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□□□□□□□□ 語り部 キャラクター記録用紙 電子版 □□□□□□□□☆地球伝承:不思議系雑貨行商人 (プレイヤー名)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 個人情報 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-☆氏名: クリスティ・ヴァイスリット(通称クリス) ☆性別:☆身長: 155cm ☆体重:50kg☆生年月日:8月2日 ☆年齢:17☆親族:両親、ベルゥ☆経歴:先祖代々、変なモノしか扱わない雑貨屋「シトロン・オーブ」の若き店主。 同名の宇宙船「シトロンオーブ号」(赤レンガ屋根のお店型)で宇宙を駆け巡っては、変な品々を 仕入れてくる日々。ちゃっかりそこの星のブラックマーケットにも出入りしていたりもしている。 その半ば趣味半分な営業方針はもはやヴァイスリットの家伝統と化しているので 当然そんなに買い手はつかないが、その分熱心な好事家がお得意さまに多いので なんとかやっていけてる、らしい。 船の操縦、在庫管理、顧客データ管理などは、船のナビゲータであり彼女のお守り役 でもあるベルンシュタイン(愛称ベルゥ)に一任している(丸投げともいう) 性格は基本的には元気娘、ところにより天然。 ☆補足:(用語)「シトロン・オーブ」雑貨屋というか、むしろ古道具屋か骨董屋といった方がいい様な、クリスのお店。変なモノ「しか」扱ってないことでわりとその筋には有名な、ある意味老舗(ぇ)最近は魔法関係の品物が増えてきたので、店名を「魔法骨董雑貨店」にしようかどうか思案中。店主のツボにはまったモノであれば、買取も可。普段クリスは仕入れと称して出歩いてることが多いので、店番は宇宙船のナビゲータでもあるベルゥがしている。☆公開されている設定ランク1~誰でも知っている。・変な道具大好きな雑貨屋さん。ランク2~親しい仲ならば知っている。・実はベルゥにほとんどお世話されている。ランク3~ごく一部のものしか知らない。・過去の地球のヴァイスリット家に帰れる能力(?)がある。ランク4~本人さえも知らない。・ランク5~プレイヤーも知らない。・-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 余力 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-余力総計[18] 体力[5] 集中力[13]-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 特徴 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-社会的特徴:雑貨屋「シトロン・オーブ」の店主(3)好事家のお得意様多数(2) 身体的特徴:ツインテール(1)くりくりした大きな黒い瞳(2)わりと長い黒髪(1)なつっこい笑顔(2)精神的特徴:無駄に元気(2)奇妙なアイテムに目が無い(3)蒐集癖(3) 変わったアイテムに反応する高性能アンテナ標準装備(3) ちらかし魔(2)地獄耳(1)その他特徴:一時的特徴:交友関係 :マリィ(幼馴染)ベルゥ(兄代わりでありパートナー)-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= 技能 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-複合的技能:(職能):雑貨屋:13行動系技能:運動能力:10 格闘:7 自律:7知識系技能:学業:12 一般常識:11 雑学:13 機械知識:12 オカルト知識:12 目利き:13 (変な)商品知識:15 生活技能 :言語技能 :日本語:10 銀河共通語:10 交易用言語:10 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 所持品 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-衣類:ポケットがいっぱいついたジャケット道具:大きな肩掛けかばん□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
Dec 21, 2005
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「ああ、セイラか、良く来たな。……いつものランチセットだな?」「うん、お願いウォードたんっ♪」「了解した」……ぁぁぁぁ、今日もバッチリ決まってるなあウォードたんのギャルソンスタイル……っvvvオーダーを伝えにカウンターに向かう彼の後ろ姿をうっとりながめやりながら、はふう、と息をつく。毎度おなじみ「古き機械の軋み亭」。初めておしかけてった時以来ずっと通いつめて、今ではすっかりお得意様と化してしまっていたり。…だってここのお料理おいしいんだもん…♪お値段も眠兎町で食べるよりずっとお手ごろ価格だしーおまけしてくれるしー。普通のお店だったら待ってる時間てぼーっとしてるか本読んでるかしかないけれど。ここだったらウェイターさんなウォードたんを好きなだけ見られるわけだしねっvvv…あ、べ、別にウォードたんのギャルソン姿が見たいためだけに来てるわけじゃないのよっ?「……誰に言い訳してるの誰に」「……別にーぃ…?」胸ポケットに入ってる琥珀がぼそりと突っ込みをいれてくるけど、それは柳に風と受け流して。ウォードたんがバイトに入って結構たつけど、お店の人気は衰えるどころか上昇してるようで、今日も人がみっしり入って超満員。ウォードたんの動く早さもほとんど戦闘速度だよね……ってそんなにはないか。(笑)……それにしても……「ねえ、二階の方からカーンカーンとかしゅいんしゅいんとか、あたしがここに通い始めてからずーーーっと聞こえてくるけど、ここのご主人がしこしこ直してんのって、誰?」「何、じゃなくて誰、ってのがセイラらしいね…」胸ポケットの中から答える琥珀の声に苦笑が混じっている。「だって…一回ちらっとご主人の後ろから見たことあるけど、あのコってロボでしょ?元は。思いっきりこわれかけてたけど…」「あたり。ウォードよりちょっと前に作られた自動甲冑だよ。演習で戦ったこともあるしね」演習。その言葉をきいたとたん、がぜんあたしの目が輝きだす。「……そうなんだっ?!?!へぇ~へぇ~何々、演習って一緒に戦ったりとか?!?!」「ううん、敵同士、って状況で」「てっ……敵同士ぃ~~~~~?!?!」な……なんて萌えなシチュエーション!!!!突然あたしのテンションが通常の3倍どころではなく跳ね上がったのに、琥珀がしまったいらんこと言った、って顔したけど。ふふふふ、もう遅いわよ?「でっ、でっ、でっ?!どんな戦いだったの?!近接戦闘、それとも遠距離主体?!」「……もうだいぶん前のことだし、そんなのメモリーの奥底だよ」「ぇ~…そんないきなりテンション下がるようなこと」「だってあの時から軽く百年は越してるんだよ?そして」琥珀はそこでひと息おいて。「眠兎町に来てからは、特にね。セイラが戦闘以外のデータばっか増やすから」「……う」それはもしかしてお店の顧客データとか在庫データとか売り上げデータとかetcですかそうですか。「……だって琥珀ってばやたらと器用なんだもん…」「セイラがデータ管理苦手なだけだろ」「ううう…」せっかく上がったテンションを突然深~~い谷底まで落とされたみたいで。あたしがぷち凹んでるとちょうどウォードたんが待たせたな、といって今日のランチを運んできてくれた。本日のメニューは地鶏のローストがメイン。それにサラダにスープとエールのオプションつき。「?珍しく元気がないようだが…大丈夫か?」「え、そ、そんなことはないよっ?!全然だいじょぶだからホラホラ」ローストチキンはあたしの大好物なのと、ウォードたんがすぐ隣でお酌してくれたのもあって、あたしの気分はちょい上昇。…自分でも現金な精神構造だと思うけどね(笑)思い切りにぱあっ☆て笑ってみせると、ウォードたんは安心したようにかすかに笑い、また他のお客に呼ばれていった。ああその、ふっ、ていう微笑とまではいかない微微笑なのがまた萌え…v(そこらへんでやめとけ自分)「…そっか」「え?」「琥珀くんたちが覚えてなくても、ウォードたんは覚えてるよね?当時のこと」「うん、そうだと思うけど…」「うっしゃ」残りのローストチキンをもむもむごくんとやって、エールも一気にあおる。「……セイラ?」「もうすぐウォードたんお昼休みだよね?今日あがったら昔の話聞かせてって、言ってくるっ!」がたたんっ!と勢い良く音をたてて立ち上がるあたしに、琥珀はもう何も言わないけど。その目が十分すぎるぐらいに語ってるよ、「あんたも好きだね」って。…ほっといてーそれがあたしの生きる道ーっ(何か違う)あと、話聞きたいのはウォードたんはもちろんだけど、あの自動人形(フォイエルっていうらしい。名前もかっこいいな…v)くんにも聞いてみたい。…ライルさんに全部きれいに直してもらったら、そのあと貴方はどうするの?って…。
Nov 24, 2005
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長かったの~敵多すぎるし硬いし長いし根性使うしーーーーっ!…しかしまさかスパロボで悪霊の王様と戦うことになるとは思わんかったわ(汗)ラスボスの戦闘デモ、むっちゃ怖いし……どこのホラーですかっΣ(; ̄□ ̄A みたいなさー…クリアしたのは久保くんルートだったけど他のルートもあんなんなのかな…最後は(ガクガクブルブル)
Sep 24, 2005
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その日、天の川の釣り場にはいつもよりたくさんの人出がありました。「ほうほう、盛況ですなあ」「おやおめずらしい」「今晩はだエド博士」「ごきげんようエド博士」「鯛がまがっていてよエド博士」「良い晩ですねエド博士。貴方も星釣りに?」「今夜のような日和はそうはないですからのう」闇の色が濃くなってきた夜空を見上げたエド博士の頭上を、普通の二倍か三倍赤くて大きな星がすうっと長い尾を引いて流れていき、川にぼちゃんと落っこちました。「おお、あそこの御仁はほうき星を釣りあげたようですな」「またこれは大物だ」星釣りのときは、宝石・鉱石のカケラをエサがわりに使います。サファイア・トパーズ・ラピスラズリ、シトロンに、アメジスト、etc、etc……天の星たちは、自分と似た輝きを放つ地の星のカケラに惹かれて集まってくるのです。「博士、博士。たくさん釣れたらまた星酒を仕込みましょう」「それはよい」「それはよい」さて、今宵の成果はどんなものでしょう――――?お題もの書き2005年06月テーマ企画「釣る」
Jun 9, 2005
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「進路クリア、フェザーライト、発進してください!」「了解。フェザーライト、イクス・ミツルギ、出るぞ!!」(ああ、また…イクスさんてば)奈々ちゃんのアナウンスを背にうけて、蒼い空に白く軌跡をえがいて飛び去る、運送機フェザーライトを喫茶室の窓から見送って、あたしはくすっと小さく笑った。(やっぱ、言いたくなるよねー…)西洋の騎士みたいな、というか、ぶっちゃけどっかのロボアニメに出て来る主人公ロボみたいな外見はしてるけど。あたしが属する「セレナカンパニー」は、世界を守る組織でもなんでもなく、ただの宅急便やさん。そしてフェザーライトはただの運送目的のロボ。……なんだけど……。最近、すごい勢いではるか昔のロボアニメが流行ってるせいで世の宅急便やさんの社長さんたちがこぞって自社の運送機を昔のロボもののデザインにしたがってる。なかには、どこの悪役ロボよそれ、っていうのもあるけれど。そんなわけでここ2・3年のうちに、町にはロボアニメから飛び出してきたようなロボが普通に飛び交ってる風景が当たり前になってしまった。まあでも、それに文句があるわけじゃない。現にあたしも、小さい頃はこんなロボットアニメにでてくるみたいなロボにのれたら、なんてひそかに憧れてたんだし。「サラ~いる~?」そんなことをぼんやり考えてると、奈々ちゃんが首だけひょっこり、喫茶室のドアからのぞかせた。「ん?何?お仕事はいったの?」「そう~となり町の鈴木さんのおばーちゃんのとこまで~」「了解。すぐ行くー」んじゃよろしくね~と今度は右手だけひらひらさせて、奈々ちゃんはドアの向こうに消えていった。パイロットスーツに着替えて、格納庫のあたしの愛機、ウイングガルド(背中に生えてる純白の翼がすごい綺麗でお気に入り♪)に乗り込むたびに思う。やっぱ言いたくなるよね、どうしても。出撃、もとい。配達に出るときなんかは、特に―――「ウイングガルド、サラ・キサラギ。いっきま~す♪」高らかにそう宣言して。あたしもまた、まぶしいほど蒼い空の向こうへと、翼を広げたのだった。
Jun 2, 2005
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「エレナ、オーダーが入る。日替わり1とエールが2だ」――― 一分のムダすらないキビキビしたその身のこなし。「ああ、追加の注文か。すぐにそちらに行く。少し待っていてくれ」――― 耳に心地よい落ち着いたバリトンの声。「……と、この3品だな。承った」――― そしてなによりビシッと決まったあの執事さんコスというかギャルソンスタイル……(ああああああああああああああっ、やっぱ格好いいようウォードたん~~~~!!!!)「……ねえセイラ、こっそり覗き見してないで入ろうよー、むちゃくちゃ怪しいヒトだよ?僕ら」とかなんとか宿屋の入り口でじたじたしていたら。胸ポケットに入っていた琥珀が顔だけだしてぽそっと一言そういった。「んー。もうちょっとだけ…」ほとんどうわの空なあたしの返事に、琥珀は呆れたようなため息を一つつくともう何も行ってこなくなった。―――あれから。あたしはもう速攻でお店閉めて、ミュルスにやってきた。いく用意をしてるときに琥珀が座標軸知らないでしょ?!みたいなことを言ってたけど。ちっちっち。このセイラさんを舐めてはいけないですよ?ウォードたん一行が前の町を離れるって聞いた翌日にはもう、次の町へつながる穴をみつけてたもんねっ。ただ、ウォードたんたちがどこに落ち着くかわからなかっただけ。というわけで琥珀に連れられウォードたんがバイトしてる、「古き機械の軋み亭」へ案内してもらったわけなのである。店内は木のテーブルがいくつかあって、カウンターの向こうではバイトらしいエレナちゃんが忙しく立ち働いている。まあよくある宿屋は二階で一階は酒場って感じかな。外観としてはこじんまりした宿屋さんだなって印象だったんだけど。お昼時ってことをさしひいてもこれはかなりの人気っぷり。あっちこっちからお客さんの声がかかって普通なら対応するだけでもわややになりそうなのに、それを水が流れるようにするする注文とってくウォードたんの姿は。見惚れるほどに格好良すぎ。まあ、ウォードたん戦闘用ロボだし、お昼の食堂は一種の戦場だし。けっこうあってるかもね……「嬢ちゃん、どうしたぁ?そんなところにぼけーっとつったって」……はっ。いい感じに出来上がったおっちゃんの声で、あたしははた、と我に帰った。「あ、あは、あははははははっ♪なんでもないんですすいませ~んっ♪」どうやらこっそり覗いてたはずが、いつのまにか宿の入り口で仁王立ちでうっとりしていたらしい。これ以上おっちゃんにじろじろ見られてもイやなので、とりあえずカウンターの方に移動。やっぱりばたばたしているエレナに声をかける。「エ~レ~ナっ。やほー」彼女の手には料理がいっぱい乗ったお皿が片手に3皿づつ。合計6皿ももって出てきたのに危なげなようすはみじんもない。器用な……「ああ、来たのねセイラ♪急にこれからくるって琥珀からきいたときはびっくりしたけど。どうしたの?」「いやちょっと……琥珀がとったっていう写真みたら……さ」ごにょごにょっと語尾をごまかしながら、ウォードたんの方に目線を移す。エレナちゃんは少しの間、?ってな顔をしてたけど、すぐにああ、と苦笑して「ああそうか……ウォードがああいう格好してるって聞いて、黙ってる貴女じゃなかったわね」と納得したようにうなづいた。その間にもひたすらウォードたんの姿を追ってるあたしだけど(笑)「そうね……そしたらせっかくだし、何か食べる?」「んー…何があるの?」「そんなにメニューは多くないけど、鳥の蒸し焼き定食が美味しいわよここ。あとね」ここの奥さんがハーブを漬け込んだハーブ酒を造ってるらしく。「健康と美容にいいらしいわ、飲んでみる?ちょっと高いけれど。もちろん―――ウォードのサービスで」そういってエレナちゃんはいたずらっぽい笑顔を浮かべた。……ウォードたんがお料理もってきてくれる上に、お酌までですとぉぉぉぉぉぉ?!?!次の瞬間、思いっきりぶんぶんぶんと首を縦に振っているあたしがいた。エレナちゃんてば密かに商売上手……?
