつとめます。蠍座が直接的に受け継ぎ、固めるのは風の活動サインである天秤座の「他人と共に生きていく」というテーマです。それと同時に蠍座は、遠い夏のサイン・水の活動サインである蟹座のテーマ「安心できる相手との絆を育てる」も引き継いでいます。天秤座のステージが「出会い・求婚から婚約・結婚式まで」だとすると、蠍座は「実際の結婚生活」です。選んだパートナーと深く関わって行く中で責任が生まれ、踏み込み、また踏み込まれて互いに変容していく過程を蠍座は象徴しています。蠍座には「排他的な愛情」という意味もあります。「ひとりじめ」「やきもち」「支配欲」「他人を自分の思い通りに操りたがる気持ち」といった少々ネガティブなキーワードも持っています。これは蠍座が「悪い」「怖い」サインだということではありません。蠍座はそのように選びとったものへの集中をテーマとして持っていますよ、ということです。蠍座の支配星・冥王星は「究極の集中力」を意味する天体です。副支配星の火星は「断ち切る力」を意味します。これはつまり「ちゃんと集中しようと思ったら対象を絞り込んで、それ以外のものを切り捨てなければならない」ということです。(このあたりについては、後篇の「オトナの蠍座予報」で詳しく書きましょう。全年齢版の段階では、「蠍座にはとても強い絞り込みの力があるよ!蠍座新月には絞り込み系の願い事が向いているよ!」ということがわかっていればじゅうぶんです)「目標を絞り込んでほかのことは見ない系」以外の蠍座テーマもご説明しましょう。蠍座と180度反対に位置するサインは地の固定サイン・牡牛座です。牡牛座のテーマは「物理空間への着地」、「自分の体・自分の財産を把握すること」「五感の発達」でした。蠍座も牡牛座と同じく「根を下ろす」「しっかり掴む」がテーマです。しかし蠍座は牡牛座と違って水のサインです。蠍座が根を下ろす先は「相手との(感情的な)関係の中」、しっかり掴むものは「相手の体とその欲求」、そして「相手の財産」です。自分のふところにあるもの、自分のお金を扱うことは牡牛座の管轄です。しかし他人のふところの中身、他人のお金を扱うことは蠍座の管轄です。「他人のお金を扱うこと」というところから「金融関係」も蠍座の支配下にあります。銀行員・保険業・株式の売買なども蠍座支配です。これらの職業には、すべて「信頼」「信用」が大切です。自分のふところの中を見せる相手、自分のお財布を預けるひとは、よほど信頼できる、秘密を守れるひとでなくては困ってしまいますね。守秘義務のある職業、信用調査の調査員なども蠍座管轄です。蠍座新月は、これらの職業を目指す方、または現在これらの職にある方のビジネス運アップ祈願に向いています。それから、負債(借金)も蠍座管轄。各種のローン・奨学金・遺産も含まれます。借金と奨学金と遺産が同じカテゴリというのは奇妙に思われるかもしれませんが、どれも「ある一定の約束のもとに、本来他人のものであるお金を使わせてもらう」という一点が共通しています。税金も蠍座管轄です。これから奨学金を狙う方、ローンを組む方、また、現在返済中の負債がある方は蠍座新月の力添えを願ってみてください。よい条件で契約を結べるように、とか無理のない支払計画を立ててそれが無事に遂行できるように、とか。それから、「クレジットカード」も蠍座の管轄です。「クレジット credit」というのは「信頼」のこと。日本語では「信用貸し」と言います。お金を借りて、借りたお金を元手に商売をして、利益をあげる。その利益から、借りたお金に利息をつけて期日までに返済することができる。「あなたはそれだけのお金を稼ぎ、きちんとお金を返して、われわれ貸主を利息で儲けさせてくれる力がある。そういう『信用』がある。だから我々はあなたにお金を貸してあげましょう」というのが「信用貸し」。その信用のあかしが「クレジットカード」。蠍座新月には、クレジットカードに関する願いごとをするのも一案です。誠実第一に、しかし無理をし過ぎることなく。健全で計画的な利用ができますように。