オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年03月26日
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3月26日(火)ベルリン放送交響楽団のコンサートに行って来ました(サントリーホール)。

・モーツァルト:『フィガロの結婚』序曲、ピアノ協奏曲第21番(アンスネス)、ベートーヴェン:交響曲第7番(マーラー編曲)

アンスネス、よくぞ舞台に立ってくれました!
腕の不調からリサイタルがキャンセルとなりとてもがっかりしていたのですが、曲目をブラームスのコンチェルトからモーツァルトの第21番に変更して、協奏曲を弾くために来日してくれたのです。どちらかと言うと大柄な体格から受けるイメージとは違い、端正で暖かみのある音色で何とも聴き応えのあるモーツァルトでした。万全ではないので本来アンコールをせがんではいけないのでしょうが、取り上げてくれたモンポウの「街外れ第一曲」はこれまた秀逸でした。素晴らしいピアニストですね。
後半のベートーヴェンですが、マーラー編曲とのこと。マーラーがベートーヴェンの交響曲を編曲していたこと自体初めて知りました。確かに聴き慣れたものとは違うことからやや違和感があったのですが、それよりも何よりも、オーケストラが全般的に一枚落ちる印象があり、最後まで不完全燃焼状態だったのです。その為か、ユロフスキーもどういう指揮者なのか最後まで掴めないで終わってしまった印象です。
仕事中にちょっと嫌なことがあり、そのストレスによりややささくれ立った状態でコンサートに臨んだ聴き手に原因はあるのだと思うのですが・・・。

何はともあれ、アンスネスの回復を心から願うばかりです。是非万全な体調で来日してもらい、今回予定していたプログラム同様、カーニバルをメインプログラムにしたリサイタルの実現を心待ちにしたいと思います。





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最終更新日  2021年08月18日 20時22分02秒
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