じゃんす的北京好日子 東京編

じゃんす的北京好日子 東京編

早稲田MBA受験記


(早稲田大学ビジネススクール:WBS) 受験体験記

【受験のきっかけ】
海外MBA留学する友人はいましたが、自分には縁がないものだと思っていました。
過去には通信でMBAを学んでいる同僚もいましたが、一緒に深夜までプレゼン準備をした後に帰ろうとしたら、その同僚が「これから課題あるから」と学校の課題をやり始めたのを見て、マゾなのではないかと思いました。
そんな自分がMBAを受験しようと思ったのは、最近身近な友人が複数日本のMBAに通い始めたことに影響を受けたからです。
この年齢になって、また大学に行くという選択肢があるなんて思いもよりませんでしたが、調べてみたら実に多くの大学が社会人向けコースを実施していて、MBAのコースも実に多様でした。
私は2016年入学ですが、このタイミングで北京時代の友人たちがみんな大学はバラバラですが同じタイミングで4人も入学しました。


【情報収集と志望校決定】
ネット、書籍、各大学の説明会、MBAフェアなどのイベントで情報収集しました。
模擬講義を受けてみて、活気があって内容が面白かった、早稲田と青学を志望することに決めました。
早稲田は秋募集と冬募集の2回、青学は3回チャンスがあります。
早稲田の秋募集に落ちても青学の第3回目の募集には間に合うので、まず早稲田に絞ることにしました。


【入学願書】
まず、入学願書を提出する必要があります。
ここで重要になるのがエッセイです。テーマは下記の3つです。

1. これまでの実務経験(または実務に相当する経験)のなかで成し遂げたこと、および現在(離
職中の方は直近)の担当業務に関する詳細(職務、職責、業績など)について説明してください。(1000 字以内)
2.あなたのキャリアゴールを具体的に設定してください。それをどのように達成しますか?
当研究科における学習・研究がその中でどのような意味を持ちますか?(500 字以内)
3.当研究科におけるあなたの志望プログラムへの期待と入学後に予定している研究テーマに
ついて、以下の項目(テーマとそのテーマに取り組もうと考えた理由)に言及した上で具体的に述べてください。(1000 字以内)

これは要するに、過去自分はこういう仕事をしてきて、こういう課題を感じていて、それを解決するためにWBSでこういう学習・研究がしたい、そして将来それをいかしてこうなりたい、という過去現代未来を明確に説明できればよいということです。

この答えは自分の中にしかないので、どれだけ自分と向き合えるかということになると思います。
この作業は自分のこれまでのキャリアの棚卸しができて、良い経験になりました。
もし試験に落ちたとしても、これはやっておいてよかった作業になったと思います。

ここでぶれない軸が作れれば、一次試験はともかく、二次試験の面接は突破できると思います。


【一次試験】
フォルクスワーゲンが不正するに至った理由の考察(800字)と、同社はどうすべきだったのか(600字)、について、新聞記事の切り抜きを引用しながら答えるというもの。試験時間は90分です。

これまでの過去問とスタイルが違ったので、若干戸惑いましたが、新聞記事の切り抜き以外の情報は入れてはならないという縛りがあったので、経営学の知識があまりない自分にとってはラッキーと思いました。とにかく、埋めました。


【二次試験】
一次試験で半分くらいに絞られるようです。二次試験は面接です。
質問は、なぜMBAか、なぜ海外ではないのか、なぜWBSかということから始まり、あとは語学の資格を願書に書いていたからか、どうやってTOEICのスコアを上げたのか、とかも聞かれました。
その後は、仕事忙しそうですが、本当に通えるんですか、など。
意外だったのは学生時代にバンクーバーに留学したときに得たものはありますか、というもの。相当昔のことなので記憶の彼方でした。一応願書に書いておいたことですが、書いた事は何を聞かれても答えられるようにしておいたほうがいいですね。

【合格発表】
最近の合格発表はネットなんですね。
スマホで受験番号確認して、「おしっ」と小さくガッツポーズしました。
ここで自分の中ですっかり封印していた記憶が蘇るのですが、大学受験の時に早稲田落ちてるんです。
埼玉から原付で1時間半かけて見に行って、絶望状態でまた1時間半かけて帰ったことを思い出しました。
当時は仮面浪人しようかとも思いましたが、これは相当意志が強くないと無理で、数か月もすると忘れてしまうんですよね。
まさか10数年ぶりにリベンジを果たせることになるとは。掲示板の前で肩を落としている昔の自分に「大丈夫、相当先だけど、受かるから」と言ってあげたいです。


【入学後のこと】
一番良いのは、「全員前向き」という環境に身を置けることです。
みなさん、仕事しながら高い学費を払って学習しに来ているので、それは学習意欲が高いです。非常に刺激を受けます。
そしてバックグラウンドが非常に多様で優秀で、一晩中質問攻めにしたくなるような人たちばかりです。
早稲田MBAは500人という規模なので、学生同士の化学反応がいたるところで起こります。
もちろん、授業は最高に面白く、新たな気づきを得られることばかりです。



早稲田大学大学院経営管理研究科(MBA)を選ぶべき10の理由はこちら

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