夜空を見上げるブログ

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2024/01/01
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カテゴリ: 星・天体
今年最初の肉眼で楽しめる天体イベント情報です。

毎年の1月は新年明けの早々に1つ大きな流星群があるのですが、それは最後に回してまずは星空での見ものを紹介します。



↑9日の早朝の東の空で、細い三日月と赤い1等星のさそり座のアンタレスが接近します(5時30分の図)。

接近といっても特に近いものではありませんが、月は月齢2レベルとなかなか見ることの出来ない細い月になりますし、アンタレスは赤い星ですので白い月とのコントラストは面白く見れるものと思います。
また、当日は月の左上に明るい金星もありますので、にぎやかな星空として見れそうです。



↑14日には月と土星が接近します(18時30分の図)。

夕方の西の空の低い所での現象になりますが、こちらは結構近い接近になるようです。



↑18日には月と木星が接近します(19時30分の図)。

こちらは土星の接近よりも離れていますが、木星は当夜の星の中では月の次に明るく輝いていますので面白く見れるものと思います。




↑28日の日の出前の東の空では、水星と火星が結構な接近をします(5時50分の図)。

満月の大きさを描いてみましたが、今回は満月の中に納まる接近になるようです。ただし日の出との競争になりそうですので、東の空が開けている所での観測が必要になりそうです。



月の大きさですが、4日は下弦の月(これから新月になる半月)、11日は新月(夜空に月が出ない日)、18日は上弦の月(これから満月に向かう半月)、そして26日が満月になります。



さて、冒頭で紹介していた流星群ですが、1月4日にしぶんぎ座流星群というものがあります。
これは先月来ていたふたご座流星群と夏にあるペルセウス座流星群と並んで3大流星群の1つになり、ザックリ1時間辺り50個レベルの流れ星が流れると言われています。

今年のピークは18時と予想されているので、4日に空が暗くなれば観測の好機ではあるのですが、実はその時間ではまだ流れ星の輻射点が地平線の下にあり、どこまで流れ星が見れるかは期待値としては低そうです。



↑この図は翌5日の午前3時の星空を描いたものですが、この図のようにこの頃になると輻射点も高くなるので流れ星の数も期待できますが、ただしその時間帯には半月の明るい月が出ています。
また、しぶんぎ座流星群はピークが鋭いと言われていますので、ピーク時間の予測が合っているとすれば18時から過ぎれば過ぎるほど流れ星の数も減ってくる可能性があります。

とはいうものの輻射点がまだ地平線の下にあったとしても、当日は夜の12時過ぎまで月は昇ってきませんので暗い星空の中での観測ができますし、明るい流れ星が多いとも言われている流星群ですので、当日が晴れていたら充分な暖かい恰好と安全な所から星空を見上げてみてください。


この流星群のネタを早く紹介したいので早めにアップしますね。





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Last updated  2024/01/01 01:21:04 PM
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martind35 @ Re[1]:久しぶりの外出(09/29) New! 放浪の達人様 >今年はこちらのコスモス…
放浪の達人 @ Re:久しぶりの外出(09/29) New! 今年はこちらのコスモスもまだチラホラ咲…
martind35 @ Re[1]:なんだよぉ(-_-メ)(09/26) 放浪の達人様 >深夜や明け方の電話って…
放浪の達人 @ Re:なんだよぉ(-_-メ)(09/26) 深夜や明け方の電話って親戚の不幸があっ…
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