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かなり密度の濃いテンポの速いものでした
。
私でさえ、ここノートに書きこみたい、と思っても書こうとしている間にもう次の話がどんどん進んでいます。聴きながら書き込もうとすると、
あちゃ、
なんて書くんだったっけ~~
と忘れてしまいます。90分の講演時間のうち、1時間たったところで3分間の休憩があっただけでした。
お隣に座っておられた方はかなり年配の男性で、やはりこのテンポの速さにはちょっとついていけないようなそぶりをされて、退屈されているようでした。
休憩のとき
「 ほんまに神さんいはる?
てみんな信じているんやろうかね~」
て私に声かけてこられてびっくり?
えっなんて?
さっきから何度も何度も、兄が神さまの慈しみは・・・ とこの部屋の中では「 神さま
」ということばは当たり前のように使われているというのに、このおじさまは「神さまの存在」なんて嘘っぱちですよね、と言わんばかりに問いかけてこられる、しかもこの私に・・・。
「え?神さまの存在ですか?」
このいきなりの突っ込みに動揺している自分を落ち着かせるために訊き返した。
「そうです!だって今どきこれだけ科学が発達した世の中ですよ、どうやって神の存在を証明するのですか?
いまどきの子どもたちだって信じないでしょう!!」
「実はうちにも小さな子どもはいるんですが、子どもたちって不思議なことを見つけるのが上手でしょう?
不思議なことを見つけるたびに自然と神さまを感じているように思いますが・・・」
「私はね、 神様を殺したんです
。」
一体全体この方はどういう方なんだろうと、固唾をのんでそば耳を立てました。
「私も戦争に行きました。天皇は神さまでした。
でもね、戦争に負けて天皇は人間になってしまった。
つまり 私たちが神さまだった天皇を殺してしまったんです
。
私たちは神を殺してしまったんです。」
なるもほど、そういうことなのか・・・
「でも、なぜカトリックになられたんですか?」
「カトリックは赦しの宗教です。僕らみたいな罪深いものも赦してくれはるって感じがしてね。
僕にとっての救いはこのことば
『あなたの信仰があなたを救った』
なんですよ」
そこで休憩時間は終わり、ふたたび兄の話が始まりました。
純粋に神殺しの罪を背負ったまま、いつか救われたいとの希望を持ち続けているお爺さんとの出会い。
まだその意味はわからないけれど、 確かに私にとって忘れられない出来事になりました
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