オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年07月03日
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7月3日(水)ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(フィッシャー)、交響曲第1番

女流には相応しくない表現かもしれませんが、フィッシャーは堂々としていて貫禄を感じさせました。
フィッシャーのヴァイオリンは音色は硬質、豊富な音量で力強さに圧倒される印象で、一言で言えば「凄い」ブラームスでした。しかし、ヴァイオリンに対して抱いている自分のイメージとはやや合わなかったことも事実で、ハッとさせられる美しさや知らず知らずのうちに引き込まれて行くような感覚はありませんでした。只、アンコールのパガニーニ:カプリース第2番は文句のつけようがありませんでした。

後半のブラ1です。何年か前に聴いた時も同じ曲だったと思うのですが、「端正な」との記憶以外正直あまり印象に残っていませんでした。細かいところにはあまりこだわらず、オケの主体性を尊重しつつ全体感で音楽を作って行くイメージで、ヴァイオリンとヴィオラはビブラートを抑え気味で硬質な響きとしているのが特徴的でした。オケのレヴェルは至って普通で総合的には悪くはないのですが、これと言って印象に残ったこともありませんでした。
フィッシャーの印象が際立った一夜でした。





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最終更新日  2021年08月18日 20時28分26秒
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