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夜中に目が覚めました(・・?(トイレとかじゃ無いよ(-_-;ゞ)。まだ眠かったのですが、何で起きたのかな…と考えているとひとつ思い当たるところがありました。実は先日も夜中に起きた時(トイレとかじゃ…)、ふと窓の外を見て見るとオリオン座が出ていたんです。そういえばもうオリオン座も見れる時季になっているんだ…と思ったと同時に今年お初のオリオン座を写してみたいと思ったのですが、ここで屋根に上がると目が冴えて眠れなくなるのでは…と、翌朝の仕事のことを考えてその時は寝ておりました。そんなところに体がオリオン座の事を気にしていて今回夜中に起こしたのではないかな…と。管理人は特に旅行先での日の出の時など、写したいとは思ってもハンドルを握らなくてはならないので無理をせずに日の出のシーンは諦めて寝ていたとしても、その時間になると体が勝手に起きることがあるんです。結果出先の景色と日の出が写せていい記念にはなりますが、迷惑と言えばありがた迷惑な体でもあります。なので今回も寝たとしてもまた後日夜中に起きる(起こされる)可能性が考えられ、でもここで写しておけばもう起こされることも無いかな…と、服を着て屋根に上がってみました。↑ザックリ写して下りて来るつもりでしたのでG7Xの星空夜景モードでパシャリ。今季初のオリオン座とその周りの星々です(今回の写真は全て無補正)。↑ちょうどオリオンの近くに月が出ていたので、-1と1/3の露出補正をしてもう1枚。ちょっと暗過ぎたかな。↑ちなみにこんな感じで星は出ていて、現在であればそこに火星と木星も入って賑やかな星空になっています(月はあと2~3日でこの画角から外れます)。↑北の空では北斗七星が立っていました。↑これも-2/3露出補正して写し直し。春先の夜に頭の真上に見る北斗七星は小さく見えますが、地平線から立ち上がった北斗七星は大きく立派に見えるものですね(錯覚ですが)。↑星が昇って来る東の空を見るともう春の星座が昇っていました♪。雪の積もる冬を通り越してこのまま来年の春に早くやってきてもらいたいところです(-.-)。↑皆様にもなじみのある12星座だけ入れてみました。ちなみに星占いで使う星座では、かに座としし座とおとめ座の3つが春の星座となっています。一通り写した時の時間は4時10分。せっかく屋根に上がったし当分雨も降って来る様子も無かったので、G7Xをそのまま屋根に置いてきてタイムラプスにて2時間写してみました。↑4時10分と言えば今ころならちとょうど空が白み始めるころ。そこから星が見えなくなる6時過ぎまで2時間写してあります。タイムラプスは1時間写しても6秒の動画にしかなりませんので、0.5倍速にして都合25秒の動画にしてあります。クリック→ 秋の朝焼け ←クリック今回は星を写すというよりは朝焼けで色が変わり行くところを写してみたかったのですが、当日に限っては思ったほど赤く焼けてくれませんでした。この後もっと焼けていたのかな?。ちなみにカメラを残して屋根から下りてきてまた寝ていたのですが、タイムラプスの終わる6時10分頃にまた目が覚めました(-_-;)。ホントありがた迷惑な管理人の体です。
2024/09/25
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皆様もテレビなどで見聞きしていたと思いますが、先日の17日は今年度の中秋の名月でした。星見人的には月があるとその強い光により星の光をかき消してしまうので月が出ていない時に星空を写しているのですが、でも月は月で観測すると面白しやっぱり中秋の名月は特別なので写したくなってしまいます。これもテレビでは良くアナウンスされていたのでご存じの方もいるかと思いますが、今月の満月は実は翌日の18日でした。これは日本古来の暦である月の満ち欠けより月日を決めていた太陰暦と、現在使われている地球が太陽の周りを1周することで月日を決める(多分)太陽暦の間で差異が発生する為なのですが(中秋の名月と満月が重なるタイミングはザックリ1/4)、それでも中秋の名月という響きは印象も強いので写真を写してみたいと思ってしまいます。17日は夕方までは晴れっ♪。お月様もきれいに見えていて、こりゃ夕方にススキと一緒に写したら面白いかな…と妄想しているとハイ残業~(-_-;)。シフトでは早く帰れるようにしていたのですが同僚の都合で管理人が残り番になりました(-.-)。実はひとつ心配事があり、当日は天気は良かったものの湿度もあり、こんな時って日没とともに雲が湧いてくることがあるんですよね。それを心配していたら案の定仕事が終わった19時半過ぎ外に出ると雲も広がっていて、駐車場から月を写すにも雲の向こうに隠れてしまいました(-_-)。…まぁ満月は明日なので明日月が写せればいいか(-.-)。そして翌日。夜に空を見上げれば雲の中にまん丸お月様があるって感じ。雲がかかっていない月が写せるかどうか微妙でしたが、せっかくなので晴れることを祈って撮影の準備をしました。↑準備が終わった頃には月も出てきたり陰ったり。雲の流れを見て風上から雲の切れ間が来ることを読みながらシャッターを切ってました。↑そして今回一番良く写せたものがこのカット。ついにスッキリと晴れた瞬間はありませんでした。しかしこれだけを見るとまるで月食のようですね。↑上の写真をトリミングで大きくして画像を補正してみました。これを見ると当日は結構大気の状態は良かったようです。それだけに雲のない月を写したかったところ。月のネタとしては来月の満月の、10月17日がスーパームーンとなります。スーパームーンったってただの満月なのですが、それでもその年で一番地球に近い満月(欠けている状態であればもっと近づくこともあります)ともなれば写してみたくなるもの。今度は望遠鏡で写してみようかな、その頃には防寒着を着ながら写すことになると思いますが。
2024/09/19
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仕事が終わって外に出ると月が出ていました。しかしめっきりと暗くなる時間が早くなりましたね。お星様的には夏なら天の川を写す場合は21時を過ぎないと空がまだ明るくてシャッターを開けないのですが、今ころであれば20時前には撮影を始められるので早く写せて早く帰れるのでうれしいところに、でもどうしてもその後にやって来る雪の心配も始まってしまいます(-_-;)。実際に雪が降るにはまだ2か月ありますが、それでも雪の心配をしてしまうのは雪国の宿命なのでしょうね。管理人も今から頭が痛いです。↑車の横に三脚を立ててD780に150-500mmを着けて、その500mmにてパシャリ。まだ高度も低くはありませんでしたが、大気が汚れているのかそれでも月が赤く写りました(実際にも色の濃い月でした)。↑RAWデータをホワイトバランスを調整して月の色を整え、なるべく大きく表示できるようにトリミングしてみました。管理人が望遠レンズで月を写す場合は、ピントや露出やシャッター速度などは全てマニュアルにして写しているのですが、ピントを合わせる為にライブビューの画面を拡大すると常に月がフワフワと揺れていました。また、三脚での固定撮影では月がどんどん左から右へ移動して行くので2~3枚写したら月を中心に持ってきて、また2~3カット写して月を真ん中に持ってきて…と写していました。やっぱり望遠鏡で月を写したいところですが、今日の大気の様子ではわざわざ望遠鏡を立ててもいい結果は得られそうもありません。こんな時は望遠レンズは手軽に写せて良いですね♪。
2024/09/09
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先日、台風一過の天の川を写しに行ったところに雲が出ていてバシっとした天の川を写すことが出来なかったので、後日改めて写しに行ってました。当日は昼から晴れてきて、天気予報では夜は快晴の模様。雲の流れを見ると夕方にひと雨があって、22時以降に急速に晴れてくると読めましたが、別の天気予報では晴れとも出ていたのでまずは曇りも覚悟で山奥へ向かいました。その道中でルームミラーにはきれいな夕焼けが見えていたので、今回も地元で写せば無難な天の川が写せそうでしたが、やっぱりどうせ写すのならきれいな天の川を写したいですからね、後ろ髪を引かれる思いでしたが山奥へ向かいました。↑現場に来てみると道路は濡れているし空は写真のように曇り。でもこれは一応想定内。現地に着いたのは19時前で、当日は良く晴れていたとしても撮影が出来るのは20時から(それまでは夕日の影響が出る)。まずは椅子を出して静かな中で曇り空をボケ~っと眺めていました。↑しばらくすると空の一部が晴れていたようですので、コンデジのG7Xの星空夜景モードで写してみると案の定この地ならではのきれいな星が見えていました。これから晴れてくるという妄想はモノノミゴトに当たりそうです♪。↑晴れのところは徐々に広がっていって、19時半を過ぎた辺りで北極星も見えてきたので、まだ全体的に曇っていた中で赤道儀を組み始めました(G7X)。今回は気合を入れてD780とD500の2台で星空を写そうと準備をして、雨上りなのでレンズが曇る可能性もあったのでレンズヒーターも巻いてフル装備で晴れを待ちました。↑20時を回った頃についに空が晴れました\(-o-)/(G7X+画像補正)。天の川の見え方は先日よりは霞んでいるようでしたが、これからさらに晴れると期待して2台のカメラでの撮影を始めました。↑今回はD780では15mmで天の川を広く狙ってみました(無補正)。↑空の状態を見比べる為に先日写していた写真も今一度載せてみます(D780)。撮影データは2枚ともD780+15mmで、ISO2500・絞り2.8→3.5・露出2分で写してあります(2枚とも無補正)。上の今回の写真の方が全体的に白っぽいですが、薄くモヤが掛かっていてたようです。先日のように雲が無かっただけにちょっと残念。↑D500には18-50mmを付けて、その50mm(75mm相当)で天の川中心部を大きく狙ってみました。写真的にはもうちょっと右側へずらした方が良いようです。結構星が写っていますが画像補正の結果で、実際は全体的に雲がかかっていました。↑それも10分後には雲の中に埋もれてしまいました(D500+画像補正)。↑その時のD780での写真(無補正)。また曇ることも想定内でしたので、ひとまず撮影は止めて晴れを待ちました。↑ちなみにその時は北東の空は晴れていました(G7X)。ただし今回はとにかく天の川を写すことを想定していたので、画角をズラさないようにレンズはこちら側へは向けませんでした。今から思えば少し反省(-.-)。↑シャッキラとは晴れませんでしたが、また天の川が見えてきたので一眼カメラでの撮影を始めました(G7X)。↑肉眼で見ていた空は明るい星が判る程度でしたが、空が暗い為か写真だと天の川がちゃんと写っていました。この場での星空の環境の良さを改めて認識しました(D780・無補正)。↑D500では画角を調整して写しましたが、これも画像補正の結果であり原版では雲がかかっていてモヤっと写っています。こりゃまたまた改めて写しに来ないとダメですな。↑結局21時ころにまた曇って来て、天気予報ではこれからが快晴の予報でしたが腹も減ってきたし翌日は朝から仕事だったのでこれにて撤収。晴れた空での写し直しに行ったつもりが跳ね返されてしまいました(-.-)。現場では椅子に座っていると涼しくて防寒着を1枚羽織りました。下界に戻ってくればエアコンも使いましたが、山には速足で秋が来てるようです。尚、道具を仕舞いながら空を見上げると星がいっぱい出ていました(^^#)。ん~、無難な空で確実に星空を写すか、ここ一発に賭けて写せるかどうかわからない山奥へ行くか、答えを出すにはまだ時間がかかりそうです。
2024/09/05
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先日写していた今年初めての天の川の写真を救済してみました。写真の世界には比較明(ひかくめい)処理という画像処理法があります。例えばこちらは先日写していた地元の小さな花火ですが↓↑こんな写真と↑こんな写真と↑この写真を3枚重ねて、比較明という処理をすると↓↑こんな写真に仕上げることが出来ます。↑さらにトリミングと画像補正をするとこりゃ立派な花火ですね^^;。比較明とは複数の写真の中から"明るいところ"だけを抜き出して重ねてゆく手法のようです、多分。なので上の写真では、街…じゃなかった、町明かりや花火の明るいところだけが重なって上の写真のような合成写真として出来上がります。最近では特に花火の写真ではこの手法は常套手段のようで、花火の写真を載せられているSNSなどではこりゃ比較明だな…と思しき写真を多々見かけるようになっていますが、管理人個人としてはこのやり方は好きくないんです。理由は実際には見えていなかった景色だから。比較明も立派な画像処理法なのでどんどん使えばいいのでしょうが、管理人は肉眼で見れた景色に拘っているところがあります。まぁ花火の写真だって肉眼ではこんなに↑長い線を引いた花火は見ることはできませんけどね(^^ゞ。そんなところにひとつ思うところがありました。それは先日はせっかくきれいな大気の下に天の川を写していたところに雲がどんどん流れてきていた訳ですが、それらの写真に比較明処理を使ったら雲を消し去ることが出来るのではないかな…と。↑先日は雲が流れてきていたことは判っていましたが、何枚も写せばその中で1枚くらいは雲のない写真が写せるのでは…と30枚くらい同じ画角で写していて、その中でこの写真が一番天の川が写っていました。ですがちょうど真ん中辺に雲が乗っかっていますし、天の川が一番濃いところにも少し雲がかかっています。まずはこの写真を基本として、何枚も写していた写真の中でこの写真では雲に隠れている部分が晴れている写真を比較明にして重ねてみました。↑一緒に写していた写真の1枚ですが、この写真では上の写真で真ん中に雲がかかっている部分が開いて写っています。↑また、これは天の川はほとんど雲に隠れていますが、今回の写真の中では天の川の濃いところが一番良く写っていたもの。こんな感じで天の川の雲に隠れている部分を補うように写真を選んで6枚重ねてみたら…↓↑こんな写真になりました♪(比較明以外の画像処理はしていません)。おぉっ、結構イケるんじゃね^^。左下には取り切れない雲が残っていますし右側に少し違和感を感じますが、例えば他の方がこの手法で雲の中の天の川を処理して黙ってこの写真を載せれば、管理人も当日はこんな空の条件だったのかなと納得して見てしまいそうです。ふと思い立って比較明処理のひとつの使い方を見つけましたが(既に知れ渡っている手法かも知れませんが)、でもこの写真はひとつの例として、やっぱり雲の無い星空の下で天の川は写したいところです。
2024/09/03
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今ころになって今年初めて赤道儀を持って天の川を写しに行ってきました。今年は6月に一応星空も写していましたが、それはホタルと星を写すべく三脚で写していたもの。それ以降も晴れた日は当然ありましたが、天体観測会が入っていたり月明かりがあったりで、結局今の今まで赤道儀を使って星空を写すことが無かったんです。そこにきて台風の被害に遭われた方には申し訳ないのですが、台風が来ると風で大気が洗われるのか過ぎ去った後にきれいな星空が見れる場合があります。当地へは今回の台風も温帯低気圧になって今日は結構な雨を降らしていますが、昨日は台風から微妙に離れている所特有の天気で朝から晴れで、さらに雲の隙間から出てきた太陽からは強い日差しが当たり、ここからも大気がきれいなことが想像できたので、ではまだ明るいうちから準備を始めて天の川を写してみることにしました。まずは雲の流れを見て晴れが期待できる地元で無難に写すか、それとも山の天気になるので急変もありますが、晴れれば第一級の天の川が写せる山奥へ曇りも覚悟で行ってみようかと葛藤し、結局無難よりはより良い結果を選んで山奥へ行くことにしました。まだ薄明るい山奥へ行ってみると、いつもなら誰もいないはずの駐車場に車が5~6台停まっていました。ナンバーは確認しませんでしたが、お盆休みの時期など夏にまとまった休みがある時は都会の方が車内泊をする場合もあるのですが、それ以外の日でこんなに車が止まっていたことは初めてです。車内に人がいるかどうかは判りませんでしたが、万が一車内で寝ていたら大きな音を出しては申し訳ないと、気を使いながら準備を始めました。↑空は一部は晴れていましたが全体的に雲が出ていたので、まずはドアを5~6回開け閉めして(←気を使いました)三脚にコンデジのG7Xを載せて、その星空夜景モードで星空の確認をしてみました(+2/3露出補正)。すると雲の無いところは透明度の高い星が見えていました♪。※今回載せる写真は全て画像補正はしていない写したままの画像です。↑天の川の出ている南の空は雲が広がっていましたが、写してみるとその隙間から天の川が光って写りました。やっぱりここの天の川は平場とは次元が違います。無理をしてここに来てよかった~^^。↑しかし今回は天体アルアル(望遠鏡で見ていたところが曇ってきたので別の晴れている所へ向けると、そっちが曇って今まで見ていたところがまた晴れて来る…みたいな)も思いっきり喰らってしましました(-_-;)。赤道儀を設置するに北極星が必要なのですが、上の写真で判りますかね、木の上あたりに北極星が出ているはずなのですが全然雲が動かず、そのすぐ右上には澄み切った星空が写っています。もう少しだけ雲が動いてくれればいいものを…(-_-;)。↑空の一部は雲も取れ晴れ渡りましたが、北極星方向の雲は相変わらず動く様子は無し。↑コンデジのG7Xでもこれだけの天の川が写せるので、早く一眼カメラでも写してみたいもの。↑赤道儀を立てて30分くらいすると、北の空の雲も取れ始めてきました。↑さらに10分待ってついに北極星が出てきました\(-o-)/。ここで北極星を使って極軸を合わせるという設定をして、いよいよ一眼カメラで撮影開始ですっ。※ここまでの7枚は全てG7Xと三脚で写していたもの。↑…なんだけど、赤道儀の設定を済ませたら今度は肝心の天の川のところに雲が湧いてきました(-_-#)。この、天体アルアルは本当に皆さんにも現場にいて見てもらいたかったくらい計ったように曇り出しました。※この写真を含め以下の8枚はD780と15-30の15mmにて、絞りf=2.8→3.5・ISO2500で120秒で写したもの。↑まだ晴れていた北極星方面を写してみました。写真の右側では天の川がまるで絹のように写っています。この天の川を晴れの中で写せていたら…(-.-)。↑4~5枚も写しているとついに晴れ間がここだけになってしまいました。さらに何か顔が冷たいと思っていたら雨が降ってきました。降りは急いで片付けるほどでもありませんでしたが、現場の天気は山の天気になるので急にザーっと降ってくる可能性もあります。せっかく赤道儀を組んだのにろくに天の川も写せないで赤道儀を仕舞っては悔しいので(-_-)、赤道儀に傘を差しながら(←管理人は濡れています)しばらく様子を見ていました。↑すると雲も取れてきて天の川が出てきました\(-o-)/。まだ雲が残っていましたが、晴れ間を待っていてまた雨になってもアレなのでここぞとばかりシャッターを切りました。↑そしたらまた雲が出てきました(-.-)。全く山の天気は読めません。これだったら無理をせずに晴れが期待できた地元で写していた方が良かったかなぁ…。↑でも雲の隙間から見えていた天の川は相変わらず輝いて見えていました。↑再び雲も消えかかりましたが、でもちょうど天の川の上に雲が居座るんですね。これも天体アルアルです。↑是が非でも天の川を写そうと意地になって雲が出ていても同じ構図でシャッターを切り続け、30枚近く写した中で一番天の川が良く写っていたものを今回の成果として載せておきます。無補正でこれだけ天の川が写せるので、やっぱりここまで来て良かったところ。↑23時に近くなってまた雲が張り出してきました。その中でレンズを30mmにして隙間から見えていた天の川を写しましたが、やっぱりここの天の川は管理人の行動範囲の中では一番の見え方です。ここでもうひと粘りすればまた晴れてきそうな気配はありましたが、明日(今日の事ね)も朝からお仕事なので(-.-)これにて撤収してきました。現場の気温は24度でしたが雨で濡れたせいもあり涼しくて、我慢も出来ましたが車には1年中防寒着を積んであるので、せっかくなので今年初で着て気持ちよく星を見ていました。今は時期的にちょうど新月前後ですし、今日は雨としても明日・明後日にでも晴れが見込めたらまた写しに行ってみたいところです。↑一眼カメラでは一度シャッターを開くと2分間カメラに触れないので流れてきた雲も写ってしまいますが、コンデジでは晴れている所へ気軽にレンズを向けて20秒程度で写してくれるので、今回写してきた総数150枚程度の中でG7Xで写していたこのカットが一番イメージに近い天の川として写せていたようです(-.-)。
