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息子の誕生と同時期に始めたこのblogも、4年ちょっとが経過しました。私ごとの都合で、しばらくの間「日本のどこかでGo Around」はお休みします。しがない戯言のつなぎ合わせとはいえ、想いや心の内を文章として遺すことは、まさに自分自身を映し出す鏡を磨く作業に似ています。おかげさまで人間的にも社会的にも、「成長」という名の宝物を手にすることができました。今日までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。時期はまだ未定ですが、もっと大きくなってここに帰ってきます。もう一回、この手を伸ばしてみます。写真・・・最近達成した「44444Km」→「しあわせ」ブログトップへ
Sep 2, 2010
独りで過ごす休日。私を眠りから覚ましたのは、チャイムの連打でした。「あ、やっとご在宅でしたか、では印鑑を・・・」送り主は父親。8月生まれの私と長男へのプレゼントでした。重いまぶたを擦りながら開封すると、現れたのは立派なメロン。奥さん子供は実家に帰してるし、私も仕事で週の半分は家を空けているのが祟って、手書きされた「食べごろ日」はとっくに過ぎています。これはもう、やっつけるしかありません。包丁ですっぱりと真っ二つにし、好きな映画を眺めながら、今日のランチは高級メロンと相成りました。写真・・・ちょっと多い。げぷっ。。。ブログトップへ
Aug 15, 2010
運転免許は二十歳のとき、留学先のアメリカで取りました。滞在ビザや取得目的に今ほど厳しくなかったので、たったの2日間で免許をゲットし、かかった費用はわずか12ドル。しかも学科試験は日本語を選択できました。事前に手にした類題パンフレットには、、「あなたが安全帯を装着することで、あなたが事故に遭遇して決定的な障害を受け取るチャンスは下がる。YES or NO?」「あなたが交差点で右旋回するときは、あなたが左に向ける旨の方向指示器を用いて、あなた以外の運転者たちに、あなたの右旋回することについての意思を表明する。YES or NO?」「あなたがこの手書き試験を受験するにあたって、あなたが虎の巻を使用した場合は、あなたは投獄される可能性を理解する必要がある。」とまあこんな具合に非常に怪しい日本語でしたので、勘違いを防ぐため、あえて英語で受けました。翌日には早速実技試験が受けられます。しかも車は持ち込みですwDMVと呼ばれる日本で言えば免許センター周辺を一回りして終わり。所要時間10分少々。その場で試験官のサインが記入された仮免許が手渡されます。さて日本に帰国して、このいんちき、いや楽チン免許を書き換えます。間違えようのない10問程度の学科試験をパスすると、免許センター内のコースを一周。ただこれだけです。費用はトータルで1万円くらいだったかな?とまあこんな感じでゆる~く取得した免許ですので、危ないことこの上ないですね。今でもよく分からない標識は結構あります。信号のない交差点では、、、「ちょw どっちが優先? 早く早く! 教えてっ!」今でも若干血圧が上昇します。そんな私ですが、免許の更新時期がやってまいりました。優良者講習・ゴールドです。Σ(゚Д゚)ほら、プロフィールにも書きましたよ。学業からっきし× スポーツぜんぜん× でも運だけは誰よりも飛びぬけて◎ってw写真・・・免許を並べてみた。飛行機免許は安っぽい。ラミネートはなんと自前。ブログトップへ
Aug 1, 2010
連日の猛暑にやられっぱなしで、気持ちも身体も萎えまくり。鋭い眼力・自慢の精悍さは何処へやら。モテオーラにいたっては、目下無限にゼロを目指して収束中なのは言うまでもありません。相変わらずの浅い眠りから覚めたのは、午前5時。ここはせっかくだし、しゃきっとサウナでも浴びて、失った何かを取り戻しに出かけましょうか・・・。超がつくほどの早朝から開けている近所の温泉センターは、車でわずか5分のところ。「けっ!おっさんのヤセガマン大会じゃんwww」20代の頃までは、そんな具合に敬遠してたサウナですが、今では私、立派な大会構成員。平日の朝早くから、誰もいない煮えたぎった小部屋を独り占めです。汗だくになりながら時計とにらめっこしていると、全面のガラス張りごしに、昇る太陽を背景に優雅にトレールを引きながら去っていく飛行機に気づきます。日本上空を通過する国際線でしょうか?そして、自分が本当に失ったものとはこれではないかと、ちくっとした軽い痛みを胸に感じました。夢と野心と向上心・・・。そろそろ本気で考えてみようかなと思います。もっと高く、もっと遠くへ。写真・・・道中、車にて。ブログトップへ
Jul 25, 2010
その日私は出張の移動日。福岡発の飛行機で、東北の某空港へ移動予定でした。が、、移動ついでに、実家の広島に寄ったのがまずかったようです。大雨により、広島-博多間・新幹線不通。。。ちょw まじかよwwなんとか今日中に目的地に行かないと、会社でぶっ飛ばされるハメになります。広島駅で払い戻しを求める人たちの列は伸びきり、いまにもとぐろを巻きそうな雰囲気。これでは待ち時間だけでも、2~3時間は簡単に吹っ飛びそうです。そこで自称鉄ヲタの私は、あえて博多とは反対方面、東京行きの新幹線に飛び乗ります。空いていると推測される他の某駅にて「清算手続き」をすることにしたのです。案の定、その某駅はガラガラ。v(´∀`*v)「アタシに任しときなさいっ!」堂々たる体格をしたプロ鉄子が、後輩と思われる男性係員を椅子から押しのけます。私がリクエストした、ほかの職員には何度説明してもラチがあかなかった、ややこしさ満点の乗り換え・乗継ぎ・清算プランを一発で理解した彼女は、目にも止まらぬスピードで予約システムの端末を叩き始めます。ほどなくカウンターごしに、後輩に「命じた」口調とは180度違う美声で、なおかつ「自信たっぷりな素振り」でもって、乗車券を手渡されます。「これでいかがでしょう?」完璧でした。待つことわずか数十秒で最適解を導き出したプロ鉄子の年の頃・姿かたちは、あのマツコデラックス。すげー! パーフェクトな仕事をありがとうマツコ!!さてこんなに苦労しなくても、広島空港から飛行機を利用する手段もありました。が、今回は見送りました。そもそも飛行機は、他と比べ何よりも安全な乗り物へと進化しましたが、その正確性・確実性は他のすべての交通機関と比較して、まだまだ未熟だからです。(私が言うと若干問題発言か?w)一時間以上かけて空港に行って、別の予期せぬトラブルで「飛ばなかった場合」、目も当てられない状況に追い込まれます。でもそのためか、トラブル発生時における乗客への対応は、正確性・確実性に欠ける航空業界のほうが何百倍も勝ります。航空のお仕事に就く人間は、まずイレギュラーありきで教育されているからです。今回の「突然の不通」で大混乱のダイヤの中、トラブルに不慣れなJR職員は、マツコを除いてまったく頼りになりませんでした。客に向かって逆ギレする駅員もいるし。さあ! 色々あったけどなんとか無事に、「陸路」で目的地を目指すことになったわけですが・・・。車内放送:「え~、皆さまにぃ、ご案内ぃ、申し上げますぅ~。不通となっておりましたぁ、博多方面新幹線はぁ、ただいま復旧いたしましたぁ~。このたびは皆さまにぃ、多大なぁ、ご迷惑とぉご心配をぅ~(以下略)」工エエェェ(´д`)ェェエエ工大回りで乗り換えたとたんにこれですかwww写真・・・ゆっくりご飯食べられたのはよかったけれど。ブログトップへ
Jul 17, 2010
生まれ持った弱虫・泣き虫・意気地なしをなんとか克服しようと自己啓発本なるものを読み始めたのは、二十歳を過ぎてから。「○○歳までにこれだけは~」「一流を目指す~」「言葉遣いですべてが変わる~」「うつにならない生き方~」「キャバクラ心理学~」(これは微妙w)などなど、この10年間でずいぶんコレクションが増えました。が、そのほとんどが実は衝動買いで、大量の未読モノを抱えている状態です。一部はすでに書棚のこやしと化しました。どうやら私には、書店にて「これだ!」と思った本でもレジを通した瞬間に、「読み終わって自分に取り込み完了~♪」と錯覚する特殊能力が備わっているようです。だから未だに、「弱虫・泣き虫・意気地なし」のまんま。そんなんだから、同じ本の二度買いをやっちゃうわけです。まったくもって自己啓発以前の問題です。写真・・・一冊は図書館に寄贈予定。探したらまだまだ出てきそう。ブログトップへ
Jul 9, 2010
