碁盤を囲んで

碁盤を囲んで

September 20, 2007
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カテゴリ: 囲碁ボケ

管理人から


先の囲碁ボケ記念対局では、黒26の手が話題となった(ということにして)。

間髪いれずにケイマを打ち返したその瞬間、

観戦者は一様に、「気合を通り越した狂気」を 感じ取ったとされている

nipp4.png


実はこの「瞬発的ケイマ」が想起される瞬間、

管理人の大脳底部の海馬において、

ある短期記憶と、深部のある長期記憶とが結びついていたのだ。


その伏線は、対局前の雑多なボケの中にあった。

ボケの主は、「神米か」のIDを被った「ゆうすけさん」であった。

神米か(5段)>「風呂に入ってきました」

このボケのネタ元は関西棋院総帥、橋本宇太郎九段である。

このボケを見た瞬間、「橋本宇太郎」の名が管理人の脳に記憶されたのだ。


「風呂に入ってきました」→「首を洗ってきました」→「橋本宇太郎」・・・(1)


その数分後、実戦の黒24を打ったとき、こんどは「ケイマ」が意識された。

さらに追い討ちをかけるように白25ケイマ!

このときすでに海馬において、次の演算が瞬間的に進んでいたのだ。


「橋本宇太郎」*「ケイマ」=「東西対抗大碁戦」・・・(2)


昭和25年に打たれた日本棋院と関西棋院の対抗戦、

異様な空気のなかでのその初戦は、西の総帥、橋本宇太郎八段と、

東のしんがり、山部俊郎五段 の対戦であった。

nipp19.png

開始の合図のあと、山部のただならぬ気合を感じていた橋本は身構えた。

山部の第一着はなんと天元、

これをみた橋本は、間髪いれずに白2の一石を、盤も裂けよと打ち下ろした。

天元に対するケイマガカリであった。

かつて、観戦記を読みながら棋譜を並べていた管理人は、

このシーンのクオリアを強烈な印象とともに記憶していたのだ。


(2)→「山部の天元」→「宇太郎のケイマガカリ」=「瞬発的ケイマ!」


であるから、


{(1),(2), 白25}  = 黒26    (ほんとかよ)


nipp氏から、「天才的」との社交辞令をいただいた冒頭の黒26の狂手は、

60年の時を越えて、ある必然によって打たれたものだったのだ。

(あれ、総譜がないじゃないか)






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Last updated  September 20, 2007 05:19:35 PM
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