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昨日妹と電話で話していました。「彼に婚約指輪の予算聞いたら月収2ヶ月分だった」「30歳の記念に時計が欲しい」「もうすぐクリスマスだけど、バッグで迷ってる」嬉々としてしゃべっていたら、電話の向こうがやけに静か。「あれ?聞いてる?」と言ったら、「・・・・・なんか引いちゃった。いつからそんな強欲ババアになったの?」ガーン!失礼なっ…!!言い返さなきゃ!って思ったけれど、なぜか言葉が見つからなかった。それはおそらく、心当たりがあったからなのです。無駄遣いを嫌い、少ない持ち物を長く大事に使う彼にとって、わたしの物欲は理解の範囲をゆうに超えているようでした。とくに一緒に暮らしてからは、彼は口にこそしないけれど呆れている様子でした。わたしがしょっちゅうデパートの紙袋をさげて帰ってきたり、飽和状態のクローゼットを眺めながら着ていく洋服に長時間悩む姿は、彼には見るに堪えない、憂鬱そのものだったかもしれません。「結婚前にそんなに買い物して平気なの?彼はどう思ってるの…?」妹に尋ねられて、一層自省せずにはいられないのでした。婚約指輪はふたりで思いを込めて選ぶものじゃないの?高けりゃいいってもんじゃないでしょ…それじゃお金を出す彼がかわいそうじゃない?至極当たり前の価値観なのに、気付かなかったわたしはもしかすると極悪なのか。「彼のこと何だと思ってる?想像力が足りなさすぎるよ」うーむ、不思議なほど的を得ている。冷たい水を浴びせられて、目が覚めたような。…目が覚めた?なるほど、わたしはまさに、見えてなかったのです。文字通り、金に目が眩んでいたのです。ははあ、金に目が眩むってこういうことか!30歳にして、金に目が眩むということを体感したのでした。そういえば、やまとなでしこっていうドラマがありましたね。松嶋奈々子が27歳の超モテCAとして出てたやつ。わたしはDVDを借りてみましたが、あれを見たときは、物欲なんてそうそう失せるものではないと本気で思っていました。今は松嶋奈々子が改心したときの気持ちがほんの少しだけ、わかります。やっぱ女にはいいときっていうものがあって、モテてちやほやされて貢がれたりして、だんだん自意識過剰になっていくことがあるんですね。松嶋奈々子は実家がド田舎でしたが、そういう境遇もわたしに少し似ている。ただの田舎娘が都会に出て、とつぜん蝶よ花よと讃え奉られたら、素直な人ほど価値観を振り回されてしまうのでは…なんてつまらない言い訳ですかね。要は若気の至りというか。いきなり変われるわけではないけど、妹にビシッと言ってもらって気づいてよかった。30代でなお生き恥をさらし続けるところだった。しかし彼に対しては申し訳ない気持ちでいっぱいです。償いのつもりで、彼の気持ちを優先して考えるように尽くしたいと思うわたしでした。
2009/11/13
結婚を前提に付き合った男性はいまの彼を含めて直近の3人。。ほかの奴は結婚しようねと言っても到底実行に移していなかったわね。さて、こないだ30歳の誕生日を迎えたわたし。祝いの席で彼から待ちに待ったプロポーズのパフォーマンスがあった。巨大なシルバートレイに載ったデコレーションケーキが目の前に運ばれ、小さな白いプレートにはフランス語でなんちゃらと書いてある。どこからか花束があらわれ、彼の手から誕生日のメッセージとともに渡される。「お誕生日おめでとう」ウフ、お姫様みたい♪年がいもなく顔をほころばせていた。そして次のプレートがやってきた。あれ、デザートなのにフタがしてある。彼とわたしのフタが、同時に開けられたその瞬間、あら、指輪が。。「結婚して下さい♪」ここ数年はもっぱら悔し涙かもらい泣きだったわたしの人生にもようやく花が咲いたようだ。。幸せの涙が。可愛いハンカチを持ってきていてよかった。。「…こんなわたしでいいの?」こんなわたしなんかに石田純一ばりのザ・プロポーズを敢行してくれた彼はなんて思いやりのある、男らしい人だろうか。さっそく指輪をはめてもらったら、こともあろうかブカブカだった。10号を買ってきたらしい。8号ですが。。お直しも無理じゃない??しかもどうみてもファッションリングだった。「これは仮の指輪だよ。今度一緒に選びに行こうね。」そ、そうよね!というわけで10号はいま人差し指にはまっています。ちなみに彼のプレートにもあるモノが載っていたのだけど、それが何かは秘密。
2009/11/05
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