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今年の花ノ文、夏のお酒、めちゃめちゃいいです。花ノ文 夏咲 純米吟醸軽やかで、曇り無し。艶々の柑橘。香りも甘みも抑えめのお酒を探し散る方へ。これは飲むべき。まだまだ知名度上がっていませんが、ぜひお試しを。
2020/06/16
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土曜日の夕方。お酒飲みながらでも読んでみてください。大変珍しい仕込み方の焼酎です。維新ノ一滴いろんな事をやっちゃう技術肌の酒蔵さん、国分酒造さんの安田杜氏。いも麹芋で米麹を使わない芋焼酎のパイオニアに。大正の一滴で老麹造りを。蔓無源氏、薩摩隼人で数少ない在来品種の芋を原料に。そして水酛仕込みに挑戦。ちょー仕込み量が少ないので四合瓶で300本限定です。ちょっと長くなるかも知れません。また、僕の認識が間違っているかも知れません。自分の整理の為に書き起こしておきます。間違え勘違い等、お気づきの点ありましたら指摘してください。めんどくさい方は読まないで結構です。飲んでください。ネーミングの通り明治維新の頃の造りを、文献(ラベルに記載されています)をもとに再現したのがこの芋焼酎「維新ノ一滴」です。酛の立て方と使用する麹菌が肝で、+蒸留器。麹菌についてはWeb上で色々かかれていますので、簡単に。もともと鹿児島でも黄麹菌を使っていました。その後、沖縄からやってきた黒麹菌を使う様になります。白麹菌は黒麹菌のアルビノ。黒麹菌はクエン酸をたくさん生みますので、日本酒で言うところの乳酸と同じようなバリアー効果があります。ちょうど明治後期に黒麹菌は九州に入りました。河内源一郎氏によります。その頃、日本酒では速醸酛が生まれます。江田鎌治郎氏によります。脱線。ここで強く感じる事。ほぼ同時期にこれらの事象が起こった事で、日本酒と焼酎のバリアーの考え方が全く違ったものになった事に、偶然の面白さを感じます。もし、どちらかの事象が早くおきていたならば、日本における酒造りは大きく変わっていた事でしょう。日本酒ではそれまで生酛造りでの酒造り。乳酸バリアー(分かりやすい様に勝手に名付けました)をその辺にいる乳酸菌に生んでもらうやり方が生酛造り。(速醸酛は乳酸を足すやり方。)速醸酛が可能になった事で、日本酒は安全に確実に黄麹菌を用いた酒造りが出来る様になりました。一方の焼酎は、それまでに黄麹菌から黒麹(河内黒麹菌)が使われる様になった結果、大量のクエン酸が生まれ、乳酸と同じようなバリアー効果を発揮します。この結果、焼酎業界では速醸酛のような考え方は必要なくなり、黒麹菌による安全確実な焼酎造りが可能になりました。では、それまでは?脱線。日本酒での乳酸も焼酎でのクエン酸も、面白い事にどちらも出来上がったお酒にはほとんど含まれません。戻ります。それまでの明治期の焼酎造りに使われる黄麹菌ではクエン酸はほとんど生まれません。なので違うバリアーが必要。そのバリアーはやはり乳酸でした。では乳酸はどうやって生むのか。それが水酛造り。ざっくり書くと、蒸したお米を水の中に入れて、放っときます。そうするとどっかから乳酸菌が入ってきて乳酸生んでくれる。これでバリアー完成。菩提酛に近い造りです。というか菩提酛。数日間放っておくなんて、今の発酵学からしたらコワくて出来ない。維新ノ一滴はこの造り方をお芋で行ないました。蔵にとっては、この造り方、腐造の危険が付きまとうので、その危険性を細小にする為めっちゃ小さい仕込み、具体的にはバケツぐらいの大きさで仕込みました。なので総量四合瓶で300本。なので蒸留器も特別。200リットルと極小さなツブロ式。普通は4000キロ程のポットスチル的な蒸留器、もしくはカブト式とも違います。ツブロ式は旧薩摩藩以外では見る事が出来ない蒸留機で、液体の集まり方が他の蒸留器と違います。というか良く分からない蒸留器で、笹山さんに色々聞いちゃいました。国分酒造さんでは、ほとんど安田杜氏の趣味で作っちゃったこのツブロ式蒸留器。試験的に色々やっていたそうですが、かれこれ10年ぐらい放っとかれていたそうです。で維新ノ一滴を造る時に大活躍。決して安価な焼酎ではありません。しかし、安田杜氏のチャレンジ精神、又は西郷どん達、維新の立役者達も飲んだであろう焼酎へ馳せる想いに比べれば安いものです。使用した芋は蔓無源氏と隼人芋、そしてコガネセンガン。100年前の芋と現代の芋。100年前の造り手の技術と現代の蔵人の技術。どうぞ維新ノ一滴、見かけたら飲んでみてください。司馬遼太郎さんがご存命ならば、この辺の文化も格好良く書いて頂けたかもしれないなー。ちなみに僕は醸造科卒業でもなんでもありません。間違えの指摘はお手柔らかに。
2016/03/05
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酔鯨さんが提案する春のお酒です。酔鯨 春ごろも純米大吟醸生うっすらとオリが絡まっています。ふわりとした口当たりと、オリの食感。芽吹く力強さの感じられる酸味。あーやっぱり酔鯨飲んでるな。と感じさせてくれます。一升瓶のみの蔵出しです。3500円。限定600本
2020/03/26
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僕の娘の口ぐせ。「パパ!遊びにいこうよ!」イタリア語にすると「Papà ! andiamo a giocare!」今の十九、尾澤美由紀さんの気持ちがそのままラベルになりました。十九 andiamo!今期のつらい造りも終わり、ほっと一息つけるかどうかのこの頃。少人数で造っているからこその、良さと難しさ。束の間でも休めると良いですね。尾澤さん、andiamo al mare!
