石ころ館雑記帳

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August 27, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
だいぶ前になるけど、ニュースである施設が火事になり、入所していたお年寄りがなくなったという話をしてました。

周りの人たちは、「なんであの人が!」と思ったのだというのです。

というのも、その人は、とってもよい人で、誰からも好かれていたし、その施設にも寄付をしていて、奇特な人だと評判だったとか。

その人が火事に巻き込まれて命を落とすなんて。。。
神も仏もない、とみんな思ったようです。

そう、確かに残酷に聞こえます。
いいことをしたって、結局あまり意味がない、なんて短絡的に考える人が出てきてもおかしくないな~と思いました。

火事で死ぬ。確かに悲しいことですね。
しかし、本当のところ、どうなんだろう??



例えば、死は現代医学にとって敗北だ、なんて言われていました。
墓場は暗くて悪いエネルギーの場所だと言われることが多いし、死ぬということが必ずと言っていいほど、「悪」とされているんだな、と思うと同時に、なんでだろ??と思ったんです。

去年、父が亡くなりました。
プリオン病でした。
現代医学では、何もできません。病院で、神経科の先生数名に向き合いながら説明を聞きました。
何もできることはありません。
奇跡も起きません。
時間の問題で、100%助かりません。
はっきりとそう言われました。

幸か不幸か、この説明を父は聞くことができませんでした。もう意識がダメになっていたんです。

当然ですが、医師たちは申し訳なさそうでした。

私たちにできることなんて、本当にわずかだな。。と思いました。

父を知る人たちは、元気だったのに、どうして??と納得できない様子でした。

でも、誰でも、次の瞬間に何が起こるのか、わからないのが事実ですよね。
なんだか、死=悪いこと、という考え、ずいぶん長く深く日本にあるみたいだけど、違うんじゃないか、と思うようになってしばらくたちました。

病気や事故、死は、いいとか悪いとかではなくて、何かの結果にすぎないんでしょう。

いちいちの原因を特定なんてできませんね。

いい人、という価値観もよくわからなくなりました。

だから、特定できない原因を追いかけていくより、捨ててしまえ!!と。
今できることをしっかりしようと。

何か、分かるような形で結果が出たら、それを冷静に見つめ、そこからまた出発できる自分になりたいな、と思うのです。





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Last updated  August 27, 2005 03:47:57 PM
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