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umekichiya @ Re[1]:右岸。(10/29) トモとモモさん >やっぱり釘付けですか…
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2005.12.13
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長い長い人生の中で、心を動かされる人と言うのは、なかなか居ない。

僕はテレビ局の仕事を17年やってきている。

好きとか嫌いに関わらず、仕事柄色々と有名な女優と会って仕事をしたり、今をときめくアイドル達とも仕事をしてきた。

時代の最先端とも言うべき仕事で夜は夜でプロダクションの接待で銀座のクラブへと出かける。遊びにも歳相応、女性の扱いにも慣れているつもりだ。


しかし、僕の心はあの時から動かない。

人生は不思議だ。とても好きだった人とは学生時代に別れた。

「順一、貴方がこれから住む世界と私は似合わないから、サヨナラ」

僕はただ、君に誉めて欲しかっただけなのに君は去って行った。


「ねぇ、僕は何か君にいけない事でもしたかい?」



僕はいつの間にか会社でベテランと呼ばれた。

同期の奴らは、「順一はいいよな?うちなんて、子供が来年成人式だぜ!」

僕の心の時計は止まったままだった。

いや、永久凍土に閉じ込められた君への想いとこの世に対する絶望感を、仕事と言う名の麻酔薬で誤魔化して来たのかもしれない。

ある朝僕らは出会った。

その美しい人に僕の目は釘づけにされた。


「おはようございます。」


僕はまるで亡霊にでも出会ったみたいに、彼女の姿に魂が吸い込まれて行くのが自分でもわかった。

何で彼女の事を僕は知っているのだろう?

この懐かしい感じは?

あの声もあの笑顔も、あの話し方も?




不覚にも、彼女をそっと見ているだけで、涙がこみあげて来る?


忘れ去られた記憶が甦る様な感覚に僕は胸を抑える。

何故僕は彼女を見ただけでこんなにも切なくなるのか?

わからないのである。





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Last updated  2005.12.14 01:06:28


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