2024/09/02
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めっきり朝晩の陽が短くなってきた9月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。↑まずは5日の夕方の西の空の低い所で、細~い月と明るい金星が接近します(18時50分の図)。金星は-4等級で晴れていれば夕焼けの中でも容易に見つけられると思いますが、月は月齢2と非常に細いですので夕焼けの中に溶け込んでしまうかもしれません。ですが月齢2の細い月はそう見れるものでもありませんので、当日は金星を目印に月を見つけてみて下さい。↑17日は今年度の中秋の名月です(19時の図)。今年の中秋の名月は左側が微妙に欠けている月になり、満月は翌15日になります。しかしお月見はやっぱり中秋の名月の夜にしたいもの。当日はぜひ月を見上げてみてください。↑また、同17日は月と土星が接近します(19時の図)。その接近も上の図のように月1個分以下の結構近い接近となり、日本からは見れませんが太平洋上では月が土星を隠す現象となります。↑23日には月と土星が接近します(22時30分の図)。結構離れている接近となりますが、当日は月の近くに明るい星があれば、それがあの輪のある土星と想像しながらご覧になって下さい。↑26日の深夜(25日の夕ご飯を食べた後)には月と火星が接近します(26日の1時30分の図)。23日の月と土星の接近よりは近いですが、それでも結構離れている接近となります。ただし火星は1等級の赤く明るい星として見れますので、こちらもその赤さを確認してみてください。月の大きさですが、3日が新月(夜空に月が出ない日)、11日が上弦の月(これから満月になる半月)、18日が満月で、25日は下弦の月(これから細くなってゆく半月)になります。昼はまだまだ暑い日が続きますが、9月の夜はグンっと冷えることもありますので、念のため羽織るものを1枚用意して秋の夜長の星空を見上げてみてください。
2024/09/02
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先日、管理人の望遠鏡のシュミットカセグレンの補正板を取り外して裏側を拭いていたのですが、その後に光軸もちゃんと合わせていたつもりのところに今さらにネットで光軸の調整法を調べてみると、どうやらもうひと行程施してさらに追い詰めて調整する方法があるようでした。先日光軸を調整後に見てみたベガはゾクっとするくらい良く見えていたのですが、その光軸を更に煮詰められると知ってしまうとそれが気になって気になって仕方が無くなってしまいました^^;。そんなところに昨日はお休み♪でもあり夕方にはきれいな夕焼けも見れていたので、では今一度望遠鏡の調整をするべく山へ上がってみました。↑まだ薄明るい時間に山へ来てみると、西の空はモノノミゴトに雲一つ無い(ちょっと写っているけど)空が広がっていました。↑反対側の東の空には満月前の明るい月が出ており、雲も出ていましたがその雲はこっちに来ないはず。なのでまだ残っていた夕焼けの明かりの中で望遠鏡を組み始めました。しかし普段は真っ暗な中で手探りで望遠鏡を組んでいるのですが(早く眼を暗さに慣れさせるため)、明るい中では望遠鏡の組みやすいこと組みやすいこと♪。早く組み上げられた分極軸(赤道儀を北極星に合わせる事)は時間をかけてシビアに合わせました。しばらく望遠鏡を外気温に馴染ませてから光軸の調整開始。…なんだけど、ベガを見てもやっぱりゾクっとするほどよく見えていました。今回調整しようと思っていた事は補正板を1mm~2mmの範囲でずらしたり回転させるというものでしたが、偶然でしょうがそれらが不要なくらい補正板の位置が合っていたようです。重箱の隅をつつけばもう少し詰められそうでしたが、せっかくきれいに見えているものを管理人如きが手を加えたことにより今よりも見え方が悪くなってしまうことも考えられるので、触らぬ神のナントカでそれ以上の調整はしないことにしました。さて、せっかく望遠鏡を組んだので最近は夕方から見ることができるようになった土星を写してみました。ただしまだ土星の高度も低く、さらに風も強かったのでまずはスマホでのお手軽撮影をしてみました。何枚か写してみましたが強い風により望遠鏡が揺れてビシっとした土星が写せませんでしたので、土星がブレてもそれなりに写せる動画で録ってみることにしました。↑いつものようにニコンさんのサイトに15秒の動画を上げてみました。C-8望遠鏡にNLV9mm(220倍:当日の空の状態では過剰倍率)を着けて、ピンチアウトでさらに大きくしています。また、スマホで録ったままの一切無補正ですが、撮影時に露出を-3.0暗くしてあります。クリック→ スマホ録った土星の動画 ←クリック実際に望遠鏡で土星を見た時に近いイメージだと思います。土星がフワフワとしているところはシーイング(大気の揺れ)の影響になり、土星がユラユラするところが風の影響で望遠鏡が揺れていることによります。写真であれば土星の揺れは像のブレに繋がりますが、動画では土星が揺れていてもそれなりに見ることができます。ちなみに今年は土星の輪が非常に細く写っていますが、来年には地球から見て輪が水平になり、輪の見えない土星や線のように細い輪として見ることが出来ます。この後に高く昇っていた月をカメラで写すつもりでいましたが、さっきまで晴れていた空に急に雲が張り出してきました。それも普段であれば西の空から雲が流れてくるはずのところに東の空から雲が沸いてきましたので、台風の影響があったものと思われます。土星も月を写した後でさらに高度が高くなった時にカメラで写す予定でいたところにこの様子では写せそうもありませんでしたのでこれにて撤収してきましたが、光軸を(とりあえず)これ以上触ることが無いということを確認できたことは精神衛生的にも収穫でした。現場に到着した当初は蒸していたこともあり望遠鏡を組んでいると汗ばむほどでしたが、その後に椅子に座って星を見ていると汗で湿っていた下着もあり強い風に肌寒ささえ感じました。昼はまだ暑い日が続くようですが、虫の音と共に新潟にはキッチリと秋の足音が近づいてきています。
2024/08/19
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先日、天体観測会のお手伝いをしている時、夜露でレンズが曇ってないか確認したところ真っ白になっていました(゜o゜)。ある程度白くなっても観測は出来るのですが、でも曇りは無い方が参加者さんにはさらにきれいに星を見てもらえるのでティッシュで拭いてみると(←本当は絶対にやってはダメです)曇りが取れない(・・?。レンズを指で触ってみても(←本当は絶対にやってはダメです)曇りが取れる様子は無し。…補正板の裏が曇っていました(-_-;)。管理人の望遠鏡はシュミット・カセグレン望遠鏡と呼ばれているもので、筒先に補正板というガラスがはめられているんです。補正板は表側はすぐ拭けるもののビスで止められているので裏側を拭くには六角レンチを使わなくてはならず、更に一度補正板を外すと着けた後に光軸調整というこれまた面倒な作業が必要になります。なのでそうしょっちゅう外すものではないのですが、実は補正板の裏にカビ(-_-)が付いていたことは認識していて、そろそろきれいにしたいなとは思っていました。前回いつきれいにしていたか調べてみると2020年にきれいにしていた模様。前回は思い立った時に補正板を外していたようで、今回も発作的にきれいにすることにしました。↑これが4年経った補正板の汚れ具合。望遠鏡のケース(手作りの茶箱^^;)にはタンス用の除湿剤を入れていますが、その程度ではカビは防げませんね。ちなみに青く2本映っている蛍光灯の真ん中の汚れが指でレンズに触った跡です。↑今回は赤道儀に望遠鏡を載せて補正板が落ちないように上向きにしてから、補正板押さえを1/16六角レンチを使って6本のネジを回して外してゆきました(しかし補正板がキタナいですね(-_-;))。↑これが補正板押さえです。久しぶりに外したので軽く固着していました。↑補正板押さえはプラスチック製で結構細く、万が一折ってしまったら面倒なことになりますので取り扱いには注意が必要です。補正板押さえを外したらアルコールで拭きました。↑そして(良いか悪いかわかりませんが)補正板押さえが付いていたところもアルコールで拭き上げました。↑そして補正板を外しますが、補正板の外周に3片(この望遠鏡の場合)ほど小さなコルクの緩衝材?が挟まっていますので、コルク片も無くさないように注意して補正板を外します。ちなみに今回は補正板がガッチリと固着していて外すのに時間がかかりました。スルっと外れて落下して割れるよりはいいでしょうが、無理に引きはがそうとして割れても大変ですし、バコっと外した時に反動で飛んで行ってしまうことも考えられます。今回はプラスチック片をレンズと筐体の隙間に入れて隙間を広げようとしてみたり(良いか悪いかわかりませんが)、補正板の中央に付いている副鏡を結構強く引っ張ってやっと外しましたが、その為か副鏡がカタカタと動くようになってしまいました(-_-;)。望遠鏡を大事にされる方はショップさんのメンテナンスに出した方が良いかもしれません。補正板のクリーニングは万が一でも割らないように細心の気を使って拭いていたので写真は撮りませんでしたが、カメラレンズ用のクリーナーを遠慮なく何枚も使ってきれいにして、最後にレンズも拭けるファイバークロス製の布で拭き上げました(それで良いか悪いかわかりませんが)。また、望遠鏡のパーツでは一番大事な主鏡のカビもひどく、これもついでに拭いてからファイバークロスの布でさらに拭き上げました。ただし本来であれば主鏡には自分では触りたくないところです。↑きれいにした後はコルク片を忘れずに3カ所に戻してから補正板を付けました。↑一番上の写真と比べるとえらい違いですね^^;。本来は外した時の補正板の位置も合わせて元に戻さなくてはならないらしいのですが、この望遠鏡は前にカタカタと動いていた副鏡を瞬間接着剤でくっ付けてしまっていたので(多分やってはいけないことだと思います)、位置合わせも適当に戻しています。さて、この後にちゃんときれいに星が見えるか調整しなくてはならないのがシュミットカセグレン望遠鏡。その調整は副鏡を3つのネジを回して実際に星を見ながら調整して行くのですが、ユックリジックリと調整しなくてはならず観測会の前にちょちょっと合わせる…という訳にもいかないので、曇り空の下を晴れへの一抹の望みにすがって山へ上がってみました。↑現場に着いた時は空はドン曇り(-_-;)。写真では山の上が晴れていますが、本来であればここが晴れていればその晴れ間がこちらに向かってくるのですが、現在接近している台風の影響でそれが通じないようで、ここだけがずーっと晴れている状態でした。↑ただ、雲の流れ予報から一瞬雲が薄くなるかもと期待は持っていて、1時間くらいするとモノノミゴトに一部から晴れ出してきました♪。こんな時はまたすぐ曇ることがあり、せっかく赤道儀を組んでもすぐ曇ったら悲しいのでしばらく様子を見ていたら晴れはこれから広がってきそう♪。ここで望遠鏡を組んで現在頭の真上で光っていること座のベガ(おり姫)を使って調整を始めました。結局は30分だけ晴れていて、その30分ギリギリで調整が終わって、メンテナンスする前よりもさらに良く見えるところまで調整が出来ました(と思っています)。本当は調整が終わった望遠鏡でのんびりと自分の時間で星を見たかったのですが、またドン曇りになり星を楽しめないまま望遠鏡を片付けてきました。でもこれで次の天体観測会が楽しみにもなりました、きれいなレンズでも汚れたままのレンズでも参加者さんは気付かれませんけどね。↑これは現場にてどこまで晴れているか確認のためにコンデジのG7Xで写していたものですが、家に帰ってきてこの画像を見ていたところ右下に写っている看板が気になり大きくしてみたら…↓↑…だそうです(-_-;)。現場は真っ暗なのでこんな看板が立っているとは判りませんでした。どうりで、お盆時期は結構キャンパーがいるところに誰もいなくてラッキーと思っていたのですけどね。ひょっとして危なかったのかなぁ…。
2024/08/16
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先日の話になりますが、2024年は12日の夜がピークと予想されていたペルセウス流星群の観測に行ってきました。今回のペルセウス流星群や12月のふたご座流星群や1月のしぶんぎ座流星群の、3大流星群と呼ばれているその夜は星見人にとっては言わば年に3回くるワールドカップのようなもの^^;。県内の天気が悪ければ近隣の他県さんまで遠征してでも見てみたいものになります。今年のペルセウス流星群はピークと予想されていた12日の23時には流れ星観測の大敵でもある月(月さんゴメンナサイ)も沈み、真っ暗な夜空で流星群が観測できるという理想的な空が期待できました。がっ、そんなときに限って台風が接近するんですよね(-.-)。幸い当初予想されていた新潟への直撃は免れましたが、でも台風の時はその周辺でも雲が多くなることがあるのでその心配はしておりました。そして朝からカメラや望遠鏡用のバッテリーの充電もして、準備万端でまだ明るいうちに山に上がってみました。↑らっ、曇りっ(^^#)。いかにも台風の雲らしい厚く低い雲が立ち込めていました(-_-;)。でも一応これは想定内。天気予報では雨か鈍曇りでしたが、雲の流れからワンチャンスあるのではと予想してしばらく様子を見ることにしました(今回の写真は全てコンデジのG7X)。↑しばらく様子を見ていると月が雲の向こうに透けてきて、わずかな雲の隙間(切れ間)から春の星のアルクトゥルスも一瞬見えました。でもこれ以上良くなる気配は無く、さらに霧も出てきたのでこの場所はあきらめて、他の観測場所として考えていた別の山へ移動することにしました。↑その山へ上がってみると、ペルセウス座の方向の東の空に星が見えていました。この調子で晴れてくれたらここからなら観測は出来そうです♪。↑…なんだけど、ここでもしばらく様子を見ていたら厚い雲が張り出してきました(-_-)。この時の時間は22時。今回の本観測は23時~翌2時くらいまでと想定していたので、再度晴れ間を探して移動することにしました。↑そしてさらに40分移動して田んぼ地帯へ来てみました。ここは管理人の家付近とは天気も別で、地元が曇っていても晴れている場合もある所。現場に着いた当初はご覧のように曇りでしたが、この後雲も薄くなる公算がありましたので椅子を出してここに居座ることにしました。↑現場から西方向は大きな町がありますので町明かりも伸びていますが、右側に写っている山がその明かりを遮ってくれるので空の暗さ的には結構いい所になります。↑ここでは12時過ぎまで粘りましたがその間に肉眼では星の1つも見ることができませんでした。雲の流れ予想ではここでもワンチャンありましたが、やはり台風の時の雲の動きは予想が難しいですね。結局は県内を車で移動しただけで流れ星は1つも見れませんでしたが、田んぼの中では夜風が気持ちよく、気をつけないと寝落ちするくらい静かで良い時間が過ごせたことが唯一の救いか。地元で観測を粘っていた仲間からも星は見れなかったと聞いたので今回は清くあきらめることが出来ましたが、これが地元なら実は星が見れていたのなら目も当てられなくなるところでした。
2024/08/14
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夏休みに入り、子供たちを含めた多くの方の眼が夜空に向かうであろう8月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。8月の天体的なイベントと言えば何と言ってもお盆前後にやって来るペルセウス流星群でしょうか。今年のピーク予想時間などを文末に書こうと思いますが、その前にそれ以外の面白そうな天体イベントを紹介します。↑6日の日の入り後の西の空では、細い月と明るい金星が接近します(19時20分の図)。今回は月の大きさの7~8倍程度の特に近い接近ではありませんが、月が月齢1.7となかなか見ることが出来ない非常に細い月ですので、金星を目印にその細い月を探してみて下さい。↑10日にはおとめ座の1等星のスピカが月に隠される現象があります(20時25分の図)。まず新潟時間の20時25分ころに月の夜の部分にスピカが入り↓↑同20時42分頃に月の昼間のところからスピカが出てきます(20時42分の図)。この前後の時間でも月の近くに明るい星があるように見ることが出来ますし、双眼鏡をお持ちであれば月を見ていれば、明るい星がすーっと月に隠されて、その17分後くらいにまたすーっと出てくるところが面白く見れるものと思います。↑15日には火星と木星が大接近します(1時25分の図)。まず、8月10日くらいからでも深夜の1時を過ぎた東の空に明るい星が2つ並んでいるところを見ることが出来、それらが日を追うごとに近づいて行って15日(14日の夕ご飯を食べた後の夜)に一番接近して、また日を追うごとに離れてゆきますが、8月20日くらいまでであれば2つの明るい星が2つ並んでいるように見ることが出来ると思います。↑28日の深夜(27日の夕ご飯を食べた後)には、東の空から月と火星と木星の3つの天体が三角形に並んで昇ってきます(0時30分の図)。3つとも明るい星ですので、これも面白く見れるものと思います。月の大きさですが、4日が新月(夜空に月が出ない日)、13日は上弦の月(これから満月に向かう半月)、20日が満月で、26日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)になります。さて、冒頭でも紹介していたペルセウス座流星群ですが、今年のピークは12日の23時ころと予想されています。12日は上弦前の明るい月が出ていますがそれも22時10分過ぎには沈みますので、それ以降は月明かりのない流れ星を見るには理想的な観測条件となります。ペルセウス流星群は1時間辺り最大で50コ程度の流れ星が流れると言われていますが、それは空全体を流れてゆく数を示していますので、1人で星空を眺めていた場合は1時間辺り10~15個程度見れる可能性があります。流れ星とは非常に暗いものですので、空に町明かりなどがあると途端に見れる数も少なくなります。その為になるべく山の上など暗い所で夜空を見上げて頂きたいところですが、ここは安全を第一に星空を見上げて頂ければと思います。尚、今のところピークは12日の23時と予想は出ていますが、近年はその精度も上がってきているとは言うもののあくまでも予想であり、実際に結果として予想日の前日がピークだったということも起きていますので、10日ころから15日くらいまでは夜空を見上げて頂けると流れ星か見れる機会が増えると思います。また、18日にははくちょう座流星群があります。これは1時間辺り10個程度(空全体で)と小規模の流星群ですが、明るい流れ星(火球)が見れる流星群としても知られています。当日は深夜まで満月前の明るい月が出ていますので条件としては良くはありませんが、こちらにも注目されてみて下さい。この時季の昼は熱中症も気を付けるくらい暑くなりますが、夜は思いがけず涼しくなる場合もありますので、念のため長袖を用意されて夏休みの夜空を楽しまれてください。