May 11, 2005
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「そういえばウォードたんてあの町でたんだっけ。今どこいるの?」またぞろセイラがどっかから仕入れてきたレアなんだか怪しいんだか理解に苦しむモノ色々を整理している最中に。店の奥から出てきたセイラが、ふと思い出したようにそう言った。「あー、まだ言ってなかったっけ。今はミュルスってとこ」引き出しの中に写真いれっぱなしだから、といって僕が仕入れ品の整理で出たごみをだしに奥に行くのと、もはや人外といっても差し支えないほどの叫び声が店の方から聞こえて来たのはほぼ同時だった。「%&#○×????!!!!」「@*\\\◆△●◎<●●>%+」「:@:@!?!?」「セイラ……せめて人間の言葉、話そうよ……」ごみを捨てて戻ってくると、当然のごとくもの凄い勢いで問い詰められた。……が。興奮しすぎているのか、セイラの唇から出て来ることばはまったく意味をなしていないどころか、この星の言葉なのかすら怪しい。宇宙人の言葉なんて翻訳できないぞっ、僕。セイラはとりあえず手近にあった朝食の飲みかけオレンジジュースを一気にあおると、深呼吸を何度かして、改めて口を開いた。「こここっ、ここここっこここここ」「……。『琥珀、これってこれって?!』こんどはいきなりニワトリと化したセイラのセリフを翻訳したり。「なんっ―――う……が―――んのっ?!!!」「『何でウォードたんが執事さんコスでウエイターさんやってるのっっっ?!?!』」僕が翻訳したセリフを言うたびに、こくこくこくこくと、超高速な相づちを打つ。……どっかの首振り人形みたいだ。「ええとね」僕はかいつまんでそれまでの経緯をセイラに話した。街道を歩いてると空から落っこちてきたライルさんのこと、ライルさんが経営してる宿屋のこと、彼の作っている飛行機械のためにしばらくバイトすることになったこと。奥さん手製の、執事仕様ウエイターさんコスのことも含めて。……話が進むたびに、セイラの目がらんらんぎらぎらしてくるのがちょっと怖いよう……「……ってか、クールで渋くてイケメンなウエイターさんいるならそりゃ人気になるわああああああ♪♪んな宿屋なら毎日でも通うわよあたしっ?!うっわーいきてえ~いきてえ~ちゅーか行く。今行く。すぐ行く。これからいってくる~~~~っっっっ♪♪」「え?!お店どうすんの?!明けたばっかりなのに?!」もうさっそくいそいそとお店を閉め始めているし。まだお日様は、天の真ん中にくるには程遠い位置にある。びっくりしてあわあわいってる僕に、セイラはこれ以上ないほどの笑顔をむけ、「え?それはだってお休みしないと。店じまい店じまい♪本日の営業は終了いたしましたあ~♪ほーたーるのーひーかーありまどのゆぅき~っと♪うふふふふ~」奇妙な歌をうたいつつ、店の鎧戸をがっしゃん、と閉めた。……いつものこととはいえ。今回は特に、ネジの一本どころか、まとめて数十本ぐらい抜けて転がっているような、気がする。
May 9, 2005
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どことも知れない研究室。薄暗い室内には、ひょろりと奇妙に長身に白衣をまとった男と、背中に翼のようなものを生やした自動甲冑がいた。「マスター。遺伝子パターンより、ライル本人と思われる人物を特定しました」「おお、そうか。今ヤツはどこに居る?フォイエル」フォイエル、と呼ばれた自動甲冑は、彼に装備されたただ一つの端末機体から送られてくる映像を壁に映し出した。殺風景な白い壁も、このときばかりは立派なスクリーンになる。映像は、どこかの店の内部のようだった。昼時なのか、客の入りが結構多い。「目標の現在位置はミュルス。小規模な宿泊施設を経営しているようです」「……ハ!宿屋?!よりによって宿屋の主人とはな!!これは傑作だ、あそこまでのモノを作り上げた男が!!」何がおかしいのか突然狂ったように笑い出した主人の隣でモニターを続けていたフォイエルは、この店で一人だけらしいウェイターの一人に注目した。「……あれは」ヒトの姿をしてはいるが、まちがいない。あれこそ、この一機で世界を制するとまでいわれた魔導甲冑。しかし制作されたその日に彼はその身を空の彼方へと消し去ってしまった幻の『可変式内燃機関併用型軍用魔導甲冑』ではないか。ヒトの姿をとれるように設計されたのは、あの機体一機のみ。間違えようはずもない。「ウォードー!お料理あがったわよー」カウンター奥のほうから、女の声がした。首だけをめぐらして言葉少なにすぐいく、と答えたのは、かの魔導甲冑。「ウォード、ですか……」―――やっと、見つけましたよ―――フォイエルは、異常ともいえるほどの熱心さでスクリーンに映るウォードをじいっ、と凝視していた。何かに取り憑かれたのかと思うほどに執拗に。『至高』と称される機体は、この世界にただ一機で十分。『幻の機体』などいらぬ。半機半魔の半端モノなど…いらぬ。フォイエルは、憎しみというよりもむしろ愛しげな口調でぽそり、ひとりごちた。「……待っていなさい、ウォード。私が必ず……壊してあげますから……」蛇足こめんつ~昨日きしとさんのお話よんで寝たら、こんな夢みちゃいました…そもそも基本設定すらちがうのはなぜかと小一時間。私の脳に聞いてみたいです(大汗…で、まあ、あとはお約束の通りにウォードたんが別の敵にピンチになってるときに某フリーダムのごとく空の彼方から飛んできて敵を一閃。ふうとかわざとらしいため息をついて、「…まったく世話がかかるひとですね、貴方も」とか「勘違いしてもらっては困りますが、貴方を助けにきたわけではないのですよ?」とかいうわけですなっw「ならば、何故」「―――不愉快なのですよ…」「?」「貴方は、『私が』壊すのです。他の有象無象などに無様にやられている貴方を見ていると、酷く不愉快です」そこでフォイエるんはびしっとウォードたんの顔に鋼の指をつきつけ、「貴方は…私が壊してあげると。そういっているでしょう。」ウォードたんが何をいっていいのかぽかーんとしてると、ではまたいずれ、とかゆってさっさとばしゅーと飛んでってしまうフォイエるん。あとまだちまちまと見てますがーそのくらいかなと。
May 6, 2005
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『遠い月日を ゆるく溶かして 蜜にして 新月の闇夜を照らすは 琥珀のランプ 豪華で甘い ランプのひかり』レモンの形のお月さまが夜の天幕にぽっかりかかった真夜中に、不思議な旋律の静かな歌が流れていました。まわりの家ががみんな寝静まっているなかで、ひとつだけほっこり明かりがついています。『シトロン・ドロップ』。眠兎町で、骨董屋さんみたいなお店をしている、セイラのところ。さっきの不思議な歌は、そこから聞こえてきています。『竜の血の ごとき深い紅の柘榴石 持ち主をまもるその石は 大いなる力と知性を備えた 偉大な王竜のよう…』歌い手は、腰までとどく、艶やかな闇色の髪をした魔女でした。身にまとうものすべてが黒い魔女は、ゆったりと歌い終えてかたわらに目をやれば、とろんとした表情のままどこか遠くにいってしまっている、自分の歌のただ一人の観客。くすりと小さく笑い、名前をよびかけるけれど。これがまた、なかなか戻ってこないのです。「セイラ。……セイラ?!」「……あっ」やっと彼女が夢うつつから覚めたのは、魔女が何回よんだあとだったでしょうか。「やっと帰ってきたわね」「……ごっごめん、ソフィア。あんまりあなたの歌が綺麗だったものだから……」「かまわないわよ、それはそれで嬉しいから」「ところでさっきの歌って…やっぱり?」「ええそう。いつだったかあなたのお店で見た、可愛いお人形さん」「でしょでしょ?やっぱ可愛いわよねっ♪」「ところで……、お代はこれでよかったかしら?」「それはもう、十分よ♪またよろしくね」テーブルの上でかたかたいってる「魔女の歌」でいっぱいのガラス瓶にフタをしてセイラはにっこり、ソフィアに笑いかけました。セイラのお客さんは、この世界のヒトより、違う世界のヒトや魔物さんたちの方が多かったりするので、品物の代金はお金より、お客さんが注文した品と等価なモノとでのの交換がほとんど。セイラを歌声で酔わせた魔女さんも、こことは違う世界の、はるか遠き西のはて。天までとどくかのような高い塔に、ひとりで住んでるのでした。すこしたって。また奥の方から、ぱっと見ただけでは何に使うかわからないような,ごっつい機械をかかえてセイラがでてきました。湯のみを口に運びかけていたソフィアは、頭におっきなハテナを浮かべて、切れ長の瞳をまるくして。「セイラ、それは……何?」あっちこっちに色とりどりのボタンやレバーがいっぱいついていて、それはいかにも古いそうな機械。いつ作られたのかすら判別できないような。「んとね。この機械のなかに~これをいれて~」言いながらセイラは、さっきの「歌」が入った瓶を機械にかぽっとセットして、フタを閉めて。「このボタンをぽちっと押すとー」フタの隣に赤と青のボタンが二つ。それの赤いほうを押すと、セットした瓶がぐるぐる回転しはじめました。見る間に回転がどんどん速くなっていきます。「瓶の中にはいってる『歌』がぎゅっと固まってね、結晶ができるのー。ほら、できた♪」チン、となんとなくレンジかトースターのような音をたてて、機械が作動を停止しました。フタをあけて、瓶を取り出すと、セイラの言葉のとおりに、中には薄むらさきのキャンディーのような結晶が二つ三つ、ころころしています。「ふうん……これが私の『歌』の結晶……」もうほとんど冷めかけたお茶を飲み干し、ソフィアは興味深そうに瓶をゆすってみます。きぃぃぃん、と高い、トライアングルを鳴らしたような音。「この状態になるともう安定してるからー、瓶からだしちゃっても平気なの。で、結晶をオルゴール箱に入れると永遠に壊れないオルゴールのいっちょあがりー」「珍しい機械ね……どこで手にいれたの?」「それは企業秘密ということでー」「残念ね。ああでもそれなら、その機械を使えば、あらゆる歌が結晶になるということよね?」「うん、けっこう人気でねー、あ、最近とある筋で人気の、ブレイクなんとかオーケストラとかいう人たちの曲もあるよー」「ああ……」その楽団の名をきくとソフィアの顔が微妙な表情になりました。「わりと人気だそうね。私の趣味じゃないけれど……」それではね、と軽く手を振って帰っていった黒い魔女を見送って。さきほど出来立てほやほやの『歌晶』をガラス瓶からオルゴールに移しかえようとして、すこし悩みます。黒皮張りがいいかそれとも宝石箱風なのがいいかなあ……この『歌い終わらぬオルゴール』は、もうすでに予約がひとつ入っています。新作ができたら即届けてくれというすこし我がままなお客様。迷いに迷って結局、黒曜石の箱にすることにしました。これが決まるとあとはもう早くて。瓶から、歌いだす『歌晶』を手早くひとつ取り出してビーズやビー玉をしきつめた箱の中に隠すようにいれてフタをしてリボンをかけるとはいできあがり♪なのですが。リボンをかけ終わるかかけ終わらないか、というところでknock・knock・knock。穏やかなノックの音と一緒に、ちりこんかん♪とお店のドアベルが鳴って。ひとりのすらりとした男の人が入ってきました。「今晩は、お嬢さん」氷で紡いだ糸のような見事なプラチナ・ブロンドは、先のほうでゆるく括られています。黒い三つ揃いのスーツの上に、これも黒の、皮のコート。真冬の雪降る深い夜を思わせる、静かな声。だけど、低くささやくようなそのしゃべり方は、耳にとてもセクシィで。「あ…今晩は、レイヴさま」ヒトの姿をされてはいても、背中に大きな翼の幻影が見えるような…。レイヴさまは異界の王、というか魔王というか。要するに、『世界の支配者』系のお方で。いつだったか、セイラが配達にいったときにご一緒した珈琲をいたく気に入られて、それから毎週のように、配達品目に珈琲が加わってしまったのです。でも、それだけじゃ飽き足らずに、とうとうこの眠兎町で、カフェーを開いてしまったという方なのでした。『歌い終わらぬオルゴール』は、そのレイヴさまがマスターのカフェー、『黒曜亭』で流す、BGM用。でもあんまり一つの曲を長く聴く、というわけではないらしく、セイラが『黒曜亭』に行くたび、新しいのは入ってないのか~ないのか~とせっつかれているのです。レイヴさまは幾分そわそわと店内に入ってくると、まっさきにセイラが手にしている包みに目を止めました。「―――――ああ。それですか…さきほど聞こえていた、麗しい歌声は」「はい♪ご注文の、『魔女の歌声』でございます、レイヴさま」「それでは、聞かせていただきましょうか…けれどセイラ、いつになったら貴女は私を『マスター』と呼んでくれるのでしょうねえ…」「…あっ」セイラが思わず口元を押さえるのに、レイヴ様はくすくす…とおかしそうに笑って。まるで宝物をあつかうような慎重な手つきで、透けるように薄い絹の包みをしゃらりととくと、黒曜石製のオルゴールのフタをそうっと開けました。…なかから再び聞こえてくる、流麗なメロディ。ひとときレイヴさまは目を閉じてその歌声に身をまかせ…しばらくゆったりと、時が流れていきます。「これは…また…」オルゴールから流れる曲が、たっぷり2周はしたあたりで。閉じた目を開き、ほうっと感嘆のためいきひとつ。「素晴らしい…という言葉さえ陳腐な…」「ですよねえ…」セイラもまた、ぼうっと聞き入っているようです。「只の魔女で終わらせておくには惜しいほどの歌声をお持ちですね、彼女は。…少々常人には刺激が強いようですが」まーだ桃源郷をさまよっているようなセイラの様子に。ふうと困ったように息をついて、レイヴさまが耳元でささやきます。「…さて。そろそろこちらに戻ってきていただかないと、困るのですがね…セイラ?支払いもまだですし」春の夜にはちょっと不似合いな、しんと凍る夜風を思わせる少し冷たい声に、やっとセイラははっ、と我に帰りました。「ごっ、ごめんなさいレイヴさま、なんか気持ちよ~くしちゃって…」「かまいませんよ…私の魂ですらとろかすような『歌晶』。貴女も人の子。この歌声の魔力に抗う術はもたないのですから」ぱたり、と静かにオルゴールのフタを閉じて穏やかに微笑むレイヴさま。そういえば、ソフィアはあの世界で一番の魔女でした。彼女の歌声にとり憑かれた人たちもたくさんいたっけ、と思い返し、一人うんうん納得するセイラでした。「ところで。支払いには『アレ』もまた込みなのでしょう?」「…あ。え。いいんですか?」オルゴールを元のように包みなおしているとき、ついでのようにして言われた言葉。セイラの顔がぱあっと輝きます。「ええ。あなたが望むなら。では、表へでましょうか」レイヴさまにエスコートされてお店の外へでると、だいぶ天の中心からそれたまんまるお月様がビロードの空にかかっていました。「―――――ああ。良い月夜ですね…」お月様をふりあおぐレイヴさまがぱちり、と指を鳴らすと、刹那。レイヴさまのシルエットが霧のように消えてなくなりました。そしてまた一瞬の後…セイラの瞳は、大きな黒い翼の、美しい漆黒の竜を映し出していました。いうまでもなく、この姿がレイヴさまの本当のお姿。魔王竜の瞳が、凍てつく冬の夜空の色で、高みからセイラを見下ろしています。その瞳の深さに、冷たさに、綺麗さに。少し怖い、と思いつつもセイラは、つい見惚れずにはいられないのです。レイヴさまは、ばさりと一度、その大きな双翼をはばたかせると、爪の先でひょいとセイラをつまみ上げ、自身の背中へほとりと落としました。漆黒の魔王竜、レイヴさまに乗せて頂いての深夜のお散歩。それがレイヴさまからの注文の品に対する、代金の一部になっているのでした。「それでは参りましょうか…深い夜の散策へ」夜は…まだまだ長いのです…
