石ころ館雑記帳

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March 24, 2006

日常とはちょっと違った世界を見ることになりますね。
それが新鮮で面白い。
特に海外旅行など、遠くへ出かけるとそれがはっきりします。
そしてその目を持って、自分の日常へ帰ってきたとき
新しい目で今まで見ていたものを見ることができます。

自分の町を旅行者の気持ちで眺める。
これ、とってもよいです！
自分が旅行者だったら、どんなところが魅力的で、また訪ねたいと思うか。

残念ながら、わが町は、旅行者に自慢して紹介できるような環境ではないのですね～。もったいない。
狭くても、古くても、あまり特別なスポットがなくても
いくらでも素敵な町にできるのでしょう。

さて、それは毎日の自分にも言えることです。
大勢の人と会う。話をする。仕事をする。
冷静な外部の目になって自分を見る。
疲れているときなど、人に会うのもおっくうだったりしますが、
実は、人といることで得られるものはとても大きいと思います。

自分を客観視できる、なんて言い方はあまりによくされるので
わかっているつもりになりますが
これを本当に感じることは難しくもあり

人と関わりたくないとき、人がイヤだと思うとき、
実は自分の中に、人を見下したり、バカにしたりする気持ちがないだろうか？？と感じてしまいました。
もしくはよけいなこだわりや、意味のない美意識、価値観。
人のイヤなところを見つけて批判するのは簡単です。
でも、そうなっているとき、人の中に素晴らしい部分を見つけられない自分がいるんです。

だから逆に、人の中に美しさ、素晴らしさを見つけることの方が、自分の中に見つけるのより、簡単なこともあると思います。
なのに見つけられないとしたら？？
大丈夫かな？？

美しいもの、素晴らしいものに感動し、引きつけられる。
人のことを素敵だな～と思うとき、自分の中ではどんな感覚が芽生えているんでしょう。
ほれぼれとするとき。

自分もとても気持ちいい。

そういう自分の中の動きが、人といるとよく分かります。

そして石をじっと見つめているときにも、少し分かるんです（笑）。

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