2024/08/04
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一応天体関係のネタをメインとしている当ブログですが、普段は訪問者さんも少ないところに(-.-)夏休みや流星群などの天体的なイベントがある時は、こんなブログでもありがたいことにアクセス数が上がるんです。最近もカメラによる星空の撮影法を書いていたページに多くのアクセスを頂いているのですが、でもそのページは10年以上前に書いていたものであり、現在ではカメラの使い方も変わっていますし描写の性能も良くなっていますので、イマドキのカメラでの星空撮影法を書いてみようと思います。↑まず、カメラとレンズは必須として、三脚も用意してください。星空は最低でも1秒以上の露出を掛けて写すもので、手持ちでパシャリ…と写せる物ではありません。地面にタオルを敷いてそこにカメラを置いて写すという荒業もありますが(←管理人は緊急でこれで写す場合があります)、ここでは三脚を使ったやり方で進めさせていただきます。また、フードもあれば極力着けて下さい。フードは周りの街灯などの光を遮断してくれますし、ほんの少しですがレンズが曇ることも防いでくれます。さらにカメラ本体のシャッターに直接触れずにシャッターを切ることの出来るレリーズもあれば用意してください。これも無い場合は緊急でセルフタイマーを使って写すやり方もありますが(←これも管理人は実際に使うことがあります)、ここではレリーズも使う前提で説明させて頂きます。他には28mmよりももっと広い超広角レンズとか、f値が2.8よりも小さい明るいレンズとか、レンズの曇り防止のヒーター(←夜間の撮影では結構曇るものです)とか、ご用意した方が良いものはいくつかありますが、これもここでは現在お持ちの機材で一番手軽に写す方法で説明したいと思います。↑機材の設定ですが、原則として天体撮影ではカメラのオート機能は全てOFFが理想です。例えばAモード(露出優先モード)では星空が暗かったり明るく写り過ぎたりしますし、オートフォーカスも星ではピントを合わせられない場合が多いです(最新のカメラでは星でもピントが合うらしいですが、多分)。出来ればホワイトバランスも太陽光か3850度辺りで写したいところですが、最近のカメラではWBはオートでも星空の色で写ってくれるようです。ここでは撮影モードはM(マニュアル)にして、オートフォーカスはOFFでISOもオートに設定している場合は手動で1600か3200辺りに合わせて下さい。↑管理人が使っているニコンのD500の情報パネルですが、「6」の撮影モードはM(マニュアル)・「7」のシャッター速度は20秒・「8」の絞りは着けてあるレンズでの開放の3.5・「9」のISOは3200に設定してあります。これも絞りは開放から1段くらい絞った方が星がクッキリと写せるなどの小技はあるのですが、絞るということは暗くなって星も写りづらくなるので、まずは開放で試されると良いかと思います。↑レンズは明るい単焦点の24mmよりも広いレンズが理想ですが、あればそれらを使ってもらえばいいですが、これは今お持ちのレンズを使ってもらえばいいと思います(ここでは18-200mm高倍率ズームレンズを着けています)。まずはお持ちのレンズでの一番広く写せる側(上の写真では18mm=27mm相当)に合わせて下さい。↑ピントですが、やはり星で合わせることが一番正確ですので、レンズを上に向けて明るい星を導入して、ライブビューを使ってその星を最大まで拡大して、その星が一番小さくなるように手動でピントリングを操作して合わせます。現在の一部のカメラにはモニターを動かせるチルトタイプやバリアングルタイプが付いているので、それらを使えば頭の真上の星でもピントが合わせやすいですが、もしもモニターが固定で星でピントを合わせることが難しければ、撮影現場から見えるなるべく遠い光(街灯など)をライブビューに導入して、それで手動でピントを合わせた後にレンズを空に向けるようにして下さい。最新の機種によっては明るい星ならライブビューのモニター上に映るのでそれで画角を調整すればいいですが、もしもモニターでは星が判らなかったりモニター画面を見ることが辛い画角の場合は、慣れるとノールックで合わせても結構思った画角で写せるようになるものです。以上で準備は終わりで、これでカメラをブラさないようにレリーズでシャッターを押してもらうことになりますが、ISOや露出時間は空の明るさに大きく左右されます。例えば山奥での星空のように本当に真っ暗なところであればISOを3200にして20秒露出を掛けても星空が明るく写る(白けて写る)こともありませんが、星が見えていたとしても街明かりの影響があると、ISO800・露出時間10秒程度にしないと星空が白っぽく写る場合があります。これはデジタルは何枚写してもタダですので、試行錯誤で写してみてその場所での良い撮影条件を出してみて下さい。ちなみに露出時間ですが、星とはゆ~っくりですが地球の自転により移動しており、三脚で5秒で写した星でもモニターで大きく拡大して見るとわずかながら伸びていることが判るほどです。レンズの焦点距離が短ければ(広角側)その伸びは少ないですし、南の空を写す場合は移動量が大きくなるとか条件はありますが、28mm程度のレンズの場合で20秒以下であれば星の動きの量の少ない星座の形が良く判る写真として写せるはずです。ですのでまずは露出時間を20秒を上限としてISOで星の写りを調整してみると良いかと思います(絞りは開放で)。↑写した直後にモニターで確認して「12」のヒストグラムを表示させて、その山が左側へ1/4~1/3(写真ではほぼ1/4)くらいに寄るようにISOなりシャッター速度なりを調整してみて下さい。これで空が暗ければ天の川も写せると思います。↑ちなみにこの写真は星の動きを追いかけてくれる赤道儀こそ使っていますが、写しているレンズは今回説明に使っている18-200mmの俗に言う高倍率ズームレンズです(18mm=27mm相当・無補正)。↑さらに18-200の200mm(300mm相当)で赤道儀を使ってアンドロメダ星雲も写してみました。さすがに星雲の写真は何十秒で写せる物ではありませんが、でも高倍率ズームレンズは画質は二の次と言われることもありますが、それでもこの程度であれば写せますので、星空用にお高いレンズを買う前にまずはお持ちのレンズで試してみて下さいね。このブログを書こうと思ってからずーっと梅雨により空が晴れなくて星空の写真を写せていませんが、いずれ今回の説明書き通りに星空を写してみてブログに載せてみたいと思います、多分。
2024/07/26
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実はこのブログは天体関係のネタをメインとしているハズなのですが、そういえば前回星空の写真を載せていたのは何時だったかな…と調べてみたら、先月の14日に蛍と一緒に星を写していたものが最後でした。ってことはザックリ1か月以上天体を写していなかったということになります。梅雨に入っていたということもありますが、その間にも天体観測会で星は見ていたものの観測会で人に星の説明をした後では自分の時間で星を眺める気分も消えてしまう事もまた事実。だからという訳でもありませんが、久さぁ~しぶりに月を写してみました。↑朝から雨の降る中で夕方にはきれいな夕焼けが見えていたのでこれから晴れるかな…と山へ上がってみましたが、雨は降らねどなかなか雲も取れず(-_-)。でもこれまた久しぶりに山へ上がったので平地よりは涼しい風の中でしばらくぼけぇ~っとしていると、東の雲の切れ間から月が出てきました。↑当日の月は満月。普段なら管理人は満月は望遠レンズで写すのですが(望遠鏡を使えよ(-_-;))、久しぶりなので少し面倒をして双眼鏡を使って写してみました(写したまま)。三脚に双眼鏡を載せて、コンデジのG7Xをその見口に手持ちで付けてズームで月の大きさを調整して、-2/3露出補正をしてPモードで写しています。↑上の写真をトリミングで大きくして画像補正してみました。細部を見ると望遠レンズと一眼カメラで写した方がきれいに写せるようですが、望遠レンズは遠くのものを大きく写すことが仕事ですので良く写せてシカリのところに、双眼鏡とコンデジでもこれだけ写せるのは写していて面白いものです。この日(7月21日)が満月ということはこれから月も欠けて細くなってゆきますので、月明かりのない星空が見れるということになります。梅雨も明けそうですしそろそろ星空撮影にでも出かけてみようかなぁ(願望)。
2024/07/23
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月末には夏休みも始まる7月の、望遠鏡や双眼鏡が無くても楽しめる天体イベント情報です。今月は七夕が天体的な1番の話題でしょうが、実は月が土星を隠す派手なイベントもあります。↑まずは七夕の翌日の8日の夕方の西の空で、超細い月と水星が並びます(20時10分の図)。このころの夕方はまだ明るいので薄明るい中での現象となり肉眼では見辛いかもしれませんが、水星は0等級で夕焼けの中でポツンと光っているものと思いますし、細い月はよくよく見ないと判らないかもしれませんが月齢1.2となり、なかなか見ることの出来ない細い月になりますので、8日は水星を頼りに月を探してみて下さい。↑11日の深夜には木星とおうし座の1等星のアルデバランが接近します(3時の図)。木星は-2等級と明るく、アルデバランも赤っぽい1等星ですので2つの明るい星が並んでいるところは面白く見れるものと思います。また、おうし座のアルデバランは上の図のように「V」の字を右側に倒した「>」のように並んでいるヒアデスという星団に中にあり、そこにさらに木星も入っていつもとは違う形の「>」として見れそうです。↑16日には火星と天王星が接近します(2時10分の図)。火星は1等級ですが天王星は6等級なので直接見るには双眼鏡以上が必要ですが、接近の近さとしては当日にすぐ左側に出ているすばる(プレアデス星団)の大きさの中に入ってしまうくらいの近さですので、当日は天王星も見れるものとして火星を見てみて下さい。↑24日には月と土星が接近します(0時の図:23日の夕ご飯を食べた後の0時)。特に近い接近でもありませんが土星は1等級と明るく、月と並んでいるところは面白く見れるものと思います。↑さらに翌25日の朝方に月が土星を隠す土星食が起こります(6時26分の図)。月は肉眼でも判ると思いますが、土星を見るには望遠鏡が必要になると思います。ですが珍しい現象ですので、25日の朝にこんなことが起きているとお知り起き頂けるとありがたいです。尚、土星は6時28分に月の裏に隠れて、7時26分に月の夜側から出て来るようです。月の大きさですが、6日が新月(夜空に月が出ない日)、14日は上弦の月(これから満月になる半月)、21日が満月で、28日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)になります。流星群ですが、7月も終わりの30日にみずがめ座δ流星群とやぎ座α流星群の2つの流星群がピークを迎えます。どちらも1時間辺り最大で10コ程度の小規模の流星群ですが、それも2つ重なれば流れ星を見れるチャンスはあると思います。当日は月も出ていないので流れ星を見る条件としては良く、さらに夏休みの時期は不思議と流れ星が良く見れるものですので安全なところで夏の星空を楽しまれてください。
2024/07/02
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夕方きれいな夕日が見れそうでしたので屋根に上がって写してみました。実は先日も赤くてきれいな夕日が出ていたのですが、あまりにもきれいでそれが山に沈むまでずーっと見ていてしまい、写すことが出来ず後になってやっぱり写していればよかったと反省していたんです。今日はその時よりも赤さは弱かったですが、それでもきれいに沈むところが見れる"ハズ"でした。↑D780に150-500mm望遠ズームレンズを着けて、その500mmで早速写してみました(太陽を直視することは大変危険ですのでライブビューを使っています)。↑どんどん沈みゆく太陽を写していると、アラっ(・・?。↑え゛っ(-_-;)。↑屋根に上がったばかりの時は太陽の強い光で判らなかったのですが、写真で写してみたら太陽が沈む所にちょうど建物の屋上の手すりがありました。移動範囲に制限のある屋根からではどこから写しても手すりを外すことが出来ませんでした(-.-)。よりによって今日そこに沈まなくても…(-.-)。↑でも太陽の前に何か映っているところも面白いので一緒に写してみました(トリミングしています)。…なのですが電柱(新幹線の電線塔)にピントが合ってしまいました。↑急いでマニュアルにて太陽にピントを合わせましたがあまり変化はないですね^^;。↑これはライブビューでも見えていたのですが、緑色を強調してみたら矢印付近に緑色が写っているのが判るでしょうか。太陽が水平線に沈む瞬間に緑色の光が見れる事があるのですが(グリーンフラッシュ)、まだ太陽の高度も高いためにそれだとは思いませんが、でもこの高さで緑色が見れたということはこの時海岸に行くことが出来ればグリーンフラッシュが写せたのカモ知れません。グリーンフラッシュはいつかシャッキラと写してみたい対象の一つです。↑太陽が沈んだので、まだ薄明るい中の月を写してみました。↑トリミングで大きくしてみました。夜の月のようにバックが黒いのは画像処理によるもので、実際はまだ青空っぽい中で写しています。ピントを合わせる為にライブビューの拡大像で見ていた時にはまだ暖かさの残る大気の為に結構ユラユラとしていたので、ISOを400まで上げて1/500秒と速めのシャッターで切ってみました。その甲斐あってかやっとそれなりの像で写せましたが、これだけ写るのなら望遠鏡で写したくなってきました(仕事の関係で今日は手元に望遠鏡は無く…(-.-))。
2024/06/14
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先日にホタルを写していた後に暑い日が続いていたので、そろそろ飛び始めているかな…と、再び管理人的蛍ポイントに行ってみました。↑らっ、いましたいました、結構飛んでいました(10秒露出の1枚物)。ここはホタルの養殖や保護はしていないと思われ(多分)、ここで見れる蛍は全て自然に増えてきたものと思っているのでここの蛍がお気に入りなのですが、それでもこれまで写してきていた中では一番いっぱい飛んでいたように感じました。↑当日は少し太った三日月の月明かりがあったので露出加減も難しかったですが、ISO1600・露出10秒で写したものを31枚重ねたらこんなになりました^^;。奥まったところで飛んでいるホタルの光が特に明るいですが、実際にその付近で一番いっぱい飛んでいるようでした。尚、手前側で飛んでいるホタルの総数は20~30匹と思われました。↑撮影しているところは長さ5mらいの橋の上で、そこより下流(上の写真)の方が蛍もいっぱい飛んでいましたが、下流側には町明かりもあり、対して上流側はほぼ町明かりも無いので星も写す前提で写してみました。こちらは暗い空に合わせてISOを2500に上げて、露出時間も15秒にして写したものを21枚重ねています。尚、上のところの明るい星(おり姫)のすぐ上で光っている線状のものは人工衛星です。流れ星なら良かったのですけどね。↑ちなみに上の写真も1枚だけを抜き出すとこんな感じです(薄くですが天の川も写っています)。↑星の写真を写しながらも下流でいっぱい飛んでいるホタルを写したくてしょうがなかったので、70mmで再び写してみました。現場でも感じたことですが、この写真を見るとホタルは川の真上を避けているようですが、実際にもそのように感じました。また、光の点滅も同調しているように見えました。↑やっぱり星も気になったので^^;再度15mmで写してみました。月が出ていなければ天の川と蛍とを一緒に写せたはずですが、月明かりの景色も面白いですし田舎の山の麓の田んぼ地帯の雰囲気も写せたので(と思います)これはこれでいいかな。ここへ来る道中の車の温度計は24度でしたが、現場ではシャツに薄手のダウンジャケットを着て夜風が気持ちよいと感じました。その風に当たりながらもっと星や蛍を写していたかったところですが、居座るとキリがなくなる性格なので21時過ぎに帰ってきました。今週末も暑くなりそうですがここの蛍ももっと増えるのかな?。月はさらに明るくなりますが、時間が取れればもう1度くらい写しに行ってみたいところです。
2024/06/14
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2024年も早半分過ぎる、6月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。↑まず、20日の夕方に月とさそり座の1等星のアンタレスが接近します(20時30分の図)。実は関東よりも西の地域ではアンタレスを月が隠す食現象が起きるのですが、アンタレスが隠される時間が18時40分過ぎでこの時期ではまだ空も明るく、観測には双眼鏡や望遠鏡が必要と思われます。また、アンタレスが月の裏から出て来る時間も19時ころでまだ明るく、肉眼ではアンタレスは判らないかもしれません。ですが夜になって暗くなってくれば、月とは離れるものの明るく赤い1等星と月が近づいているシーンは面白く見れるものと思います。↑27日には月と土星が接近します(23時30分の図)。月の大きさの1~2倍程度の近い接近ですので、東の地平線から昇ってくるところは特に面白く見れるものと思います。月の大きさですが、6日が新月(夜空に月が出ない日)、14日が上弦の月(これから満月になる半月)、22日が満月で、29日が下弦の月(これから新月になる半月)になります。テレビなどで話題になるかどうかは微妙ですが、1つ流星群があります。その名は6月うしかい座流星群。2024年のピークは27日の14時と予想されていますので、26日の夜から27日の夜前後に夜空を見上げて頂くと良いかと思います。この流星群は普段は活動もパッとしないのですが、1時間に100個レベルの流れ星が突然流れることがあるので、見た者勝ちの流星群になるようです。今年は当日の月の出も遅いですので、流れ星観測に挑戦されてみて下さい。昼間の話しになりますので最後に書きますが、6月は惑星が面白いことになっています。↑例えばこれは6月2日の朝5時30分の空を太陽の明かりを消した状態で作ったものですが、東の空にはこの図のように太陽と月も含めて水星から海王星までの全ての惑星が集まっているんです。この中で月と水星と金星は結構早く移動しますので6月でもこの図の中から消えることはありますが、他の火星から海王星までの5つの惑星はほぼこの並びで昼間の空に出ています。こんなところも覚えていて頂けるとありがたいです。
2024/06/03
