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2024.11.23

誠実さの魅力？

テーマ：学而時習之

カテゴリ： ┣　子育ての雑学

質の高い教育を届けたい、黒豆柴です🍀

本日は「ヴォルフガング・パウリ」の話になります。
日常の疑問や雑談から学び、成長につなげたいです。

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１. 誠実さ

誠実さは、信頼関係や社会的な協力を得るための重要な要素です。

誠実な人は、約束を守り正直であるため、相手に信頼感を与えます。
また、誠実な人は、一貫性のある行動をとるため、相手に安定感を与えます。

だれしも信頼できる相手や安定感のある相手と深く関わり協力したいと思います。
逆に言えば、誠実な人は社会からも信頼され協力を得られます。

２. ヴォルフガング・パウリ

ヴォルフガング・パウリは、オーストリア生まれのスイスの物理学者です。
アインシュタインの推薦で1945年に『排他律、またはパウリの原理とよばれる新たな自然法則の発見を通じた重要な貢献』に対してノーベル物理学賞を受賞しています。

２-１. パウリの排他原理

パウリの排他原理とは、２つ以上のフェルミ粒子は、同一の量子状態を占めることはできないという原理のことです。

例えば、「電子の軌道」を化学で学習したと思いますが、「電子」もフェルミ粒子（物質粒子）であり、同じ状態に重複することはなく「原子の電子配置のモデル」の完成につながっています。
（電子のスピンの違いに注意…。

２-２. パウリ行列

パウリ行列は、３つの複素２次正方行列（２×２）の組のことです。
量子力学の学習で「エルミート性」「ユニタリー性」「交換関係」「反交換関係」「固有値ベクトル」を満たす性質をもつことから「スピン角運動量」「２状態系」を記述する際に重要な役割を果たしています。

２-３. パウリ効果

パウリは物理学者として数多くの業績を残していますが、実験下手として知られています。
パウリがよく実験装置を壊していたことから、パウリが実験装置の近くにいるだけで装置が壊れることを「パウリ効果」とよんでいたそうです。

誠実なパウリの人間性や魅力がよくでている言葉だと思います。

３. パウリの人間性

パウリは物理学に関しては完全主義者として知られています。

３-１. パウリの名言

◆ パウリの名言
　この論文は間違ってすらいない
（正しいとか間違っているとかを評価する次元にさえ至っていない）

逆にいえば、物理学者にとってパウリに認められた論文は「パウリの裁可を得る」として至高の喜びだったようです。

誠実な人、尊敬する人から認められるって最高です。

3-２. パウリの逸話

パウリがすい臓がんを発病し、入院した病室の番号は「137」、1958年パウリはこの病室で亡くなりました。

そんなパウリの人間性をあらわした逸話があります。
パウリは死後の世界で微細構造定数の説明をする神様に「全然間違っている」と言い放ったそうです。

◆ パウリの逸話
　全知全能の神様にも「全然間違っている」と指摘できる

全知全能の神様にも間違いを指摘できると評価されるパウリはやっぱり「物理学の良心」とよばれるだけあります。