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2007.03.08
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私は、最近気づきましたが、まったく違う世界と、人物のお話ですが、
蒼き狼と華麗なる一族で描かれる親子関係に対する疑念という設定は、似ています。

※お話として、両作品の描いているものは異なると思いますが、ここでは、親子愛についてのみ
書きたいと思います。


少し、ネタバレになりますが、映画「蒼き狼」では、テムジンとジュチは親子の設定となって
いますが、テムジン自身がジュチ=よそ者と名をつけたように、テムジンとジュチは真の親子では
ない(!?)かのような疑念がぬぐえない状況です。

かたや、ドラマ「華麗なる一族」では、大介と鉄平は、親子の設定ながら、
大介は鉄平に冷たいのです。
びっくり既に、第8話目では、とうとう親子ではなく、兄弟(!?)と言われる事態が判明しています。


 蒼き狼の方は、民族間の戦いという不幸な結果、女は戦利品という現状の中で出来た複雑な
血縁関係です。

華麗なる一族の方は、はっきりとはわかりませんが、おじい様がお嫁さんに手を出してしまった
結果の血縁関係というような設定になっています。


 どちらもお話としては、衝撃的な話なのですが、テムジンにしても、大介にしても、
自分の本当の子供ではないのではないかという疑念で、テムジンは生まれてすぐにジュチを
葬ろうとします。しかし、妻と母の言葉で思いとどまり、成長したジュチに1番、きつい仕事、
北方への戦を命じます。

一方、大介の方も、何事かあった妻を問いただしますが、鉄平を子供として育てます。
 日々、自分の父親に似てくる鉄平の姿に驚きながら・・・。
 しかし、大介も、大学を卒業し、お爺さんの会社を継いだ鉄平に対して、会社の融資を
撤回させたり、ありとあらゆる策を練って鉄平の会社=おじいさんの会社を潰そうとします。


 両者は、「本当は息子を愛したい、でも、自分の子供でないかもしれない、自分より秀でている
かもしれない 自分の父親の影を感じる」 など様々な気持ちの葛藤と共に息子(!?)を育てて
います。
確かにひどいと思える北方の戦を命じるテムジン、 息子の会社を潰そうと卑劣な策を練る大介
ですが、注目すべきは、両者とも息子が大きくなるまでは見守ってきたということです。

どんな気持ちで毎日を過ごしてきたのかや、葬ろうと思えば出来たけどしなかった気持ちなど
親子の愛って本当の血縁関係以上に、深いものもあると思います。
 決して、血縁関係だけではかたづけられないものがあります。

号泣テムジン役の反町さんの涙とセリフ、 大介役の北大路さんの涙とセリフ を見ていると、
親子という血縁関係の中で、自分自身が何かに縛られた苦しさのようなものが見え隠れします。

 本当は、心おきなく愛したいのに、心の中の何かがそうさせないというような、苦しさが
画面から滲み出ています。

皆さんも、社会人になって世の中に出ていらっしゃるとわかると思いますが、
今まで、お父さん、お母さんは、こんな大変な世界で頑張って自分達を食べさせて、
育てていく為に頑張って耐えて仕事をしてきてくれたんだなと思うはずです。

お金を稼ぐということの大変さ、難しさを感じることが出来ると思います。
 本当に、親には感謝ですよね。卒業式・成人式などではまだ、わからない場合が
あります。
 本当の意味で知るのは、社会人として、自分の力で働いてからですね。
 (若くして働かれている方は、よくわかっていらっしゃると思います。)

 この二つの話のような、本当の親子ではないかもしれないという設定であった場合、
自分の息子ではないかもしれない子供を育てる複雑な心理は、測りしれません。
 それでも、息子を不器用ながらにそれなりに愛して、邪魔もして、日々、自分の汚い心と常に
向き合わなければいけないということを想像すると大変なことだと思います。


テムジンの場合は、自分自身がジュチと同じ立場を味わったことがあるだけに、
複雑な気持ちだと思います。その為に、自分がそうであったように、ジュチをあえて厳しい戦地へ
行かせて、逆境を乗り越える逞しさを身に付けさせようとしたのかもしれません。
大介の気持ちについては、まだ未放送です(☆今後の展開がどうなるか楽しみです。)

しかし、テムジンと大介が、本当に戦っているのは、
ジュチと鉄平の後ろにいる(自分の)父親の底知れぬ影と自分自身のプライドだと思います。
本来、ジュチと鉄平には罪はないことがわかっている為に、行き場の無い憤りと苦しさが、
息子への冷たさに移るのです。

星でも、私は、やはり、自分を父親と慕う子がいる以上、覚悟を決めたら、テムジンと大介には、真の父親になってこのハードルを乗り越えて行って欲しいと思いました。


あまりに息子に甘い父親は、息子を成長させない。
 しかし、逆にあまりに冷たい父親も、息子を心の無い子にさせると思います。

 子供に安心して自分を父親と思わせることは、何も特別なことをすることではないと思います。
鉄平が言うように、「温かい目で笑いかけて欲しかった」ことや、
ジュチのように「父と同じ戦場で父の側で戦いたい」と言う様なことです。
 「子は親の背を見て育ち、親との温かいコミュニケーションの時間により、愛情を実感し、
知識を身に付け、心身ともに成長していく」ということではないでしょうか?
 ただ、親の背中のみ見ている寂しい状況ではなく、同じ場所での共通の体験を通して
コミュニケーションすることにより、成長していくのではないでしょうか。

号泣しかし、ジュチの時代「父と同じ戦地で父の為に、 命をかけて戦いたい =父に認められたい」という悲痛な願いがあります。

鉄平にもおじいさんの会社を盛り立てて、父に成長した自分を認めて欲しいという願いが見え隠れしていると思います。
 多かれ少なかれ、子供には、自分の両親に自分が成長したことを認めて欲しいという願望が
あると思います。それが、偉大な両親であったなら、なおさらですね。


この映画とドラマを見ていて、ジュチと鉄平の目線で見てしまうことが多いですが、テムジンと大介という父親の立場で見てみるとまた、違う目線で見れます♪
(本当の親子でなくとも、兄弟などの血縁がありますし♪)

そして、私は、 映画「蒼き狼」 とドラマ「華麗なる一族」を見て、
 「親子という物の答えは一つじゃない! 親子っていろいろな形があるのではないかな」
と思いました。

 「親と子の関係は血縁関係が全てではなくて、作りあげていくものかもしれない」と
思います♪ 例え義理の親子であっても、親と子としての心の通い合いがあると、
それは、本当の親子以上になる場合もあります♪ 
両親は大切にしたいですね♪

 (自分が親となった時、初めて親の気持ちがわかるものかもしれませんが・・・w) 

地果て海尽きるまで(上)

地果て海尽きるまで(下)

TBS開局55周年記念特別企画 日曜劇場「華麗なる一族」オリジナル・サウンドトラック

華麗なる一族





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最終更新日  2007.03.23 23:41:06
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