大きなことを言ってしまえば、蠍座のテーマである「他人と深く関わること」も、「遺産の相続や、他人からお金を借りること」も、また「信頼」というテーマも皆「自分だけの力ではなく、他人の力によって生かされるということ」につながります。この、「自分だけの力で生きてるんじゃない」ということを骨身に沁みてわかるために、蠍座で「愛と血とお金」に深くはまり込むという経験がクローズアップされるわけです。(これは蠍座のひとがそういうことに巻き込まれやすいよ、という話ではなくて、そういうどっぷりハマる状況になったときには誰もが蠍座の世界をちょっぴり経験しているんだよ、という話です)蠍座は「踏み込むサイン」であると同時に「受け継ぐサイン」でもあります。相手の領域(物質・精神の両面)に深く根を下ろし、踏み込むことで「相手が貯めてきた力・財産」を引き受け、守っていくことも蠍座のテーマです。「お金とセットで相手の心を託される」「先祖の遺志を継ぐ」「遺産をもらう」「贈与や寄付を受ける」ことなど。お金を「託される」側の問題も、また「託す」側の問題も、両方とも蠍座新月にお願いすることができます。相続や財産分与の問題でトラブルがある方(あるいは今後トラブルが予想される方)、蠍座新月にお願いしてみてください。蠍座のテーマには、「裏方になって、他人を主役に立てる」というものがあります。自分は表舞台に出ない代わりに、自分が見込んだ相手に対して、表舞台に立つのを全面的に支援すること。タニマチ、パトロン、キングメーカー、プロデューサー。「このひとの力になってあげたい」「このひとが輝けるように応援したい」という気持ちは蠍座が支配しています。自分の思いが、相手の支えになるような応援・手助けをしたい。大事な人が困っているとき、力になれるような人になりたい。いざというとき、大切な人に頼ってもらえる自分になりたい。そんなお願い事を、蠍座新月は歓迎します。蠍座には「人を見る目」「隠されたものを見抜く」というテーマもあります。自分が大事に守ってきたものを他人に預けるには、預けたものを大事にしてくれる相手かどうかを見極めなくてはなりません。上っ面の美辞麗句に惑わされず、その奥に隠された本音を見抜こうとしなくてはなりません。ここから「心理学」や「洞察力」「推理力」といったテーマも出てきます。心理学系に進みたい方、ミステリ作家などを目指す方の成功祈願にも今回の新月はお薦めです。「相手の心を見抜き、つかむ」「深く踏み込む」ということから「カリスマ的な魅力」というのも蠍座の支配分野に入っています。人をひきつける魅力がほしいという方は蠍座新月にお願いしてみましょう。「相手と心の深い部分を共有する」ということから、「秘密を守る」「親友・ソウルメイトを得る」といった意味も蠍座にはあります。大切な人を裏切らない、大切な人の秘密をばらさない、大切な人にウソをつかない。これらは蠍座の重要なテーマです。支配星冥王星の影響で、蠍座は「絶体絶命の危機」「後戻りできないこと」「避けて通れないものと直面する」というテーマも持っています。「ピンチをチャンスに変える」という意味や「逆転復活」という意味もあります。どんな危機にあっても切り抜ける力がほしいという方、危機管理に強くなりたい方は蠍座新月がチャンスです。そもそもあんまり危険に遭いたくない方は「警戒心強化」「判断力アップ」のお願いをどうぞ。支配星である冥王星や火星が暴走すると、「破壊的な衝動」「全部リセットしたい」「攻撃的な気持ち」「恨み」「嫉妬」「排他性」などが表に出てくることがあります。相手の内面に深く踏み込みすぎ、とても残酷なかたちで相手を傷つけたり、あるいは傷つけられたりといったこと。相手を自分の影響下にとじこめて操ること(または操られること)などが、蠍座力の暴走です。たとえばストーキング(つきまとい行為)などです。自分の思うようにならない相手、自分から離れていくように見える相手を逆恨みする、ということもここに含まれます。そして、「視野狭窄」。ひとりのひと、ひとつの問題に心奪われて思いつめるあまりに、周りが一切見えなくなってしまうこと。ゼロか百か、やるかやられるか、生きるか死ぬかまで行ってしまう極限シロクロ思考。