佐藤 錦

佐藤 錦

2005/06/06
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バスの排気ガスをヘルメットの中に充満させながら 急に周りの雰囲気に
変化が生じたな と思ったら そこはもう高野山の参道入り口なのであった。

特にバイク置き場などなく、自然と多数のバイクがおいてある場所へ置く。

いつも思うが、こういう観光地だからこそ 有料のバイク置き場がないものだろうか。
バイクはクルマと違い 荷物を後ろに括り付け、いちいちそれを全部持って観光
する奴はいない。
全くの無防備なのだ。
観光バスやクルマは、ロックがかかるから駐車場の管理責任も半減する上に
場所を取るから 駐車料金も 多少高くても皆 払うという算段なのだろう。



考えてみると、バイクから離れて歩くのは、五条を出てから初めてであり
足が 重い。


ちょいと一息 コーヒーブレイク



おもむろに 参道を歩き始める。
いつもの悪い癖で、気が付くと 早歩きになっている。

今日は仕事ではないのだ。

日本人の悪い癖である。
立ち食い蕎麦 早食い ラーメン

店が悪いと言っているわけではない。
時間に追われるばかりに 味わうということを忘れがちなのである。

歩みを緩める。

すると、視線が上がり、参道の周りの杉木立の なんと勇壮なことか。


その間を縫い 独り霊験あらたかな雰囲気にいた。

新鮮な空気、小鳥の囀り・・

バイクに跨っているだけでは 決して得られなかった日本の落ち着きが
そこにはあった。

参道から少し離れたところの 至る所に 歴史上の有名著名人の墓所がある。


しばらく行くと 霊園に出る。

といっても 一般の寺で見られるようなスタンダードなものから 豪いゴージャス
なものまで様々であり 見ていて面白い。

個人所有で立派なものは 大阪の方が多く その他 企業の慰霊碑も多い。

別に操業中の事故とかを弔っているのではなく 盛業のお礼の意味があるのである。
面白かったのは 日産。

今は復活したが、当時は長いトンネルの中。

墓石の前に ステアリングとターボのプレート ブルーバードのプレートに
ドアミラーが 置いてある。
今は常識となったこれらの品々は、日産が量産車に初めて取り付け売り出した。
やるじゃないか 日産。
見事に復活を遂げた今となっては ささやかな思い出である。

伊勢神宮と同じく あるところまでくると そこで一般人は終わり。

でも その場所の思い出が全く無い。

それだけ 参道の雰囲気が良く 私の観光地に対する考え方、ツーリングに
対する考え方を根本から変えさせた 高野山なのであった。

駐車場へ戻ると 回りに群れていた筈の大型達の姿はすでに無く、私の400
が1台ポツンと 主の帰りを忠実に待っていてくれた。

今日の泊まりの予定は 潮岬。

これから高野龍神スカイラインという とても素敵な名前の道に 分け入ってゆく。


高野山の特選情報










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Last updated  2005/06/06 10:39:21 AM
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