Apr 29, 2005
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開花宣言が出て、一週間もしないうちに、近所の桜はもう、散り始めてました。ほろほろ、ほろほろ、とめどなくこぼれていく桜の花びらは儚げできれいだけどちょっともったいない、気がしますねー…学校の帰りにがけ、近くの公園の桜を見に行ってみました。子供の頃に良く遊んだ公園だけど、最近はあんまりいってなかったなあ……「……ふわーー……やっぱきれいだーーーーーvv」公園のまわりをぐるりと囲んだ桜は、やっぱりすこし散りかけてたけどまだまだ満開で、すごく綺麗。でもあんまり掃除するひともいないのか、桜の根元には、こぼれた花びらがこんもりと山になってつもっていて。そんなのをみると。あたしはついその桜色のこんもりお山の上の部分をすくって、ぱあっと空中に散らしてみたり。人工花吹雪~~♪(違いや、子供じみてるのはわかってるけど、桜の花びらがこう、いい感じに積もってるとどうしてもやりたくなるのですよ……そんなやって、二、三回すくっては散らし、すくっては散らして遊んだころかなあ。がつっと。勢いよく山につっこんだ手に、やけに硬いものがぶつかったのですよ。最初は、ブロックかなんかに桜がつもってたのかなあと思ってたけど。まわりの花びらを全部とっぱらってみると、そこから出てきたのが。「……カース……なにやってるの…」桜の木の下には死体じゃなくてガイコツが眠ってるのキターーーーーーーーー(ぇ……なんでこんなとこで花びらに埋もれてるかなあこのひとは。あ、人じゃないか……ぺちぺちって頬骨の部分を叩いてみてもぐうぐう寝こけてるしー、耳元で怒鳴ろうにも、だいたい耳ないし、すっかすかだし。どうしよなあ、ってちょっと困ったけど、まあいいや、ってとなりに座り込む。今日はぽかぽかでぬくいし、桜はきれいだし…彼がおきるまでお花見してよう。たしかお昼休みに食べかけたお菓子があったなあって、かばんをがさがさしてると。となりでもごそごそ身動きがあって、身体(?)につまった花びらをどざー、と下に落としながら、でもまーだ眠そうに、彼がゆっくりおきあがって。隣にいるあたしにきがつかないみたいに、ほわほわとでっかいあくび。「おっはよ」「おう、おは……って。なんでお前がここにいる」「え、うん…ちょっと、ね。お花見していこうかなあと思ったら、さ」花びらで遊んでたら、あなたを発掘しちゃいましたなんて……とてもいえない(-_-;)「だっ、だけどカースだって、何でこんなとこで埋まってたの…」首をかしげて、彼をのぞきこんだら、まだ散りやまない桜を見上げて、ぽつり。「似たようなもんだ…花見しながら、一杯やってたら、つい寝ちまったらしいな」「ついってね……(苦笑)んでも一杯やってたって…お酒とかのんでも骨のあいだからじゃじゃ漏れなのに、カースっt」ごすっ。カルシウム100%パーンチが超音速でとんできた。(ぇぇ「風情だっ!!風情っっ!!ったく、お前ってヤツは!!!」「ふええええ、なぐることないじゃないよう、ちょろっと思っただけじゃない~カースのゲンコは通常の3倍痛いのに~~肉も皮もないから~~」「お前がつまらねぇことほざくからだろーが」「だってえ~」「だってじゃねえ」「…むう~」「牛か。お前は。ドナドナ歌うか?」「酷っ?!」……ああ、何やってんだろう、あたし……とか思いつつも、こんなくだらないやりとりが一番好きだったり。末期ですね…凹「じゃあ、お花見のやりなおししようよ。お菓子とか持ってきてるから」そんなこんなで、今日は。彼と一緒に、散りやまぬ桜を見ながらのお花見をしてきたのでした。うーん…今度はお弁当作っていきたいなあ^^サラちゃんの日記風。彼女は楽天ブロガーなのですにゃ…w
Apr 7, 2005
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たとえば、TVで戦隊物なんかを見ていたとして。たいていの子供は、ヒーローが出てきたときに歓声をあげるものだけど、あたしはヒーローなんかには目もくれず、敵の怪人や幹部ばっかりにお熱だった。たとえば肝試し。みんな夜の学校で、理科準備室の骨格標本のところになんて行きたくないよっていうけれど。あたしはわざわざ、暗くなるまで学校に残って、骨格標本にさよならいってから、帰ってた。たとえばゲームなんかやってても。骸骨の騎士なんてでてきたりしたら、すこしのあいだ、操作忘れてぼうっと見入ってた。「……もしかしたらあたし、かなり変な子供だった?」カタカタ、カタ。「安心しろ。『かなり』、じゃなくて『とてつもなく』変だから」「……なによぉ」そして、今。あたしの目の前には憮然とした様子の骨格標本……もとい、スケルトン。「大多数の人間は、真夜中に廃墟でガイコツなんか見た日にゃ、ぎょっとする。いくらこの町のヤツだってな。ましてや」ふいに、元から低いスケルトンの声がさらに脅すように低くなり、むき出しになっている歯のあいだから、魔物めいた(魔物だけど)囁きがもれでた。『ドウシタ…オ嬢サン…?』骨だけの手があたしの顔をぞろりと撫で上げていく。こおりのような、ひどく冷たい指……思わず陶然としかけるあたしを見て、スケルトンの頭蓋骨が小さくカタ、とおかしそうに笑って音をたてる。次の瞬間。突然、顎がガクリとありえないほどに下にさがってカカカカカカカ、と。骨と骨がきしみあうような笑い声が、深い夜の廃墟に響いた。ひとしきり笑うとぴたり、笑い声をたてるのをやめる。顎を元の位置に戻し、スケルトンが真顔であたしの方にむきなおる。昏い眼窩が、あたしを見つめる。「……これで気味悪がるどころか、うっとりしたヤツは…お前だけだぞ、サラ」「いやあそれほどでもぉ……」「ほめてねえ」「……むうぅ」ぷうっとほっぺたをふくらます、あたし。「変でもいいよ…」「うん?」おまんじゅうみたいな顔になったまま、スケルトンの右腕をつかむ。「……大好き」「……やっぱ、お前変だ」カタリ。もう一度、かすれたような骨の音が、深い夜にしみこんでいった――――*蛇足なつぶやき*……あああああ。なんかわけわかんないのかいたよ……好きだけどね、あたしも。ガイコツさん……ってか書きかけのやつほっぽってなにしてんだかーーでも書かずにはおれんかったのにょ…ちょっと消化不良気味だけども…
Apr 5, 2005
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『遠い月日をゆるく溶かして蜜にして 新月の闇夜を照らすは琥珀のランプ 豪華で甘いランプのひかり』レモンの形のお月さまが夜の天幕にぽっかりかかった真夜中に、不思議な旋律の静かな歌が流れていました。まわりの家ががみんな寝静まっているなかで、ひとつだけほっこり明かりがついています。『シトロン・ドロップ』。眠兎町で、骨董屋さんみたいなお店をしている、セイラのところ。さっきの不思議な歌は、そこから聞こえてきています。『竜の血のごとき深い紅の柘榴石 持ち主をまもるその石は 大いなる力と知性を備えた 偉大な王竜のよう…』歌い手は、腰までとどく、艶やかな闇色の髪をした魔女でした。身にまとうものすべてが黒い魔女は、ゆったりと歌い終えてかたわらに目をやれば、とろんとした表情のままどこか遠くにいってしまっている、自分の歌のただ一人の観客。くすりと小さく笑い、名前をよびかけるけれど。これがまた、なかなか戻ってこないのです。「セイラ。……セイラ?!」「……あっ」やっと彼女が夢うつつから覚めたのは、魔女が何回よんだあとだったでしょうか。「やっと帰ってきたわね」「……ごっごめん、ソフィア。あんまりあなたの歌が綺麗だったものだから……」「かまわないわよ、それはそれで嬉しいから」「ところでさっきの歌って…やっぱり?」「ええそう。いつだったかあなたのお店で見た、可愛いお人形さん」「でしょでしょ?やっぱ可愛いわよねあの二人」「ところで……、お代はこれでよかったかしら?」「それはもう、十分よ♪またよろしくね」テーブルの上でかたかたいってた、魔女の歌でいっぱいのガラス瓶にフタをしてにっこり。セイラのお客さんは、この世界のヒトより、違う世界のヒトや魔物さんたちの方が多かったりするので、品物の代金はお金より、お客さんが注文した品と等価なモノとでのの交換がほとんど。セイラを歌声で酔わせた魔女さんも、こことは違う世界の、はるか遠き西のはて。そこの天までとどくかのような高い塔に、ひとりで住んでるのでした。すこしたって。また奥の方から、ぱっと見ただけでは何に使うかわからないような,ごっつい機械をかかえてセイラがでてきました。湯のみを口に運びかけていたソフィアは、頭におっきなハテナを浮かべて、切れ長の瞳をまるくして。「セイラ、それは……何?」あっちこっちに色とりどりのボタンやレバーがいっぱいついていて、それはいかにも古いそうな機械。いつ作られたのかすら判別できないような。「んとね。この機械のなかにーこれをいれてー」言いながらセイラは、さっきの歌が入った瓶を機械にかぽっとセットして、フタを閉めて。「このボタンをぽちっと押すとー」フタの隣に赤と青のボタンが二つ。それの赤いほうを押すと、セットした瓶がぐるぐる回転しはじめました。見る間に回転がどんどん速くなっていきます。「瓶の中にはいってる『歌』がぎゅっと固まってね、結晶ができるのー。ほら、できた♪」チン、となんとなくレンジかトースターのような音をたてて、機械が作動を停止しました。フタをあけて、瓶を取り出すと、セイラの言葉のとおりに、中には薄むらさきのキャンディーのような結晶が二つ三つ、ころころしています。「ふうん……これが私の『歌』の結晶……」もうほとんど冷めかけたお茶を飲み干し、ソフィアは興味深そうに瓶をゆすってみます。きぃぃぃん、と高い、トライアングルを鳴らしたような音。「この状態になるともう安定してるからー、瓶からだしちゃっても平気なの。で、結晶をオルゴール箱に入れると永遠に壊れないオルゴールのいっちょあがりー」「珍しい機械ね……どこで手にいれたの?」「それは企業秘密ということでー」「残念ね。ああでもそれなら、その機械を使えば、あらゆる歌が結晶になるということよね?」「うん、けっこう人気でねー、あ、最近とある筋で人気の、ブレイクなんとかオーケストラとかいう人たちの曲もあるよー」「ああ……」その楽団の名をきくとソフィアの顔が微妙な表情になりました。「わりと人気だそうね。私の趣味じゃないけれど……」それではね、と軽く手を振って帰っていった黒い魔女を見送って。さきほど出来立てほやほやの『歌晶』をガラス瓶からオルゴールに移しかえようとして、すこし悩みます。黒皮張りがいいかそれとも宝石箱風なのがいいかなあ……この『歌い終わらぬオルゴール』は、もうすでに予約がひとつ入っています。新作ができたら即届けてくれというすこし我がままなお客様。迷いに迷って結局、黒曜石の箱にすることにしました。これが決まるとあとはもう早くて。瓶から、歌いだす『歌晶』を手早くひとつ取り出してビーズやビー玉をしきつめた箱の中に隠すようにいれてふたをしてリボンをかけるとはいできあがり♪なのですが。リボンをかけ終わるかかけ終わらないか、というところでknock・knock・knock。穏やかなノックの音と一緒に、ちりこんかん♪とお店のドアベルが鳴って。ひとりのすらりとした男の人が入ってきました。「今晩は、お嬢さん」氷で紡いだ糸のような見事なプラチナ・ブロンドは、先のほうでゆるく括られています。黒い三つ揃いのスーツの上に、これも黒の、皮のコート。真冬の雪降る深い夜を思わせる、静かな声。だけど、低くささやくようなそのしゃべり方は、耳にとてもセクシィで。「あ…今晩は、レイヴさま」ヒトの姿をされてはいても、背中に大きな翼の幻影が見えるような…。レイヴさまは異界の王、というか魔王というか。要するに、『世界の支配者』系のお方で。いつだったか、セイラが配達にいったときにご一緒した珈琲をいたく気に入られて、それから毎週のように、配達品目に珈琲が加わってしまったのです。でも、それだけじゃ飽き足らずに、とうとうこの眠兎町で、カフェーを開いてしまったという方なのでした。