飛行機の操縦とはどんなものなのか?少しでもその「苦労と楽しさ」を解ってもらえたらと、その日は奥さんに小型機の体験操縦を楽しんで(?)もらいました。場所はホノルル。計器の見かたや操縦装置の扱い方など、基礎の基礎の基礎をフライト前に地上で教わった時間は、たったの5分!ATC(交信)やらフライト全般にかかわるマネージメントは、同乗インストラクターにすべてお任せなので、飛行機をとりあえず飛ばすだけなら、この程度のレクチャーで充分です。規則・規則でがんじがらめの日本の空とは大違い。自然という名の共有財産を分かちあうポリシーと裾野の広さは、さすが航空大国アメリカです。大型機が離発着を繰り返す合間をぬって、M子機長(にわか)の単発機がふわりとエアボーン。「ママはそうじゅうしないほうがいいの! ついらくして、ちがでて、バラバラになって、かじになるから!」フライト前日から母親の操縦を断固拒否していた3歳児も、ここまで来たら観念したのか後部座席にちょこんと座って、ワイキキビーチを空から楽しんでいるご様子。それにしても操舵がやわらかいことに感心します。操縦に慣れない最初の頃は、無駄に力が入りすぎてぎこちない飛行になりがちなのですが、同乗していた「いちおうプロの」私も、着陸までストレスを全く感じることがありませんでした。なかなかやるじゃんかw (くやしーなー)スポットインすると、愛機を背景に記念撮影。「あーもう少し上手く飛ばしたかったなー♪」負けず嫌い精神は大いに結構、この調子で自家用免許チャレンジしますかな?wプールとビーチ、お買い物に食べ歩き、、、そしてメインイベントの(?)操縦体験。3泊5日の強行軍で、家族でハワイに行ってきました。写真・・・ダイヤモンドヘッドに向かって飛行中。何気にしっかりと高度をキープしている。ブログトップへ
Jul 6, 2010
損耗替えで支給された肩章は製造元が違うのか、2年ほどが経過しても金ぴかのまんま。そしてこの2年間、操縦の腕がまったく上がらない気がするのは、もしかしたらこのピカピカの一年生肩章がその原因かもと無理やりこじつけて、先日は会社のレターケースの奥深くに眠っていた、色あせたベテラン風肩章をつけてフライトに臨んだわけですが・・・。ありゃりゃ、ぜんぜんダメですなーorzふにゃふにゃの着陸にカミカミのATC、アナウンスで行き先を言い間違え・・・。なんてこった、一年生COP以下じゃんねwどうやらその「ベテラン風~」とやらは、色あせて生気を失ったボロ布肩章に成り下がっていたようです・・・。はぁ・・・。写真・・・色違いがはっきりわかる。ブログトップへ
Jun 18, 2010
このブログのタイトルにもなっているゴーアラウンドとは、着陸やり直しのこと。接地直前にエンジンふかして再上昇するまでの一連の操作をこう呼びます。天気が悪くて滑走路などが見えないときや、予期しない障害物が滑走路に入ってきたときなどは当然ゴーアラウンドします。そしてパイロットの腕が原因でやばい着陸になりそうな場合も、ゴーアラウンドの対象になります。私の場合もそうですが(進行形)、操縦を任されたへったくそな副操縦士がやばい着陸をしそうなとき、「あーだめだめ、ゴーアラウンド!」と機長が宣言して、無理な着陸を「あきらめ」させます。または、「ちょww アイハブ!」などと言って、コントロールを取ってしまいます。安全のためだから当然です。では逆に、機長がやばい着陸をしそうなときはどうでしょう。残念ながら、ちょっとやそっとのやばさ加減では、たいていの副操縦士はゴーアラウンドを宣言「しません」。師弟関係に近い上下の序列が今でも伝統的に残っているパイロットの世界で、弟子が師匠に物申すことは、相当の勇気が必要だからです。まして機長は職制上はもちろん、社内での地位も副操縦士の上司に当たるわけで、人間関係上の遠慮が入りこんでしまいます。実はこれは大変な問題で、機長に遠慮して副操縦士が何のレスポンスもとらなかったために、墜落事故まで起きているほどです。では一体どうすれば、上司に物申すことができるのか?CRM(Crew Resource Management)と呼ばれる、社会心理学的・行動科学的アプローチから、おもに人間関係の構築を柱にした、チームのパフォーマンス向上を目指すためのセミナーをパイロットは毎年受けることになっています。そのなかで、「何が一番大切なことなのか」充分すぎるほど思い知らされることになります。身体と心に浸透するまでずいぶん時間がかかりましたが、私の場合、これに気づいてからは己のへたっぴぶりや未熟さをとりあえず忘れて、じゃんじゃん(ってほど機会はないですが)機長に対してゴーアラウンドを宣言できるようになりました。一度ゴーアラウンド「させて」、無事に着陸を終えてスポットインすると、意外にも機長は副操縦士を誉めてくれます。「さっきはきっちり職務を果たしてくれて、ありがとう。」要約するとこんな感じですが、パイロットが2人乗っている理由を機長は誰よりも理解しています。さて私の機長昇格ですが、ただいま訓練計画凍結中です・・・。業界全体の方向性がまだまだ定まりそうもない中で、うちに限らず乗員養成計画を再検討する会社も多いと聞いています。今しばらくは人智を尽くして天命を待つのみですが、自分はどんな機長になりたいのか理想を思い浮かべるにはちょうどいい待ち時間になっています。副操縦士(A) 「あーあー、ゴーアラウンド!!!」機長(私) 「はいよー」副操縦士が「気軽に職務を果たせる」雰囲気をもったキャプテン・・・。これが私の目指す理想です。写真・・・管制都合でゴーアラウンドさせられた時の不満度は100%w(某シミュレーションゲームより)ブログトップへ
May 29, 2010
この頃仕事前には、instrumentalをよく聴きます。中でもあるゲームのサントラがお気に入りです。フライトをゲームに例えることに若干の不謹慎さが漂いますが、戦う相手が主としてお天気である私たち民間パイロット(の、端くれの端くれ)である私にとって、メンタルをトレーニングするには、これが(個人的には)最適です。一寸先さえ霧で霞む日は、鳥肌が立つほど荘厳な音楽で気持ちを奮い立たせます。反対に風も穏やかで陽気あふれるお天気の日は、壮大なサウンドを取り入れて気持ちを引き締めます。目を見張るほどの進化を遂げた最近のゲームは、ビジュアル的にはもちろん、そのBGMも荘厳かつ壮大です。だからちょっとばかり、その主人公になりきってしまうのも、自分を信じてここから心穏やかに駆け上がっていくためには有効です。そういえば、いつの日からか観なくなったテレビ番組といえば、CDTVとMステ・・・。少しでも良い方向を目指して変わっていきたいと模索する一方で、心の安定を保とうとする本能は、流行りの音楽をあえて取り入れようとしていないようです。今はそれらがせめぎあっている・・・私はちょうどそんな齢代を生きています。写真・・・帰宅後エンジンを冷気中。ついでにフライトで高ぶった気持ちも落ち着かせる。ブログトップへ
May 23, 2010
世間の連休は、私たちサービス業に就く人間とっては激務なのは当たり前。いつもより多めに飛んでおります。さて家出していた、、、いや、GWで帰省していた奥さん子供が明日帰ってくるので、今日は頑張って家事一般につとめます。連休中にたまったゴミ類と、この際せっかくだから思い切って取捨選択したガラクタをやっつけます。成長したなと思うのは、本を捨てられるようになったことです。読書好きが発展して、一冊読み上げるたびに私には読書ノートをつける習慣があります。著者・目次・読んだ日・あらすじ(構成)を書き込んで、身震いするほど使えるフレーズや、目まいがするほどの斬新なアイデアを書きとめ、最後に感想を2~3行付け足します。そのおかげで、調べたいことや気にかかることは、全部こいつを開けば出てきます。別にハードウェアを後生大事にとっておくこともないな、、、そう気づきました。これからは掃除のたびにリストラです。そのほか掃除・洗濯は余裕♪(そんな完璧にやるわけないしw)アイロンも絶対自分でかけたいタイプなので、ぜーんぜん苦になりません。むしろ自分にとって、独り暮らしで困るものと言えば、超偏ってしまう食生活。クルーミールとラーメン・バーガーの繰り返しw明日からやっと、自分が作るより100万倍おいしいごはんが食べられます。写真・・・かなりピンボケ写真。だいぶ減ったけど、反対側にもう2段。ブログトップへ
May 6, 2010
今日は電車に4時間揺られて独り旅です。流れ去っていく景色に想いを馳せて、線路の継ぎ目が奏でるリズムに身を任せる、、、そんなばっちりな演出に感謝しながら駅弁をかき込む幸せは、私のような電車好きにはたまりません。幼稚園の七夕行事で、短冊にこう書きました。「きしゃの うんてんしゅになりたい」少年は、どこか遠くに連れて行ってくれるものに、強く心惹かれました。進んだ道は違うけど、目指している根本的なものはあの頃と何も変わっていない。そう思えるのは、私が大人になった証拠。自分は何をしたかったのか? 自分はどこに行こうとしているのか?揺られながらこんな思案に暮れていると、4時間なんてあっという間です。飛行機ばかり乗っているからこそ、今日は心に開いた空白を「ほんの少し」埋めてくれる、そんな素敵な旅をしてきました。写真・・・かき込みの図。ブログトップへ