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この度低緯度オーロラが撮れていたカモしれない件に関することですが、実は前夜というか11日当日の早朝にも写してみてはいたんです。今回の低緯度オーロラに際し、あれは北海道とか国内でも高緯度での話であり、新潟からでは無理では…との先入観から観測するもどこまでで考えていたのですが、10日を過ぎた11日の3時過ぎに偶然トイレで起きて(決してトイレが近い訳ではありません決してっ)、再び寝ようと床に入りましたが、せっかく起きたのだしダメもとで空を写してみるかと、コンデジのG7Xを持って屋根に上がってみました。↑その時に写した北方向(無補正)。我が家からも北の方向には30km離れた地方都市の明かりが立ち上っていました。↑上の写真の赤身の成分を補正してみました。この補正は赤い色が無いと反応しませんので(多分)、空の色が変わっていないところを見ると5月11日の3時過ぎ現在ではオーロラ現象は新潟からは見れなかったものと思います。この時は現場にて写した後でカメラのモニターでオーロラが写ったかどうか確認しただけでしたが、やっぱりダメか…と思いながらも実際に写してみたのでダメだと判ったことは収穫でした(←このことにより11日の夜には真面目にオーロラを写そうとは思わなくなりました(-_-;))。↑ついでに写していた北斗七星と北極星方向。人工衛星が1つ写りました。↑ほぼ頭の真上に来ていた夏の大三角(無補正)。夜中にはもう夏の大三角も頭の上に来ているんですね。↑上の写真を補正すると天の川も浮かび上がってきました。我が家の屋根からも肉眼でギリギリ天の川が見れる事はありますが、でも子供のころは玄関前から七夕でもない日に天の川を見つけて驚いたことがありますので、この程度の見え方ではやっぱり寂しさを感じます。それでも自宅から天の川が判るだけ良しとしなくてはならないのでしようかね。今年はまだ赤道儀を使った星空本気撮影は写していませんが、今期はあまり熱くならないよう、マイペースで写していこうと思っています、今のところは。
2024/05/16
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まだ"始まって"はいませんが^^;。先日、新潟県内よりオーロラが撮れたカモ知れない写真が写せたことで、もう少しバシっとしたオーロラ現象の写真を写したくなり、ふと夜中に家を抜け出してみました。↑まず向かったところはこんな所。新潟平野にある田んぼ地帯です。一身上の都合で山奥へ行くことが出来ず(-_-;)、では暗い所を…ということでここに来てみたという次第です。周りを地方都市に囲まれているとはいえ広い田んぼ地帯の真ん中になり、半径500m内に家や街灯などは無く良く晴れていれば足元も見えないくらい暗い場所ではあるのですが、オーロラが写せるはずの北方向を写してみたら30km先にある大きな街の明かりで雲が明るく浮かび上がってしまいました。オーロラの光は淡いはずなので、これだけ街明かりが空に伸びていてはそれを写すことは難しいかな(-.-)。↑でもせっかく抜け出してきたのでしばらく周りの暗い景色を写して遊んでいました。尚、一番上真ん中辺の明るい星はこと座のベガ(おり姫)になります。↑まだ大きく欠けている月も出ていました(月の右下の明るい2つの星は冬の星座のふたご座の星です)。しかしここも田んぼなのですが、水深は10cm程度と思われますが夜中につきその深さが判らず、まるで大きな湖の湖畔に居るような錯覚を覚え、しばらくその錯覚を楽しんでいました。これにて帰ろうと思いましたが、やっぱりオーロラの赤い空を撮りたくもう1か所回ってみることにしました。↑次に来た所も田んぼ地帯の真ん中なのですが、こちらは山を1つ越えた所にあるのでさらに暗いところに、肝心の北の空には逃れられない街明かりが伸びていました。やっぱり空も暗い所となると実家方面に行かないと無理なのかな(-.-)。↑東の方向を見ると天の川が淡く見えていました。↑南の空には夏の星座の大代表であるさそり座も昇っていました。↑管理人的に今年初めてさそり座が見れました。…って、今年はまだお星様撮影に出ていないってことなんですけどね。ここからの東の空と南の空は結構暗く見れますので、これが北の空であってほしかったところ。↑この周辺の昼間の景色も見てはいるのですが、夜中の、それも田んぼに水が張ってある景色となるとやっぱり普段とは違う景色で面白く見れるものですね。この写真では雰囲気は伝わらないかもしれませんが、実際にこの景色を見た時は何故か昔の村の祭りの景色を遠くから見ているように思えて、まるでタイムスリップでもしたかのような不思議な感覚になりました。この妙な感覚はくせになりそうです。↑星に限らずとも肉眼では暗くてわからい景色を写すことも面白いですね。↑結局23時過ぎまで撮影していて、最後の最後にダメ元で北の空を写してみたらダメでした(-.-)。どうやらオーロラ現象も落ち着いてきた模様。でも新潟以南でもオーロラ現象が見れることが判って、またいつか太陽が元気になった時にはその準備をして撮影場所も選んで狙ってみようと思います。ちなみに厚手のカーディガンとウルトラライトダウンを着ていましたがそれでも寒く、帰ってきたら部屋で暖房を使った新潟でした。
2024/05/14
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昨日のブログにて取り急ぎ上げていた、現在話題になっているオーロラ現象が新潟でも写せたかも知れない写真ですが、こんな顛末があったんです。まず、今回低緯度オーロラが見れる"かも知れない"ということは管理人も聞いておりました。でも10年くらい前にも低緯度オーロラが見れるかもしれないタイミングがあり、冬の寒空の中をわざわざ夜中に起きて北の空を写してはみたものの写ってなくて、その時は話題にもにならなかったということがあったんです。それもあり今回もオーロラを気にするもどこまでで特に写しに行くつもりではなかったのですが、未だに使い方を覚えない(-_-;ゞスマホを触っていた時に間違って写真の先輩へLINE電話を掛けていたようで(かけた自覚は無し)、1時間くらいしてからその先輩より「電話に出られなくて悪かったね~」とのLINE電話を頂いたんです。で、間違い電話でしたと言うと実はこれからISS(国際宇宙ステーション)が通過するから写しに行こうと思うのだけど…とお伺いし、それなら管理人も写したいとご一緒させて頂くことになったんです。ISSの通過は11日の20時38分頃。まずは20時に現地着を目処に管理人の車1台で周りが暗い山間へ向かいました。↑当日は月も出ていたので赤道儀は用意せずに三脚でパパっと写して長居はせずに帰るつもりでいました。↑先輩もオーロラのことは気にしていましたが、お互いまさか新潟から見れる訳はないとの先入観から、オーロラよりもまずは星空を写していました。しかし現在って本当に人工衛星がいっぱい飛んでいて、わずか20秒露出の中にも3機も写ってしまいました。もうこれからは星空の写真には人工衛星が写って当然の時代になってしまうのでしょうかね(-_-)。↑ISSがやってくるまでこんな写真を写して遊んでいました。今から思えば…ですが、この時もダメもとで北の空を写していたら面白いことになっていたのかもしれません。↑そして時間通り20時38分になったら南の空に明るい飛行物体が見えてきました。そこでカメラをその方向へ向けてパシャリ。↑ISSは月の上を通ってゆきました。ちなみに普段三脚で星空を写す場合はISO1600から3200を目安に設定するのですが、それだとISSの軌跡が短くしか写らないので(星空が白けてしまう)、ISOを800とわざと暗くして、その分軌跡が長く写るように設定を変えて写していました。↑そして北極星をかすめるように移動していって↑北の空に飛んでゆきました。でっ、この写真を補正してみたら北極星の下付近の空に赤い色が浮かび上がってきたという次第です。↑上の写真から80秒後の写真でも赤は映っているようですが、でも原版では上の写真よりも薄くなっているように感じます。この赤い色は肉眼では全く分かりませんでしたっていうか肉眼で判ったらISSもそっちのけでオーロラを写していたと思います。ただし管理人はどうしてもこれが100%オーロラだと言い切る自信がありません。それは…↓↑上の写真から10分後に再び同じ方向(北側)を写してみたものを無補正で載せてみますが、全体的に黄色っぽく写っているところは流れてきた薄雲に写真では左側に30km離れている街(町ではなくて)の明かりが反射したものになります。これは肉眼でも判りましたので、ひょっとすると赤いものも実は街明かりの影響だったのではないかな…と。↑とはいうものの上の黄色い写真も補正すると「言われて見れば」赤い色が出ているような気もするので、やっぱりオーロラ現象が写せたのでしょうかね?。この写真が写せたのは、まずは先輩に間違い電話を掛けてしまって、さらにその先輩がISSを写しに出かけるからと誘って頂けた偶然が重なったお陰になりますが、でも翌日の各地から写せたオーロラの写真を見れば海辺(1時間半くらい掛かります)まで行っていれば…と今になって思ってしまっています。テレビによると今夜もう一度オーロラ撮影のチャンスがありそうな模様。でも当地は思いっきり雨のようです(-.-)。
2024/05/13
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令和6年5月11日23時現在、北海道でオーロラ現象が観測されていることはご存じでしょうか。ザックリ言うとこの数日間太陽が元気で、それにより低緯度オーロラと呼ばれている南極や北極よりも赤道寄りの所でも赤い光が見れるかも…と言われていたところに、只今モノノミゴトに北海道でも観測されているようです。今回低緯度オーロラが発生するかも…ということは管理人も聞いてましたが、どうせ北海道辺りでのことだろうと新潟からは見れないものと気にするもどこまで…でいました。そんなところに写真の先輩からISSを写しに行こうとお誘いを頂き一緒に写しに行ってきたのですが、その中で「っぽい」ものが写っていたので載せてみます。先にお断りしておきますが、まだ管理人はオーロラが写せたという確信はなく、ひょっとして遠くの街明がそう見えていたのかも…と半分疑っている状態です。↑先輩が調べてくれていた時間に南側方向からISSがやってきたので、それを北方向で写していたものですが、この写真よりシャッター速度を20秒にしてまずはISO800で7枚連写しておりました。この写真の彩度のみ上げてみると…↓↑ISSの左下に明るい所が浮かび上がってきました。ちなみに20時32分32秒(カメラ内の時計の時間)から20秒写しています。↑1枚目のシャッターが閉じたときに間髪入れず次のシャッターを切ったもの(32分53秒から20秒露出)。これにも上の写真と同程度の彩度補正を加えるとまだ明るく写っています。↑その次のカット(33分14秒から20秒露出)。上の写真と同程度の彩度補正していますが、明るい所が薄くなっています。↑その次のカット(33分35秒から20秒露出)。さらに暗くなっています。↑その次(34分1秒から10秒露出)。これも彩度を上げていますが明るいところはほぼ判らなくなっています。※ここからISO1600で写しています。↑その次(34分12秒から10秒露出)。↑そして最後(34分23秒から10秒露出)。一応北極星の真下付近の色が変わっていて徐々に暗くなっているのでまさか…と思いたいところですが、まだ何とも言えません。正式に新潟県内からでもオーロラが観測されたとのアナウンスでもあれば「かもしれない」…くらいまで一歩前進するのですが…。
2024/05/12
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ゴールデンウィークを有する5月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。今月はイベントの数こそ少ないもののそれらがちょうど連休の期間に起きるようです。↑まずは4日の日の出前の東の空で、月と土星が接近します(3時の図)。結構近い接近になるので、実際に見た場合では月のすぐ近くに明るい1等星があるように見れると思いますが、それがあの輪のある土星になります。ちなみに今年の土星の輪は望遠鏡で見た場合線のように細い輪として見ることが出来ます。↑翌5日の日の出前には、東の空で月と火星が接近します(3時30分の図)。火星も1等級で明るいですが、前日の月と土星との接近よりも薄明るくなってから昇ってきますので朝焼けとの競争になるかもしれません。でも月はさらに細くなっていますので(月齢2レベル)面白く見れるものと思います。尚、観測には大きな望遠鏡が必要ですが、お昼頃には月が火星を隠す現象があります。普段は流れ星の情報は末尾に書いているところに今月はゴールデンウィーク中のイベントになるので先に書かせてもらいますが、6日の早朝にみずがめ座η流星群があります。今年のピークは6日の午前6時と予想されていますので、6日の日の出前(5日の夕ご飯を食べた後の真夜中)辺りに観測をされると良いかと思います。特にいっぱい流れる流星群ではありませんが、それでも空の暗い条件の良い所なら1時間に空全体で最大10~20コ程度の流れ星が流れるかもしれません。また、今年は月が3時30分近くにならないと昇ってきませんし、その頃には朝焼けの明るさも気になり始めますので、流れ星を観測する条件としては良いということが出来ます。もちろん6日を中心としてその前後2~3日はみずがめ座η群の流れ星が見れる可能性がありますので、朝でも夜でも星空を見上げてみて頂ければと思います。月の大きさですが、1日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、8日が新月(夜空に月が出ない日)、15日が上弦の月(これから満月になる半月)で、23日が満月、そして31日にもう1度下弦の月となります。昼はエアコンが必要なくらい暑い日も出てきますが、夜はまだ寒いですので暖かい格好を用意して春の星空を楽しまれてください。
2024/05/01
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先日のネタですが、月と木星の間にボンブルックス彗星がやってくる10日の夕方に、西の空を見てみたらその月と木星の並びがきれいで思わず声が出てしまいました(゜o゜)。↑D780に150-500mmを着けて急いで屋根に上がり、その150mmでまずはパシャリっ。…なんだけど、このような写真は景色と一緒に撮った方がきれいなようですね。月が沈む前に写そうと急いで屋根に来たものだからレンズは150-500mm1本しか用意がありませんでした。ところどころに雲も出ていましたし、これからレンズを取りに降りてまた屋根に来たら月が雲に隠れていたなんてことになってもアレなので、今回は景色との写真は諦めて細い月を写すことにしました。↑ちなみに上の写真を明るく補正してみるとボンブルックス彗星も写っていましたが、本来であれば暗い所へ遠征して赤道儀を使って月と木星と彗星を同時に写したかったところに、そんな時に限って翌日に朝イチで仕事が入り、遠征すると朝がきついですので彗星も諦めました(-.-)。↑レンズを500mmにして月を狙ってみました(写したまま)。高度が低くなっていたところに薄雲が張っていたのか赤っぽくなっていました。↑トリミング+画像補正してみました。当日の月齢は1.7。"写し易い細い月"としては一番細いレベルでした。これよりも細い月となると薄明るい中で望遠鏡を使っての撮影となります。↑ISOをグンっと上げて地球照を写してみました(トリミング・画像処理しています)。実際には地球照の見え方は薄かったので、やはり薄雲が出ていたものと思われます。一度部屋に戻ってから、夜の桜を写しに行ってみました。↑D780+24-70mmレンズと、星は太らせながらも街明かりには"さほど"影響しないプロソフトンクリアというフィルターを着けて、携帯の三脚を持って現場に向かいました。月はもう沈んでいたので桜を浮かび上がらせる光と言えば街明かりしか無し。まずはそれだけでどの程度桜が写るか試しに写してみるとこんな感じでした(写したまま)。↑冬の大三角と一緒に写してみました。本当はオリオン座も一緒に写したかったのですが、オリオンも入れようとするとビルが写ってしまいます。やっぱり山の公園とかで写したいですね。↑春の星の北斗七星(北斗七星は星座ではありません)と春の桜をパシャリ。一応北極星も意識しています。本来はG7Xも使って星が伸びて写る写真や他にもいろいろと写してみたかったのですが、街中からでは写していてもイマイチ楽しくないので30分程度で帰ってきました。実家の裏山の桜はこれから満開になりますが、その頃にはおそらく月も明るくなっているはずで星がきれいに写りません。今年は星と桜はこれで終わりかな(-.-)。
2024/04/12
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毎月の月初にこのブログにて情報を発信している「天体情報」にも書いてあるように、現在夕方の西の空の低い所を明るい彗星が飛んでいるんです。当ブログでは先月の27日に一度撮影に成功しており、その時よりも徐々にですが明るくなってきているものの今度は同じ時間に観測したとすると高度が低くなってきており、さらに日も長くなってきているので先月よりも観測の条件としては厳しくなってきています。そんなところに昨日の日曜は夕方まで天気が続き、時間も取れましたので赤道儀を使ってそのボンブルックス彗星を写してみることにしました。まず、写真の先輩に連絡を入れると管理人クンが写しに行くのなら自分も行こうかなとのうれしいお言葉を頂きました。さらに当地は山間部に位置しているので西の空が開けている所と言えば山の上になり、でもまだ山の上には雪が残っていて行くことが出来ないので、一体どこで写せばいいのか聞いてみると良い所を知っているから一緒に写そうとのこと♪。前もって先輩が下見をしていてくれたその場所を教えてもらい、まだ明るいうちに撮影道具のセッティングを終わらせたかったので、18時ころに現場へ行くと…↓↑その撮影ポイントに向かう入口に雪が積もっていました。積雪は15cmくらいで、スタッドレスタイヤを履いていればFFの管理人の車でも乗り越えられるのですが、でも既に夏タイヤに換えていて、夏タイヤで雪の上を走ることがどれだけ危ないということは良~く知っているので、ここはまだスタッドレスで走っているであろう先輩(早朝の野山を良く写しに行っている為)が来るのを待つことにしました。↑先輩が来るまでに現場まで歩いて行って様子を確認すると、なるほど結構西の空まで開けていました。管理人も他に西の空が開けている所は知っていますが、でもまだそこへは残雪のために4WDでも行くことはできません。さすがはそこいら中を走り回っている先輩です、良くこんな所も知っていたものです。待つこと20分くらいで先輩がやって来ました。がっ、先輩も既に夏タイヤに換えてあるとのこと(-_-;)。勢いをつけて突っ込めば夏タイヤでも通れそうでしたが、でも万が一途中で滑ってしまうと夏タイヤではコントロールが効きません。2人ともその危なさは知っていましたが、でもここを突破しないとラチが開きませんので、先輩が突破に挑戦してくれることになりました(万が一雪で抜けられなくなっても大人が2人いれば何とかなりますし)。結局5回くらい勢いをつけて突っ込んで少しずつ道を着けていって、最後はケツを振りながら突破してゆきました。一度道が付いてしまえば管理人も上れましたが、でも少しの雪で夏タイヤがスリップしまくりでした。やっぱり夏タイヤでは少しの雪の上でも走ることは危ないですね。↑さて、無事撮影現場に着いて早速2人して撮影の準備をして、まだ薄明るい中で彗星を見つけるべく彗星が飛んでいそうなところへレンズを向けてパシャリ。居ないっ…(-.-)。↑少し場所をずらして今一度パシャリっ。居たっ\(-o-)/。ちなみに探していた天体が望遠鏡に入ると、何故か皆さんが「居た」って言うんです^^;。一度写せればそれを目印に彗星を写野の真ん中にもってきて、暗くなるところを待って撮影を始めました。↑そして今回写せた彗星がこれになります。D780に70-200FLを着けて、その200mmにてf2.8→3.5・ISO800・露出時間6秒で8枚写して平均加算したもの。ちなみに画像補正はしていない写したままのものになります。↑彗星をトリミング+画像処理してみました。しっかりと上方向に尾が伸びておりました。トリミングしているとはいえ200mmでもこのくらいに写せるところは、立派な大きな彗星ということが出来ます。尚、双眼鏡で確認してみましたが、薄雲が広がっていた為か少し町明かりの影響がある中では肉眼で確認はできませんでした。↑その後もカメラに任せてパシャリパシャリと写していましたが、彗星がどんどん低くなっていってしまいには地上の立木が写るくらい高度も低くなってしまいましたので、そこで撮影をやめました。尚、毎年の初めの撮影や観測の時は何かしら忘れ物をすることがあるのですが、管理人は今年既に一度天体観測会を経験していたのでミスも無かったところに、先輩があっ…っと言ったので何かと聞いたらSDカードを忘れてきたとのこと。どうやら景色を写していたカードをパソコンに差したまま忘れてきてしまったようです。そんな時に万が一に備えている完ぺきシュギの管理人は4GBですがSDカードの予備を持っておりました♪。それを先輩に使ってもらうことにして、我ながら準備が良いな♪とひとり悦に浸ってた中で写していた写真を確認すると、何枚かの写真のガイドが停止していて星が伸びて写っていました(・・?。…あ゛っ(゜o゜;)、そういえば管理人が使っているSXP赤道儀は自動導入が出来る赤道儀で、その性質上電源を入れるスタートの位置が決まっていて、そのままで星空を写し始めると20分くらいで望遠鏡が地平線の下を向いたと認識してしまいガイドのモーターが止まるんだった(-_-;)。星空を写す場合はあらかじめ東の方向へ赤道儀を動かしておかなくてはならないことをすっかり忘れておりました(-_-;ゞ。まったく信用のおけない管理人です(-.-)。↑彗星の撮影も出来なくなって、せっかく赤道儀を立てたのだからと春先の星空を写すことにしました。がっ、薄雲が広がっていて雲が写らないように写すことは無理な条件でした。↑ざっくりと星座を書き込んでみました。この写真にも1つ人工衛星が写っていますが、彗星を写していてた200mmの視野の中でも、50枚くらい写してその中に20カット位人工衛星が写っていました(-_-;)。ほんの数年前までは人工衛星が写ったとしてもここまでひどくはありませんでした。某スペースX(バツ^^;)という会社が現在大量に人工衛星を打ち上げていて、それが天文台レベルで問題になってきているのですが、管理人如きの写真でも無視できないくらいの数になってきたようです。このままで行ったら来年の星空はどうなっているのでしょうか(-_-;)。↑いつものように彗星を写している傍らでコンデジのG7Xでも星空を写してみましたが、この写真が春先の星空というイメージに一番近いような気がします。