『歌い終わらぬオルゴール』は、そのレイヴさまがマスターのカフェー、『黒曜亭』で流す、BGM用。でもあんまり一つの曲を長く聴く、というわけではないらしく、セイラが『黒曜亭』に行くたび、新しいのは入ってないのか~ないのか~とせっつかれているのです。レイヴさまは幾分そわそわと店内に入ってくると、まっさきにセイラが手にしている包みに目を止めました。「―――――ああ。それですか…さきほど聞こえていた、麗しい歌声は」「はい♪ご注文の、『魔女の歌声』でございます、レイヴさま」「それでは、聞かせていただきましょうか…けれどセイラ、いつになったら貴女は私を『マスター』と呼んでくれるのでしょうねえ…」「…あっ」セイラが思わず口元を押さえるのに、レイヴ様はくすくす…とおかしそうに笑って。まるで宝物をあつかうような慎重な手つきで、透けるように薄い絹の包みをしゃらりととくと、黒曜石製のオルゴールのふたをそうっと開けました。…なかから再び聞こえてくる、流麗なメロディ。ひとときレイヴさまは目を閉じてその歌声に身をまかせ…しばらくゆったりと、時が流れていきます。「これは…また…」オルゴールから流れる曲が、たっぷり2周はしたあたりで。閉じた目を開き、ほうっと感嘆のためいきひとつ。「素晴らしい…という言葉さえ陳腐な…」「ですよねえ…」セイラもまた、ぼうっと聞き入っているようです。「只の魔女で終わらせておくには惜しいほどの歌声をお持ちですね、彼女は。…少々常人には刺激が強いようですが」まーだ桃源郷をさまよっているようなセイラの様子に。ふうと困ったように息をついて、レイヴさまが耳元でささやきます。「…さて。そろそろこちらに戻ってきていただかないと困るのですがね…セイラ?支払いもまだですし」春の夜にはちょっと不似合いな、しんと凍る夜風を思わせる少し冷たい声に、やっとセイラははっ、と我に帰りました。「ごっ、ごめんなさいレイヴさま、なんかとろんとしちゃって…」「かまいませんよ…私の魂ですらとろかすような『歌晶』。貴女も人の子。この歌声の魔力に抗う術はもたないのですから」ぱたり、と静かにオルゴールを閉じて穏やかに微笑むレイヴさま。そういえば、ソフィアはあの世界で一番の魔女でした。彼女の歌声にとり憑かれた人たちもたくさんいたっけ、と思い返し、一人うんうん納得するセイラでした。「ところで。支払いには『アレ』もまた込みなのでしょう?」「…あ。え。いいんですか?」オルゴールを元のように包みなおしているとき、ついでのようにして言われた言葉。セイラの顔がぱあっと輝きます。「ええ。あなたが望むなら。では、表へでましょうか」レイヴさまにエスコートされてお店の外へでると、だいぶ天の中心からそれたまんまるお月様がビロードの空にかかっていました。「―――――ああ。良い月夜ですね…」お月様をふりあおぐレイヴさまがぱちり、と指を鳴らすと、刹那。レイヴさまのシルエットが霧のように消えてなくなりました。そしてまた一瞬の後…セイラの瞳は、大きな黒い翼の、美しい漆黒の竜を映し出していました。いうまでもなく、この姿がレイヴさまの本当のお姿。魔王竜の瞳が、凍てつく冬の夜空の色で、高みからセイラを見下ろしています。その瞳の深さに、冷たさに、綺麗さに。少し怖い、と思いつつもセイラは、つい見惚れずにはいられないのです。レイヴさまは、ばさりと一度、その大きな双翼をはばたかせると、爪の先でひょいとセイラをつまみ上げ、自身の背中へほとりと落としました。漆黒の魔王竜、レイヴさまに乗せて頂いての深夜のお散歩。それがレイヴさまの依頼に対する、代金の一部になっているのでした。「それでは参りましょうか…深い夜の散策へ」夜は…まだまだ長いのです…
Apr 4, 2005
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「なんかさ」「ん?」昼下がりの「シトロン・ドロップ」である。春一番が吹き、冬翔竜が去っていってしまったここ眠兎町には、当然期間限定のカフェ、「スノーマンズ・カフェ」も店じまいしてしまったので、退屈しのぎにセイラの店に邪魔しにきたリタだった。「前から可愛かったけど、ここのとこ特に、琥珀くんの笑顔の可愛さ出力、あがってきてない?」「そかなあ」「だって、あたしでさえくらっとくるもの。あの笑顔全開で挨拶されると」以前は、セイラの店を訪れる異界の住人たちに、いちいちびっくりしていた琥珀だったが、最近は慣れたのか、異界の住人とのふれあいが楽しくなったのか、ぴかぴかの笑顔が多くなった。それゆえかどうかは判らないが、セイラのお得意様のなかでは、「『シトロン・ドロップ』の琥珀少年」といえばああ、彼か、というくらいのある意味有名人になってしまっているのだった。紅茶が入ったよー、とセイラがリタの前にほわほわと湯気があがるティーカップをことりと置く。「かてて加えて」「何?」「……さすがにあれはやばいでしょ?『アレ』は」無言でティーカップを受け取り、リタが親指でくいくいと指し示す先には。黒いシルクのワンピースに真っ白レースがひらひらしてるエプロン、(もちろん後はでかいリボン結び)蝶ネクタイに白のヘッドドレス……いわゆる世間一般で言う『メイド服』をきっちり装着した琥珀と柘榴の姿があった。…いつものごとく、まともに店の手伝いをしてるのは琥珀だけで、柘榴は何をしてるでもなくその長身をもてあますかのごとくそこらをうろうろしているだけだが。ただときおり、バランスを崩して脚立などからおっこちかける琥珀を、まるで猫の子をつかむように、首根っこをひょいっとつかんで助けたりはしてる、らしい。そのへんが一部の女性客のツボにはまったようで、そのたびに店内で小さい歓声があがる。「笑顔が可愛い弟と、ちょっとぶっきら棒だけどわりと面倒見はいい兄、て構図は基本だけどね」リタがはあ、と小さい息をついて「なぜにそこでメイド服着せるか。あんたはっっっっ」「え、だって普通に似合うし?可愛いでしょ?」「だからっつって普通は着せないわよ。普通はっ。というか」またちろりと、リタが琥珀と柘榴に目をやる。「わけわかんなくって着てるっていうのがね…なんとも。基本はロボだからかなー…」どうやら彼らは、『女性用の服』を「男性型」の自分たちが着る、という行為に違和感を感じるということはあっても、それ以上のことは感じてないらしい。「もし不届きな輩にでもさらっていかれたらどーすんの」「あ、それなら大丈夫でしょ?ウォードたんがいるんだから」「まあ、ね…。でも、あの反則なくらい最強な笑顔にこの格好で「いらっしゃいませ~~♪」とか「またどーぞ♪」とか言われる方にもなってみなさい?…一種の『呪』がかかるわよ?」「……なに?それ」「あの笑顔が頭のスミにこびりついて、またその笑顔を見にきたくなる罠」「……えー」「えーじゃないっっ」「だってスマイル0円っていうじゃないー」「あのね、セイラ」リタはいったんそこで言葉をきり、カップにのこっている紅茶をのみほした。そしてセイラを真正面からみすえ、「『タダより高いものはない』のよ?わかってるとは思うけど?」「…うふふ♪」だが、「シトロン・ドロップ」の店主はただ、謎な笑いを浮かべるだけだった。「もしかして対人兵器としても有効かも?とか思ってたりしてないわよね?」「うふふふふ(謎笑)」
Mar 24, 2005
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最近は、よく柘榴がセイラの店「シトロン・ドロップ」へ顔を見せる。かといって柘榴が何か手伝うっていうわけじゃなく、ただ店内をいろいろ物色しているだけだけど…。ま、柘榴がひまだ~ってぶちぶちいいながら来るくらい、むこうは平和だってことで。良いことだと思う。「そうだ、柘榴の好きな鉱石もいくらか入ってきてたよ」「…そうか」「ええとね」カウンターから出て、普通の鉱石やら魔石やらが置いてある店の一角で、ごそごそ探す。だけど、色んなものがごちゃごちゃになっててなかなか目的のものが見つからない。んもう、セイラってば仕入れてきたら仕入れてきたで、整理もしないでそのまんまなんだから…今度お店の品物の検索システムでもつくろうかなあ。「ふう。これこれ」何十分か、箱にいっぱい放り込んであった雑多な石と格闘した後、僕はやっと目的のものを見つけた。見た感じ、氷の塊のような純白の石。柘榴に手渡すと、柘榴はわずかに首をかしげた。「氷晶石っていうんだって。ほんとに氷みたいだろ?別名が『フィヨルドのとけない氷』」「……へえ」「けっこう綺麗だろ?柘榴がいるかなあとか思ってとっといたんだけど」「ふん…お前にしては上出来だ」「あとね……」放射状の結晶がまるで白い花火のような銀星石と、桜の花びらが石の上に散ったような形の結晶がきれいな桜石をいっしょにはい、と渡すと、柘榴はさっそく手のひらで転がしてみたり日にすかしてみたりと夢中だ。あ、分析システム起動の音までしてる。ホント、好きなんだなあ…「……ふふふ♪」唐突に後で含み笑う声。反射的に振り向くと、いつのまに戻ってきたのか、セイラが大きな袋を抱えたまんま僕たちを見てにやにやしていた。「何。セイラ。その笑い方」「ん~?んにゃ、君たち2人見てると目の保養だなあって」「……へ」いきなりセイラの口からとんでもない台詞が出てきた。セイラはとりあえず荷物をカウンターによいしょ、と置くとどこか別の世界でもみているかのような瞳と口調で続ける。「だってさー、銀髪で琥珀色の瞳のかわいい系と、赤毛ツンツン頭でガーネット色の瞳の、ちょっとやんちゃ系の美少年人形が2人でわりといつも一緒に話してんのよっ♪はたからみるとまさに幸せフィールドそこにっって感じで。知ってた?ここんとこ、君たちめあてで来てるコもちらほらいるみたいよ」び、美少年人形って……ちょっと絶句。そりゃ、多少は見た目整ってる風につくってあるんだろうけど……美少年、っていうまでのことはないと思うんだけどなぁ。柘榴の方にちろりと目をやると、まだ石をあーだこーだやってる。セイラの言葉はさらに続く。もう僕に言ってるのか、独り言なのか、わからないけれども。「これでウォードたんもいたら完ペキ目の保養になるんだけどなあ……カッコいーロボと可愛い少年人形2人って最強……♪」いや。駄目だぁ。すっかり「向こう側」いっちゃったよセイラってば。そういえば昨日スノーマンズ・カフェいったときも、セイラと翠子さんとリタと三人して同じような話してたしなあ。女の子の感性って……ときどきわかんないや……蛇足。「ねえねえ、戦闘の時って、その格好で戦ったりしないの?」「しないよ?非効率だし」「えー。人形モードの方が絵になるのになぁ。球体で戦うより…」「いや絵になるとかそういう問題じゃないから。セイラ…」……やっぱり、わかんない……
Mar 6, 2005
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…ロボ分がたりないからこんなのみたのかなあ…フルカラーアニメでしたwすっごくお天気のいいひ。せっかくだから倉庫の虫干ししようと思って倉庫でごそごそしてたセイラちゃんは、なんかどっかで見たことあるような機械の装甲の一部みたいなのを見つける。ひょっこり遊びにきてたセイラちゃんのおじいちゃんに見せてみると、「ほお~これはまためずらしいもん見つけてきたなー、これはなー、昔むかしのその昔の、こことは違う世界のひとがつくった『まどーかっちゅう』とかちゅーもんのかけらじゃそーじゃよ」「…へ?まどう…『魔導甲冑』…?!」びっくりするセイラちゃん。そりゃそーだ、今おっかけしてるウォードたんのことだもんねwおじいちゃんの話だと、セイラちゃんのご先祖がセイラちゃんと同じく向こうの世界に旅してただか仕入にいってたかしてたときに、行き詰った開発者さんみたいな人と出会って、そんなら僕の世界に来て見ますかー参考になるかもしれませんよーとかっつって連れてきたらしい。で、つれてったのが「少年工房」wその開発者さんの時代は、まだ意志の宿る機械を作る術がなかったっぽい。で、工房でなんかヒントと素材になりそうなものをいくつかもらって帰っていった数ヵ月後。セイラちゃんのご先祖がふらっとその開発者さんのとこに遊びにいくと、できたんですよ~~!とえらい喜んでる開発者さんが。それが魔導甲冑の第一号。そのルーツは眠兎町にあったっ!(笑…なんだかなー…)で、よぶんにできたかけらをおみやげというか記念にもらってきたわけだ。そのときはセイラちゃん、ふーん、じゃそのロボさんてウォードたんのご先祖になるのかなあ、それとも先輩かなあって思っただけだったけど。その後、ウォードたんの世界から、失われたその技術の秘密を狙って悪い科学者さんが眠兎町を襲ってくるとはっ!…敵さんがどうやって次元を飛んできたのかは謎。(…というかえらい頭悪い展開やな…戦隊物みすぎだって自分…)どかどかとえらいな数の敵さんが町と町のの人々を攻撃する。これ以上私のこの町で好き勝手させるもんですか、と何故か機動戦艦と化すセイラちゃんのお店・「シトロンドロップ」すでに外で戦ってる冬翔竜さまとかを援護にウォードたんも魔導甲冑姿で出撃。「進路クリアー・ウォード・どうぞ~」みたいな(種デスかよ…)ブリッジにはなんでか陣羽織みたいなの着てる(ラクスたんみたいな感じの…)セイラちゃんと、リタと、エレナちゃんと、翠子さんがいたり。セイラちゃんが司令官ぽい。で暴走しそうなセイラちゃんをさりげにリタが制するみたいな感じかな?ウォードたんと冬翔竜さま、翠子さんとこの戦乙女さんとで応戦してるけど、戦況はだんだんと苦しく。「…くう、もうこうなったらこの前いってたアレしか!!ウォードたん、冬翔竜さま、いいわね?!」「…むう」「まあ、この状況ではな」「んじゃ!ウォードたん、琥珀くんたちに合晶球モードから晶銃モードへ指令お願い!!」セイラちゃんの号令一下、ウォードたんが各自に戦っていた琥珀君たちに指令を飛ばし、琥珀くんたちがウォードたんの胸のあたりて一つの大きな球体になり、間をおかずに大きな銃に変化する(あのほら、戦隊ヒーローが武器がったいさしてできるやつみたいな)ウォードたんは冬翔竜さまと合体(ぇどっかと結合してるみたいな、ガシーン!ガシーン!って音があっちこっちでしてる。そしてウォードたんが銃モードの合体琥珀君をちゃきっ、と手にしたところで、やたら嬉しげにセイラちゃんが高らかに叫ぶ。「魔導龍機・ウォードラグーンっ!機動っっ!!」ガシーン!とひときわおおきな効果音が鳴って、右から左からカメラワークがぐりぐり回る(笑…待て。本気でどういう夢みてますか自分(大汗)しかも字幕スーパーまででかでかでてるし…(滝汗)まあそれはともかく…どうやら銃モードの琥珀君はウォードたんの力の増幅装置もかねてるらしいです。ブリッジのモニター見てたリタがセイラちゃんの方向いて、「マナエネルギー充填120パーセント。いけるわ、セイラ!」「っしゃ!一撃必殺!!ドラグーンバスターっっ!!てーーーーーーーーーーっっ!!!」銃口から発射される、爆発的な勢いの青白いレーザーと、冬翔竜さまの口から放たれる絶対零度のブレス。それが空中でらせんのようにからまり一つになって敵勢力のどまんなかへ――――――…そこで父にゆり起こされて目がさめましたが。…もちっとねてればこのむちゃな夢のオチまでみれたのに~とかちょびっともったいない気もした今日の朝でした……まあ…ロボ分は3日発売のOG2で補えると思うけど……腐ってるなー…私の脳…(==)