Apr 18, 2010
「じゃあ今からインフルエンザの検査しますねぇ♪ ちょっと怖いけど、ほんのちょっとのガマンですよぉ♪」目の前に迫りくるのは、綿棒の親玉。いつの間に登場したのか、「ベテラン」と形容するにふさわしい屈強なナース2人に、両足・両肩をガッシと押さえ込まれて身動きを完全に封じられます。そして、ずぶりと鼻腔にめり込んでいく親玉綿棒。。。( Д ) ゚ ゚ここは近所の小児科併設のクリニック、、、さらにはこんな誉め言葉。「はぁぃおわりでしゅょ~、おりこうさんねー♪」(/ω\)結果は陰性で一安心でしたが三銃士、いや34のおっさん(見習い中)にも条件反射でこんな言葉が出るんですねえ・・・。病み上がり、休養をいただいたあとの初フライトは、奥さんの強い勧めで長袖に。2年ぶりの長袖は違和感たっぷりで、なんだか気恥ずかしささえ覚えます。写真・・・ああ、俺じゃないorzブログトップへ
Mar 26, 2010
結論から言わせていただくと、外国料理は本家本元よりも、日本で食べる方が断然おいしい。海外80ヶ国を歩き回った私が言うのだから、間違いありません。昨日行ったインド料理の店もそうです。現地のレストランといえば、いかにも店主が「ここいらはウチの勢力圏内じゃ」と言わんばかりに、入店する事さえはばかられるほどの香辛料の強烈な刺激臭が、店周辺にたちこめております。換気などここ何年もしていないのではと思わせる、どんよりとした空気に沈むテーブルに身を落とすと、どことなく「いいから早く注文しやがれ!」と無言で睨み付ける無愛想はなはだしいウェイターに、おそるおそる「じゃ、あんまり辛くないやつを・・・」と告げた途端に鼻で笑われます。ポワンポワア~ンと不気味なBGMが漂う中、いつのまにやらテーブルに並べられた、いかにも怪しげな黄色の液体から放たれる放射性物質に目と鼻の粘膜をむしばまれ、勇気を出して口に運んだ途端、鼻水がナイアガラ・・・。とまあ、こういう経験を4~5店舗でしているわけです。清潔感と接客のよさを何よりも求めるのが大多数の日本人だとするならば、現地ペースの店は秒殺級でツブれます。そして何より、日本人の味覚に合うように味付けを相当アレンジしないと、二度と行かないこんな店になっちまうのも時間の問題。つまり日本では、その国の知り合いでもいない限り、本格的な外国料理を食べることはできません。すべて、「風(ふう)」です。イタリア料理風、中華料理風、フランス料理風・・・。こう書くと元も子もありませんが、外国への夢を見ているときが一番幸せなわけです。写真・・・日本人にはちょうどいい辛さと味付け♪ブログトップへ
Feb 15, 2010
パイロットという職業について、子供たちにお話しする・・・。その日はちょっとした講演を依頼され、小学校の課外学習に招かれました。寝不足でバッテリーきれかけのぼんやり頭。いつもに増して通り一遍の、即興で書きあげた原稿を頼りになんとか終了。児童代表の「お礼のあいさつ」の段となりました。「今日はお忙しいなか、僕たち私たちにパイロットのお話をしていただき、ありがとうございました。さて、冴えない顔つきでぼんやりお話されても、面白くもなんともありません。あなたには休養が必要です、美味しいものでも食べていっぱい寝て、元気をだして出直してください。」顔をあげてにやっと笑いかけたのは、20数年前の私でした。目が覚めるとホテルの一室。不規則勤務と泊まりの仕事、それに雑務に追われる毎日。ブログの更新も滞りがちです。写真・・・♪ああ空はこんなに青いのに~ブログトップへ
Feb 7, 2010
今年度の定期訓練が、昨日で無事終わり。シミュレータを使った訓練では1ホップ2時間中、ほとんどが異常事態と戦い続ける羽目になります。夜には懐かしい友人との約束があったので、訓練が終わると冷や汗も乾ききらないまま、モノレールに飛び乗ります。電車を乗り継いで着いたのは、秋葉原。もう分かりますね? それ系のお友だちですw「行きつけのお店がさぁ~♪」大方の想像はついたものの、薄暗い階段を昇りきった先には、、、「おかえりなさいませぇご主人さま(はあと)」(´д`) カウンターに並べられたケーキセット、、、手をつけようとすると友人が、ありがたいアドバイスをしてくれます。「魔法かけてもらわないと!」メイド嬢A 「おいしくなぁれ、キラキラぁ~(以下略)」(´д`)こんな感じで2時間程・・・。疲労困憊の身には相当きついっすorzただひとつ解ったことは、シミュレータ訓練にしてもメイドカフェにしても仮想現実だということです。こんな女、いるわけねーーーwww写真・・・窓越しに撮影。こいつにシェイクされた後の「萌え」は結構きつい。(注:私には未知の世界であったことを「一応」強調しときますw)ブログトップへ
Jan 23, 2010
「飛行機がまっすぐに飛ぶ様子」これを若干難しく書くとこうなります。翼の位置・形状と前後の重心バランス、、、それらが釣り合って静安定を保っている状態。まあこういう感じで、はるか昔に勉強した航空力学を思い出しながら、今日は義理の弟が息子にプレゼントしてくれたゴム動力飛行機を作りました。2時間に及ぶ組立工程ですが、飛行機は精密なものと3歳児なりにすでに心得ているようで、たいした邪魔も入らず何とか完成にこぎつけ、近所の公園で初フライトです。「航空力学を意識して」なんてずいぶん偉そうに書きましたが、実は訓練生時代、それはもっとも苦手な科目でした(担当教官の顔を相当回しかめさせた実績有)。そんな私が、「計算して」「測って」作った飛行機です。まっすぐ飛ぶはずありませんwww急上昇に急降下、失速までは想定の範囲内でしたが、投げた自分に向かって猛スピードで戻ってきたときは、正直自分の職業を疑うほどです。こんな具合ですが、面白い飛び方をするこの飛行機を息子は相当気に入ったらしく、近々「しっかりと力学を復習して」リベンジ予定です。写真・・・プロペラ巻き中。気持ちがはやる我が子。ブログトップへ
Jan 8, 2010
「一番長く使えそう♪」そう勇んで使い始めた例のサングラスは先日、テンプル(つる)がボキっとへし折れてしまうという強度的にありえない欠陥を露呈させ、度重なる瞬間接着剤の多量投与といった延命治療のかいなく、あえなく臨終を迎えました。いかにサングラスは消耗品だと言って3千円台の激安モノに甘んじたところで、こんな簡単にぶっ壊れてしまうようでは先が思いやられます。少々投資してでも、丈夫なものを選んだ方がどうやら結果的には安く上がりそうです。新しく使い始めたのは、ナイキです。とにかく体育が大の苦手で、運動会という単語を聞くだけでほとんど条件反射的にお腹を壊してしまうようなこの私が、世界のトップアスリート御用達ブランドを、おこがましいことこの上なく使わせていただきます。ライトウェイトでワイドかつクリアなビジョン! 加えて頑丈さ!運動オンチの私が、身の程知らずに一目ぼれして買いました。今度こそ長生きしていただきます・・・。写真・・・ゆる顔ロディも精悍な顔立ちに!!ブログトップへ
Dec 30, 2009
大げさなほど身体を大きくねじらせて、「ライトサイドクリア!」キャプテンがちらっとそのスイッチを見ただけで、「○○をオンにしときましょうか!?」聞かれてもいないのに、「エスティメイト(到着予定)○○は、○時○分です!!」とにかく私の仕事っぷりは、ハキハキしすぎらしい。先日フライトの合間に、かつて某大手エアラインで教官まで務めていたキャプテンに、こう言われました。「○○っちゃん、キビキビしててとってもいいよ。コーパイとしては100点ね。でも近々キャプテンになったら、その辺をも少し抑えてやらないと、一緒に乗るコーパイはびびって仕事がしづらくなるよ。」一瞬、「え・・・?」と聞き返しそうになりました。とにかく軍隊調の鍛え方が目立ってしょうがない、日本の操縦訓練は、「キビキビ・ハキハキ・ビシっと!」が当たり前の世界です。そういう環境で育ったもんだから、それは全く思いもよらないアドバイスでした。そういえば以前、別のベテランキャプテンには、「座ってる機長の後姿だけで、そいつの素質がだいたい解る。」というような話をされました。どっしりと腰を据えて、落ち着いて全体を見渡せということらしいのですが、昨日の指導もこれに繋がるものかもしれません。そろそろ私にも良い意味で、厳格なオヤジの風格を身につける時期が来たようです。写真・・・日よけに反射する私の姿。いまだ半袖なのも、余計にハキハキさを増幅させてるらしい。ブログトップへ
