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2005.12.07
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アドラー博士(はかせ)が教えるこんなひと言で子どものやる気は育つ






言いなさいと問い詰めずに、話せる環境を作る

『どうしたの?黙ってないでちゃんと言いなさい。大丈夫なの?』
             ↓
『困っていることがあったら、ママに言ってね。手助け出来ると思うから』

困ってるときもやに話せる関係が出来てるでしょうか?

友達に意地悪されて辛い気持ちを打ち明けようとしたのに。。。
『あんたが弱虫だからよ。やられる方だって何か原因があるんだから』なんて言われたら親に話しにくくなる。

『やられたら、やり返せ!反撃しないからなめられるんだ』なんて勇ましい助言をするパパもいるかも。暴力ややり返す事がいいとは思わない。が、考え方はさまざま。

子供にとって辛さを分かってほしいとき、反撃しろとハッパをかけられたら『パパに言っても役に立たないな。もっと辛くなるから、言わない方がいいや』と感じる。


何かあったの?と聞いても『別に、何もない』
けど、食欲もない友達とも遊ばず部屋で考え込んでいる様子。こうなると親は心配。だから、その心配を解消したさに、真相を確かめたくてたまらなくなる。

子供だっていつも元気にニコニコしてるとは限らず、落ち込んだり弱気になったりする事はある。ある程度の年令になると、親に話すことも話さなくなる。

基本的には『おまえも悩みがあるんだね。相談したかったら言ってね』ぐらいでいい。

それにしても様子が変だな、何か困ってるみたいだと感じたら、まずは関心を寄せている事を知らせる。

『何か困ってるのだったらママに言ってね。』
『ご飯もあんまり食べないし、夜もなれないみたいだからママ心配なの』
誰だって落ち込んだり悩んでる時に『何を悩んでるのか言いなさい』と問い詰められたら嫌な感じがする。親はつい、心配になってる気持ちをそのまま言わずに、子供を責めたり問い詰めたりすることがある。自分が素直に言わないで子供だけ素直に言わせようとしてもそうはいかない。

『どうしたの?まぁカバンが泥んこじゃないの!あんた、まさかいじめられているんじゃないでしょうね?ねぇ、何か言いなさい。大丈夫なの?』
目を吊り上げて言うと、話しにくい。心配なら、心配と言えば良い、嬉しいなら嬉しいと言えば良い。
『カバンが泥んこだったけど何かあったの?ママ心配だな。もし困っているんだったら、ママに言ってほしいな。何か手助け出来ると思うけどね』



『本当だね~』って言えば良い。本当は心配性なのに。
『あなたのためを思って行ってるのよ』なんて立派なママをしなくていい。ごまかさないで自分の気持ちを伝えればいい。

子供が話し始めたら、関心を持って聞く。

意見や助言をはさまずに、まずは、子供の話に耳を傾ける。話しやすいように、時々質問をするといい。

『どんあことがあったの?』と内容を聞き、

『あなたはどうしたいの?』と解決の仕方を聞く。

解決といっても、画期的なものでなくったっていい。

『しばらくボーッとしていたい』と答えるかも。それも選択。

「ああ、そうか。わかった。』と言えば良い。
特に辛い事があって落ち込んでいる場合は、どうしたいのかと聞いてもすぐに行動には結びつかず、

『しばらく放っておいてほしい』なんて言う事が多い。

『じゃ~、しばらくそっとしておくね。また声を掛けるから、何かあったら話してね。』



『メソメソしないの。泣いたってしょうがないじゃない』
             ↓
『どうしたの?ママに言葉で言ってね』

何かあるたび隅っこに一人うずくまってメソメソシクシク始める子供を見てると、
『全くこの子は泣き虫なんだから』と情けなくなってしまったりする。

けど、『メソメソしないの』『またそうやって泣く』なんて叱られると、もっと悲しくなってメソメソしてしまう。だいたい、泣いている人に、『泣くのをやめなさい』なんて言っても仕方ない。

かといって『どうしたの?悲しいね。まぁ、こんなに泣いてかわいそうに』『また、お兄ちゃんにぶたれたの?』と、しきりに慰めたり問題を解決してあげようとすると、子供は泣く事で自分の思いを通そうとするようになる。言葉に訴えなくても『泣けばママが何とかしてくれる』ということになる。

では!どうしたら?

泣いている状態をどうこうしようと考えないこと。痛かったり悲しかったりして思わず涙がこぼれたのではなく、長い事シクシクと泣いているのは、何か関心を引きたい事があるから。それを言葉にできるまで待つ。

『どうしたのかな?言葉で言ってね』
『泣くのが終わって話せるようになったら、話を聞くね』
そう約束をしておいて、あとは、泣いている事に関わらず待つ。もし、泣いているのを見ると『まだ、泣いてるの?』と心が騒いでしまうなら、
『ママ洗濯物干しているから、話せるようになったら来てね』など言って離れる。

『あのね。ママ。。。』とやってくるはず。そうしたら、きちんと話を聞いてあげる。

今すぐ泣くのをやめさせたいなら、くすぐって笑わせたっていい。一緒に遊ぼうと言って別の事に関心を移しても良い。

ただし、『さぁ、おもちゃを買ってあげるから泣きやんで』なん勧めめない。
泣いてる目的とおもちゃは関係ない。泣けば買ってくれると思い込む。

子供が泣きやんだら、それで終わりにせず、
「さっきは、何が原因で泣いていたの?』と言葉にするよう、促すといい。
『何が』というのは、原因ではない。
ママに叱られたから、ほしいものを買ってもらえなかったとかではない。
悲しい、悔しい、聞いてほしい話がある、、、つまり、どんな気持ちで泣いていたか?どうしたいと思っていたのか?言葉で言えるようにする。

泣く事が行けないのではない。

大人だって泣く。失恋して思いっきり泣くとスッキリする。

少なくとも、誰かに何かをしてもらいたいとき『泣く』という手段を使うのはフェアではない。『暴力』で人を動かすのがフェアでないのと同じ。

日本には、『口で言わなくても気持ちを察し合う』という文化がある。これから、社会に巣立って行く子供達には、言いたい事を言葉で伝えられる力をつけてほしい。





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最終更新日  2005.12.07 15:41:47
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