Jan 31, 2005
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うむむむむむ。テーブルの上のランプを見つめながらボクはさっきからうなっていた。ランプの中の淡い光はろうそくや電気じゃなく、月の欠片がひとつかみほど。そう、眠兎町の上に漂うお月さまの、一部。窓からみえる夜天には、今夜もビロードのような空に、レモン型の月が浮かんでいる。ほおづえをついて月とランプを見比べ、軽いため息をつく。…これのせいで、この前システムダウンしちゃったんだよなー…2、3日ほど前。セイラが唐突に「ランプのあかり切れちゃった~お月様にもらいにいくからついてきてー」って、いってきた。「え、お月さまってあの空の…?」「…そうよ?」「この町には宇宙船の発着場があるの?」「ないけど?」「だったらどうやっていくの…?」「ん?お月さまにゆったら、はしご下ろしてくれるから」「…セイラ…悪いけど、言ってる意味がわかんないんだけど」「ああ、そっか。えっとね琥珀。ほかのところはどうか知らないけど…」セイラはいたずらっぽそうに小さく笑って、「この町のお月様は、『特別』なのよ」「おつきさまー、またあかりをわけてくださいなー」店の外で、セイラが両手を口にあててメガホンみたいにして冬の月に呼びかける。すこし遅れて、深い夜の向こうから聞こえてくるような、おだやかな低い声が聞こえてきた。「ぉーーーーーーーぅ」と。聞き間違いじゃない、どこかのノイズを拾っちゃったわけでもない、システムエラーなんかじゃもちろんない。遠かったけど確かにはっきりと、ボクの耳に届いた。直後、なにかがするするするする下りてきた。…はしご、だあ。今みてる、月の光とおなじ、黄金色。ありえない。ありえない。ありえない。この時もうボクはほとんどオーバーフロー状態に近かった。でもセイラは慣れた様子でハシゴをくいくいと何度か引っ張って確かめて、ボクをひょいと肩にのせて、どんどん月光の縄はしごをのぼっていく。地上から見るとすごく長く遠くみえた月までの距離は、いってみるとけっこう短くて、ものの五分ほどでついちゃった。「あ、お月様のはしっこは細くなってるからおっこちないように気をつけてねー」よっこらしょ、とお月さまのフチに足をひっかけて登りながら、セイラが一言。踏みしめた足元は地上でみるのと同じ色で光ってた。もってきたランプに彼女がちいさなスプーンでさくさくとすくっているのは月の表面。手伝ってー、といわれてボクもすくう。スプーンから伝わる感触では、なんとなく固めのカキ氷みたいな感じがする。「電燈もいいけど、あたしはどっちかっつーとお月様のあかりの方がすきなのよね、なんか優しい感じかんじがして。知ってた?この町の街燈って、みんなお月様のあかりなんだよー」「…みんなしてとりにきたらなくなっちゃうんじゃ…」「ううんー今は月が満ちていってるときだから大丈夫~満月になっちゃえば、それぐらいは綺麗に復活しちゃう」どんな原理だそれはっ!…あ、だめだそろそろ理解不能なところにきてるかも。いくらこの町の月が特別っていったって…「あ、あとね?晴れてるのにお月様出てなかったりすることあるじゃない?それはお月さまが一杯やりにいってるからなんだって、おっかしいよね~」理解不能。理解不能。理解不能。理解不能。理解不能。リカイフノウりかいふのうりかいふのうりかいふのうそこまでで。ボクの記憶はとだえていた。多分ボクの異常を確認したウォードがシステムダウンさせたんだろうけど…あとでセイラに聞いた話だと、急に球体形態に戻って転がっていって、お月様からおっこちそうになるところをあわてて止めた、んだって。びっくりしたんだからね、セイラはいってたけど、それをいうならボクのほうだ。月がしゃべったり一杯飲みにいったり、雪ダルマがカフェのマスターしてたり…どんな町なんだここ。…ああ、また考えすぎるとまたシステムダウンしちゃいそうだからやめとこう(笑
Jan 28, 2005
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『琥珀』。それがボクの名前。――メインシステム「ウォード」、機動確認……(……けど、たいした指示もないみたいだし、またセイラのとこにいってこ。)ボクは魔導甲冑・ウォードの端末ユニットのひとつだ。端末ユニットは全部で4体。それぞれ独立した意思をもっている。通常はボールのような形態をしていて、必要によってはぬいぐるみ人形形態もとれるけど、個体識別用の名称やコードは特別、設定されていなかった。「ウォード」が直接指令をだせばそれでことたりていたから。でもただのシステムオプションにしかすぎなかったボクは、ある『事件』をきっかけに、「名前」をもらった。『琥珀』。それがボクの「名前」。その『事件』があったのは、最近ウォードのところに良くいりびたっている、セイラって女の子が、夕ご飯近くなって姿を見せた日。セイラは、いままで会ったどの人とも違うところがあった。彼女、ボクたちや、他の機械たちにもまるで、人間とつきあうのと全く変わらないしゃべり方をするんだ。そのセイラの友だちだっていう翠子さんが、ウォードをディナーに招待するんだって連れて行ってから……ずっとウォードは帰ってこなかった。何日も。「…もう…ウォードってば…いったい…どこにいったのよ…」休眠モードだったボクは、だれか女の子のすすり泣くような声で目がさめた。エレナだ。彼女は、ウォードの旅の仲間…ぐらいにしか、ボクのデータのなかにはない。どうやら起動したのはボクだけのようだ。他の三人は…まだ休眠モードのまま。「…エレナ?どうかしたの?」「…いないの…ウォードが。どこをさがしても。いくらさがしても。もう、どうしたらいいのかあたしわかんないよ…」ほとんど半泣きの顔のエレナ。目のしたにはクマができている。徹夜でさがしまわったんだろうな…『ウォード?この通信が届いたら返答して?ウォード?』ためしにボクの方から通信してみた。…ほんとだ、いくらやってもウンともスンとも応答がない。(危険・危険・危険・警戒セヨ・警戒セヨ・警戒セヨ)さっきから、ボクのなかで危険信号がうるさくコールしつづけている。要するに、悪い予感、ってやつだ。ボクはその信号の命ずるまま、噴水広場に急行した。かなり収縮しちゃってるけど、あそこで前にセイラが通ってきたっていう、『穴』が閉じずに残っているのを見つけたんだ。普通の人には小さくて通らないけど、ボール形態のボクなら余裕。機械にたいしてやけに敏感なアンテナを有する彼女なら、もしかして…!!『穴』を抜け、リミット限界に近いスピードで全力飛行。目指すはセイラの店、「シトロン・ドロップ」。公園から大通りを抜け、角を曲がり、赤いレンガの三角屋根の…あった!!「―――セイラ!!大変なんだよっ、ウォードがっっ!!」店に入るなり人形形態に変化してセイラに飛びつく。彼女は最初の瞬間こそちょっと驚いた様子だったがそれよりも、ボクの話した内容の方にもっとびっくりしていた。「うぉっ?!ウォードたんがーーーーーーっ?!とかここで叫んでてもしょうがないわっ、いくよっ。ぷちウーたんっ!!」「…ど…どこいくの?」「スノーマンズ・カフェ!!とりあえずあそこにいけば、何とかなるのこの場合っっ!!」有無をいわさずボクはセイラにひっつかまれて、救援要請だけのはずが、ボクも彼女とともに同行することになってしまったのだった。その後のスノーマンズカフェで、ウォードの居場所が確定。ウォードは、まだディナーに招待された翠子さんの家にいるという。のりこんだ翠子さん…一乗寺家では。ウォードは完全に記憶を上書きされ、怪しい仮面までかぶってた。…これじゃいくら通信しても拒否されるはずだよ…記憶が上書きされてるせいで、ボクたちのことを認識できないウォード。通常の彼からは考えられない、粗野な口調。翠子さんに命令され、魔導甲冑へ形態をを戻すとためらいもなくボクたちにレーザーライフルを向けてきた。…やばい!!ボクはともかく、セイラが…っ!!ほぼ自動的にリフレクトシステムが作動し、なんとか全てのレーザーを防ぎきった。「…あ…あれ…?そか…うーたんが…」「大丈夫?セイラ、ケガとかない?」「…うん、平気…ありがとね、うーたん」短い会話のそのあとに。「そこまでよ、翠子!!」闇を切り裂く月光のような鋭い声。さっきカフェで会った、リタって子が姿を見せていた。彼女がセイラに渡した卵みたいなものをウォードになげつけると蒼い粉が空気中に散布された。同時にウォードの機体に蒼い火花が散り、そのまま全ての機能が強制停止した――結局原因は、ウォード欲しさに翠子さんがもらってきた怪しげアイテムのせいだったらしい。リタがセイラに投げつけさせた、あの蒼い粉のおかげでウォードに上書きされた記憶のほとんどは消去されたみたいだけど…完全じゃないっぽかった。再起動したウォードが翠子さんと話してるときに、上書き状態時のあのワイルドな口調がぽろりと。一言だけだったけど、一言で十分証拠に事足りる。…たぶんあのモードが発現したらやっぱりまたボクたちの通信は届かないんだろうか…あのあと。ウォードをつれてかえった向こうでも、セイラとリタが二人して要領をえないものだから、エレナがぷちきれ寸前でちょっと大変だった。なんとかウォードとボクでごきげんをなおしてもらったものの。…まだ『あっちの』ウォードのことは話してないもんなあ…どうしよう。うー…しょうがない、とりあえずこの問題は棚上げだ。セイラの店は、なんとなく落ち着く。ひっくり返したおもちゃ箱みたいな、あのごちゃっとした感じがいい感じ。なのでボクは、あれ以来セイラの店ばっかりにいりびたっている。ひまさえあれば。「…ありがとね、うーたん」「え?何で?」またどっかから仕入れてきたらしい、珍しいんだか怪しいんだか微妙なアイテムを仕分けしている途中、セイラが唐突に感謝の言葉を口にした。ボクはちょっととまどう。「あのときあたしを助けてくれて」「ああ…とっさのことでびっくりしたけど。ほとんど半自動的にシステムが作動したから…よかった」「うふふ。うーたんてかーわいい♪」「?!」また突然ぎゅうっと抱きしめられる。ボクが目を白黒させていると(できないけど気分的に)、セイラがなにやら考え込んでいる。「…うーたん」「なに?セイラ…」「うーたんて、四人、いるんだよね?」「うん。ウォードの手足一つづつの端末だからね」「だよねー。じゃあ、全部うーたん、て呼ぶわけにもいかないしー…」考え込みながらも、セイラはボクの顔をじいっとのぞきこんでくる。わわ、そんなに見つめられるといくらなんでも恥ずかしいよ…「…うーたんの瞳、アンバーカラーで綺麗だね」「あっああえっとこれはボクが球体になったときの色がそのまま瞳の色になるから」「へえ、そうなんだ?うん、決めたっ!君の名前はいまから『琥珀』だよっ♪」「…ボクの、名前?」「うん。他の誰でもない、君が君でいるあかし♪たとえロボだって、その端末だっていっても、ちゃんと生きてるからには、名前がなくちゃ。…それとも、気に入らない?」急に心配そうな顔になったセイラに、ボクはぶんぶんと思いっきり首を横にふった。…気に入らないなんて、とんでもない。「ううん、すごいいい『名前』だよ、ありがとうセイラ!」「よかったあ♪じゃあ琥珀、ほかの三人にも『名前』、つけてあげなきゃ。いこっ」「了解っ!」カウンターに座っているボクを、セイラがひょいと抱き上げた。『琥珀』。それが、ボクの、名前――――――
Jan 16, 2005