Dec 19, 2009
独身で時間が有り余っていた頃は、貧乏旅行をよくしました。国内であれば、ひなびたローカル線に揺られて。海外であれば、聞いたこともない名前の街の片隅で。そこでどっさりと買い込んだ本を読みながら、人生がなんたるかを考えるのです。目的は旅行ではなくて、読書でした。家に帰るとパソコンを広げて、誰に読ませるわけでもない読書感想文を書きます。気に入ったフレイズ、斬新な考え方やアイデア、、、積み上げてきた読書データは、私の財産です。でもそんな贅沢な時間は、もう巡ってこないでしょう。いま自分の部屋を見渡してみると、一度もページを開かないままになっている本が、あちこちに並べたり積み上げられたりと、やたらと目に付きます。昔から本だけは唯一衝動買いするアイテムだからでしょうか。先日携帯電話を変えました。携帯を変えて真っ先にすることは、とにかく無駄なアプリや機能を削除して、軽快な動作を追求するカスタマイズ作業です。そろそろドSっぷり炸裂の蓮舫ほどではありませんが、趣味の読書にも仕分け作業が必要です。ライフスタイルの変化に合わせて、本との付き合い方も考え直さなければいけません。写真・・・新しい携帯と、また衝動買いした本の数々。ブログトップへ
Dec 13, 2009
高速なんか邪道よぉ。シタミチ抜けてドライブでも行こぉやぁ♪別に何の用事もないんだけど、とりあえず友だち誘ってクルマでぶらぶらドライブへ。もちろん女の子がいれば尚可◎。途中五日市を過ぎるくらいから、遠くなる広島の街にほんの少しだけ心細さを感じて、ポンコツ相棒はさら進みます。山賊でお腹を満たした後は米軍基地あたりをぐるっとまわり、ちょっとばかりアメリカ風情を味わったところで、この意味なしドライブは折り返しを迎えます。このコース、広島で育った男だったら誰もが経験したに違いないお約束。「バイパスを抜けて 西へ行け見慣れた山道を 西へ行く次の丘を超えれば 光が見えてくる」(奥田民生「ルート2」より引用)広島出身の彼も、やっぱり懐かしいんだろうな・・・。写真・・・ルート2を見下ろす。もう少しで光が見えてくる。ブログトップへ
Dec 6, 2009
いつもこれを見せつけられては、羨望と嫉妬が入り混じった複雑な感情が浮かびます。子供の頃であれば、ねだってもなかなか買ってもらえない高価なおもちゃだったり、そしていつからかは、とても自分なんか相手にしてくれそうもない高嶺の花の女の子だったりと、例えるならそんなところでしょうか。私にとってこれとは、戦闘機です。昨日は某基地の航空祭に行きました。ありえないレートで駆け上がり、いなくなったと思えば、想像もしていなかった場所から空気を切り裂きながら迫り来て、地面を揺さぶるその存在。これに乗りたかったな・・・。今からどんなに身を削って努力しても、絶対に戦闘機パイロットにはなれません。あの頃こう考えていれば、あの頃こう行動しておけば・・・どれほど昔を悔いても後の祭り、現実となって残るのは嫉妬心と羨望だけなのです。帰宅すると、注文殺到で入荷が遅れに遅れた加湿空気清浄機が届いていました。こいつのウリのひとつは、フィルター交換は10年に一度!とのこと。10年も経てば子供は中学生だし、自分も不惑をとっくに通り越した年齢になります。今日を後悔しないように生きよう。。。時々戦闘機を見たくなるのは、自分が何者なのかを考えようとする哲学的本能のいたずらなのかもしれません。写真・・・今年もあと一ヶ月。ブログトップへ
Nov 30, 2009
右翼といってまず思い浮かぶのは、真っ黒なおんぼろバンが軍歌をかき鳴らして平穏を切り裂く、やかましいだけの迷惑団体でしょうか。街宣右翼と称される彼らの活動は、政治団体と名を刻っておきながら、実はその実態は売国団体であることは知られていません。そのほとんどの団体が、ある特定の国々に対して一切の批判をしていないことに気づいている人々は、残念ながら少数派です。幹部構成員たちの国籍は、必ずしも全員が日本人ではないのです。日本のマスコミはこの事実を取り上げず、これらエセ右翼を取り上げては、遠まわしな演出で日本人としての誇りを持つこと=危険思想であるかのように報じています。この意味で彼ら本来の政治目的は、見事に達成できています。(海外メディア、例えばBBCでは「日本人でもないのに愛国運動まがいの活動をする団体」について疑問と疑惑が浮かぶと、はっきりと報道しました)さて先日、「THE WINDS OF GOD」を観賞しました。今井雅之原作の神風特攻隊を主題とした演劇です。かつてこの演劇を、反戦教育の材料として利用しようとした教職員の団体がありましたが、今井氏本人も言うように、これは特攻作戦を美化するものでも反戦を訴える内容でもありません。最大のテーマのひとつは、当時の若者たちは、なぜ国のために死ねたのか?ということです。こう言うと、「国のために死んだというのは表向きの麗句」との声も聞かれます。でも、死に行くことが強制であろうが自発的なものであろうが、彼らは国の将来を案じてそれに殉ずるということは、愛する人たちを守ることと同義だと信じて死んでいったのです。今の日本が、身を捧げるほどの価値のある国になっているのかどうか。未来(現代)の記憶を持つ登場人物が放った、「自分たちの時代は、平和すぎて平和じゃなかった。」という言葉に重みを感じます。悲観だけがあふれて希望さえ持てずに、とかく事なかれに陥ってしまいそうな今の時代こそ、私たち日本人はこの現実を忘れてはいけません。そろそろ真剣に、この国の将来を考えないといけません。私たちは本当の右翼になるべきです。写真・・・シンプルな舞台演出だけど、いつしかそれも気にならなくなる迫真の演技。ブログトップへ
Nov 20, 2009
たまには芸備線に乗りたくなります。でも広島は遠い。そんなめったに帰れません。じゃあ作っちまおう!そう、それがnemo流です。買って来たディスプレイケースは、幅24センチ・奥行き僅か10センチ。芸備線の一コマを、その小さな空間に切り取ります。かつてはお馴染みだったはずの、ディーゼルのうなりに揺られながら、ぼんやりと眺める変わりばえのしない風景。今ではそれが一番の願いだなんて、ノスタルジーと時間の経過を感じます。そしてこの頃は、仕事で疲れたときに思い浮かぶ妄想があります。吹きっさらしの9番ホームは、いつもなんだか物悲しい。木枯らしから逃げるように暖簾をくぐると、しっとりと甘いそばの香り。ああ、広島の駅そばが食べたい・・・(´。`)写真・・・これは前作(未完成)。ブログトップへ
Nov 16, 2009
地上天気図は教科書どおりの冬型に推移、気温も急激に下がってきました。さすがの半そで王子も耐え切れなくなり、いよいよ上着をひっかけての出勤です。上着といってもあの仰々しい海軍士官風のジャケットは、空港以外じゃかなり恥ずかしい。というわけで日本のパイロットは、出勤・退勤時やデッドヘッドと呼ぶ業務移動で自社便を利用するときは、制服の上着の代わりに私物の地味~なジャケットを羽織って移動します。この地味で没個性的なジャケットがイヤで、米軍パイロット御用達フライトジャケットやニューヨーク市消防局正式採用防火ジャケットを着たりと、小さな反抗を試みた頃もありました。が、ほどなく上司にこっぴどく怒られるハメになり、今はデッドヘッドの時だけは、おとなしく地味ジャケットを着るようになりました。確かに業務時間内だし、勝手気ままな格好はよろしくないですね・・・。それでも出勤・退勤の服装は自由なはずです。というわけで今年の羽織ものは、アメリカ軍士官候補生ジャケット(ビンテージもの)に決定いたしました。知らない人が見たら、古臭いデザインのだっさい上着かもしれませんが、これで強烈に自己アピールです。個性あふれる真紅がまぶしいw写真・・・あやしいアイテムたち。左からパイロットヘルメットバッグ、森林迷彩ジャケット、難燃性フライトジャケット、そして本日の主役「候補生ジャケット」。ブログトップへ
Nov 2, 2009
明日のフライトで、3000時間達成です。34歳でこの飛行時間は、決して早い方ではありません。例えば航空大学を最年少で卒業して、副操縦士昇格訓練を経て飛び始めるのが、だいたい平均して25~26歳くらい。たいていの航空会社の一人あたりの月間飛行時間が50時間程度だから、年間で600時間。ということは、早ければ30歳を待たずに3000時間達成になります。ところで、今以上におっかなびっくりでなんとか飛ばしていた頃、3000時間「も」乗っている人は文字通り雲の上の存在で、仰ぎ見たものです。でも実際自分がこの立場になると、まだまだ下手くそでボケナスのすっとこどっこいのフライトしかできない青二才であることに気づきます。私もあとわずか26年で定年を迎えます。先に書いた前提で皮算用をすると、18000時間くらいになってるはずです。なんか自分、その歳になっても今と同じことを言ってそう・・・w写真・・・ログブック。たぶん60歳になっても、同じような字を書いてそう。ブログトップへ