こういったものも蠍座のネガティブ面です。くりかえしますが、これは「蠍座のひとにはそういう問題がある」という意味ではありません。「視野狭窄になるとき、生きるか死ぬかの極端な状態に追い詰められているときは、ひとはみんなちょっとだけ蠍座」なのです。視野狭窄については、この後公開するおとなの蠍座新月予報でも説明しますね。おとなだけではなく、思いつめているこどものひとも、ぜひどうぞ。蠍座新月に、取り返しのつかないこれらの事態が起こらないよう、無闇に何かを壊したがったり傷つけたがったりする衝動がやわらぐようにと願うこともできます。蠍座の集中力を、「過去を忘れて(許して)生まれ変わる」ことにも使えます。何か断ち切りたい過去がある方は、「再出発したい」と新月に願うこともOKです。ただし、リセットを願う前に一呼吸置いて、自分はどういう未来を望んでいるのかよくよく考えてからにしてくださいね。最後に、蠍座が支配する体の部位についてです。こちらについては「普段パンツ(下着の)で隠れる部分は蠍座支配」と覚えてください。つまり、外性器・内性器・排泄器官。平ったく言えば、子供を作ることに関係のある部分と、おしっことうんちを出す部分。これらの部位に発生する病気も蠍座支配です。痔、膀胱炎、直腸がん、前立腺がんに子宮がん。子宮筋腫や卵巣膿腫をはじめとする各種婦人病、男性のED、女性のPMSなどが蠍座の支配する病気です。蠍座新月のときには、これらの症状の緩和や治癒を願うのに適しています。
2019.10.20
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こんばんは、星見当番です。今夜は占いクラスタおとなの自由研究会についてお知らせします。11月になりました。発表会本番は11月30日です。6名の発表者+エキシビション枠1名、合わせて7名の発表概要をご紹介します。発表概要・プロフィールはすべて、発表者自身に書いていただいたものです。自分の発表する内容を自分で簡潔にまとめることも、占いクラスタおとなの自由研究会の課題のひとつです。(発表者名は敬称略)発表者:fuka タイトル「おすすめタロット本3選」タロットカードと解説本があれば、タロット占いはすぐに始めることができます。しかし解説本も多種多様。いろんな本を読むのも楽しいものですが、今回は私がおすすめの3冊を紹介します。これからタロットを始める方、独学で力をつけたい方の参考になれば嬉しいです。fuka プロフィールタロット歴約3年。某タロット講座の同窓生と一緒に、練習会、メール鑑定、イベント出展など不定期に活動中。Twitter:@fukatarot発表者:waka タイトル「12星座のつながりとストーリー」「12星座占い」って、自分の星座くらいしか見ませんよね?でも、それぞれのつながり・ストーリーがわかると覚えやすいし面白い。自分以外の星座との対比で、自分の星座を理解するにも役立ちます。それぞれの星座の繋がりと流れを知って、日常に役立てるヒントを持ち帰ってください。waka プロフィール東京都在住の「星読み愛好家」。太陽蠍座、月牡牛座。水瓶座の夫、獅子座の息子と3人暮らし。冥王星蠍座世代。2018年頃から占星術の沼にはまり、ブログとTwitterアカウントを開設。気まぐれに発信中。ブログ「星にまつわるよしなしごと」https://ameblo.jp/waka10waka/Twitterアカウント @Suzuwaka5発表者:羽川くるみ タイトル「太陽と月で読む あなたのオモテとウラの顔」(架空講座のPR)西洋占星術をやってみたい!と思う人のために、架空の講座を作りました。太陽と月という本人の自覚・無自覚の部分を、西洋占星術を学ぶ楽しさとあわせて伝えたい。発表会では講座の見どころをPRします。羽川くるみ プロフィール「迷ったらワクワクする方へ」を胸に、幼少から興味のあった占いの世界へ。西洋占星術をはじめ、タロットカード・算命学・クレアボヤンスも。神道・陰陽道からも考え方を学ぶことで、誰かの「道」を照らしていきたいと考える。「色と星の錬金術」公式プラクティショナー。