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「あらあ、洗脳とは人聞きがわるいですわね、セイラ。」セイラが二階のある一点をびしいっと指差すと、ねらいあやまたず、翠子がひょっこり顔を出した。「それに、今はわたくしのものですもの…どうしようと勝手ですわ。あなたにどうこういわれる筋合いはなくてよ」当然のようにウォードに抱き上げられた翠子は、くすくすと笑いながらまるでセイラに見せ付けるが如くに、ウォードの体をそろそろ撫でていく。胸元から首筋をとおり、頬を撫で、耳元のあたりまできたときに…彼女の指が、ふいに違う動きをみせ、ウォードの顔を覆っていた仮面を剥いだのだった。仮面の下にあったのは…意思の光の一片も感じられない、黒々とした闇がわだかまるばかりのガラス玉の如き瞳が2つ。はっ、とセイラは息を呑んだ。…ああん洗脳状態のウォードたんも萌え、と思いかけ、ぶんぶん頭を振ってあわててその考えを封じ込める。「今は、とかそういう問題じゃなくて!だいたいウォードたんは、この世界のヒトじゃないでしょっ!?ちゃんとまってる人もいるんだよ、心配してる人だって!!あたしもウォードたんに一目惚れしていろいろおっかけやってるけど、翠子さんのやってることって…それって…ルール違反だよっ?!」しかし―――心からのその叫びすらも、翠子には届かなかった。彼女はふあ、と面倒くさげにあくびをすると、お茶もってきてというくらいの気軽さで、ウォードに命令を下す。「ごちゃごちゃと五月蝿い小娘ですわね…ウォード、かまわないからやっておしまいなさい」「…いいのか?」「ええ」「―――そうか。お嬢がそういうんなら仕方ねえ、か」「…?!?!」再度、セイラの瞳が限界まで見開かれた。違う。これは…あたしの知ってるウォードじゃない…突然、ウォードの身にまとう雰囲気ががらりと変化したのだ。それにともない口調までもが。いつもの彼はどちらかというと紳士的な雰囲気をただよわせているが、セイラが目の当たりにしている男は、一言で言うなら…檻を破り出てきた血に飢えた野獣。そんな感じだった。「…というわけだ嬢ちゃん。すまねえが…おさらばだ」ウォードが胸の蝶ネクタイを引きちぎると同時に、その身が魔導甲冑姿へと瞬間的に変化する。そしてセイラの目と鼻の先数センチに、ちきり、と右腕が突き出された。…レーザーライフル装備のアーム…この距離なら、一撃ね…まあ、ウォードたんにやられるんなら、それでもいいか…でも。「…セイラよ」「…あ?」ウォードが首をかしげる。セイラはふうっと深呼吸すると、「セ・イ・ラ。『今』のウォードたんは、私のことをすっかり忘れちゃってるんでしょ?そんなのやだ。ウォードたんの記憶(メモリー)のなかに、あたしの情報が一個もないまま死んでくのなんて、絶対イヤ。だから、ワイルドモードなウォードたん、あたしを殺すならせめてあたしの名前だけでも記憶に刻んでからにして。わかった?あたしの名前は」「『セイラ』、だろ。了解だ、気の強いお嬢ちゃん。オレはけっこう嫌いじゃないぜ、そういうの。これでさよならなのは少し惜しい気もするが、しょうがない。…それじゃ、あばよ」ためらいのかけらも見せずにレーザーは発射された。「っ…!あ、れ…?」思わず固く固く目を閉じていたセイラだったが、いつまでたっても何にもおこらない。おそるおそる目を開けてみると、自分とウォードとの間には、いつのまにか不可視の膜のようなものが展開していて、それが全部のレーザーを反射(リフレクト)しているのだった。「…あ…」気がつくと、セイラがひっつかんできたウォードの端末機体が、今までの人形形態から球体へ変化し、宙に浮かんで忙しくきゅうきゅうと機動音を発していた。「…そか…ぷちウーくんが…」「?!くっ、姑息な真似を…!何しているのウォード!!攻撃を続けなさい!!」レーザーが全部はじかれた原因を悟ったウォードが、攻撃の手を一時止める。いらだたしげに、翠子が叫ぶ。…その、刹那。「そこまでよ、翠子!!」涼やかな声が、人形の館に響き渡った。「…リタ…?」「セイラ!!これをその二人に投げつけて!!」一階の方から、リタが何かを投げてきた。反射的に受けとってしまったセイラだが、状況がわからずあたふたしてしまう。何か銀色のころころしたのが、二つ…?「えっえっ…ええええっ?!」「いいから!!早く!!」「う、うんっ…えーいっっ!!」いわれるまま、わけもわからず力いっぱい投げつける。「…きゃっ」「…おっと」銀色の玉は翠子にはまともにあたって破裂。ウォードは半ば脊髄反射的にナイフで玉をすっぱり両断してしまい、結果的に両方の中身が二人にふりかかった。蒼い粉。蒼い粉雪。ふわりとかすかに百合のような香りがあたりにひろがる。その蒼い粉と香りが二人を包むと、ヒステリックに叫びちらかしていた翠子はふいに無言になり、ウォードは機体に蒼白い火花がぱちぱちっと飛んで、魔導甲冑はその機能を一時、全て停止させた。「…なんとか…まにあったみたいね…」「ねえねえリタ~…さっきの何?ていうかどういうことなのこれ?あたしもう何がなんだかさっぱり~」はふう、と大きな息をついて、リタがゆっくり階段をあがってきたところを、セイラが質問攻めにする。「うんまあ~セイラにはあとからゆっくり説明するから。それよりも…翠子?落ち着いた?」「ん~…あれ、リタ?きてましたの?」「ついさっきね。ところで翠子、あなたちょっと前に『少年工房』にいったってマスターから聞いたんだけど?」「ええ行きましたわよ?それがどうかしまして?」「その時にそこの子からなんかもらったんでしょ?ちょっとみせてくれると嬉しいんだけど…」「ええ…別に、かまいませんわよ?」翠子が奥にひっこんだ後、機能停止したウォードを床に寝かせているとまたセイラがわさわさわさっと寄って来た。「なになになに、なんなのなんなの?」「ちょっとね…あそこの工房の小僧っ子が渡すやつにロクなもんはないから、ちょっときになって…」「おまたせ。これですわ」それからすこし後、やけにファンシーなピンク色の箱を持った翠子が部屋から出てきた。箱の表書きを目にしたとたん、リタは目をむいた。「『夢使い』…ですって…?よりによって、こんな…っ」「どうしたのよリタぁ。一人だけ納得してたってわかんないよう」「ああ、ごめんねセイラ」さっきからわかんないことの連続でいいかげんむくれてきたセイラが、リタのそでをぐいぐいひっぱる。リタは、箱をあけて、なかに入っていた箱の色と同じピンク色をした三角錐の形のものを取り出してみせた。「これは、お香なの。…ちょっと特別な効果のある…ね。といっても、『人間』な私たちには効かないけれど。それで、翠子。あなたこれを焚いた部屋に、ウォードを呼んだのね?」てのひらで小さなピンク色のピラミッドを転がしながらそう効くと、翠子は、困ったように苦笑した。「…あなたにはかないませんわ…。確かにそう。だけど部屋に入った直後にウォードったら床に膝をついてしまって…違う世界の機械人形さんの身体には、きつかったのかしら。まあ、そのあと私もすこし、眠たくなってしまったのだけれど…」「無理もないわ。このお香の名は『夢使い』。ふん…どんな悪夢に使われるかわかったものじゃないわ、こんなもの…。確かにどんな自動人形、意志の宿ったロボットにも効くかもしれないけど、その後にメモリーが破壊されてしまう危険性だってあるのに…!!あの堕天使小僧っっ…!!」リタがじだんだふんでいるとなりで、やっぱりいまいちわけがわからず、セイラと翠子は顔をみあわせ、ぽかーんとしていた。と、やおらセイラの抱いていたぷちウーくんが、またなにごとか言っている。人形状態に戻った彼(?)の指し示す方向に視線を移すと、「ウォードたん?!目が覚めたの?!」ウォードが再起動したらしく、む、とかぐ、とかいって起き上がろうとしている途中だった。「ウォード、大丈夫?どっか変になってるとことか、ない?」「…ああ。つい先ほど自己診断プログラムを走らせてみたのだか、異常は見られなかった。」「そっか、じゃあ大丈夫かなあ…?翠子も。ウォード落とすんなら怪しげアイテムには頼らないっ!自力でいけ自力でっ!!特別製とはいえ人形にはちがいないんだからねっ」「え”?!翠子さんてやっぱりお人形さんだったの…?でも翠子、あたしと同じ幼稚園で、小学校だったんだよ?」つるりと言ってしまったリタの言葉尻をとらえて、セイラが元から大きい目をさらに大きくする。リタはしまった、と口を押さえるがもう遅い。ああもうどじった、と自分で自分の頭をごんごんやってから、解説を始める。「翠子はね、成長する自動人形。おじいさんのお孫さんが大切にしてた宝石が核なの。まあ成長するったってあるていどまでなんだけど。なもんなんで、今度の一件でもお香の影響受けて、女王様属性が増大してしまったと、そういうわけ。だいたい自動人形か少年じゃないと、入れないしね…あの『人形工房』には」「そ、そうなんだ…」人形なぷちウーくんをかかえてちょっと茫然自失。まあ、幼馴染が自動人形って知ったらさすがにセイラでもね、とリタは苦笑した。「じゃあ帰りましょうか…エレナも待ちくたびれてることだろうし」「うむ」「そだね」うんうん、と三人してうなづいて、帰り支度をしているところに、もじもじしている少女人形が一人。「…あの…ウォード…?」「…うん?」「よろしかったら…その、またお食事とかにお誘いしてもよろしいかしら…?」「ああ。かまわねえぜ」「「…『ねえぜ』っっ?!!!」」瞬間、綺麗にリタとセイラの声がハモった。しかし当のウォードは、気づいてないのかそのまま翠子と話し込んでいる。「どどどどどどーしようリタ?!『ねえぜ』って!!『ねえぜ』ってウォードたんがっっ?!!」「…落ち着いてセイラ…そうよね急ごしらえだったからさすがにバックアップメモリーデータまでは消去(デリート)できてなかったのか…」「えっ、それって何か問題あり?」やたら冷汗だらだらなセイラに、リタはひょいと肩をすくめ、「別に。ウォードがよっぽどぶちきれたり気絶されられないかぎり大丈夫だと思うけど…」「けど?」「もしそんな状況になったら、でてくるかもね…『あっち』のウォードが」にこやかに翠子と会話をしているウォードをみやりながら、どうやってエレナに説明しよう、と深々とため息をつくリタなのだった。
Jan 11, 2005
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もう真夜中も過ぎたというのに、その部屋からはずっと笑い声がずっと聞こえていた。少女の声と…男性の声。「―――ふふっ、お上手ね、――ド。さすがだわ」「…何の。――子の腕もなかなかだ」チェス盤かなにかを前にしているのは一瞬人形とみまごうばかりの美少女。少女は自分と向かい合っている男の顔をしばしぼうっと見つめていたが、さすがに眠たくなったのか可愛らしいあくびをひとつ、ふわふわともらした。「…どうした、眠くなったか?では寝室までお連れしようか?」「ええ…お願いするわ。それと…」「何だ?」「わたくしが寝付くまで、そばについていなさい」はにかみつつもまっすぐ男に向かって命じる少女に、男はふ、と笑った。膝を屈して少女の小さな手をとると、そっと口づける。「了解した。姫君」「ねえねえねえねえリタっ、マスターっっ、ウォードたん知らないっ…よね…さすがに」スノーマンズ・カフェにセイラがくると、騒動になるのはいつものことであるが。今回は少し様子が違うようだった。「…どうしたの?そんなにあわてて…とりあえず座って。ほら水」全力疾走してきたらしくセイラは激しくぜはぜは息切れ。渡されたお冷を一気飲みして、カウンターにどん、と抱えてもってきたものを置いた。何だかウォードをディフォルメした人形のようだが…「なにこれ…ちっちゃいウォード…?」「っ、うん。ウォードたんの分身…っていうか。そんなもん。あたしはちびウーたんって呼んでるけど…って、だああああああっ!!そんなことはこの際どうでもよくてっっっ!!!」「…今度はウォードが行方不明、と。この子が知らせてきたの?」「よくわかるねリタ…」「そりゃ。あんたのあわて具合みてりゃそれぐらいはね」「とっ、とにかくねっっ、もう何日も帰ってないらしいのよ、ウォードたん…もちろん連絡もなにもナシ」おそらくエレナたちも必死で探したのだろう。目の下にクマできてたんだって彼女、とセイラがぼそりとつけくわえた。「…その子、ウォードの分身とかなら、通信とかできないの?」「やってみたけど…なんか通信遮断?つーか拒否?みたいな感じで…」「―――なるほどね」リタは飲んでいた珈琲をことり、とカウンターに置いた。はふ、と小さく息をつき、セイラに向き直る。「…たぶん…ウォードは翠子の家に拉致られてるわね」「…えっ…?」「一つ忘れてるわよ、セイラ。あんたとウォード、何日か前にディナーに呼ばれたじゃない、この前のおわびとかっていって。」「うん。やっぱりお金持ちのディナーは豪華だねー」「違うでしょ。そのとき、セイラ、あんたウォードと一緒に帰ったの?」「ううん、帰りがけに、ちょっと話があるからってウォードたん、翠子さんによばれて…って…あ”」セイラの表情がぴききっ、と固まった。「…それね。間違いないわ。十中八九」「たっ…大変…っ!ウォードたん助けに行かないと…!」がたんっ、とセイラは椅子を蹴って立ち上がった。顔からは血の気が全速力でひいていっている。あっというまもなく彼女は、カウンターの上のぷちウーくんをひっつかんで、そのままずだだだだと凄い勢いで駆け出していってしまった。「…あらら。いっちゃったよ…もし隠されてたりしたらあのだだっぴろい屋敷の中、探しようがないのに…。」すっかり冷えた珈琲をリタは一口すすった。と、マスターが新しいカップに湯気をたてる珈琲をそそぎながら、静かな調子で「…リタ。珈琲、淹れ直そうか」「そうね、お願い。マスター」リタがうなづくと、マスターも軽く首を(どこが首かわからないが)縦に振り、淹れ立ての珈琲を彼女の目の前に出した。まあ、どうにかなるだろう。なんたってセイラには、どんなロボでも嗅ぎ付ける、あのハナがあるのだから。自分の大好きなロボならなおさら、性能は3倍増しどころではないだろう。この珈琲を飲んでからいっても、きっと遅くはないはず…そう思いながら、リタはマスター特製の珈琲に口をつけた。「ああ、それからな、リタ。聞いた話だが…」その頃。一乗寺邸では。「翠子さーんっ!ウォードたーんっ!!みどりこさーんっ!!ああもうっ、ウォードたんはどこっっ?!!」猛ダッシュで乗り込んできたセイラが、屋敷のなかであちこち叫びちらかしていた。いまは、お屋敷の一階部分をあらかた走りぬけてきて、また玄関のエントランスに戻ってきたところである。…体力だけは自信ありまくりな彼女だった。しかし、今日に限って人影のひとつさえみえない。「…おっかしいなあ…?確かにここら辺りから匂いがするんだけどなあ…?」くんくんと、犬っころのように鼻をひくつかせるセイラ。…そのとき、ふいに。「―――翠子お嬢様はお休み中だ。お帰り願おう。少し…騒がしすぎるようだな、お客人は」コツ、コツ、という硬い靴の音とともに、少し冷たい感じの声が、二階から降ってきた。聞き覚えのある声に、セイラは反射的に上の方を向く。「…嘘…」聞き覚えがあるのも無理はなかった。2階からゆっくり下りてきている人物は。なぜかきっちりとした黒のタキシードにそろいのベストに身を包み、蘇芳の蝶ネクタイに白手袋をしているが、セイラが恋焦がれたウォードに違いなかった。なぜか仮面舞踏会っていうかどっちかてーとオペラ座の怪人みたいな仮面をつけてはいるけど、あれはウォードに違いなかった。そう認識するが早いか…彼女の理性は前触れもなくぶっとんだ。「うっ、うそおおおおおおっ?!!なっ、なっ、なになになにウォードたん、そのステキ衣装はっ?!?!し、執事さん?!執事さんコス?!いやあん似合うわ似合うわウォードたんっっ執事さん萌え~~~~vvv」身体をよじらせいきなりハイテンションになったセイラに少々引きながらも、仮面の執事ことウォードはしごく冷静に、「…確かに私の名はウォードだが。なぜお客人は、私の名を知っている?」まるで他人を見るような目でそう問う手てくるウォードに、セイラのテンションが一気に下がる。「ウォードたん…なにいってんの?あたしよセイラよ、忘れちゃったの…?」「申し訳ないが…記憶にない」「…そんなっ…そんなのってっ…」うるるっ、とその大きな二つの瞳に涙が浮かぶ。が、次の刹那、セイラの口調まで突然冷めたものになった。「ってーな展開を期待してたんでしょーけど…おあいにく様。あいにくとあたしはそんなヤワじゃないのよ?そこにいるんでしょ翠子さん。隠れてないで出てくれば?ウォードたん洗脳しといてこっそり見物なんて、悪趣味にもほどがあるよ?」