Oct 18, 2009
とにかく車の維持費はバカにならない。毎月決まってかかる保険料とガソリン代、有無を言わさず毎年送ってきやがる、税金の納付書。そしてバカ高い車検!それにしても車検制度ってどれほどのもんなのでしょう?車検が終わった翌週に、エンジンがぶっ壊れたorzまあ整備保守が目的でないにしろ、こういう話はザラに聞きます。思い出すのはアメリカでの生活。カリフォルニア州では車検がありません。そのかわりスモッグチェックといって、排気ガスが基準値以内であるかのテストを毎年受ける必要がありますが、費用は30ドル程度。日本では、不正な改造を防止することが車検の建前的な目的です。ところ変わって向こうでは、クルマの世界においても全ては自己責任という建国以来のポリシーの延長にあります(もちろんヤバイ改造が警察に見つかったら、法外な罰金が待っていますが)。つまるところ日本の車検なんて、税金を定期的に徴収する搾取システムとしか思えません。ところで先月受けた車検に合わせて、独り相撲orzであちこちぶつけたところを修理に出しました。ヒラヒラヒラ~・・・(飛んでいくお金の音)。写真・・・スイスの名勝地、グリンデルワルトを優雅に走り抜ける愛車(合成ですw)。ブログトップへ
Oct 5, 2009
ドカン!とはいかなくても、例えば怪しい風が吹いていたり滑走路のコンディションによっては、いつタイヤが着いたか解らないようなスムーズな着陸よりも、ガッ!程度の勢いをつけてタッチダウンしたほうが安全な場合があります。でもお客さまも乗ってるし、普通であればなるべくそぉーと着陸させたいと、パイロットだったら誰しもが願います。そしてその努力も欠かせません。経験が浅い頃は、教官や機長の「や・さ・し・い」指導がありました・・・。でも私のように、何百回こなしてもほとんど上達しないまま3000時間も乗っちまうと、孤独な戦いへと変わっていきます。「ゴルァ! なんやこの着陸はぁ!!!」ドカン!と着陸しても、誰もそんな風に怒ってくれません。経験があるんだから、答えは自分で見つけなさい。 どうもそういうことらしい。くだらないシステムを作ってみました。コクピットに備え付けのサンシェード(日よけ)を天井側へゆるめにセットして、ドカンと着いたときに自分の頭を叩くようにしたのですwこの孤独な戦い、まずまずの効果をあげております。写真・・・こいつにいつも叩かれる。ブログトップへ
Sep 26, 2009
質問の仕方次第で、結果をどうにでも捏造できる世論調査。国家主権に関わるほど重要な法案のニュースが、一切報道されない。アナウンサーやコメンテーターが発する、無責任な持論展開による風評被害。これが日本のマスメディアの実態です。芸術的とも言える読みやすく洗練された活字や、やわらかくすっと吸い込まれるような、キャスターの美声。これらの自己演出できれいにコーティングされた強大な力に、私たちはいとも簡単にだまされます。多数派に寄り付きたがる人間の心理を利用すると、世論も流行も簡単に作り出せるし、都合の悪い情報を葬り去ることもできます。これこそメディアによる洗脳です。ひとりひとり自らが疑問を持つことなく、考える力を失ってメディアの犬に成り果てたとき、この国は内側から崩壊します。ところで私のこんなマスコミ嫌いがエスカレートすると、天気予報さえ信用できなくなります。(もはや病気w)WEBが充実したおかげで、各種天気図や観測データが簡単に入手できるようになりました。これを元に、天気予報は自分でする!のです。例えば数時間先までの降水予報ならば、レーダーエコーの動きを追いかけるだけで、かなりの確率で当たります。大切なのはRAW DATA(生のデータ)です。お天気であれば、チャートと数値がまさにそれ。そしてこれらを扱う正しい知識さえあれば、誰でも自分なりの方向感を見つけ出すことは可能なのです。だからマスコミのニュースだって一緒一緒。こんなもんRAW DATAで充分じゃないですか。余計なコメントや調査内容は一切がっさい排除して、現実とその推移だけを広く報道すればいいだけの話。メディアが作り上げた世論に流されるなんて、それじゃあんまりです。写真・・・今日16時過ぎのエコー。弱まりつつあるが、寒冷前線がはっきりと。ブログトップへ
Sep 12, 2009
何事も打ち合わせ通りとはいかないのは、重々承知している。それにしても状況は、かなり分が悪い。もうすでに息がきれかかっている。無理もない、本格的な実戦は何年かぶりだし、それが市街戦ともなればなおさらだ。握り締めた拳銃が、冷たく重い。日ごろの運動不足を恨むほかない。引き続き壁伝いに一段一段、踏みしめるように上のフロアへと歩を進める。3歩進んでは2歩振り返ることの繰り返し、、、一瞬たりとも警戒は怠らない。アカデミーで教わった、そういう「教科書的な訓練」と違うのは、ここは実弾が飛び交うコンテストエリア(競合区域)だということ。このコンテストに破れた者は、死ぬ。そして転機は突然に訪れた。「冷たっ!」「や~い、そっちの負け~~~っ」今日は近所の子供たちと、水てっぽうで撃ち合いごっこをしました。(^-^)まあその、いつもの妄想ですよw34歳の夏。写真・・・本日のイメージ。ブログトップへ
Sep 8, 2009
標準的な大気モデルでは、1000フィート(約300m)上昇するごとに気温は2度下がります。地上がぐでぐでの30度でも、この計算によると4500mを超えると、窓の外は氷点下。まずい雲に入ると、真夏でも飛行機に氷が付きます。ときには一瞬でコクピットの窓がビシャッとなることも・・・。今日はほんのり涼しいお話。写真・・・氷点下20度にて巡航中。ブログトップへ
Aug 14, 2009
AIM-Jというパイロット必携の書によると、世界中で航空機同士の空中衝突は、年間20件程度発生しています。今日ニューヨークで起こったものを含めて、そのほとんどがヘリや軽飛行機によるものです。お互い衝突コースにある航空機は、どちらかの相対方位が変わらない限り、お互いが止まって見えます。無限に広い空で、空中で動かない物体を見つけるのは至難のわざです。例えば相手機との合成速度が、600ノット(時速約1000キロ)とします。この場合、衝突1.5秒前に3センチほどにしか見えなかったものが、衝突0.3秒前になると突然窓いっぱいに広がって見える計算になります。見張りをおろそかにすると何が起きたか解らないうちに、すべてが終わります。一定の大きさ以上の飛行機になると、TCAS(ティーキャス)という衝突防止装置が、ある程度の安全は保証してくれます。それでも外の見張りは、絶対に欠かすことはないのです。写真・・・ハドソン川上空、日本時間9日未明。by FOXnewsブログトップへ
Aug 9, 2009
ディズニーランドの最寄り駅、舞浜が大変だったみたい、、、鉄道がダウンなんて日本では珍しいハプニングです。ちょっとした幸運で手に入れた年間パスポート片手に、独身時代何度も通った夢の国。。。結構ひとりで通ったものですwファンタジックで乙女チックなレストランでは、おひとりさまとして案内されると、心なしか周囲から生温かい複々数の視線を浴びること必至です。ホーンテッドマンションの幽霊には、独りっきりにもかかわらず「フォッフォッフォ、君たちの間に新しい友達が・・・」なんて言われて苦笑することうけあいです。まあなんだ、一人用に作られていないのがTDLです。それでも一切の束縛から解放されて、ほのぼの家族連れやラブラブカップルを尻目にTDLとは思えないほど喧騒から遮断されたトムソーヤ島で、ソーダ片手に時間を忘れてうつらうつらできるという、おひとりさまだけに許される特権を満喫してましたねえ・・・。ここいらへん、懐かしいな。写真・・・線路は親友と一緒に。ひとりじゃ寂しい。(スタンドバイミーより)ブログトップへ
Jul 30, 2009