2016/05/17
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酔鯨さんのハイエンドシリーズ。その一つ「万」のパッケージがド派手になって登場しました。このくらいインパクトがあるとプレゼントするときも気持ちあがりますね。酔鯨 万酔鯨さんが持つ「原料」「技術」を惜しみなく使って醸されたこのお酒。食事をしながら飲むことを前提に、しかしお酒の個性も楽しめる。兵庫特A地区東条産山田錦を30%精米。旨味が広がりながらもキレよく、香り豊かで穏やか。一言で表すと、ゆったりとしたお酒。仲間との宴を艶やかに、そして上品にしてくれるでしょう。四合瓶10000円。是非。
2020/01/11
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ミズナラ近年、熟成用の樽としてジャパニーズオークの名で高い評価を受けていますね。宮崎の柳田酒造さんから新しいスタイルでの栃栗毛が届きました。栃栗毛 MIZUNARA今までの栃栗毛は輸入した古樽(シェリーやブランデー)にて熟成をかけていました。今回入荷した栃栗毛はいろんな意味で純国産。堅牢な樽の作製も宮崎にて行う徹底ぶり。もちろん原料の麦も九州産。洋ナシとバニラがそれぞれ感じられる香り。度数の割には優しさが感じられます。41度720mlで2293円。めちゃ安です。仲間との楽しいひと時にも、ゆっくりと読書の友にも。
2020/03/08
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特派員めぐがオープン前の忙しい仕込み中に潜入してまいりました~。すみません。 一石屋からほど近い中華街の路地裏に焼き鳥屋さんが明日、12月8日(水)17時~オープン!ヤキトリ酒場 友酒家(トサカ)お客様に、「中華街で日本酒が呑めるお店ない?」とか、「和系のお店ない?」とか、よーくよーく聞かれるのですが嬉しい新店オープンですね!カウンター上の黄色い紙に書かれているのは、日本酒や焼酎、リキュールなどのお酒類でかなり豊富なラインナップです!しかも、日本酒は全て一杯520円!焼き鳥もお財布に優しい価格です。(コジローがレバーをご馳走になり、 トロケてヤバい!ウマい!と絶賛)うーん、新橋勤務時代を思い出すカンジなメニュー。カウンター席とテーブル席があります。とっても居心地がヨサゲ! ちらりと写ってるのは焼き場担当のツヨシさん。もう一人の男性、大山さんとお二人で出迎えてくれますよ。お二人とも、ホンワカしていてそれだけでもファンが増えるのでは、と!思わず応援したくなっちゃう様なお人柄なんですよね。 ツヨシさんが以前勤めて居たお店は、なんと私が近所で食べに行っていたお店でした・・!世間ってホント狭い。 美味しい焼き鳥に、ツマミに、お酒をグビリと誘惑が多くて困るなぁ。創業平成二十二年 これから歴史あり・・・ヤキトリ酒場 友酒家(トサカ)17:00~24:00(日曜休)みなとみらい線「元町・中華街駅」3出口より徒歩2分。横浜市中区山下町106-35電話:045-681-6645
2010/12/07
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既に一石屋店頭で、香りをご確認いただいた方もいらっしゃると思いますが、いも麹のパイオニア、国分酒造さんから新しいスタイルの芋焼酎が届きました。その名もflamingo orange昨年度、実験的に発売させて頂いた「いも麹 芋 減圧蒸留」の結果を踏まえ、今期酵母菌や原料となるサツマイモを変えて再チャレンジ。これが驚きの結果を生み、このなんとも表現しがたい柑橘とブドウを合わせたような果実系の香りが立つ焼酎となり、この味わいをダイレクトに表現した斬新なフェイスとしました。詳しくは(マニアックな表付き)国分酒造さんのウェブサイトでご確認ください。作りはもちろん国分さんの十八番、いも麹。2年目の試験醸造的なこともあり、絶対量が多くありません。芋焼酎冬の時代と言われる今ですが、復権へ向けての一本となること、考えずにはいられません。
2018/06/04
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一石屋の取扱いさせて頂いているお酒の中でも、群を抜く再現性を維持する蔵元、玉泉堂酒造さん。酒は醴泉。ウォッカを初蔵出しです。美泉BISEN JAPANESE RICE VODKA昨夜頂きました。クリアーです。炭酸で割っただけですが、スルサラで頂けます。原料はお米。ライスウォッカです。連続蒸留で白樺炭によるウォッカとしての伝統的な濾過を経て、養老の天然水で25度にしております。上質な割材としても楽しめます。
2019/04/22
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田んぼにこだわった守破離です。澤屋まつもと 守破離試験醸造 岡本村山田錦 2017限定2000本。四合瓶のみ。東城町の真ん中辺にある岡本村で収穫された山田錦だけで醸しました。いつもの守破離山田錦と比較すると口当たりが滑らか上品。ミネラリーに感じる部分のちょっとしたバランスの差かな。
2019/03/16
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