2024/04/08
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そろそろ暖かくなってきた4月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。今月は彗星が目玉となりそうです。↑まずは6日の早朝の東の空に、細い月と火星と土星が集まります(4時30分の図)。最近は朝も早くなってきていますので朝焼けとの競争になりますが、火星も土星も1等級ですので、月の近くに明るい星が2つあるところは面白く見れると思います。↑10日には現在夕方の西の空を飛んでいるボン・ブルックス彗星が月と木星の間にやってきます(19時30分の図)。上の図はイメージですので実際にこの図のように彗星がはっきりと見れるものでもありませんが、当日は周りが暗い所からであれば木星の右下にボワっとした彗星が見れるかも知れませんし、さらに月は月齢1.4と肉眼で見れる一番細い月のレベルですので、こちらも木星を目印に探して頂ければと思います。↑11日の早朝には、東の空で火星と土星が大接近します(4時の図)。満月の大きさのイメージを並べてみましたが、ご覧のように満月の大きさくらいの近い接近になります。こちらも朝焼けとの競争になりそうですが、明るい星が2つくっつくように並んでいるところは面白く見れるものと思います。↑13日の夕方には、ボン・ブルックス彗星が木星の真下にやってきます(19時30分の図)。この図の彗星もイメージですのでここまではっきりと夜空で見れるものではありませんが、木星は当日の空であれば一番明るく輝いている星になりますので、木星を見つけて頂いてそこから彗星を見つけて頂ければと思います。月の大きさですが、2日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、9日が新月(夜空に月が出ない日。北アメリカでは皆既日食)、16日は上弦の月(これから満月になる半月)、そして24日が満月になります。また、4月は1つ流星群があります。それは4月こと座流星群。こと座流星群は1時間辺り5~10個程度の小規模の流星群ですが、明るい流れ星が流れることがあり、また、過去には1時間辺り100個の流れ星が流れたこともあります。今年のピークは22日の16時ころと予想されていますので22日の夜に夜空を見上げて頂ければと思いますが(当日の前後2~3日もチャンスがあります)、今年は明るい月が出ていますので条件としては良くありません。ですが前述のように明るい流れ星も流れることがありますので、まだ夜は冷えますので暖かい格好をして安全に夜空を見上げて頂ければと思います。4月は深夜になれば天の川も見れるようになってきます。桜の開花も始まりますので、夜桜と共に星空も見上げてみて下さいね。
2024/04/01
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今年度初めての天体観測会に行ってきました。それはお世話になっているグループさんよりわざわざお声がけをいただいたもの。現場は管理人の家からは2時間近くかかる所で距離的にはちょっと遠いのですが、この話をもらった時はちょうどその方面に仕事の予定があり、その帰りに立ち寄れば20分くらいの移動で済むので快諾していたのですが、フタを開けてみたら前日に仕事の予定がキャンセルになったんです(^^#)。でもせっかく誘ってもらってもいましたので望遠鏡の道具満載で現地へ向かいました。今年初めて望遠鏡を組むので、その準備もひとつひとつ確認しながら行いたくて予定時間の2時間前に現地へ行きました(結局仕事は休み♪)。その時にはすでに他のメンバーも集まっていていたので管理人も早速望遠鏡の準備を開始。現場は新潟平野にあるので西方向(日本海側)の眺望が良く、実は現在西の空を飛んでいるボンブルックス彗星を見る為に早く現場へ来たというところもありました(他のメンバーも同じ理由のようでした)。まだ木星も見れないくらい空は明るかったですが、普段望遠鏡を組む時はいち早く暗い所に目を馴染ませる為に真っ暗な中でも手探りで望遠鏡を組み上げてゆくところに、明るい中での望遠鏡の準備は楽でいいですね♪。毎年初めて望遠鏡を組む時は何かしら失敗をするのですが(-_-;ゞ、明るい中で組めたおかげかミスもなく設置することができました。↑管理人の望遠鏡の観測会バージョン。水色に丸いドットの描かれている筒は押し入れシート^^;を流用した自作の迷光予防のフードなのですが、大事に使いながらも修繕も加えてもう20年以上使っているんじゃないかな。…って、いい加減作り直せよって話しですよね(^^ゞ、物持ちのいい管理人です^^;。空もうす暗くなってきて、経験上この位の明るさ(暗さ)なら望遠鏡や双眼鏡を使えば木星なら見つけられるので、赤道儀の自動導入でザックリ木星の方向へ望遠鏡を向けて、その付近にあるはずの木星を探しても見つからない(・・?。空には霞むくらい黄砂が来ていたことは判っていたのでそのせいかな…と、もう少し暗くなる10分くらい待ってから探しても見つからず、さらに10分待っても同じ(-_-)。その時には結構空も暗くなっていて、この暗さならあの辺に木星があるはずと目星を点ければ肉眼でも見つけられるはずなんだけど…と悩んでいると、目のいい人が木星を見つけてくれました、望遠鏡が向いているところから10分(時計の針の10分の角度)くらい東側の方向に。っかしぃなぁ、望遠鏡を立てるときにちゃんとスマホアプリのコンパスで調べて北に向けていたつもりなんだけど…。家に帰ってきてから改めてスマホアプリを確認すると、位置情報がOFFになっていました。それでもザックリ北を示していましたが、望遠鏡で使う場合ではわずかなズレでもそれが大きく影響してしまいます。今年はこれからも明るい中で望遠鏡を組むことがあると思いますが、その時にミスをしないようここで失敗を経験してよかったところです。木星を望遠鏡に入れてしまえば、SXPの自動導入なら次の天体(今回はシリウス)に向ければその方向付近を向くので、向いたところを双眼鏡で探してシリウスを見つけて望遠鏡に導入し、3つ目の星としてオリオン座のベテルギウスへ向けたら40倍の視野の端に導入することができました。その後は星図を頼りに現在西の空を飛んでいる肉眼彗星のボンブルックス彗星を導入。今回の観測会の目玉にしようと思っていたのですが、黄砂の影響もあり元々ボヤっと見える彗星がさらにボヤっとしてしまい、"彗星の見え方がわかる人"でなければ望遠鏡で見ても分からない状態だったので、今回はその存在は参加者さんにはナイショにしておきました。観測会が始まったころには天気予報通りの雲が出てきて、後半は雲の切れ間に見える星を見てもらう観測会になりましたが、参加者さんに星を見つけてもらってはその星を導入して(ガキ…ぢゃなかった、子供は目がいいですね^^;)、ある意味ワイワイと楽しい観測会となりました。観測会も終了予定時間をオーバーして望遠鏡を片付けた時には22時近くになっており、帰りの運転も面倒くさくなったので高速を使って、車の自動運転に任せて70kmでトコトコと走って帰ってきました。ガソリンと高速代を自腹で払って夕飯もテイクアウトの牛丼になってしまった観測会になりましたが、せっかく持っている望遠鏡でもっと多くの人に星を見てもらうべく、今年もちょくちょく観測会のお手伝いにお邪魔(思いっきり邪魔しに^^;)に行ってこようと思います。
2024/03/31
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昨日ボンブルックス彗星を屋根に写しに上がる前にコンデジのG7Xを使って1時間のタイムラプスを録ってました。↑G7Xに付いているタイムラプス撮影機能にて、1時間写してそれが16秒の動画になっています。管理人としては木星と水星を写したくタイムラプスを録っていたのですが、木星は明るい星なので最初から写っているものの水星は現在0等級とはいえ夕焼けに埋もれてしまって6秒くらいから見えてきます。また、この写真には現在空を飛んでいるボンブルックス彗星の位置を示していますが、タイムラプス上ではその姿は判りませんでした。クリック → 沈みゆく木星・水星 ← クリック昨日三脚で写していたボンブルックス彗星ですが、もっとはっきりと写したく赤道儀を使って再撮影したいところに、今夜は時間も取れ♪外に出られるところに天気は晴れのち曇りで、仕事で出かけることはできない明日は雨のち晴れの予報となっています(-_-;)。全く、持っていない管理人です(-.-)。
2024/03/28
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先日にいつもの棚田が写せなかった代わりに写していた彗星ですが、今回は場所をもう少し良く調べて望遠レンズで写してみました。↑ステラナビゲーターによると本日のボンブルックス彗星は上の図の所にいる模様。まずは明るい木星の右下におひつじ座があり、おひつじ座なら管理人もその形が判りますのでこの図のように2つの星と三角形を形作るところと目測を付けて、双眼鏡と望遠レンズを持って屋根に上がりました。↑双眼鏡を使えばおひつじ座はすぐ判りましたが、そこから三角形を作ったところを探してみてもこれかな…程度にしか判らない。そこで望遠レンズで写してみるとモノノミゴトに彗星でした(写したまま)。今回は屋根から写したとはいえそこは市内の住宅街なので周りは明るく、それで尾までは見えなかったものと思われます。↑上の写真に強めの画像処理をしたら右上に尾のようなものが出ているところが写っていました。尾の延びている方向も一番上のステラナビゲーターで描写した図とほとんど同じでした。さすがはステラナビゲ―ターです。↑今回も赤道儀は使わずに三脚で写しており、5秒も露出をすると星や彗星も動いて写ってしまいますのでISOを3200まで上げて、2秒で8枚写してそれを彗星を中心として重ねて画像処理したものがこの写真です。周りの星と比べて彗星がボワっと膨らんでいますが、これは彗星のガスが写せたものと思われます、多分。また、尾も結構伸びでいることが判ります。今日現在では陽が落ちて暗くなってからもまだ彗星の高度は高かったですので、次は暗い所から赤道儀を使って写してみたいところです。↑今回彗星を写していた中で1枚興味深いものが撮れました。真ん中の彗星の周りに3つの線状のものが判るでしょうか。これらは人工衛星なのですが、望遠レンズの狭い画角の中でも3つもの人工衛星が写ってしまうくらい現在宇宙空間では人工衛星渋滞が発生しています。人工衛星は出来る事なら星空の写真の中には写ってほしくないもの。でも現在では人工衛星が写っていない写真を写すことの方が至難の業ですので最近は映ったとしても諦めています。実際に天文学の世界でも人工衛星の多さは問題になってきており、現在は外装の金属の色のまま(ほぼ銀色。少しでも重さを減らすために塗装もしない)のところに光を反射しない塗装をする話も出てきています。がっ、今まで打ち上げている多くの人工衛星は光を反射するままなんですよね(一一")。人工衛星の寿命は大体10~20年と言われているので、黒く塗装された機体に代替わりするまで我慢しなくてはならないのかな(-.-)。子供のころは星空を見ていて人工衛星を見つければうれしかったものなんですけどねぇ…。
2024/03/27
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先日望遠レンズにて太陽を写してみたら思いがけず黒点がいっぱい出ていましたので、改めて写してみました。↑D780+150-500mmの500mmにて、NDフィルターを400+16+8の3枚重ねで減光して写しています。↑トリミングして大きくしてみました。昔は昼間にちょくちょく望遠鏡を出して黒点を見ていましたが、それも近年無黒点の時期が続き黒点の事も忘れていたところに一度にこれだけの数の黒点を見たことは何年ぶりになるでしょうか。やっぱり太陽には黒点があってシカリですね。↑黒点の部分をさらに拡大してみました。右下に1つある黒点の下に白い斑点が見えると思いますが、これも白斑と言って太陽表面の模様になります。※写真を上下に動かしてみると黒点かモニターに付いたホコリか判別することが出来ます。このくらいの焦点距離(拡大率)になると結構天体の動きは早く、三脚を使っての撮影では3枚写したら太陽を中心に入れ直すくらいしょっちゅう調整していました。尚、太陽の撮影は失明も含めた危険な場合がありますので、もしもこの写真を見てご自身も写される場合は太陽を直視しないように十分以上に注意して、自己責任でお願いします。
2024/03/27
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昨日は珍しくお休みの日に夕焼けが見れそうでした。そういえば今年は雪も少ないけれど毎年通っている棚田は今年はどんななのか、この天気のついでに様子を見に行ってきました。↑まずは棚田へ行く道中からの景色をパシャリ。ザックリ標高400mのところから見下ろしていますが、正面の2000m級の山はまだ真っ白ですが足元は見渡すと雪も無くなっているところも出てきていました。例年ならまだ一面真っ白になっているはずの景色です。↑続いて棚田への入口へ来てみました。らっ、ご覧の通り雪でまだ入れませんでした。去年は4月の頭に様子を見に来ていてまだ雪も残っていたようで、それからするといくら少雪の年とは言っても雪が残っているであろうことは想定内。ある意味雪が残っていて安心したというところか。棚田へ行けないのなら行けないで写したいものがありましたので、まずはこの周辺の景色を見て周ることにしました。↑ここからも下界をパシャリ。↑山と山に挟まれた所にある田んぼなのでまだ一面雪が残っていましたが、でも畔も見えていましたので雪が無くなる日も早そうです。↑写したかったものその1。辺りを探し回ってやっと見つけたふきのとうです。管理人的に今年お初にお目にかかりました♪。ふきのとうは出始めのころは小さいものでも根こそぎ採られてしまうので、これが写せただけでも奇跡です。管理人は採らずにこのままそっとしておきました、多分今日はもう採られていると思うけど。↑周囲にはまだ雪も残ってましたが、雪の上を歩いていたらその下に側溝があったようで踏み抜いてしまい、靴(メレルのジャングルモック)がビショビショになってしまいました(-_-;)。春先に雪の上を歩く時はこんな所にも気を付けなくてはなりません。まさにリアルクレバスですな。↑周辺の景色を写していて時間をつぶして、こんな所に来てみました。ここは鯉池になるのですが、ご覧のように池が水鏡になり易く、さらに正面に夕日が落ちる知る人ぞ知る場所になります。↑ここで夕日が赤くなるまで三脚を立てて待っていましたが雪虫が凄くてそれを吸い込まないようにマスクをしてました。雪虫はブヨみたく刺すことは無いので同居していましたが、それにしてもあの大群は一緒にはいたくないレベルでした。ちなみにポチャって音がしたので見てみると結構大きなカエルが池に飛び込んでいました。あれっ、もうふ化したのかな?。あっそうか、カエルって冬眠するんだった。↑写したかったものその2。この、夕日の赤から空に上がるにつれて蒼くなってゆく景色は管理人の好きな色の一つです。↑夕日が暗くなっていましたので、天体観測の知識の下に300mmにて太陽を写してみました(トリミングしています)。そしたら現在って結構黒点が出ていたんですね。これなら近いうちに超望遠レンズで写し直してみたいところです(写真を上下に動かすと黒点かモニター上のヨゴレ^^;か判別できます)。↑そして雲に隠れないまま太陽も低くなり↓↑太陽も沈んで行きました。そしてこの後に写したいものがまだありました。↑写したかったものその3。水星です。原則として毎月の月初に書いている天体情報に、25日前後には水星が見易いと書いてはあるもののそれを管理人自身が確認することはあまりないので(-_-;ゞ、責任上たまには(^^ゞ見てみることにしました。↑ちなみに水星は矢印の先にポツンと光っています、この写真では判りづらいですが。さらにこの辺と記してあるところにもうひとつ、今回写してみたかったものその4があったんです。↑ソレはコレ。判りますかね?。現在肉眼彗星(双眼鏡などで見ることの出来る明るい彗星)のボンブルックス彗星という物が飛んでいるんです。それを家を出る前にステラナビゲーターにて位置を調べていたのですが、木星と水星との三角形を形作るその頂点付近…と調べていて、でも今回は双眼鏡の用意が無かったので肉眼ではどこにいるか判らず、適当にその付近をパシャパシャと写して偶然写せればラッキー♪…と思ってシャッターを切ったらモノノミゴトに写っていました。↑トリミングで大きくしてみました。写野の中に他の星も写っていますが、それらと比べると何となくボワっとしている"ように"見れると思います。また、言われて見れば上方向にガスのようなものが出ている"ように"見れると思います、多分。一応ステラナビゲーターにて周りの小さな星々と彗星との位置関係を調べたら、まさにボンブルックス彗星で間違いないようです。今回は三脚で写していたのでその位置が検出できただけでも満足♪です。↑もう少し星空を写していたかったのですが、当日は満月前の大きな月が出ていましたし腹も減ってきたのでこれにて撤収してきました。ボンブルックス彗星はこれから少しずつ明るくなってゆく予報ですが、でも日も長くなってきているので夕焼けの明るさとの戦いになりそうです。尚、来月の13日には明るい星である木星のすぐ下に位置しそうなので、その時には木星を目印に見つけやすくなると思います。今のところ10月ころにもっと明るい彗星が来そうとの予報が出ていますが、その前にまずは彗星という天体を見てみて下さいね。
2024/03/25
