病的空想缶

2007年07月11日
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転んだ・・・とても見事に・・・自分の転びっぷりをスローモーションでもう1度・・・と思うくらいに・・・

ここは真っ直ぐに商店街に続く道。朝と夕方以外は人通り少ない道。今はたぶん・・・午後2時頃・・・

「痛ててて・・・」

土下座状態。生暖かいアスファルトと遠くから漂うパン屋の匂い・・・ミスマッチで、何だか嫌いじゃない感じ・・・だけど、このままじゃ熱心なイスラム教徒と間違われそう・・・

なのに、ふと頭にある言葉がよぎった・・・

「転んでも、ただでは起きません!!」

どういう事だろう?・・・どうすれば、そう思えるんだろう?・・・こんな状況で・・・

「・・・」



「曇りだったか・・・」

どんより灰色の空。このまま雨でも降ってくれたなら、それを理由に立ち上がれるのに・・・だけど、まったくそんな気配はないし、それじゃ損した気分・・・

「せっかく転んだのに・・・」

すでに僕の回路は暴走を始めていた。

そこに近づく人影・・・人の思いやりを感じて立ち上がれるかも・・・

〔兄ちゃん、大丈夫か?〕

おっさん・・・

「大丈夫です、お構いなく」

おっさんでがっかりした僕は欲張りだ・・・チャンスを棒に振る愚か者だ・・・後悔となりそうだったが、

「今更後悔なんてしてたまるか・・・」

と、無理やり良い事がないかと転び続けた。



時間の経過と供に空想と妄想が溢れたが、一向に何も起こらなく不安が僕に近づいていた。

「このままじゃ・・・」

この道は、街は、人はどうなってるんだろう?おっさんが声をかけてから誰1人として僕を無視している・・・警察は?通報してもおかしくないのに・・・

「沈んでる・・・」

不安が僕をアスファルトに沈めていく・・・



「あきら・・・」

僕の街だとほっとした。あまり気が合う友達じゃあなかったけど、ここは助けてもらうべきだろう・・・

「転んだんだ」

〔うん・・・それで?どうして寝転んだままなんだ?立ち上がれないのか?〕

僕は理由を話した。彼は大笑いした。

〔観てていい?もうすぐ彼女も来るんだけど〕

助けてほしいのも伝わらず、ギャラリーまで出来てしまった。

少し離れた壁にもたれてしゃがんで僕を見ている・・・絶望しているのに期待されている・・・そのうち彼女が来て、しばらく一緒に僕を観察していたけど知らないうちに消えていた。

空が少し暗くなった気がした。さらに沈んだ気がした。

意識が、目がかすんできて

僕は目を閉じた・・・。





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Last updated  2007年07月11日 07時50分58秒 コメントを書く


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Comments

名乗るほどではございません。 @ 出るんですよ。。。 うちの80過ぎのじいちゃん、抗がん剤で …
☆・゜・。しぃ・。・゜☆ @ Re:千手GOD!!(11/02) なんじゃ、その会議www 良さん、何も…
☆・゜・。しぃ・。・゜☆ @ Re:夢の中で踊って筋肉痛??まさか・・・(10/03) お久しぶりです(´∀`●) 私も、暫くなんや…
名乗るほどではございません。 @ 仔猫さんのお写真は? 涼さん、こんばんは。。 あの~、仔猫…
☆・゜・。しぃ・。・゜☆ @ (笑´∀`)ヶラヶラ 見て笑ったのは私だけ? アンパンマン…確…

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