今日のお仕事は午前中だけ。片道一時間に満たない往復便、楽チンフライト♪です。メディカルチェックに地上勤務、そして例の件・・・。飛ぶのは10日ぶりです。ひさびさのフライト、しかも病み上がりということもあり、今日はPNFといって「操縦しない方のパイロット」を務めました。交信や記録、モニターがメインです。操作や手順を振り返ることなど、この10日間一度もなかったのですが、もう染み込んじゃってるんですね。身体がスイスイ動きます。そういえば6年間の就職浪人を経ていきなり旅客機の訓練を始めたときも、そこまで苦労しなかった気がします。これも基礎訓練で、身体の芯まで叩き込まれてたおかげでしょうか?あの罵詈雑言・オドリャー!スドリャー!の教育を受けなが(以下省略今日の昼食は、ひさびさのフライトを祝して、「独り回転寿司」などしゃれ込みます。でもお寿司はパスです(え゛?)まだまだ身体は病み上がり。コーンサラダ・から揚げ・玉子・枝豆・・・まだまだがっつり食べられないので、チマチマいける回転寿司屋さんはありがたい存在です。写真・・・この感触。(ボーディング前、地上にて)ブログトップへ
Jul 17, 2009
小学生の頃、体調をこわして学校を休んだ日の楽しみといえば、教育テレビをつけっぱなしにすることでした。学校に拘束(?)されている他のクラスメートを尻目に、午前9時からお昼まで、ゴロンと横になったまま時おりお菓子を口に放り込み、ノンストップで流れる教育番組を眺めていると、なんとも言えない優越感に浸れます。お昼が過ぎ、つけっぱなしのテレビから流れる内容が「おもいっきりテレビ」や「2時のワイドショー(懐)」に変わっても、「みんなが勉強してるときに、ゆっくりリラックスできるなんて、、、クックックッw」なんて、ちびまるこちゃん的発想で過ごしておりました。やがて陽が落ちてきて、家路を急ぐ同じ世代の子供たちの声が聞こえてくると、今度は妙に寂しくなります。もう特別な日ではなくなった・・・。夏休みの最後の週に感じる、あの悲壮感と一緒です。そして感じる、かすかな罪悪感。「なんか今日一日、無駄に過ごした気がする・・・。」あれから20年ちょっとが過ぎました。テレビがパソコンに変わっても、やってることは変わりません。昨夜、夜中に目が覚めると、身体が重くて息苦しい・・・。豪邸でもないのに、トイレがものすごく遠くに感じるのです。38.8度今日明日は、ゆっくり休養するようにとの会社指示でございます。。。写真・・・今日の夕食。メインディッシュは解熱剤orzブログトップへ
Jul 13, 2009
ずいぶん昔の日記に書いたとおり、機長は6ヶ月ごと副操縦士は12ヶ月ごとに航空身体検査に合格しないと、乗務ができなくなります。そして私の場合は7月が、この基準月にあたります。日帰り出張先は、ちょっとした規模の地方都市。毎年恒例のこの行事、いつからか奥さん子供もついてくるようになりました。もちろん同伴はできないので、近くのショッピングモールで過ごしてもらいます。出勤扱いなので出張手当と交通費が支給されて、しかもこれがプチ家族サービス(?)にもなります。(゚∀゚ 三 ゚∀゚)ヒャヒャヒャさて無事に検査が終わったと思いきや、認定医の先生が一言。「全く気になりませんが、右耳の聴力落ちましたね」合格基準には影響しないものの、拡げられたチェックシートを眺めると、ごく微妙なレベルでグラフが折れています。しかも全ての周波数で。心当たりはいくつかあります。ひとつは寝る方向、、、いつも右向きに寝てるのが影響したのかもしれません・・・?そしてもうひとつ考えられるのは、ヘッドセットのいなせがけです。「いなせがけ」なんて私が適当に作った言葉ですが、ヘッドフォンを片耳だけかけた様子です。つまり私の場合は、右耳で管制官の声を聞き取って、コクピット内での会話は左耳で聞き取っているわけです。でもこれは必然的に、ヘッドフォンのボリュームを上げることになっています。ベテランぽくて、かっこいいと妙に勘違いして始めた「いなせがけ」。耳のことを考えたら、少しばかり工夫が必要かもです。写真・・・いなせがけブログトップへ
Jul 12, 2009
その精強さで知られる自衛隊の空挺部隊といえども、初めてパラシュート降下を経験する新人隊員は、恐怖で足がすくむと言います。「落下傘を信じろ、教官を信じろ、自分を信じろ。」恐怖心に打ち勝って、文字通り飛行機から飛び出す勇気を与えてくれるのが、訓練中何度も言い聞かされるこの言葉といいます。「~を信じろ」と表現は変わっても、人間が恐怖を感じるのは、その対象のことを何も分かってないからだという真理を明瞭に言い表しています。同じ空を職場としながら、実際に飛行機を飛ばす立場から考えても、高い場所というのはやはり、恐怖を誘ういくつものかけらで満ち溢れています。でもそれが怖いかと聞かれたら、そうでもありません。今までこんなに訓練して、こんなに勉強してきたんだから、お前は充分この世界で生きていけるはずだぞっていう自信があるからです。この意味では空挺隊員と、気の持ちようはさほど変わらないかもしれません。さて何千何万フィートの高空はめっきり平気な私ですが、展望台と観覧車が大の苦手です。理由はもちろん解っています。これらのことを何も知らないからです。強度がどれくらいで、どれくらいの加重に耐えられるのか?天候と風の急変にどれくらい耐えられて、どれくらいの揺れが許容できるのか?もし何かヤバイ状況になったとき、自分は一体全体何をどうすれば助かるのか?これらがクリアにならない限り、怖くてしょうがありません。足がすくむどころじゃありません。四つんばいのへっぴり腰ですorzそして出てくるのが、家族や友人からのこの言葉。「え~、パイロットのくせにぃぃぃwww」(でもこれだって職業病のひとつですよorz)写真・・・コクピット脇の収納スペース。一応知識と経験は、このかばんに詰め込んでいるつもり。ブログトップへ
Jul 5, 2009
ペナゴン。は? 今なんて? ペナゴンって何だよ・・・?外国のニュースを観てると、時々こういう壁にぶち当たります。それがアメリカ国防総省の通称「Pentagon」のことと解ったのは、映像がでてから。永年の修行の甲斐あってか、英字新聞はスラスラ読めるようになりましたが、聞き取りや発音となると、まだまだ英語ヘラヘラレベルです。外国生活してたとはいっても、当時はインターネット黎明期、困ったらいつでも日本語に頼れた暮らしっぷり。しかもチャイナタウンに入り浸りで、アジアン系の友人ばかりとくれば、ナチュラルイングリッシュが身に付くはずもありません(つまり私の英語は広東語訛りですw)。奴らの、アウトゴーイングな性格には、何度も感心させられたものです。日本人の多くが、ある意味恥の文化を背負っているためか、ネイティブと話すときは、「文法を間違えないように」とか、「なるべく正しい発音で」とか、無駄に意識して若干血圧が上がる(?)のに対して、彼らはそんな素振りも見せず、堂々としているのです。無茶苦茶な発音、無茶苦茶な文法なんて一切気にしていない様子で、物怖じしていません。だって「candle」が、「カンドン」。「girlfriend」が「ゴールフランダ」ですよ?きっとこれだよ、間違いない。私の英語が上達しない理由が、ここにある。読む力も話す力も大切だけど、一番重要なのはやっぱり間違えを恐れない勇気だということ。ああ、そんなこと解ってるさ、もう10年以上も悩み続けてることだもん。写真・・・私同様、「メッダーナ」好きの我が子。ブログトップへ
Jun 16, 2009
トレードの世界には、スキャルピングという手法があります。FXを例にとると、1銭・2銭というごくわずかの差益で利益を確定するのです。一度に得られる利益は、この英語が意味するように「皮」程度の小さいものですが、チリも積もれば何とやらで、複利運用で億万長者を夢見るスキャラーは世界中に存在します。しかしある程度の反射神経も必要で、決済のタイミングを逃すまいと、血眼になって取引画面に釘付けにならざるを得ないこの作業。想像しただけで心が折れてしまいそうで、私には無理そうです・・・。さて、腕に覚えがあるスキャラー達が売買を活性化させる場面といえば、相場がほとんど動かない地合い、いわばヨコヨコ相場でしょう。相場が動かない場面は、取引自体が少ない時だけでなく、限界まで膨れ上がった売りと買いの勢力が釣り合っている時にも見受けられます。ちょうど梅雨の時期に似ています。北のオホーツク海気団と、南の小笠原気団がひしめき合って、前線が停滞する様子にそっくりです。こんな時、何かがトリガーとなって、均衡が崩れたら・・・?梅雨明けは大歓迎ですが、これが相場となると大変です。スキャラーに限らず、短期売買トレーダーは早いところ手仕舞いしないと、それこそ丁半ばくちに突入です。莫大な利益を得るか? それとも一瞬にして資産がメルトダウンするか?梅雨明けに必要な小笠原気団発達のトリガーは、まだまだ研究の余地がありはっきりしていませんが、この丁半ばくちの場合にイカサマ勝ちできるのは、相場を動かせるだけの資金力を持った巨大ヘッジファンドか、政府の中央銀行しかないのです。写真・・・均衡が崩れ、一瞬で値が飛んだ様子。これがトレードの面白さであり、怖さでもある。(2009/06/05_2130ごろ)ブログトップへ