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管理人はその時間に見れる星の位置により春の近さを計ることがあります。それは3月の夕方に東の空より昇って来る春の1等星のアルクトゥルスだったり同じく3月の夜中にやはり東の空より昇って来る夏の星のベガ(おり姫)だったり…。星なんてそれこそ星の数ほどある訳ですが、これらの星が見れるようになるとやっとこの長い雪の季節も終わるのか…と前途に光が見えるようになります^^;。そんな中で一番それが見れるのを楽しみにしているものが夕方に見れるオリオン座なんです。↑先ほどの19時40分頃に屋根から写してみたものですが、オリオン座が右に傾いているのが判るでしょうか。星は東から昇ってきてだんだん高度を上げてゆき、今度は高度を下げながら西に沈んで行く訳ですが、冬の星座であるオリオン座が夕方に西側の空で見れるようになる日を毎年の冬の一番の楽しみにしているんです。それを今年お初で確認できました♪。星(星座)って毎日同じ時間に見てもその位置はほぼ変わりませんが、でも夕方に西に傾いたオリオン座は何度見ても妙に安心できるんです。多分これでもう雪への心配もしなくて済むようになると体が実感するのでしょうね。今日も細かな雪がチラついていて、週間天気予報でも週の半分にまだ雪ダルママークが付いていますが、星の世界では季節も確実に春に近づいているようです。
2024/03/18
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雪国新潟でもそろそろ雪への心配も薄らいでくる3月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。今月は日の出の直前や天体が沈む直前など、水平線のすぐ上での現象が多いようです。↑まずは8日の日の出前の東の空で細い月と赤い火星が接近します(5時10分の図)。特に近い接近ではありませんが、月は月齢2レベルと肉眼で見れるギリギリの細さですし、火星も赤い1等星として薄い朝焼けの中でも見れると思いますので、その2つの色や形を確認されてみて下さい。↑11日の日の入り後には西の空の低い所でものすごく細い月と水星が接近します(18時40分の図)。ご覧のように月の大きさの5倍程度の接近と近いものになりますが、ただし月は月齢1以下と視力の良い方でないと判らないかもしれません。また、水星が沈むのも空が暗くなる時間との競争になりそうですので、視界の開けたところで2つの天体を見つけてみて下さい(双眼鏡があれば使われてみて下さい)。↑14日には夕方の空で月と木星が接近します(20時の図)。こちらは特に近い接近ではありませんが、きれいな三日月と明るい木星が面白く見れるものと思います。↑22日の早朝には、東の空の低い所で金星と土星が大接近します(5時10分の図)。満月のサイズのイメージを書いてみましたが、満月の中に2つの惑星が入ってしまうくらいの近い接近になります。ただしこちらも空が明るくなるのとの競争になりますので、東側が開けたところでご覧になられてください。↑25日の夕方の西の空では水星が見易くなります(19時の図)。水星はいつも太陽の近くを周っていますのでなかなか見れる機会がないのですが、今回は水星が沈む時間も19時30分と好条件で水星が見るようですし、25日の前後1週間は見つけやすそうです。これを機会に天体ファンでも見たことがない人もいるくらいの水星を見つけてみて下さい。月の大きさですが、4日は下弦の月(これから細くなってゆく半月)、10日は新月(夜空に月が出ない日)、17日が上弦の月(これから満月になる半月)、そして25日が満月になります。昼は暖かい日も出て来るでしょうが、夜は意外と寒くなりますので暖かい格好をして安全に星空を楽しまれてください。
2024/03/01
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夕方窓の外を見るときれいな夕焼けになっていたので、久しぶりに屋根に上がってみました。↑もう夕焼けも終わる頃の18時過ぎにパシャリ。当地の今朝の気温は快晴による放射冷却で-6度。そこに昼はいい天気で気温も12度くらいまで上がった模様。例年なら今ころ屋根から星を写すとなるとそれなりに厚着をしなくては寒くて長居できないところに、フリースのカーディガンだけでちょっと寒いかな程度で10分くらい夕焼けを見ていました。1年で一番雪が厳しくなるのは本来であればちょうど今ころ。それが今のところ週間天気予報の1週間先でも特に雪に気を付けなくてはならなそうな日も無く、少しだけ頭の中が軽くなっています♪。本当に雪ももう大丈夫かな…と思えるのは3月も半ばを過ぎてからになるのでそれまでは気を抜けませんが、個人的にはこのまま大降りも無く春になってもらいたいところです。…って、ひょっとすると皆さんのところではそろそろ桜の便りが聞こえてくるのではないでしょうか(-.-)。
2024/02/13
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朝の6時というと結構明るくなってきた2月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。↑まずは5日の日の出前の東の空で、月とさそり座の1等星のアンタレスが接近して昇ってきます(3時10分の図)。アンタレスは赤く明るい星ですので面白く見れるものと思いますし、西日本以南では昼間の現象になりますが、この後にアンタレスが月に隠されるアンタレス食が起こります。↑8日の日の出前には、東の空で細い月と明るい金星が接近します(5時50分の図)。特に近い接近ではありませんが、月齢2レベル(27.6)の細い月はなかなか見れるものではありませんので、金星を頼りに月を探されても面白いと思います。↑15日は月と木星が接近します(20時の図)。こちらも特に近い接近ではありませんが、月が見えていれば観測出来ますし、木星も-2等級と明るい星ですので面白く見れると思います。↑22日の早朝には、東の空で金星と火星が大接近します(5時30分の図)。金星は-4等級で火星は1等級と明るい2つの星の接近は興味深く見れるものと思います。直ぐ太陽が昇ってきますので明るさとの競争になりますが、見晴らしの良い所で2つの星を探してみて下さい。月の大きさですが、3日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、10日が新月(夜空に月が出ない日)、17日が上弦の月(これから満月になる半月)、そして24日が満月になります。2月も後半になると早朝の日の出前の東の空に夏の大三角も見れるようになってきます。北日本では春はまだまだ遠いですが、星空の世界では夏の星も昇ってくるようになります。今月も暖かく安全に星空を楽しんで下さいね。
2024/02/02
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今年最初の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。毎年の1月は新年明けの早々に1つ大きな流星群があるのですが、それは最後に回してまずは星空での見ものを紹介します。↑9日の早朝の東の空で、細い三日月と赤い1等星のさそり座のアンタレスが接近します(5時30分の図)。接近といっても特に近いものではありませんが、月は月齢2レベルとなかなか見ることの出来ない細い月になりますし、アンタレスは赤い星ですので白い月とのコントラストは面白く見れるものと思います。また、当日は月の左上に明るい金星もありますので、にぎやかな星空として見れそうです。↑14日には月と土星が接近します(18時30分の図)。夕方の西の空の低い所での現象になりますが、こちらは結構近い接近になるようです。↑18日には月と木星が接近します(19時30分の図)。こちらは土星の接近よりも離れていますが、木星は当夜の星の中では月の次に明るく輝いていますので面白く見れるものと思います。尚、月が沈む24時ころにはさらに接近します。↑28日の日の出前の東の空では、水星と火星が結構な接近をします(5時50分の図)。満月の大きさを描いてみましたが、今回は満月の中に納まる接近になるようです。ただし日の出との競争になりそうですので、東の空が開けている所での観測が必要になりそうです。月の大きさですが、4日は下弦の月(これから新月になる半月)、11日は新月(夜空に月が出ない日)、18日は上弦の月(これから満月に向かう半月)、そして26日が満月になります。さて、冒頭で紹介していた流星群ですが、1月4日にしぶんぎ座流星群というものがあります。これは先月来ていたふたご座流星群と夏にあるペルセウス座流星群と並んで3大流星群の1つになり、ザックリ1時間辺り50個レベルの流れ星が流れると言われています。今年のピークは18時と予想されているので、4日に空が暗くなれば観測の好機ではあるのですが、実はその時間ではまだ流れ星の輻射点が地平線の下にあり、どこまで流れ星が見れるかは期待値としては低そうです。↑この図は翌5日の午前3時の星空を描いたものですが、この図のようにこの頃になると輻射点も高くなるので流れ星の数も期待できますが、ただしその時間帯には半月の明るい月が出ています。また、しぶんぎ座流星群はピークが鋭いと言われていますので、ピーク時間の予測が合っているとすれば18時から過ぎれば過ぎるほど流れ星の数も減ってくる可能性があります。とはいうものの輻射点がまだ地平線の下にあったとしても、当日は夜の12時過ぎまで月は昇ってきませんので暗い星空の中での観測ができますし、明るい流れ星が多いとも言われている流星群ですので、当日が晴れていたら充分な暖かい恰好と安全な所から星空を見上げてみてください。この流星群のネタを早く紹介したいので早めにアップしますね。
2024/01/01
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皆様におかれましては穏やかな年末をお過ごでしょうか。まぁ静かな年末を過ごされることは今では稀有なことと思いますが^^;。でも周りのごちゃごちゃもよそに日付だけは着実に年末に向かっていますね。さて、年末ではなくて年始のネタになりますが、2024年の1月1日の日本各地の初日の出の時間を天体シミュレートソフトのステラナビゲーターにて調べてみました。↑まず、日の出とはこの図のように太陽の上部が水平線に着いた瞬間のことを言うのだそうです、多分。皆さんが初日の出を見る場合は山や家の屋根の上に見ることになると思いますので時間はズレると思いますが、ご自身の住居地の近くの時間でザックリのその時間を測って頂ければと思います。まずは北から。★北海道では地図上で一番東の納沙布岬の突端付近 6時48分※あくまでも"付近"での時間で書かせて頂きます(以後同義)。また、時間は秒は切り捨てています。★本土では地図上で一番東の岩手県宮古市のとどヶ崎付近 6時51分★本土で一番日の出の時間が早いらしい千葉県の犬吠埼付近 6時45分★本土を南北で見て真ん中辺の静岡県の御前崎付近 6時53分★和歌山県の潮岬 6時59分★四国で一番太平洋に突き出ている足摺岬付近 7時9分★九州では一番太平洋側の佐多岬付近 7時14分★沖縄で一番南の糸満市荒崎付近 7時15分★特異点として富士山の山頂付近 6時42分★ブログ管理者の特権として管理人の生息地付近 6時55分※もしも時間が間違っていてもご容赦願いますm(__)m。これらを見ると本土で一番日の出の早い犬吠埼と一番遅い沖縄とでは30分と結構な差があるものですね。それだけ日本は南北に長いということか。前は富士山の麓や伊豆とかでも初日の出を見ていた管理人も今年は地元で静かに過ごす予定です(-.-)。万が一出かけたとしても初"夕陽"を見に行くくらいかな。明日から日を追うごとに忙しくなってゆきますが、そのバタバタも楽しんでしまおうと"今は"思っている管理人です。
2023/12/27
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ふたご座流星群という失敗したら1年間撮り直しの効かない大事な撮影でオオボケをかましてしまいました(-.-)。↑こちらはD500とレンズに星を太らせて目立せられるフィルターを着けて、その11mm(16mm相当)で写していた"つもり"の写真ですが、画角から飛び出るくらいの長い流れ星が写せたラッキー♪っ…て思っていたら、16mmにしてはオリオン座が大きく写ってね(・・?。恐る恐るExjf(写真データに付いている撮影情報)を確認してみると16mm"相当"ではなくて、モノノミゴトに「16mmで」(24mm相当)写していたようでした(-_-;)。管理人は星の撮影の時は暗い所に目を慣れさせる為にライトは使わずに手探りで準備をするのですが、昨日は大事な撮影でしたのでレンズの焦点距離は明かりを点けて11mmになっていることを確認していたんです。ですがその後にピントを合わせる時に、手探りでピントリングに触っていたものだから間違ってズーミングリングを回してしまっていたのカモ知れません、多分。原因は何にせよ16mm相当で広く写すつもりが24mm相当の(超広角レンズの中では)狭い画角で写してしまったことは事実で、写せたはずの流れ星も写野の外で写せなかった可能性は高いということが出来ます。実際にD500でも200枚くらい写していましたが、流れ星が写っていたカットは4枚のみでした。↑D500では雲の無い所を探してそこを中心にして写していたのですが、24mmという狭い(24mmは立派な広角レンズですが)写野のお陰で雲が無い部分だけを写せたという怪我の功名にはなりました。↑これも16mm相当で写しているつもりでノールックファインダーで冬の大三角から冬の天の川を写していたものですが、結果としては星座的にまとまりのある写真になったような気がします。D500にはソフトンフィルターを使って写していた訳は、とにかく流れ星を写すことはD780に任せて、D500では星空を写しながらもあわよくば流れ星が写れば…と思っていたのですが、それを考えればある意味24mm相当で良かったのかも知れません(ということにしようと思います、ウン、ウンウン)。↑以下はコンデジのG7Xの星空夜景モードで写していたものですが、こちらはD780とD500のレリーズを押してからはカメラが勝手に撮影してくれるので、その間は写している方向を流れ星が流れたか確認しているところに、でも暇なので晴れ間を探してはその方向へカメラを向けて三脚で写していました(カメラにて+2/3明るさ補正以外無補正)。↑G7Xでは星空以外の景色も含めて50枚近く写していたようですが、その中で流れ星が3枚写っていました(流れ星が目立つようにコントラストを上げています)。ひょっとすると今回使ったカメラの中では流れ星が写せた歩留まりが一番良かったかもしれません。↑一応こんな所で写していましたよの図。周りの明かりが明るいように見えますが、赤道儀を浮かび上がらせるために写真を明るく補正した為で、実際はライトが無ければ足元が見えないくらい暗い所です。田んぼの真ん中を通っている道路で幅は2車線。車は片側を原っぱに突っ込んで通りの邪魔にならないように停めていました。この道路の道中には家は無いので夜にここを走る車は無いだろうと思っていたところに結果的に5~6台通りましたが、相手さんもこんな所に夜に車が停まっていることが異様に感じたのか皆さん速度を落として恐る恐る通り過ぎて行ってました^^;。
2023/12/15
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今年も無事新潟県にてふたご座流星群を写すことか出来ました。今週に入ってからずーっと14日の天気予報を気にしていましたが、1週間天気が悪い中で14日のみ晴れ時々曇りという奇跡のような予報が出ていました♪。そして当日になると朝から快晴で、天気予報では夕方から曇って来るところが夕方も晴れっ。…なんだけど、"今"晴れていてもどうしようもなくて、実際に観測を始める19時以降が晴れていないと意味はないんですよね。仕事が終わってバッテリーの充電もして防寒対策も用意して、さて空を見上げると曇りっ(-_-;)、天気予報が当たったのか雲が出ていました。がっ、木星や1等星など明るい星は見えていたので、一縷の望みを賭けて出かけることにしました。…とはいうものの天気予報と雲の流れと実際の空の様子を総動員して推測するに近所で晴れの期待が出来る場所は2カ所あり、でもそれは北方向と南方向の両極端で、例えば北へ向かって曇っていたとしても、そこから南に向かうにも移動に40km1時間は掛かり、さすがにそこまで移動して見直すかと言えば疑問だったので、熟慮に熟慮を重ねて南方向へ向かってみました。↑そして向かったところはこんな所。お酒の銘柄で有名な八海山の麓で、でもここが星の観測として良い場所という訳ではなくて町から外れた田んぼの中に道が1本通っていて、その道中で民家の明かりと街灯からなるべく離れていて、さらに車を停めていても邪魔にならない所を陣取ったという次第です。上の写真は現地に着いて早速コンデジのG7Xの星空夜景モードに+2/3明るさ補正をして写してみたもの(無補正)。東側の空の暗さは期待できましたが、管理人の地元よりは晴れていたものの「星空の写真を写しに来たとしたら」この雲の状態では写真を撮ろうとは思わないくらいの天気でした。19時にこの写真を写して30分くらい空の様子を眺めていると、1つの長いふたご座流星群の流れ星が流れて行きまた。前述のようにこのくらい曇っていると普段は星は写さないのですが、ふたご座流星群の夜でしたしこれから晴れることを期待して、赤道儀を準備してカメラを2台載せてレンズの曇り止めのヒーターも着けて、準備万端で晴れ間を待つことにしました。↑そして現場に来てから1時間くらいすると空が晴れてきましたので本撮影を始めました(X7Gで+2/3補正にて写したまま)。今回はD780には15-30mmを着け、その15mmにてf2.8開放でISOは6400とグンっと上げて、それでこの場所としては空が白く写らない10秒露出の「なんとしても流れ星を写すんだバージョン」の設定で同じ画角をパシャパシャととにかく連写をさせて、D500には11-16mmの11mm(16mm相当)のレンズに星をホワっと太らせて写せるソフトンフィルターを着けて、f2.8開放・ISO6400でこちらは20秒(現場で試写して決めた時間)で、画角を変えて写すことにしました。↑これはD780で写していたカットの中で結構明るい流れ星が写ってくれたもの(これ以降の写真は全て画像補正しています)。↑上の写真の流れ星の所をトリミングしてみました。15mmの画角は1つ1つの流れ星は小さく(短く)写りますが、その代わり空を広く写せますので写野の外を流れた場合のような取りこぼしを少なくできるメリットがあります。↑今回D780では都合400枚写しましたが、その中で流れ星が写っていた18カットを比較明にて重ねて1枚にしてみました。赤道儀で星の動きを追いかけていた為にバックの山の景色がブレていますし、雲が出てきた時でも撮影を続けていた為にその雲も写ってごちゃごちゃしていますが、それでもパッと見ても10コくらい流れ星を数えることが出来ます。尚、暗い空とf2.8レンズとISO6400で流星群の夜に都合3時間写しても、この程度くらいにしか流れ星は簡単には写ってくれないものになります。↑ちなみにこの流れ星も流れていたところを確認していたのですが、ふたご座流星群とは左上の赤い×印付近から四方八方に飛び出て行くように流れるものですので、この流れ星はふたご座流星の流れ星ではなくてそれ以外の流れ星(散在流星)ということになります。でも見れた流れ星は1コは1コですけどね。都合19時から23時近くまで写していて、実際に見れた流れ星は10コくらいで、D780で写せたものは18コという結果になりました。一応のピーク時間は15日の午前4時と言われていたのでその前後ならもう少しいっぱい見れたのカモ知れませんが、天気予報では3時ころから雨と出ていましたし無理も出来ないので日を跨ぐ前に帰ってきましたが、実際に遅くなった方が時間辺りの流れ星の数は増えていたように感じました。家に帰ってきて機材を片付けて、一息ついて空を見上げたら今日1番のきれいなオリオン座が見えていました(-_-)。※D500で写していたものは後日改めてアップするカモしれません。
