癒しの休憩室

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詩)神様が最後に摘む花

Anemone_sylvestris.jpg



http://www.youtube.com/watch?v=HcfmbRo8CP0

(曲を聴きながら読んで下さいね、、、、。)




「神様が最後に摘む花」


その花を摘まないで


あなたも、
やっと見つけてくれたのに

摘めば楽になるのかもしれないね。

夜風を通って、
僕の声が聞こえてきたので

驚いたかもしれないけれど

その花を摘んではいけないよ

神様が最後に摘む花なんだ。

人の世に幸せが
満ちあふれるようにって
願った神様だけど

とても、
そういうわけにはいかなくて

いま、
君の心に降りて、

あたらしく
見たこともない花を
咲かせたところ

清らかさと、慈愛に満ちた
その花は
一輪、
神々しい輝きをまとう

いま、
神様が最後に摘む花の輝きは
いとおしく、
ひそやかに
あなたの心のなかにある。


閉じ込められ
閉じ込められ続けた
人々のためにだけ

神様がとっておく、
たった
一輪の花

かつて、
この世に幸せが
満ちあふれることを
願った
神様でも

ふとしたことから
過ちを犯して
両腕に抱いた花々を
手放した時があった。

一瞬の軽率によって
花々が咲く時期を
たがえてしまったのだ。

神様だって
失敗はするさ

二度と
失敗をしないために

あなたのこころのなかに、
一握の種を蒔いたのだよ。

閉じ込められ
閉じ込められ続けてきた人々が

解き放たれる時にこそ
その花を
神様が最後に摘みにやって来る

みんなが
あたたかさに満ちて

係累も
血筋も
魂でさえも

もとはひとつであったことを
知らしめるために
その花の名前はないのだよ。

死を抱きしめた人にしか
見つけられない花



その花を摘まないで


見たことのない
不思議な
清らかさだけど
誰にも告げないで

そっと、
こころのなかに
咲かせておいて













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