Jun 7, 2009
真対気速度(TAS)とは、飛行機が空気中を進む速度。対地速度(GS)とは、地面に対して移動する実際の速度。計器に表示されるこの2つを比較すると、まず向かい風なのか追い風なのかが分かります。さらに風下に流されないように、計画したコースをまっすぐ飛ぶために、風上に機首を向けた角度を意味する偏流修正角(WCA)の2つを別の計器で読み取ると、左右どちらの方向から風が吹いているのかが一目瞭然となります。これら合計4つの数字の関数が、風向風速になります。(RNAVと呼ばれる航法装置を搭載してあれば、風がそのままデジタル表示されますが、ここでは基礎的なお話です)目的地までのコースと距離、そして今自分がどこにいるのかを常に明確にしながら到着予定時刻(ETA)をはじき出すことがナビゲーションの原則ですが、このように風をつかめるようになると、その精度はぐっと上昇します。風はパイロットにとって、味方でもあり敵でもあるからです。「人生ってのはなあ、ナビと一緒だよ?」とは、日本で10本の指に入るほどの飛行時間を重ねた大先輩が、退職直前ほろ酔いながらもしっかりと、私を見据えて熱く静かに贈ってくれた、ありがたいお言葉。まず計画書を完成させて、実際にそのとおりにやってみる。途中で流されるようなら、原因(風向風速)を確認。追い風だったらラッキーだし、向かい風だったら多難かな。横風に負けないように、修正を怠るな。大事なのは、今どこにいて、どこに向かっているのかということ。それでも選択肢は抜かりなく継続的にチェックしろ。目的地が悪天だったらどうする? 途中でエマージェンシーになっらどうする? 悔しいかもしれないが、とりあえずの逃げ場はいつも用意しろ。現状に慣れきってしまうと、毎日の生活がそれこそルーチンワークに成り下がってしまいます。ぬるま湯生活とでもいいましょうか。この大先輩は、良い意味で生活に仕事を持ち込めと、アドバイスしてくれたのだと思います。刻々変わる到着予定時刻は気にするな、ナビが完璧ならいつかは必ず到着する。写真・・・本がまた増えたので棚作った。読書は私にとって、追い風ファクターのひとつ、かな?ブログトップへ
Jun 6, 2009
「キャプテン・オーパイ・コーパイ」とは、私のようなへたっぴ副操縦士の腕を表現する、ありがたくない言い回しです。つまり、一番うまい操縦をするのがキャプテン(機長)で、その次に腕が良いのはコーパイ(副操縦士)じゃなくて、オーパイ(オートパイロット)ということですorzさてこれは言い訳です。最近のパイロットは、経験わずか数百時間の「一年生副操縦士」の頃から、まるで電子レンジで料理するかのようにモードを使い分け、オートパイロットを使いこなすことこそが、最優先の「仕事の流儀」として教育されます。飛行機は手足で操縦するのでなく、ボタンやスイッチの操作、つまり指で操縦するのが時代の趨勢だからです。さらに精神論ばりに手動操縦にこだわりがちな、超がつくほどの大ベテラン機長が次々と退職するなか、「若いんだから、一万以下はマニュアルで飛ばしなさい」とかいう指導も消えつつあり、ありがたいのかそうでないのか、これでますます腕が落ちるわけです。そして迎えた、定期訓練の日。訓練ではいつもと違い、マニュアル操縦がメインですヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 「ほらほら落ちてるよ高度!またスピード変わったよ!(怒)」疲。そういや自分、車の免許もオートマ限定だったなあw写真・・・指人形。肩章が袖章に見えるブログトップへ
May 26, 2009
自称作家。どんなに工夫を凝らして文字のかけらを切り貼りし、気の利いたレトリックをその行間に織り交ぜて感動を誘っても、それがハードディスクという水槽から這い出て世間を泳ぎ回り、編集者から先生と呼ばれる日を迎えるまでは、誰しもが「自称・作家」という肩書きに甘んじます。それは文学にかぶれて20年以上、いやしくも物書きの真似事をし続けた私の場合も例に漏れません。長く付き合っていながら決して慣れることがなく、どこか遠慮がちな響きとともに、少しばかりのうさんくささをトッピングしてくれる言葉が、この「自称」という接頭語なのです。そしてついに、プロでもアマでもなく、宙ぶらりんという表現すらおこがましい素人文学に、終止符が打たれました。ちょっとやそっとでは決して引き剥がせなかった接頭語、「自称」と決別する瞬間を迎えたのです。取材に現れたテレビ局の撮影クルーは、いかにも「先生」に接見するかのような低姿勢で、うやうやしく私の方へと歩み寄ります。こういう時って、まず何から話せばいいんでしょう?やっと報われた系の、自己主張?協力してくれた家族や仲間への、賛辞?それとも「次回作」に対する、意気込み?あらゆる妄想が駆け巡ります。妄想。ごめんなさい、これは全部、そのとき一瞬で浮かんだ5秒足らずの妄想です。テレビカメラを見かけると、いつもこの調子ですw例の推敲作業は順調そのものですが、ここまでくればもう立派な誇大妄想です。さわりだけでも誰かに読ませて、間違いなく発せられる激辛コメントで、目を覚ますとしましょうか・・・。写真・・・「今日はどうして、ここのお店を選ばれたんですか? (^-^)」(回転寿司屋にて)ブログトップへ
May 20, 2009
たまに新幹線に乗ると飛行機に慣れてるせいか、違和感にも似た「?」に、ちょっと戸惑います。まずセキュリティチェックがないことに、乗るたびに不安を感じるようになりました。たしかに飛行機とは違って、新幹線を乗っ取っても将軍様wのおられる地上の楽園に亡命はできないでしょうが、不特定「大」多数を人質に取って、政府なり企業なりを恫喝することは充分可能です。そういえば、かつて「新幹線大爆破」なんてB級映画がありましたっけ?そして次に驚くのは、セスナクラスの小型機よりもずっと速い乗り物なのに、シートベルトがないことです。パイロットのくせに自他共に認める鉄ヲタの私に言わせれば、ATCなりユレダスなりの安全システムがあるから大丈夫なんでしょう…。でもそれらでカバーできない「何らかの事象」が原因で横転する場面を想像すると、かなり不安になるわけです。今まで乗客の死傷にいたる事故が起きていないのは、「限りなく安全なシステム」だからでしょうか、それとも「偶然の産物」なのでしょうか。言うまでもなく私は後者派です。ところで最近は新幹線でも、「当車の運転士は〇〇、車掌は〇〇」と案内するようになったんですね。さて、飛行機で一番エラいのは機長ですが、電車で一番エラい人は誰でしょう?正解は、車掌さんです。意外と知られていないようですね、鉄ヲタならではの明日使える知識です。ひとこと……おそらく最初で最後の携帯投稿。操作のもっさり感にメランコリーw
May 18, 2009
高速道路1000円効果、予想通り大渋滞だったみたい。いや待てよ、つい最近まで、「Co2削減! 公共交通機関を使いましょう!」と声高に環境保護をアピールしてたのは、どこのどいつだ?何ですか、この矛盾wこれで国民の不信を買わないとでも、政府は本気で考えているんでしょうか?あまりにもバカにしすぎ。しかもなんで、ETC車だけ「優遇」なんですか?あ、そーか! 道路システム高度化推進機構とかいう財団法人に巨額のカネが集まるからですね!(^-^) って、(#゚Д゚)ゴルァ!!どーせ多分、天下りした役人の・・・(以下略「本当に」景気刺激と環境保護を両立させたいと考えるなら、公共交通機関利用者にキャッシュバックする方がよっぽどいいです。飛行機・船・バス・電車、、、これらの料金を国が半分払ってあげますよ~♪このほうが選挙でたくさん票を稼げる、、、いや、世のため人のため地球のためじゃあないですか?写真・・・近場専用。ベタなナンバー「ぱいろっと」(刑事してるいとこのは「110」w)。ブログトップへ
May 7, 2009
THRESHOLDと呼ばれる着陸する滑走路手前のはしっこから、メインギア(主脚)が着くまでの時間は、5秒ちょっと。副操縦士なりたてで、びびりながら着陸を任されたころ、この体感時間は1~2秒でした。私たちがスキャニングと表現するように、スピードと姿勢・沈みと風の息づかい、、、これらを瞬時に読み取って、動物的感覚で手足を動かすには、よほどの天才でもない限り、ある程度の慣れと経験が必要と言われています。最近では、わずかばかりの努力と時間の経過に助けられて、この5秒間が10秒~15秒にも感じられるくらい、余裕を持てるようになりました。同じスキャニングでも、あたふたとぎこちなかった新米のころには気づかなかった物が目に入るようになったり、状況を広く見渡せるようになったと思います。「全体を考えられるようになったね」とは、自分がぺーぺーのころから見てくれている機長の言葉です。素直にうれしい。誕生日を過ぎるころには、飛行経験も3000時間を超えそうです。写真・・・ゆっくりと沈む太陽。でも地球は、時速1400km(日本周辺)で回っている。ブログトップへ