2023/12/15
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今夜がピーク予測のふたご座流星群ですが、現在我が新潟県はいい天気です♪。↑霧に包まれていた当地も日の出とともにその霧も一気に晴れて、雲一つない青空が広がっていました。…と、そんなところに天気予報では夕方から晴れ時々曇りで、夜は曇りとなりそう(-_-)。今年は新潟が曇りで隣県さんが晴れていれば遠征も考えていますが、今のところ隣県も夜は雲が広がりそうです。ただ、いつぞやのふたご座流星群の時は新潟は雪の予報で、でもフタを開けてみたら所々で晴れ間があり、その少しでも星が見れる所を50kmくらい探し回って何とか流れ星が写せたことがあります。今のところ近所の晴れ間を探して星を写す予定。さて今夜はどうなるでしょうか。
2023/12/14
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いよいよ3大流星群の1つのふたご座流星群が14日にやってきます(前後2~3日は流れ星が見易くなります)。その為でしょうか、普段はせいぜい1日に10件前後で推移している当ブログへのアクセスも、昔書いていた星の写し方のページへのアクセスが増えておりますったって20件くらいですけどね。でも検索でお越しになられたであろう昔のブログにもアクセスを頂けるとはありがたいことですし、それだけ流れ星の写し方を検索されている方も多いものと思われます。ただ、前に書いていたものはライブビュー機能も着いていない時代に書いていたものですので、今ではもっと楽に写せるようになってきていますので、イマドキのカメラでの写し方をここに書いてみようと思います。尚、お約束事ですが当ブログの記事に関して管理人は一切責任は取らないこととしますので、参考にされる場合は自己責任でお願いしますね。↑まず、本来は星の動きを追いかけてくれる赤道儀を使いたいところですが、赤道儀を持っている方がこのページへお越しくださることはほぼ無いと思いますので、ここでは最低限の道具で星空(流れ星)を写す場合で説明させて頂きます。↑その必要なものは、「1」のカメラ本体と「2」のレンズは当然として、三脚もぜひ用意してください。また、お持ちであれば「4」のレリーズを使えばシャッターを切る時に手振れを防止できますし、「5」のフードも着けて頂けると周りからの光の影響や、寒さによりレンズが曇ることを多少防げる場合があります。↑カメラの三脚への付け方ですが、一般的には上下を調整するハンドルが手前に来るようにカメラを取り付けますが、これだとレンズを空の高い所へ向ける時にハンドルが三脚の足にぶつかってそれ以上上に向けられなくなるところに↓↑カメラを逆に付ければハンドルも邪魔にならずレンズも真上まで向けられるようになりますので、試して頂ければと思います(取り付け時のカメラの落下に注意してください)。↑レンズですが、なるべく明るいレンズ(fの数字が小さい)でさらに単焦点(ズームが出来ないもの)のレンズがあればさらに良く写せる期待が持てますが、今ではズームレンズを使われている方が多いと思われますので、ここではズームレンズを使って説明させて頂きます。ズームレンズの場合の焦点距離ですが、なるべく広角(数字が小さい側)で写されることをお勧めします。確かに望遠側(50mmとか)で写して流れ星が写せると大きく立派な流れ星として写ってくれますが、流れ星はどこを流れるかわからないものですので、広角で広く構えていてその中を流れてくれたら…と写した方が効率が良いと思います。↑カメラの撮影モードは原則としてM(マニュアルモード)を使います。↑また、ピント合わせもマニュアルで、さらに手振れ補正が付いているのであればOFFにしてください。これは星程度の明るさではオートフォーカスが効きませんし、手振れ補正がONのままだと誤動作で逆にブレてしまう場合があるためになります。↑撮影の設定ですが、まず、流れ星とは一般的にはとても暗いものになります。空を眺めていて流れたっ…と思ってもそれが写らないことはしょっちゅうあることです。その為に絞り(f値)は開放で、ISOも出来る限り高くして、上記の設定で写して「空が白っぽく写らない程度の」写りになるようにシャッター速度を決めます。ただし三脚で写す場合は、露出時間がだいたい20秒を過ぎると星が線を引いて写るようになりますので、もしも星を点として写したいのであれば、露出は10秒程度にして空が白けないようにISOを調整されると良いかと思います。ちなみに山奥など周りが真っ暗なところであればこの写真の設定でも写真が白けることはありませんが、少しでも街明かりがあれば3~5秒程度でシャッターを閉じないと写真が白くなってしまう場合があります。ですが前述のように流れ星とはとにかく暗い存在ですので、なるべくISOを高めに、短いシャッター速度でパシャパシャと何十枚何百枚と写して、その中で何枚か流れ星が写ったら…と力業で写される方法も1つの写し方になります。↑ピントはカメラの視野内に明るい星を入れて、ライブビューにてその星の像を拡大させて、マニュアルでピントを合わせて下さい。例えばこれは実験的に家の電球をボカして写したものですが↓↑それを手動で星が一番小さくなるようにピントを合わせます。尚、空に適当な星が無かったりライブビューの画面が見ずらい時には、現場から見えるなるべく遠い街灯などでもその代用になります。また、カメラにライブビューが付いていない場合はファインダーを覗いてなるべくピントを合わせるか、レンズの無限遠(∞マーク)に合わせて試写をしてみて、モニターにてピントを確認してまた試写をしてみて…とピントを出してみて下さい。基本的な撮影法は以上になりますが、それ以外にカメラの設定でノイズリダクション(高感度で写した時にザラザラするところを軽減する機能)は、撮影者がそのザラザラを許容できるのであれば、OFFで写されるとパッパッとすぐ次の写真を写せるので効率は良くなります。また、シャッターディレイというシャッターを押した後の2~3秒後にシャッターが切れる機能が付いていれば、それを使えばシャッターボタンを押した事によるブレを防げます(レリーズを使っていてもさらなる効果が期待できます)。さらにレンズとフードの部分に電池式カイロなど自ら発熱するものをゴムひもなどで着ければ、レンズが夜露により曇ることを防ぐことが出来ます(使い捨てカイロなどは立ち消えする場合があるようです)。また、カイロが無くてもレンズの部分にタオルなどを巻いてもらっても、曇りの発生を遅らせることが出来ます。↑これは前に夏のペルセウス流星群の時に、流れ星観測会の参加者さんに対してこんな感じで写せますよと上記の設定で三脚にて写していた流れ星になります。一般的に流れ星はすーっと太くなっていってスッと細くなって消えるように写ります。↑また、撮影していてこのような線状のものが写る場合がありますが、これは人工衛星になります。人工衛星はモニターで大きくして確認すると線の両端がスパっと切れているように写ります。また、点線のように写った場合は飛行機の可能性が高いです。実は流れ星はなかなか写ってくれなくて人工衛星は知らぬ間に簡単に写ってしまいます。星空を写していて線状のものが写ると、偶然流れ星が写せました…とSNSなどに載せている写真をよく拝見しますが、このブログをご覧になられた方には、流れ星と人工衛星をしっかりと見極めて頂きたいところです。厳密に言えばふたご座流星群の流れ星とは、ふたご座付近から四方八方へ飛び出てきたように流れる流れ星の事を指すので、もしも流れ星が写せたとしてもその流れてきた方向にふたご座が無ければそれは"ふたご座流星群以外の流れ星"ということになります。がっ、でも流れ星は1つは1つですので当日は少しでも多くの流れ星が写せると良いですね。この時季の夜は尋常では無いくらい冷えますので、充分な暖かい格好をして安全に流星群を楽しまれてください。※後日加筆・修正する場合があります。
2023/12/11
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水星を写した翌日もいい天気になりました♪。実は管理人は冬の星空を写せる機会があまりないんです。理由は当地は日本海側の天気によりとにかく冬は晴れないから(それと寒いですしね^^;)。とはいうものの冬の星空はきれいですし、この晴れ間の機会に今月の14日にやってくるふたご座流星群の撮影ポイントの候補を探してみようと近所を周ってみました。ふたご座流星群は家の近くが晴れればもちろんそこで撮影しますが、もしも新潟全域が曇りで星が見れないのであれば(←この公算が高いですが(-_-;))西高東低の晴天が期待できるお隣の群馬県さんまでの遠征も考えております。でも翌日も当然お仕事の訳で、県外へ行っても遅くまで撮影は出来ないでしょうから、保険として遅くまで居座れそうな所も探したという次第です。↑昼間に走るとここの夜空は暗そうだな…と前から目星をつけていた田んぼ地帯へ向かって、農家さん用の砂利道をあっちこっちとさまよって良さげな所(街灯から遠くて車が来ても邪魔にならない所)を探して車を停めました。今回は下見でしたのでお手軽に三脚にD780+24-70mmと明るい星をホワっと太らせて写せるソフトンクリアフィルターを着けて、その24mmでほぼ真上を写してみました。本当に暗い空でこの付近を写せば冬の薄い天の川も写せるのですが、まぁこのくらい星が写せれば流れ星の撮影ポイントとしてはギリギリ何とかなりそう。雪国では冬は雪が積もる訳で、星空を写す条件の良い所には行くことができなくなるので、雪が無くてソコソコ星空が写せるポイントがえらいありがたいんです。なので多少の妥協は仕方ないかな。↑東の空にオリオン座と冬の大三角が昇ってきたので写してみました(24mm)。画角にはふたご座も入れてあります。↑ちなみにこんな感じね。↑こちらは冬の大三角を主体に縦位置でパシャリ。家の窓明かりもありまずが、東の空の条件は街に近いところとしては良い所のようです。↑レンズを15-30mmに換えて、その15mmで写してみました。星空を写すのであればこのくらい広く写せた方が管理人としては好みです。この場所もいい感じですが、ふたご座流星群の当日はここには来ることもないような天気であればいいところです。
2023/12/10
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今月に見易くなっていた水星を写してみました。水星は太陽の近くを回っているためになかなか太陽から離れなくて、普段は太陽の光が邪魔をして暗い空の中で見れるチャンスが少ないんです。でもその中でも太陽から離れることがあり、夕方の日没後の西の空か早朝の日の出の東の空で見れる場合があります。今月は夕方に見れるチャンスがあったので屋根から写してみました。↑先日(8日)の夕方に窓から赤い光が差し込んできて外が晴れていることを知り、ふと水星のことを思い出して屋根に上がるときれいな夕焼けになっていました。水星が見れる可能性があるとは言ってもそれは地上に近い高さの話で、地平線まで良く晴れていないとなかなか見ることはできません。でもこれくらい晴れていれば大丈夫なので、さっそくD780と28-300mmで写してみました。↑水星が西の地平線の上に出ているであろうことはわかっていましたが、果たしてピンポイントでどこに出ているかまではわからなかったので、まずは適当に地平線の上付近を写して明るい星が写るか力業で探してみました。↑でもそう簡単に見つからず、双眼鏡があればいいのですがそれも車の中で取りに行くのも面倒で、改めて広く写して今一度カメラのモニターで右から左まで探していると写野のギリギリ端のココにポツンと光る星がありました。↑その付近を28-300mmの300mmで写してみると、この高さでこの時間にこの明るさの星は水星でほぼ間違いなさそうです。↑アンテナが邪魔だったのでそれが写らないところから再度写すと、遠くの山の右上に、その左下に小さな星と一緒に光っていることがわかりました。↑家に帰ってきて天体シミュレートソフトのステラナビゲーターの、地上の山の景色も一緒に描写する機能を使って撮影していた緯度経度と時間を打ち込んで表示させると、モノノミゴトに水星と左下の小さな星と、山の形まで写真と同じに表示されました。冒頭に書いていたように水星とはなかなか見れないもの。管理的には水星を見ることは流れ星を見ることよりもうれしいかもしれません。本当は今回水星の高度が一番高くなる4日に写したかったところですが、日本海側特有の冬の天気によりずーっと曇っていたころに、ギリギリでも写せたからよかったところです。
2023/12/10
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このブログは天体のネタをメインとしているハズなのですが、寒くなってきてさらに空も冬の天気で曇りがちになってきた当地では星を写すことも叶わず(-_-;)、チカゴロは星以外のネタで埋まりかけています。なので無理やり天体ネタとして来年度の天体現象を上げてみます。まず、もしも予想通りになったら…という前提ですが、10月ころに明るい彗星が見れる"カモ"しれません。その名は紫金山・アトラス彗星。これからのその軌道を計算すると、どうやら10月の夕方の西の空の低い所で長く伸びた尾が見れるくらい明るくなるかも知れません。ただし彗星とは今後の軌道は計算できてもちゃんと核(雪ダルマのようなもの)が壊れずに進むのかまでは未知数なので、地球に近づくまでははっきりとは言えないものでもあります。実際に2020年に肉眼でも見れるくらい明るくなるかもと予測されていた彗星が、太陽に近づいた時にその熱で崩壊して見れなくなったということもありました。もしも現在の予測通りに彗星が明るくなったら恐らく2024年の一番の天体の話題になると思いますので、今から期待しているところです。晴れてさえいれば必ず見れる現象として、12月に月が土星を隠す現象が1番の話題となりそうです。↑その日は12月8日の夕方。これは天体シミュレートソフトのステラナビゲータでそのシーンを描写した図ですが、18時20分に土星が月に隠れ始めます。↑そして18時30分に全部隠され↓↑18時53分に再び月から土星が出てきます。土星の輪はさすがに望遠鏡がなければ見れませんが、当日の土星は1等星ですので、明るい星が月に出入りするシーンは肉眼でも面白く見れるものと思います。↑ちなみにこれは2002年の3月に起きていた月の土星食を写していたもの。これは当時唯一持っていたデジカメのコンデジで写していたものなので、それが一眼デジカメで改めて写せると思うと今からワクワクしております。尚、月は翌日の9日には海王星を、さらに12月25日の早朝にはおとめ座の1等星のスピカを覆い隠すという、掩蔽(えんぺい:天体が天体を覆い隠す現象)が立て続けに起こります。↑日時は前後しますが、8月15日には火星と木星が大接近します(15日の2時の図)。参考として満月の大きさを丸く描いてみましたので、その接近の近さも判ると思います。火星は再来年(当日から見ればザックリ半年後)の2025年1月に中接近になるので、近付きつつはありますが特に大きい訳でもありません。ですが0.8等と1等星よりも明るいですので、-2.2等の木星とピッタリくっ付いているような見え方は注目されることと思います。これも望遠鏡の低倍率で1枚に2つの惑星を写してみたいところです。毎年コンスタントに多くの流れ星が見れる可能性が高い3大流星群ですが、1月4日にあるしぶんぎ座流星群は下弦の月があり条件的にはイマイチ、8月12日のペルセウス流星群は22時過ぎに月が沈むのでそれからであれば条件は最良、12月14日のふたご座流星群は満月前の月があるので条件的には悪そうです。日本国内で見れる日食は無く、月食は3月25日に半影月食という月食のニアミスのようなものがあるにはあるのですが、月が昇ってきた時には食も終わっているようです。蛇足として昼間の現象になるのですが、5月5日には月が火星を隠す現象が、7月25日には月が土星を隠す現象があります。他にも月と明るい星の接近など、肉眼で見ても面白いイベントはいくつかあるようですが、それらは原則として毎月の月初に書いている天体情報にて説明しようと思います。また、10月には面白そうな彗星が来ることは判っていますが、その他にも今はまだ見つかっていない大きな彗星がやってくる可能性は0ではありません。2024年は日食や月食など誰でも楽しめる大きなイベントは無いようですが、そのようなものは無くても晴れに恵まれていつもの星空を普通に見ることの出来る年であればと思います。
2023/12/05
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唐突ですが、本来天体撮影は真面目に写そうとするとすげぇシビアな設定が必要なんです。例えば撮影する前にピントを合わせる訳ですが、カメラのレンズや望遠鏡のレンズはガラス出てきている訳で、気温によって超微妙に収縮することがあり、レンズが外気温に馴染むまでは1枚写すごとに再度ピント合わせをしなくてはならない場合があるんです(本来はレンズが馴染んでから撮影を始めます)。また、望遠鏡は原則として金属製の金具1~2本で赤道儀に取り着けられていますが、金属なのでちょっとやそっとでは歪まないところに、それでもシビアな撮影をされる方は金属同士をプレートで繋いで補強をするくらい本当は0.01mmのズレでもその影響の排除を考えなくてはならないんです。そんなところに管理人は面倒なことがキライなのでそこまでは気も使わずお手軽に天体を写しているのですが、先日ちょっとしたことが実際にはやっぱりえらい影響をしていたことを再認識しました。↑それはネジの緩み。これはSXP赤道儀用の三脚が土台に接続されている所。写真のようにここに一つと↓↑その裏に2つのネジで土台に着けられています。実はこのネジが緩んでいたことは気付いていたのですが、夏にSXP赤道儀の足を修理した時に、キッチリと取り付けるよりは多少の遊びがあった方が各部に無理も掛からず"お手軽観測では"その方がいいかな…と、わざとネジが緩いままにしていたんです。しかし同時にスターブックTENの自動導入の精度が落ちているように感じていました。精度が落ちているとはいっても観測や撮影には支障も無かったのですが、スターブックTENを使い始めた頃は星を自動で導入させるとC-8望遠鏡+LV20mm(100倍)の視野の中心付近に星が導入されていたところに、最近は視野の端かギリギリ視野外に天体が来ることがあったんです。管理人は自分の赤道儀のそのクセを知っているのでそれでも頭で補正しながら使っていたのですが、でも昔はちゃんと導入できていたものがズレるようになっていては気分的に良くありませんでした。そこで冒頭の金属をプレートで繋がなくてはならないくらい本当は天体観測ではシビアな精度が必要なものということが気にかかり、ネジをしっかりと締めてみたんです。そして先日星を写してきた時、実はこのネジを締めたことにより自動導入の精度が変わるか試してみたいところもあったのですが、その結果は確かに自動導入で星がより中心部に導入されるようになりました(のような気がします)。そりゃそうですよね、ネジが緩んでいたと言っても、ではそれで三脚を揺らしてみてもガタは感じられないくらいだったのですが、でも微妙にガタは出ていたはずで、そんなところに実際に100倍で星を見ている時に三脚を指ではじいた程度でも視野がフルフルと揺れるくらい望遠鏡はシビアに取り付けられているので、手には感じられないガタでも導入の精度に影響していたであろうことは容易に考えられます。恐らく望遠鏡が左右(東西南北)に動く度に重心が動いて、それにより微妙なガタにより0.01mmのレベルで望遠鏡が動き、それが自動導入の精度に影響していたものと思われます、多分。自動導入がビシバシ(死語?)決まると観測していても気持が良い訳で、これで今後の観測会も楽しくなりそうですったってさすがに寒くてもう天体観測会の依頼もきませんけどね^^;。