Jan 10, 2005
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「足りないわ」豪奢な天蓋つきのベッドの上で、少女がひとり、天井を見つめてぽつりとつぶやいた。「……足りない」「……足りない……」「……ぜんぜん、たりない……っ」つぶやきはだんだんと妙な熱をおびていき、どこかうわごとめいた響きを持ちはじめていた。「……補充……しにいかないと……いけませんわ……」少女はやおらむっくり起き上がると、ネグリジェ姿のまま、紅いガウンだけを羽織って、半ば夢の中に居るような足取りで部屋を出て行った。ぺたぺたと、素足のままで。ふらふらと何かに導かれるようにして少女が訪れたのは、ワイルドベリー・タウンの街外れにある古い洋館。『少年工房』ほとんど朽ちかけた木の看板が一つだけかかっているこの館は、月が夜天にかかっているあいだだけ、開館する。ぎぃぃ……と重たい音をたてて扉を開けると、真っ黒な天鵞絨のカーテン。その先には、白と黒の格子模様の絨毯が広がる、エントランス風の部屋。そしてまたしても扉がたくさん。それぞれの扉にプレートがかかっていて、「展示室」「特別展示室」「収蔵室」「図書室」「裏庭」「喫茶室」「工房(関係者以外立チ入リ厳禁)」と書いてあった。部屋のわきにおいてある、大理石製らしいテーブルには小さな金の鈴。呼び出し用のようで、少女は慣れているのか、迷わずに細い指先で鈴が結ばれた先をつまみ、しゃりんしゃりん……と鳴らした。間を置かずに「特別展示室」のプレートがかかった扉から、年のころ十二、三歳の少年がでてきて、少女にゆっくり深々とていねいにお辞儀をする。高い窓から差し込む月の光で青白くさえ見える銀の髪。フリルのついたシャツに、黒いショートパンツと白いソックス。ぴかぴか光る革靴。まるで人形と見まがうほどの容姿が整った……いや。少年のショートパンツからのぞく膝こぞうは、人間のそれではなく、人形特有の球体関節……、実際、人形(オートマータ)なのだった。目の前の少年は。自動人形の少年は、少女に向き直りにっこり笑って、「ようこソ当『少年工房』ニおいで下さいましタ、お嬢さマ。さあさあ、奥へどうゾ。今宵も『少年・人形』たちガ、たくさン、お嬢さマをお待ちしておりますヨ。喫茶室の方でハお茶会も開いておりますのデ、よろしかったらどうゾ?」「ええ、ルカ。そのつもりできたのだもの……」少女は軽くうなずくと、ルカと呼ばれた自動人形の少年が出てきたのと同じ、「特別展示室」の扉を開けた。少年も後につづく。その部屋ではどこからか、かすかにオルゴールの音が聞こえていた。壁ぎわにずらりと並んでいるのは、人ひとりが楽に入れそうな、銀の鳥籠。が、鳥籠の中身はヒトではなく、ルカと同じような、自動人形の少年たち。籠のなかの少年たちは、それぞれに、鉱石標本をながめることに夢中だったり、模型飛行機を作るのに忙しかったり。かと思えば、座り込んですやすやと夢の中、な少年人形もいたりして。彼らはこの館で造られ、新たな主人が決まるまでの間、こうして籠の中で飼われている。すぐ逃げ出しますからね彼らハ。猫と同じで好奇心の塊ですかラ、と。籠を一つ一つ見てまわる少女の後ろで、他人事のようにルカが笑う。「……どうしましタ?お嬢さマ。お気に召した人形ガ見つかりませんカ?」「いえ……そういうわけでは、ないのだけれど…」そうは答えていても、少女自身の視線が裏切っていた。少女の瞳は、少年たちを見ているようで、実は見ていない。心は全く別のところへさまよっているようだった。「お嬢さマ…さてハ当工房以外ノ人形に想いを寄せテいらっしゃいますネ?誰ですカその果報者ナ人形ハ。…フム」少女がどう答えたものかと戸惑っていると、ルカは一人でなにやら納得したみたいに、ニ、三度勝手にうなづいて、少女にちょっと待っていらっしゃイ、といい置き、部屋を出て行ったのだった。「それでハ、その彼とうまクいった暁にハ、二人そろってお出でいただけるト嬉しいナ」「ありがとう、ルカ。あなたからもらった、このお守りがあればきっと、ううん絶対、大丈夫な気がいたしますわ♪」帰り際。館に来たときとは別人のように明るい表情をした少女がそこにいた。「うン、『それ』には僕ガとっておキのおまじないヲかけておいたからネ。がんばってネ?翠子お嬢さマ?」「ええ、もちろん!!ごきげんよう、ルカ」それじゃあ、と館を後にした翠子の小さくなっていく背中を見送りながら、ルカはいたずらを仕掛けた少年の顔で、くすりと小さく笑った。「……さてサテ。どうなりますことやら……?楽しみですネ」お題もの書き2005年1月テーマ企画「トリ」の投稿作品です。
Jan 9, 2005
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朝も早よから、セイラからメールが来た。『本日、あの彼のトコロへあたってくだけて参りますッ!!』……いや。くだけちゃだめでしょ。くだけたら。とりあえず、『がんばれー』ってだけ返して、そのまんまほっといたんだけど。「…そういえば、どうなったかなあ?セイラ…」『スノーマンズ・カフェ』でちょっとお昼を食べているとき、朝のメールを思い出して、ぼそりとひとり言。「セイラがどうかしたのか?」マスターがぽこぽこぽことコーヒーを淹れてくれながら聞いてくる。私はぼーっとマスターのまるっこい手が器用に動くさまをながめながら、「うん、いや昨日さ、マスターも聞いてたでしょ?好みのロボ見つけたーーーーとかなんとかってセイラが叫んでたの…。それでさ、今朝、またあたってくだけてくるーーとかいう妙なメールがきてたか…」ばたばたばたばたばたばたばたばたっ。「…ら…」「噂をすれば影、だな」お店で聞こえる、聞きなれすぎた足音。この足取りからして、首尾はーーーーー「よしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」からころからんってドアベルの音もかき消すぐらいの、ウルトラスーパーハイテンションで突入してきたのは、やっぱりセイラ。走ってきたのかそれとも別の理由か、妙に顔が紅潮している。「ウォードたんゲットだぜいえーーーーーーーーーー♪♪♪」扉のとこでひとしきり咆哮して、くるりっと私が座ってる方に身体を向けて、ヴイ!!と心底嬉しそーにVサイン。…うーん…。他のお客さん、あぜんぼーぜんだな…「ウォードたん、って例の『彼』の名前?」「うんうんそうそうそうなのーーーーーーvvvvvかっこいいよねっぴったりだよねっ♪♪♪んでねっ、んでねっ、んでねっ、写真もいっぱい撮らせてもらってキチャッターーーーーーーーーー!!!!」「どうどうどう。声うらがえっちゃってるよセイラ…」見てみてみてーーーー!!!とカウンターの私の席までてってけやってきて、ケータイで撮った写真を次々と表示させる彼女。いや、そんなにぱっぱぱっぱ見せられてもよくわかんないんだけど…「…ふうん?なかなか良さげな殿方ですわね」「…うをわびっくりしたあああああっ!!!…あ、翠子かあ。めずらしいね?あんま外でないのに…」突然、背後からひどくひんやりした声がわりこんできた、と思ったら、実際うしろには頭から足元まで、ものごついゴスロリ少女が、声の調子とは裏腹に、くいいるような熱心さで、セイラのケータイ画面をのぞきこんでいた。彼女は、一乗寺翠子(いちじょうじ みどりこ)。この街で一番おっきいお屋敷に住んでるコだけど…でも、あんなにおっきいお屋敷なのに、住んでるのは、翠子と翠子のおじいちゃん。二人きり。ーーーーーー「人間」は。ここのお屋敷には、翠子とおじいちゃん以外の人間は存在してない。メイドさんとか執事さんとか、コックさんとかガードマンさんとかは全員が…、自動人形(オートマータ)なのである。かてて加えて、翠子自身も色白だわゴスロリだわ、それに腰まであるストレートロングの黒髪もあいまって、なんかあそこのお屋敷…まじで人形の館、って感じが。ちょっと前に翠子本人も、一乗寺老人が創った人形ではないかってー噂が流れたくらいだし…「ふうん…そう…ロボットさんなのですの…そう…」あ。なんか私おいてきぼりで話が進んでる。…うーん…セイラが翠子に熱く語ってる姿はただ純粋なロボ好きっ子ってーか、ロボ萌えーーーって感じなんだけど…それを聞いてる、翠子の様子が…なんとなーく…怪しい。なんかこう…獲物をまちかまえるお腹すかせた猛獣…ていうか…「…欲しいですわね…」「……へ?」きらりーん、と翠子の蒼い双の瞳が、昏くきらめいた、ような?「このウォード、とかいう機械人形。あたくし専属のギャルソンに欲しいですわ!!」「…っっはいーーーーーーーーーーっっっ?!!!えっちょっとえっ?!翠子?!?!」…やばい。目が本気だ。「ちょっとセイラ!!あんたウォードたんのおっかけなんでしょ?!?!この状況なんとも思わ…っ」「…ウォードたん…ウォードたんのギャルソン姿…vvv」…時すでに遅く。すでにセイラは彼岸の彼方へと逝ってしまっていた…「…全滅のようだが?リタ」「…いわないで…マスター…」「うふふふふふふ…待っていなさい、ウォードとやら。このあたくしが、一乗寺翠子が、貴方をあたくし自ら迎えにいってさしあげてよっっっ!!!!」おーーーーーーっほっほっほっと高笑いをあげる翠子の声を後にききながら、私は思わず天をあおいであやまっていた。…ウォード、ごめん。私はまだ貴方に会ったことはないけれど…あなたの悩みの種がまた一つ、ふえるかも…本っっっ気で、ごめん…。「セイラ襲来!」を読んで、爆笑してねたところが…こんな夢みちゃいました…本気で腐ってるとるんか、私の頭。でもちょっともったいないので、覚えがきていどにかいてみたり…W
Dec 31, 2004
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冬翔竜さまが到来する冬の間にだけ、この街には期間限定で開くカフェがある。「スノーマンズ・カフェ」その名の通り、カフェのマスターは、赤いマフラーを蝶ネクタイのように結んで、同じく赤い手編みの帽子をかぶった、雪だるまさん。お店の中も、雪の結晶のカタチの椅子とかテーブルとか。雪だるま柄のカップとかあって、可愛い。床をちょこまかと忙しく走り回る、ちまっこいぷちダルマちゃんたちも、らぶり~♪このお店は、特別メニューの『スノーマンズココアSP』(別名マスターすぺさる)っていう、マシュマロを浮かべたマスター特製ココアがすっ…ごく美味しくて。なんだかんだと、冬のあいだはここがみんなの溜まり場になっちゃっている。ほんとにのんびりするにはいいところなのだ。で、今日も3時のお茶をマスターのところでまったりしようと思ってたんだけど……からんころんころんからからからん。「ねえねえねえリタきいてきいてきいてーーーーー!!!」やたらハイテンションな勢いで扉を開けて入ってきた人物のせいで、それははかない夢と消えてしまった。明るい栗毛のポニーテールに、くるくるっとした、こぼれ落ちそうなくらい大きな蒼い瞳の女の子。何をそんなにいれてるのか、っていう程、ぱんぱんにふくらんだかばんを両手に下げている。「こんどは何。セイラ……あ、マスター、『マスターすぺさる』一つお願いしまーす」「うんとねうんとねーっっ……あ、私も同じのくださいなっ」「……わかった。2つだな」見かけからはあんまり想像できない、渋い声で注文を確認するマスター。「で。どうしたって?」「そうそうそれでねっ、噴水公園のあたりに開いてた『穴』の先で、すーごい好みなロボ見つけたのーーーー♪」「なにそれ。ロボの世界にでもいったの?」あやうくむせそうになりながら聞くと、セイラはふるふる、とかぶりをふって、「ううん。人間の姿だったけどロボのにおいがしたのー」「……どういう鼻してんの。あんたは。」「スノーマンズココアSPお待ち。……まあ彼女の鼻は特別だからな」注文したマスターすぺさるをカウンターごしに置いて、マスターがぼそりともらす。特別というか……なんというか。彼女、セイラは世界に開いた『穴』を探す、という特技の持ち主。『この世界』ではない別の『どこか』へと通じる穴。わりと探せばあっちこっちにあるよ、と彼女はいうんだけれど……。私も見えるには見えるけど、探すほうは全然。セイラはその『穴』を見つけるのが妙に上手くて、その『穴』をくぐって別の世界に探険に行っては、珍しいモノや変なモノを仕入れてきて、雑貨屋さんというか骨董屋さんというか。