May 2, 2009
千里川沿いとは、手が届くほどの距離で着陸する飛行機を「感じられる」、大阪国際空港そばの絶景スポットのこと。教官A 「何やってるんだ! 馬鹿もん!」教官B 「進歩がないねえ、君は・・・。」教官C 「ゴルァ! アホゥ! ボケィ!」かつて訓練生時代、ぶっちゃけそういうストレスを感じたら、何度もバディと一緒に足を運んだところです。ついでに「身体中に付きまとって離れない慢性的な将来への不安」も、その爆音とブラストに吹っ飛ばさせたりと、青春の真似事をしていた場所でもあります。さて一日中おもちゃ片手に、「ひこーきー♪ ぱぱぶ~ん♪」と大騒ぎの我が子は当然喜ぶに違いないと、ミニ旅行を兼ねて連れて行ったのですが。。。「・・・こわぃ・・・うるしゃぃ。」工エエェェ(´д`)ェェエエ工ここはね、パパがね、苦労してたときね、しょっちゅうね、こうしてね、飛行機見ながらね、etc...子供はやっぱり正直です、大人でさえびっくりするほどの迫力ですから。ところで、訓練生を卒業して初めて訪れるこの場所で気付いたのは、「何も変わっていなかった」ということです。10年前と同じ景色と、10年前と同じように青春の真似事をする自分。その爆音とブラストは、ストレスと不安を吹っ飛ばしてくれます。我が子もいつか、それが解る日がくるでしょう。写真・・・シャッターチャンスは、実はあと2秒後。ブログトップへ
Apr 25, 2009
大抵の男は、己の風貌の良し悪し(通常は「悪し」の方が多いらしい)を遥か彼方にぶっ飛ばして、まずは格好から入ろうとします。サングラス!私の場合はこれでした。思い起こせば、生まれて初めて飛行機を操縦したその日も、精一杯背伸びして一流と呼ばれる一部のパイロット様御用達のブランド品をかけていました。それから5年・10年が経過し、この間にRandolph、Oakley、Police、Ray-Ban・・・。とっかえひっかえ、ずいぶんと投資したものです。ついブランド品に手が伸びてしまうのは、値段が高いから大切に使っていこうという愛着心と、わずかばかりの見栄心が働くからでしょうか?そしてそんな愛着心や見栄心も空しく、残念ながらそれらは今、すべてガラクタとなって果てました。決してぶっきらぼうに扱ってたわけじゃありません。どんなに大事にしていたって、壊れるものは壊れるのです。どれほど愛着心が深かろうと、形あるものはすべて、いつかは手元から消えていく運命にあるようです。宗教くさい言い方ですが、世の中にあふれる品々は、すべて消耗品の域を出ないのかもしれません。昨日通販で届いた新しい相棒は、3900円。Zero-Visionという名の、限りなくノーブランドの匂いがする安モノで、値段だけ見ると今までの足元にも及びません。それでも希望するスペックをクリアしているどころか、ブランド品以上の使い勝手さも期待できて、頼りになりそうです。もしかすると、歴代でこいつが一番長生きするかも。写真・・・新しいサングラスと、新しいクルータグ。パイロットも会社にとっては、使い捨ての消耗品なのかもしれない。ブログトップへ
Apr 18, 2009
強烈な個性を秘めた芸術作品には、誰も侵す事の出来ない、独特のオーラがあります。古くから人間が芸術に逃避する理由は、そのオーラが神がかり的なものだからこそ。心の焦りに拍車をかけられたり、それこそ脳幹にまで染み込んで、自分が正しいと信じ続けた行動パターンまでが全否定された時、そうした無力感と欲求を昇華させる対象こそが芸術、、、なのかもしれません。まさに今日の私の気分そのもの。強烈な個性をもって、芸術を生み出す人たちがうらやましい。誰にも干渉されず、何事にも揺らぐことなく、とことん自己表現が許されるその世界が。写真・・・先週に続いて「ナバテア」を読んでみる。「僕は、空で生きているわけではない。空の底に沈んでいる。ここで生きているんだ。」ブログトップへ
Apr 11, 2009
「私の授業なんて馬鹿馬鹿しくて聞いてられないってこと? どうなの?」理由なき反抗、そう言うほど格好いいものじゃない。退屈だから。ただそれだけのこと。その生涯の終わりなのか、新たな使命を帯びて生まれ変わろうとする過程なのか、、、残念ながらそういう感傷に一切浸ることもなく、ヒラヒラとこぼれる落ち葉の行方を追いかける、ただそれだけの時間と何がどう違うのだろう。入学して半年経ったら、こんな気分になる。だから少し位からかってやらないと、こっちの気持ちまでヒラヒラして落ち着けない。「ライロン! (Right on! : その通り!)」薄ら笑いを浮かべる生徒と、眉間と視線が固まる先生。なんて気持ちのいいアシンメトリーだろうか。教壇に立って30年! なのにこのベテラン英語教師とは、気の利いたキャッチボールはできそうもない。誰しもがそう過ごしたに違いないけど、その頃の自分は、今以上に精一杯、大人のフリをしてた。後先も考えられないくせに。「先生も読めばいいよ。」煙草と茶菓子の混ざった匂い、職員室の隅っこで差し出したのは、原文そのまま英語で書かれた、ディケンズのクリスマスキャロル。授業中もパラパラと行間を探り続けた、純文学との出会いの本だった。(「回顧短編」より。自著・もちろん未公開)かつての5インチフロッピー全盛期から、パソコンを買い換える度にちゃんとこの短編集も引越しさせているのですが、10代の文章とはいえ、今読み返したら生意気なくせに下手っぴな作文ですねえ、無駄な比喩も目立つし、一生懸命無理して書いてる感じがします。この出来事があった頃の私は、運動も苦手で自己主張も下手、己の見てくれまで無頓着。そうくれば当然いじめられるし、キモいという言葉で片付けられる、とるに足らない13歳でした。そして自分が周りから遮断された存在であると気が付いたその頃、文学少年がある一大決心をするのです。「生きることの意義と、死ぬことの意味を追求すること。」です。青臭さいって言われても(当時はある意味今以上の大人だった)、これをひとつのストーリーにしたいなって思ったのです。テーマが壮大過ぎますね。どんなにインスピレーションが降り注ごうが、一晩二晩で書き上げられる訳も無く、もし出来たとしてもその内容は、ちょうどこのブログのように、薄っぺらい戯言になりそうです。というわけで、構想が積み上がったと思えば崩壊し、組み立て終わったと思ったら分解される、そんなこんなを繰り返して20年が経ちました。20代の後半になってやっと文章として起こしはじめ、5年かけて書き綴ったストーリーが、先日一応のクランクアップを終えました。この調子だと、推敲を重ねて完成するまで、まだまだ時間がかかりそうです。写真・・・今になって、スカイクロラを読んでみる。「真っ黒な澄んだ瞳。その中に、空がある。そこへ堕ちていけるような。」(純文学の香りがする当シリーズより。)ブログトップへ
Apr 3, 2009
手持ちのカードが増えました♪数えたことはないけれど、そうだな、、、3~400枚はあるかな?でもまだまだ足りません。もちろんクレジットカードやポイントカードの話ではありません。ここで言うカードとは、選択肢のことです。パイロットが戦う相手は自然・人間・機械です。「絶対こうなるはずだ!」と決め込んでいたら、裏切られて当然。その裏切りに対処するために、あらかじめ第2案・第3案・場合によっては第10案まで、どっさりとカード(選択肢)を溜め込んでおくのです。緊急時はもちろん、通常のフライトでも手持ちのカードが多ければ多いほど有利だし、運命共同体であるお客さまの利益にも繋がります。さてここで注意が必要。カードを持てるだけ持っていても、出すカードを間違えたら大変です。タロットと一緒で、ひいてはいけないカードだってあるのです。間違えたカードを出したおかげで逆に状況が悪くなって、それを改善しようとまたヤバイカードを使ってしまう・・・。(例:この高度コトコト揺れるなー、上だ上! うひゃーガタガタじゃん! じゃあ下だ下! うひょーガッタンガッタンじゃん!! じゃあ元の高度を・・・。え? 他機がいて許可がでない?)こんな悪循環を私はよくやります、多重債務みたいなもんですw使い方も心得ていないのに、カード(選択肢)ばかり増やしても意味がありません。ご利用は計画的に♪ってことかな・・・。写真・・・このタイトルが正しければ、私は不死身かもしれない。ブログトップへ
Mar 30, 2009
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