2023/12/04
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ついにこの文言の「今年最後の」天体イベント情報を書く時期となりました。12月というと毎年14日前後にやってくるふたご座流星群がメインのイベントになりますが、その他にも今年はどんな肉眼で楽しめる天体イベントがあるでしょうか。↑まずは4日の夕方の西の空の低いところで水星が見易くなります(17時20分の図)。このブログでは良く書いていることなのですが、水星が見易くなってそれが何?っていいますと、水星は太陽のすぐ近くを回っているので普段は昼間の星となり、空が暗い中で見ることのできる機会が少ないんです。実際に管理人の星仲間でもまだ水星を直接見たことがないという人は多いのですが、それが太陽から比較的遠ざかるようになりますので、見れるチャンスがやってきます。今では17時を過ぎれは空も暗くなってきますが、それでも水星を見つけるには西の空の低いところまで見渡せる環境が必要になります。ただし水星は現在0等級(0.4等星)で輝いていますので、当日はキラっと輝く水星が見つけられるかもしれません。ちなみに今回は10日過ぎくらいまで水星が見れるチャンスがありそうです。↑10日の早朝の東の空では月と金星が接近します(5時の図)。月はほぼ三日月(27日月)で、金星も-4等級と明るいので、その2つの天体の接近は面白く見れるものと思います。↑18日は月と土星が接近します(20時の図)。今回は少し離れていますが、当日は月の周りに明るい星は土星しかないので、月を目印に輪のある惑星の土星をご自身で探されてみてください。↑22日には月と木星が接近します(20時の図)。こちらは月の大きさの4倍程度の近い接近となります。木星は-2.7等星と早朝に見れる金星の次に明るく輝いているので、明るい月と明るい星の接近は目を引く景色になると思います。月の大きさですが、5日が下弦の月(これから細くなってゆく半月)、13日が新月(夜空に月が出ない日)、20日が上弦の月(これから満月になる半月)、そして27日が満月となります。さて、冒頭でも書いていたふたご座流星群ですが、今年は15日の早朝の4時がピークと予想されていますので、14日の夜から15日にかけて観測されるとよろしいかと思います(14日の前後3日くらいは流れ星を見れるチャンスが高まります)。ふたご座流星群は夏のペルセウス流星群と冬のしぶんぎ座流星群と並んで3大流星群の一つに数えられていますが、管理人の個人的な印象では、毎年定期的に見ることの出来る流星群の中では、一番いっぱい流れ星が見れるというイメージを持っています。さらに今年は月が夕方には沈みますので、流れ星を見るには最適な条件でもあります。↑これは2021年のふたご座流星群の夜にふたご座を写していた時に流れてくれた流れ星です。この時期の夜は尋常ではなく冷えますので、充分過ぎる暖かい恰好をして安全に星空を見上げてみてください。また、23日にはこぐま座流星群があります。こちらの流星群は普段はあまり流れ星も流れないのですが、時として1時間に100個レベルの流れ星が流れることもある流星群になります。今のところ今年は数は少ない(例年並み)と予測されており、さらに24日の3時ころまで月も出ているので、当日は見れたらラッキー程度で夜空を眺めていただければと思います(突発的にいっぱい流れる可能性は0ではありませんが)。今年も残すところ30日を切り寒くなってきましたが、冷たい空気により澄んでキラキラときれいに瞬く星空を暖かくして見上げてみてくださいね。
2023/12/03
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先日、個人的に星が見たいというリクエストを頂きました。その方には大変お世話になっているのでぜひお受けさせていただき、せっかくなのでお友達(50年くらい前ならおきれいだったと思える方々^^;)もご一緒にどうぞ♪ということで、望遠鏡の機材一式を車に積んで出勤しました。当日は月が大きく、でも月は月で望遠鏡で見ると面白く見れるので手軽に会社の駐車場から月や土星を見てもらう予定でいて、仕事が終わってからその準備を始めるとメールが入り(実はメル友♪)、申し訳ないがどうしても断れない仕事の用事が急にできたと書いてありました。その方の仕事も良く知っているのでこれは仕方のないこと。ではまた晴れの日があれば望遠鏡を持ってくると返信してその時はそのまま帰ることにしました。…なんだけど、こっちは星を見せる気満々で望遠鏡を積んでいたのでどーも欲求不満状態。帰り道の暗い峠でも月が煌々と輝いていてこのまま帰ってももったいないので、軽く月でも見て帰るかと山へハンドルを切りました。管理人的月・惑星撮影ポイント(家から近い山の上)に来れば月明かりの中にもある程度星が見れて、大気がきれいなことがすぐわかりました。でもすぐ帰るつもりだったので赤道儀の極軸も合わせないでスターブックTENの"極軸を合わせていない"モードでお手軽に観測することにしました。しかし木星を見るとヤケに縞が良く見える。撮影をすれば時間がかかるし、でもこの条件はもったいないし…と星を見ながらしばらく考え(熊避けでスマホで松山千春♪)、やっぱり撮影をすることにしました。↑まずはNLV9mm(約220倍)を着けて、D780で土星を写してみました(写したまま)。↑トリミングで大きくしてみました。土星は高度も低くなっていたせいか輪もユラユラと揺れていましたが、このくらい写せれば良しとしたところか。ちなみに極軸はちゃんと合わせていませんでしたが、スターブックTENの2軸補正でちゃんとガイドされていたのでそのままで写してあります。↑次に同じ倍率で木星を写してみました(写したまま)。↑こちらもトリミングで大きくしてみました。2本の太い縞模様は大体いつでも見ることができますが、その上下に2~3本写っている細い縞模様は大気の状態が良くなければなかなか見ることはできません。これが写せてこの時無理をして山へ来た自分をホメてやりたくなりました♪。尚、上の土星の写真と同程度のトリミングしていますので、同じ倍率で見た場合の土星と木星の大きさも比べられます。↑続いて月に望遠鏡を向けました。これは望遠鏡を望遠レンズのようにして写す直焦点で写していますが(ザックリ40倍)、この大きさでもいつもより良く見えていたように感じました。↑再びNLV9mmアイピースを着けてクレーターを写してみました(220倍)。赤い矢印の先の丸いクレーターをアルキメデスクレーターと呼びますが、管理人はそのすぐ上の2つのクレーターと一緒にタコと呼んでおります。↑月面で一番カッコイイと言われている(多分)コペルニクスクレーターを写してみました(220倍)。これで直径90kmだそうです。↑月や惑星を写していると東の山のすぐ上に恒星の中では一番明るいシリウスが昇ってきたので写してみました(220倍)。シリウスは青白い色の星なのですが、高度が低い時は大気の揺れによりこんな色合いで見れる場合があります。これは高度が高くなってゆくとともに白く見えるようになります。月も惑星も写したのでそろっと帰ろうかと思ったところに、ひとつ試してみたいことを思いついたので写してみました。↑それがこれ。望遠鏡を望遠レンズとして使ってM42オリオン大星雲を写してみたらどうなるかな…と。そしたらあらビックリ(゜o゜)、結構写せるのですね(左下の光の線状のものはゴースト)。一応データはC-8望遠鏡の2000mm直焦点にて、D780でISO25600にして20秒で写してあります(赤道儀のモーター任せのノータッチガイド)。そもそも星雲とは明るいレンズで長時間掛けて写すようなものなので今まで試そうとも思わなかったのですが、そんなところにM42は明るい星雲ですのである程度は写せるかと思いましたが、まさかここまで写せるとは思ってもいませんでした。これも高感度に強くなったカメラさんのおかげだと思います。管理人の中では今年1番の木星が写せましたしオリオン大星雲がこれだけ写せることも分かったので、収穫のある時間にもなりました、ちょっとだ月を見て帰るつもりが結局2時間撮影していましたが。この時間が作れたのも天体観測会をキャンセルしてくれた50年前は女学生だった^^;おばちゃんのおかげかな。でもやっぱりいつかはこんな月や木星を管理人の望遠鏡で実際に見てもらいたいところです。
2023/11/23
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夜中にトイレで起きました(注:夜トイレに何度もいくような身分ではまだありませんっ(-_-;ゞ)。部屋に戻ってきて何気なく窓の外を見たら、真正面に木星が輝いていました。ん~やっぱり木星は明るいな。…んっ?、木星(・・?。良く見るとその星が瞬いていたんです。星が瞬くことはご存じと思いますが、それは星はいくら太陽の何百倍の大きさで輝いているとはいえ光の速度で何十年~何百、何千年も掛かるえらい遠くで輝いているために、その光は地球にはほぼ線(長さがあって面積が無い)の状態で届いているんです。なので地球の大気にその細い線がゆすられて瞬いて見えているのですが、そこにきて金星や木星などの惑星は近い所で輝いているためにその光の線も面積を持っていて太く、ビシっと地上に届くのであまり瞬かないんです、多分。話しを戻して、その星の瞬きが気になったので改めて見てみると星の中(恒星)では一番明るく輝いているおおいぬ座のシリウスでした。シリウスと言えば冬の大三角を形作る星の1つで、冬の大三角にはオリオン座のベテルギゥスも含まれています。実は管理人はオリオン座に特別な感情があるんです。オリオン座とは冬を代表する星座になり、それを見ることは冬(雪の季節)が近くなってきたということになり、毎年なるべく遅い時期まで見ないようにしているんです。まぁ見なくても季節は確実に来るわけですけどね^^;。ただ、オリオン座はご存じのように立派な形の星座で、例えば秋に山の上で星空を写していた場合では、オリオン座を写してから帰ることもあります。今年は最近星空は写していないので夜中に起きていても空を見ないようにしていたのですが、シリウスを見てしまっては星見人のサガが疼いて屋根から今年お初のオリオン座を写してみることにしました。↑まずは服を着こんでコンデジのG7Xを持って、いつも屋根への出口に置いてある三脚を使ってパシャリ。オリオン座~冬の大三角を写してみました。※今回の写真は注釈が無い限りG7Xの星空夜景モードで写したままで載せてあります。↑冬の大三角とはコレね。↑最初見間違っていた木星は西の空の低い所にありました。しかし木星は明るいですね。↑東の空にはもっと明るい金星が昇っていました。これを写す時に左下の明るい星(うしかい座のアルクトゥルス)に気付き、ひょっとして…とシャッターを押していましたが、案の定山のすぐ上に肉眼では見えなかったおとめ座のスピカも昇っていました。↑しし座の星とうしかい座の星と、そしておとめ座の星の3つで春の大三角というものが形作られます。今の時期でも早朝の東の空はもう春の星空なんです。…あぁ、早く本当の春にならないかなぁ(-.-)。↑北の空では北斗七星が目立っていましたので北極星と一緒に写してみました。ちなみに北極星のある星座はこぐま座と言い、その形はまるでミニ北斗七星とも言えるくらい並び方が似ているんです。実は北斗七星とは星座の名前ではなくておおぐま座を形作る一部なのですが、おおぐま座とこぐま座と同じ熊の名の付く星座にこれまた同じ形の星の並びがあるとは、偶然とはいえ面白い話だと思います。↑北斗七星から北極星を探し出す方法はご存じと思いますが、同様にカシオペア座からも北極星を見つけられますが、その2つの星座(星の並び)を同時に写してみました。G7Xは星空は24mm相当で写せますが、24mmではギンリギリ北斗七星の7つの星とカシオペア座の5つの星を写すことが出来ました。↑頭のほぼ真上のふたご座付近を写したものですが、この写真のみ強めの画像処理をしたら淡い冬の天の川が浮かび上がりました。2つの矢印方向にある星の流れが判るでしょうか。もちろん山の上など暗い所で写せば冬の天の川をもっと濃く写すことは出来ますが、街中の屋根からでも"一応"写すことは出来たので、当日は大気も澄んでいたものと思われます。↑久しぶりに見る冬の星空はきれいで、出来る事なら本気撮影をしたいところでしたが、当然今日もお仕事の訳で大切な睡眠時間をあまり短くすることも出来ず、最後に冬の空の7つの1等星の中の6コを写野に収めて屋根から下りてきました。↑上の写真に写っている1等星はこんな感じね(もう1つはふたご座のポルックス)。今になって写真のデータを調べてみたら、3時50分からほぼ1時間写していたようです。防寒着は部屋に掛かっていたMA10を着て上がりましたが、途中から寒さが防寒着の綿を突き抜けて背中まで届いておりました。屋根から下りる時に手すりに触ると夜露で濡れてはいましたが霜は降りていませんでした。ということは2~3度くらいはあったものと思われますが、屋根に上がる前は寒く感じていた廊下の暖かいこと♪。オリオン座を「見てしまった」ということは管理人も冬を受け入れる心構えが出来たということ。車は1台タイヤをスタッドレスに替えたし、もういつでも雪が降ってきても…でもやっぱりあまり大雪は来ないで下さいね。
2023/11/16
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昨日の夕方、窓の外を見ると空がきれいに赤くなっていましたので屋根に上がってみました。↑D780にニコンの28-300mmズームレンズを着けて、その28mmでパシャリ。屋根に上がるまで10分くらい掛かりましたが、その間に赤がグンっと薄くなっていました。※このご時世ですので民家さんにはボカしを入れさせて頂いております。↑反対側の東の空には明るい星が1つ、木星でした。↑木星は夜に見ることの出来る天体の中では月と金星の次に明るく見れる星で、一般の方なら金星と間違っても仕方の無いくらいの明るさで見えていました。朝の東の空に見える金星を明けの明星と呼び、夕方の西の空に見える金星は宵の明星と呼ぶことはご存じと思いますが、真夜中でも見ることの出来る木星を夜の明星と呼ぶこともあるようです。この写真(135mm)でも木星の両脇に小さな衛星が写っていることが判りましたので、改めて写してみました。↑28-300mmの300mmで写したままの大きさです。↑上の写真をトリミングで大きくしてみました。↑天体シミュレーションソフトのステラナビゲーターで写した時と同じ時間の木星を表示させたら、モノノミゴトに同じ配列で衛星が描かれていました。木星の衛星は望遠鏡が無くても200mm以上くらいの望遠レンズがあれば写すことが出来ます。ただ、衛星を撮るために明るめに写すと木星は真っ白に写ってしまいます↓。↑そこで再度改めて300mmで木星の模様が写せるか挑戦してみました。まずは300mmで写したまま。これではただの1つの星ですが↓↑こちらもトリミングで結構大きくしてみると丸く面積を持った姿で写すことが出来ました。して模様は…、これでは木星らしい茶色っぽく見れるだけで縞模様までは判りませんね。↑ちなみにこの時は木星はこんな傾き方をしていたようです。500mm(750mm相当)では木星の縞模様が1本くらい写せている"ような"気がしますが、さすがに300mmでは難しいかな。でもまだ夕方だったということもあり大気が安定していなかった可能性もありますので、また300mmでの木星の縞模様に挑戦してみようと思います、多分。
2023/11/02
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今年も残すところあと1回になった、11月の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。↑まずは9日の早朝に、東の空で三日月と明るい金星が接近します(3時30分の図)。特に近い接近ではありませんが、現在金星は異様に明るく輝いていますので、面白く見れるものと思います。↑また、翌日の10日の早朝には、月が金星の下に来てやはり接近して見ることが出来ます(3時30の図)。今ころの日の出前は寒いですが、空気も澄んできていますのでギラギラとした金星をご覧になられてみて下さい。↑20日の夕方には月と土星が接近します(20時の図)。こちらも特に近い接近ではありませんが、20日には月のすぐ近くにある明るい星があの輪のある土星と思いながら星空を見上げてみて下さい。↑25日には月と木星が結構近い接近をします(20時の図)。木星は夜空に見れる天体の中では月と金星の次に明るく輝いていて、さらに今月は-2.8等級と特に明るい木星として見ることが出来るので、月と一緒に輝いているところは面白く見れるものと思います。月の大きさですが、5日は下弦の月(これから新月になる半月)、13日は新月(夜空に月が出ない日)、20日は上弦の月(これから満月に向かう半月)、そして27日が満月になります。流星群ですが、13日はおうし座北流星群のピーク日になります。このおうし座流星群とは、一応ピーク日はありますが特にはっきりとしたピークがある訳でもなく、1ヶ月の長きに渡りポツリポツリと流れる流星群と言われています。さらに10月11日にもおうし座南流星群があったのですが、こちらも北群と同様1ヶ月の長きに渡り流れ星が流れ、どちらも1時間辺り5コ前後の小さな流星群としても、それが2つ重なる時期ですので星空の写真を写していると結構流れるという印象の流星群です。また、18日はしし座流星群のピーク日になります。こちらは33年周期でいっぱい流れる流星群で、次のその時期は2033年前後ですので今年は流れる数も少ないと予想されています。ピークの時間は18日の14時とされていますので、18日の夜に空を見上げて頂ければと思います(ピーク日の前後3日程度はチャンスがあります)。今年は数も少ないとはいえ1時間に数個くらい見れる場合がありますし、前述のおうし座流星群と一緒に条件が良ければ1時間に10個くらい流れ星が見れることもあります。この秋は暖かい予想とはいえ夜の気温は別の話しですので、真冬並みの防寒対策をして夜空を見上げてみて下さい。
2023/11/01
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先日、上弦の月を写してきた時のネタですが、月面を動画でも写していました。↑C-8望遠鏡にNVL15mmを着けて、ザックリ175倍で写していましたが、当日は大気の状態が悪く月面が常にユラユラと揺れていて写真を写してもきれいに写せませんでした(と言い訳を言っておきます(-_-;ゞ)。↑ではそれはどんな状態だったかというところをD780の動画で録ってみました。クリック → 月面の動画 ← クリック※動画が出てくるまで時間がかかるカモ知れません。C-8望遠鏡にNVL15mmと写真を写した時と同じ条件で、半月の欠けているところを右から左へ、さらに上に上がって左から右へ…と、月面の全面を録って下に下がって動画も終わります。動画自体はザックリ3分30秒になっていますが、実際はもう少しゆっくり動かして録っていたものを1.2倍速に変換してあります。月面が常にユラユラとしているところが判ると思いますがこれが大気の揺れによる現象で、大なり小なりいつでも起きているものですが、でもこのレベルでは撮影は諦めるレベルでもあります。でも動画ならそれも臨場感として面白く見れ…ますかね?^^;。写真は「写す」や「撮る」と書いて、動画は「録る」と書けば静止画や動画のどちらで写したか伝わる日本語って良く出来ていますね。
2023/10/30
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