こんな毎日(2005年9月~)

こんな毎日(2005年9月~)

2013年11月22日
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カテゴリ: つれづれ

終わってしまいました。

正しくは、「終わらざる夏」を
読み終わってしまいました。

浅田さんの作品は、
いつも楽しみにして読み始めるので、
読み終わると、
続きのないことの悲しみや寂しさに、
心がつつまれる。


戦争、特に第二次世界大戦前後の
日本のことを、
浅田さんが書いて下さることに、
心が揺さぶられます。

戦争のことは、
今、書かなければならない、
そうしなければ、戦争を語ることのできるひとが、
戦争を終わらせないままに、その命を
終えてしまうから。

ほんとうにしんどいことは、
語れない。

多くのひとに、
多くのことを、決して語らぬ、と
心に決めさせる程のしんどさを、
抱え込ませる。
それぞれの、しんどいなにかを、

多くのひとにさせている。

その、命をむだにせぬように、
命を、次の世代につなぐように、
私達は、語り継がなければならない。

私の家族が、ほんとうのしんどさを語り始めたのは、
戦後50年を過ぎてからだった。

祖母は、まだらにぼけるようになった頃、
二十歳の頃の春の風景や、
幼い私をあやす姿の間に間に、
まだ、終戦を生き続けていた。

あるところで、それをうたに詠んだら、
「これね、今しかうたにできないよね」と、
評していただけた。

私は、時折、
家族がようやく語ることができるようになった戦争を、
ちゃんと、記録しておかなければならないと、
そう焦ることがあります。

焦っても、
自分では、できないこともある。
近すぎる距離と、記録に起こす時間のなさとが、
自分のハードルになっている。

せめて、と思い、
友人の父母や、知人の話は、
きちんと聞きたいと思っている。

そんなことを考えていたら、
浅田さんが、
「今、書くべきこと」というような言い方で、
占守島(しゅむしゅとう)を、書いてくれていた。

しかも、数字が体温のあるひとりひとりになっていくことや、その、ひとりひとりの人生や、
その、残された人々が生き続けるということの意味や、
そんなことまで、書いてくれた。

ありがとう、、浅田さん。

私は、これで、仕事を辞めずに、
自分の領分で、生きていける。








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最終更新日  2013年11月23日 22時33分12秒


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