≪今日の卓上四季≫
「丹後の国余佐郡の住人」とあるから、いまの京都府北部、若狭湾に面した集落の
漁民だったのだろう。825年(天長2年)、水江浦島子が松船に乗って故郷に帰ると、
住んでいた村は波に浸食されて場所を移り、山も川もすっかりその様を変え、かつて
村里だった所は渕となっていたという。
鎌倉初期の説話集「古事談」が伝える「浦島子」の物語。
各地、各時代で語られる昔話「浦島太郎」のもとになった伝説のひとつだが、
浦島子が帰還した村の情景描写は大津波に遭った沿岸部のルポルタージュのようにも
読める。
若狭湾といえばー。直下で活断層が確認された敦賀原発や高速増殖炉もんじゅが
林立する。”原発銀座”。丹後の言い伝えには、後世への警告がこめられているのかも
しれない。
さて若狭湾のすぐ近く、滋賀県知事で日本未来の党代表の嘉田由紀子さんは
浦島子をご存じだったか。衆院選では環境学者でもある嘉田さんの危機感に共感し、
「卒原発」に1票を投じたかたもおられよう。
それが結党わずか1カ月で分裂とは。誰が浦島子で誰が亀か。乗ったのか乗せられたか。
政治物語は、おとぎ話よりも役回りが複雑だが、小沢一郎さんを「使いこなす」ことが
できなかったのだけは間違いない。
同党の得票は比例だけで342万票。開けてびっくり投票箱、願は海の藻屑・・・では
有権者は浮かばれぬ。
2012.12.28 道新より
昔話には 後世の人たちへの 警鐘が・・・
もっともだと思う。
日本海の津波は多きですからね。
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Comments
majyoちゃんさん