そんな風なお店をしてる。そして彼女は無類の――ロボ好きなのだ。いや単なる『ロボ好き』とかそーいうレベルじゃなくて……マニア?むしろストーカー?いやいやいや。私があらぬ考えに囚われている間にも、彼女の話はえんえんと続いている。「それがね?!背が高くってさらっさらの銀髪がお日さまの光に反射してきらめくのがすげきれいでねっ?!ロボにしとくにゃもったいないぐらいイケメンなの彼ーーーーーー!!!あたしが『穴』から出たときは、噴水の近くで人待ち顔だったんだけど。それから女の子がきて、デートみたいなことしててさ」「……あんたずっとその人いやロボ?つけまわしてたの?」「そうだけど?」「ロボって普通なんかしらのサーチシステムみたいのとかついてるでしょうに。気づかれてなかったの?」「うん。ぜーんぜん」セイラはふふーん。と小さい胸をはる。そしてポケットがいっぱいある彼女の服の、右のポケットをごそごそやって、何か透き通った紫色の指輪みたいなものを取り出した。「この!!セイラ特製!!『カクレルーンリングZ・改』を使ったからーーーー!!」「…またそんな怪しげアイテム出す…」「とにかくね!!とにかくね!!かっこいいの!!要チェックなの!!ちょっと寡黙っぽいとこもかなーりタイプなのよう~~!!街の人に聞いたらねっ、彼、近くの古本屋さんで働いてるんだって!!ううんこりゃ通い詰めるしか!!そして常連になるしか!!」ぐっ!!とやたら力強く拳をにぎりしめる。あーあーあーもう、こうなったら止まんないな…セイラは。苦笑しながらマスターの方を見ると、マスターも無言で首を横に振っていたり。うーん、でもそこまでセイラが入れあげてるその彼ってーのもちょっと気になるかも…?今度一緒につれてってもらおうかな。「どうでもいいが、セイラ。ココア冷えるぞ?」「……あ。」またぼそりとマスターが一言。……セイラのその怪しげアイテムが本当に効くんだったら、だけどね……あわててココアをすするセイラを見ながらそんなことを考えている昼下がり。なのだった。
Dec 29, 2004
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「ねえ、メルは何かペット飼ったりしないの?」最近、友だちやお得意様からこう聞かれることが多い。まー…はやってるもんねぇ…今。ペット飼うの。昔は私も、番犬ならぬ番ロボ(笑)のアルトと一緒に暮らしてた。ロボなのに剣の修行が好きで、ときたまアルト、お店にくるお客さんと手合わせしてたりしてたっけ……だけど、ある朝起きたら、突然、街がごっそりなくなってた。お城も商店街も、あの綺麗な噴水広場もなんにもない。…もちろん、私の家も。私の小さな雑貨店も。ただまっさらな更地が広がるばっかり。いかなる天変地異がおきたのか、私の大好きな街、ジュリスは文字通り…消滅してしまっていたのだ。そのまま私は街を出た。しばらくあっちこっちの街をふらふらして…でも結局、私の育ったジュリスが恋しくなって、何ヶ月もしないうちに戻ってきちゃった。あのにぎやかだったとゆーより騒がしかった日々と今を比べて、寂しくないといったらウソになる。…新しいペットとか…飼ってみるのもいいかもなー…なんて、ぼんやり考えてたある日。私は――――――意外なトコで『彼』と再会した。それは、いつものようにいつのもごとく、ジュリスに人知れずぽこぽこ開いてる異界へ通じる道を通り、商品の仕入れがてら、おもろいモノを探しにいってたときのこと。その世界は、一見すると人間世界に良く似た風景がひろがってた。ただ一つちがうことといえば、住人の皆さん全部ネコ、ってことだけで。当たり前のようにネコさんが二本足で立ってしゃべってる。絵本とか童話に出てきそうな光景がごく普通に存在してる、そんなところ。「…でかっ!」へんなモノが転がってんのみたよ、と左の耳だけが白い、黒猫の酒場のマスターに教えてもらった森のポイントに来てみたのはいいものの。…ちょっと…ものっすごい勢いでそこらへんの植物という植物がからみまくってるっぽいんですけどーーーーっっ??!普通の緑色のツタ系植物の他にも黄色いのとか青いのとか赤とか…、他にもでたらめな色の草が複雑怪奇にからみあって本気で巨大すぎる球体をなしている。まるででっかい毛糸だまみたい。うーん…これは…転がってるというより…鎮座ましましてるというか…。しかも植物100%ではなく、ところどころが不自然にでこぼこしている。この中に…なんか埋もれてたりするのかな…?ためしに表面の草をぶちぶちちぎってみたりしたけど、当然ながら中身はみえてこない。かといってーーーー焼いたり風で切り刻んだりすれば中身にまで影響でそうだしなー…2メートル以上ありそうな、草の毛糸だま。まあよくここまで育ったものね…とそこまで考えて。「…あ、そっか、そーだよ~何で気づかないかな自分~」答えは突然やってきた。燃やす刻む以外のもう一つの手段。究極にして最終的で絶対的な手段が。私は肩から下げたかばんの中をごそごそやって、茶褐色の液体が入った小瓶を2、3本取り出した。「こんなこともあろーかとっ!超高速除草剤!!カレルンデスZーーーー!!!」…いやなにやってんだって自分でも思ってます(笑)でもだけど、いくらでかかろーが、どんだけからまってよーが、しょせんは草。枯らしてしまえばどうということはないんである。(実はコレ、某血薔薇対策用に作ったんだけど効かなかったんだよねー…)3本まとめてフタをあけ、とろとろした除草剤を、うち2本は草毛糸玉の下のほうにたらし、残り1本はほうきで上昇して上から垂らす。…直後。上から下から、あっというまもなくカラフルな草毛糸が色を奪われ枯れ色に変化し、いくらもたたないうちに、巨大な毛糸玉のようだったそれは、球のかたちを保てなくなりばさり、と音をたてて地面に崩れ落ちた。ほぼ同時にーーーーーー『中身』も。今の今まで、冗談みたいにでかい草団子にからめとられてたのは。自動的にできた枯草のクッションに横たわっているのは…一体のロボだった。「……嘘……っ」天を突き刺すごとき、機体頭部の特徴的な2本のツノ。蒼と紅の装甲に身をつつんだ、その姿。そして…見間違いようのない、右手にしっかり握られた…斬魔刀。「…ア…アル…ト…?」なっ…なんでこんなとこにアルトが…っ?!?!ジュリス崩壊のはずみでヘンなトコに穴あいて跳ばされたにしてもナゼにンなとこでダンゴになってんのよう~~~???とかなんとか、ひとしきりアタフタあたふた。でもいくらアタマ抱えて騒いだってこんな深い森の奥。誰かが説明してくれるわけでもなし。「…って、あーあーあーあー、んなこと考えてるヒマないんだって…」そう。ここは異界。己が住む世界とちがう世界での理不尽なことを、いくらあーだこーだ1人で考えててもわかるはずもない。それよか早いトコ、アルトを連れて帰んないと…ざっとみたとこ、とりたてて致命的な破損箇所もないようだし、機能停止してるだけっぽいから、EN補給して、ちゃんと整備さえしてもらえば問題なく復活するはず…あ、でも…ジュリスにロボ整備工房なんてなかったような…うーん…?と思いをめぐらすことしばし。ハタと気がついた。…なんで忘れてたかな私…こういうメカ系にむっちゃ詳しい人がいるじゃない…っ!そのその次の瞬間には、アルトを本来なら捕獲用のカードの中にとりあえずしまい込み、自分が出せる限界ぎりぎりのスピードでほうきを飛ばし、この世界をあとにした。ちょっと前にネトゲで書いてたモノとちょっと手直ししてみましたσ(^_^;)続きはまた後日…
Dec 26, 2004
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こりずにまた2首。 白騎士のオクスタンランチャー月青く つめたさ宿すかその銃身に 行く道をはばむ存在ありしなば撃ち貫くのみただ一心に蛇足の一首… なんでだろー不吉な名前多いよねヒュッケは「凶鳥」ゲシュは「亡霊」
Dec 2, 2003
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…なんですけどね。前っからきになってたことが一つ…WAシリーズの麻痺回復アイテムに、「カッパのなんこう」ってあるんですが。…いるのかカッパ?!ファルガイアに?!(爆)とか思ってるわけですよ。でもモンスターとしては出てこないですしねー…昔話のなかとか。だってこうもどーどーと商品のネーミングに使われてるんですよ?!伝説とかなんか伝わってないと。とかムダに悩んでたりする今日この頃…(笑)
Nov 29, 2003
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えらいほっぽってましたが…久しぶりにスパロボやっててフト浮かんだ歌、三首ほど… 手にするは断てぬもの無き斬艦刀 雄雄しき巨神いま降りたちぬ 全て断つ剣とともに在りし影 黒き竜巻そら駆けるなり 烈しき翼しろがねの 其は疾く風の魔装機神
Nov 26, 2003
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ときたま、やたらと神経塔にこもりたくなる時がある。「バロック」はアイテムを床において並べたりできるので(笑)お気になソフトの一つなんだけど。回復アイテムの一つである「心臓」。コレを床に置くとなんかどくどく鼓動してるってゆーかうごめいてんのがちょっとイヤ(笑)まあナマモノなんだろーから(?)しょーがないんだろーけど…でもこれ、ただの「心臓」じゃなくて心臓の「種」とかいう名称で示されるってことはなに、じゃあこんなんがいっぱい鈴なりになってる木とかあったりするのかな…それは…かなり…イヤ(さらに笑)
Oct 24, 2003
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眠いのです。最近眠くて眠くてたまんないです。マジで一日中ステータス異常。眠気覚ましのガムとかコーヒーとかもあんまり効果ないし。ぬぅ(-_-;)舟をこぎつつ考える…。「眠り」をもたらすアイテムのバリエーションって結構少ないような。(って私のやるゲームが偏ってるだけか?(笑))そのまんま「睡眠薬」系のポーション類。オルゴール、竪琴とかの楽器類。あと…「眠り」効果が付与されてる武器とか。かな。その場合、だいたい「眠り」の魔法がかけられてる場合がほとんどだろーけど、ときたま強烈な睡眠薬が塗布されてるだけのがあったりしたりして(笑)…あ、だめだ…限界来た…続きはあした。…おやすみなさひ…( ~◇)Zzz
Oct 20, 2003
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ので、今日はカレーにしてみたり。最近はレトルトでもいろいろ美味しいの多いから嬉しいvで、ふと、カレーの出て来るゲームって何かあったかなー、って思ってたら、あったあった。「わくわくぷよぷよダンジョン」の、満腹度回復アイテムで。アルルといつも一緒なカーバンクルの大好物…だったような。確か。普通のカレーライス(満腹度50)くされカレーライス(満腹度25、おなかこわす)激マズカレーライス(満腹度25、毒におかされる)激辛カレーライス (満腹度25、あまりの辛さにHP半分)大盛カレーライス (満腹度100)超特大大盛カレーライス(食べ過ぎておなかこわす)…ってなラインナップで。んでもこのカレーって…誰がつくってんだろ。「もももショップ」オリジナルカレーとか?(笑)HP半分になるカレー、敵に投げると楽に倒せるのでお気に入りなんだけど…あんまり辛いからってHPがごそっと半分ももってかれるカレー…ってよく考えると…ちょっとコワ(さらに笑)
Oct 19, 2003
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日記書こうと思ったら大幅に日付かわってるやん~~(滝汗)…まいっか(オイ)今日、パン屋さん行ったら真っ黒けっけなパン見つけた。イカスミガーリックのフランスパンだって…美味しいんだろか…んで久しぶりに「アンジェリーク 天空の鎮魂歌」をPLAY。これって回復アイテムが食べ物・飲みものなんだよね。SO3も回復アイテムにいっぱい飲食物あるけど、アンジェほどHP用・MP用の区別はなかったっぽい。アンジェはそりゃもうきっちりと食べ物がHP回復、飲みものがMP回復、って決まってるし(笑)あとお菓子がステータスUP系…だったような。だけど回復魔法や魔法薬ならともかく、戦闘中にどーやって食べたり飲んだりしてんのかってーのは…(フルコースなんて特に…)やっぱ考えちゃいけないんかな(笑)
Oct 18, 2003
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ってことで、作っちゃいましたHP♪んと、プロフィールにも書いたんですが…ゲームやってて、アイテムがどっさりだと妙に幸せ感じます。…何でだろな(笑)で、私の思い出のアイテムって云うと。やっぱ「グランディア」で、一番最初にケンカ友達(?)のガンツから「冒険者を名乗るなら、隠された4つのアイテムを探してみろ!」っていう挑戦をうけて探すことになる、「伝説の鎧」こと「汚れたエプロン」「勇者の兜」こと「使い古しのナベ」「光の盾」こと 「ナベのフタ」「精霊の剣」こと「木剣」…かなっ♪アイテム探しからはじまるこのOPイベントは、私にとってまさにツボだったり…初めてやったRPGだから、でもあったんだけど。でもグランディアって…お気になアイテム、いっぱいあるのに、所持制限があるのがちょっと悲シイ。それでは新参者ではございますが、どぞよろしゅうに…_(_^_)_
Oct 16, 2003
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