太陽うお座・月かに座発表者:フタバ ハノン タイトル「調べてみました! 月の満ち欠けと人の暮らし」月の満ち欠けのサイクルと、人の日常はリンクしているのか、そうでもないのか?月のサイクル3周分(=89日間)積み上げたデータを基に、色々な切り口で分析します。現在、以下を発表予定。・体調を崩しやすい時・病気が重くなりやすい時・交通事故の多い時・地震が起きやすい時 などフタバ ハノン プロフィール星座からギリシャ神話へ、そこから西洋占星術に興味を持ち、思えばもう半世紀近く。力量次第で、自由な深度と角度で読めるホロスコープは、自己理解への扉そのものだと日々感じています。読む力を育てるのは、積み重ねる人生経験以外にはないと考えて、たいていのことは食わず嫌いしないのがモットー。発表者:暁 タイトル:『ジャニーズグループをメンバーの太陽星座で見る』 発表概要:西洋占星術において、人の性質や行動パターンは12星座で分類されます。知名度が高いジャニーズのグループを題材にして、構成メンバーの太陽星座同士の関係性や分布のバランスで、そのグループの傾向を考察します。取り上げるのはSMAP、V6、TOKIO、嵐、関ジャニ∞の5グループ。暁 プロフィール「あかつき」と読みます。西洋占星術歴約7年、インプットは好きなのですがアウトプットが苦手で、鍛えようと今回自由研究発表に参加。太陽乙女座、月双子座、天秤座に天体多め。気づけば20年くらいV6のファンです。占い講座のレポートなどを載せたブログを書いていますので、ぜひ読みにきて下さい。ほしよみ練習帳:http://starworkbook.blog.jp/発表者:Ricky タイトル「アストロ短歌を1ヶ月間詠んでみた。」「ハウスとサインがごっちゃになる」「ハウスとサイン、天体の意味はなんとなく分かるけど言葉にできない」そんな悩みをかかえる占星術初心者のRickyが1ヶ月間アストロ短歌を詠んで思ったことや推しポイントなどを熱く語ります。自作シートのオマケつきだよ!Ricky プロフィール青森県出身(太陽天秤/月双子/Asc蠍)。 受付や大手食品メーカー勤務を経て医療系国家資格を取得。 震災後より西洋占星術と易など東洋占術の独学を開始。 引っ越しを期に単発講座に参加し始め今に至る。 YouTubeでタロット動画配信中。 TwitterID:@Ricky20181128趣味は和裁と刀剣乱舞(審神者Lv187)エキシビ枠発表者:甘夏弦 タイトル「推しプレゼン診断チャートをつくろう!」タロットでも西洋占星術でも取り扱う「四元素」、火・土・風・水の性質を元に診断チャートの作成方法を解説します。占いの知識がない方でも、四元素ごとの文章当てはめるだけで作成出来ます。推しに限らず好みの傾向も分かるかも。勉強中の方には、四元素の違いを文章化する練習としてお使いください。ぜひ、自分だけの診断チャートを作って遊んでみてください。甘夏弦 プロフィール乙女座アラフォー占い師。インナーチャイルドカード・西洋占星術・アロマ占星術を中心にセッションします。 太陽水星木星土星乙女の11ハウサー・月牡牛。乙亥生まれ牽牛星3つの全中殺。インナーチャイルドカード公式プラクティショナー。興味を惹かれるタイトルがあったらぜひ、観覧をお申込みください。2019年11月4日現在の残席は13、まだまだ余裕がございます。開催日:2019年11月30日時間:13:00~16:00(12:50に入場開始)会場:新宿ふれあい会議室※※観覧申込してくださった方のみ、メールにて会場の詳細をお知らせします観覧料:3000円(当日、会場にて現金でお支払いください)募集人数:最大24名(11月4日現在の残席は13)申込先:kaori.stargazer@gmail.com(観覧申込者のお名前、緊急連絡用の電話番号をお書き添えください)観覧のご案内記事はこちら↓観覧者募集「占いクラスタおとなの自由研究会」11/30@新宿
2019.11.04
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