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2022年05月17日
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カテゴリ: 結跏趺坐
2022年5月17日

報徳記を読む 現代語訳 第二集 報徳記巻の2

先生横田村里正円蔵を教諭す その3

( むら ) ( ) ( をさま ) り、 土地 ( とち ) ( ひら ) け、 細民 ( さいみん ) ( ゆた ) かならば、 ( ) ( こう ) 里正 ( しやうや ) ( ) す。 土地 ( とち ) 荒蕪 ( くわうぶ ) し、 細民 ( さいみん ) ( つぶ ) れ、 貧困 ( ひんこん ) ( せま ) り、 人気 ( にんき ) ( みだ ) るゝ ( とき ) は、 里正 ( しやうや ) ( つみ ) にあらずして ( たれ ) にか ( ) せんや。 地頭 ( じとう ) ( これ ) ( うれ ) 数年 ( すうねん ) ( ちから ) ( つく ) し、 旧復 ( きうふく ) 方法 ( はうはふ ) ( くだ ) ( たま ) ふといへども ( ) ( しる ) しなく、 ( つひ ) 小田原 ( をだはら ) 歎願 ( たんがん ) せられ、 小田原 ( をだはら ) ( こう ) より 興復 ( こうふく ) ( みち ) ( つく ) されしも、 弥々 ( いよいよ ) 衰弊 ( すゐへい ) ( なが ) 引立 ( ひきたて ) ( いろ ) ( あら ) はれず。 ( ) ( めい ) ( ほう ) 出張 ( しゆつちやう ) せしより 以来 ( いらい ) ( すた ) れたるを ( おこ ) し、 ( たみ ) ( めぐ ) み、 ( ひる ) となく ( よる ) となく 肝胆 ( かんたん ) ( くだ ) 再復 ( さいふく ) ( みち ) ( ほどこ ) し、 ( かみ ) 君命 ( くんめい ) ( はづか ) しめず、 ( しも ) 邑民 ( いふみん ) ( やす ) んぜんとするの ( ほか ) 他事 ( たじ ) なきことは ( なんぢ ) ( また ) ( あきら ) かに ( ) ( ところ ) なり。 ( くん ) ( こう ) 下民 ( かみん ) ( あはれ ) ( たま ) 高恩 ( かうおん ) ( かく ) ( ごと ) くにして、 ( むら ) 里正 ( しやうや ) たる ( なんぢ ) 漠然 ( ばくぜん ) ( あづ ) からざるものの ( ごと ) くなるは ( また ) ( なん ) ( こゝろ ) ぞや。

令和4年5月8日現在
「報徳記を読む」第二集ー報徳は精神改革であるー
全ルビ付原文、現代語訳、参考資料 (2014年11月28日発行)

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💛「報徳記」の原文(全フリガナ付き)を輪読してみませんか?

第2集、第3集は絶版ですが、第1集は手持ちが少しありますので、読書会等で「報徳記」の原文を輪読されたい読書会等がありましたら、上記の公共図書館に寄贈し蔵書となっている本(「報徳記を読む」第1集)の奥付に連絡先のメールアドレスが載っていますので、ご連絡ください。

💛Mさんからメールが来た。
「おはようございます。
お手紙と資料もありがとうございました。仕事も難航していましたが、
ようやく落ち着きました。しばらくは、ゆっくり過ごしたいと思います。」とあった。
仕事が大変だったようだ、お疲れ様。

Mさんは、森町の庵山の観音様の修復、鳥居信平の映画、そして今回編集中の冊子について、それぞれ推譲してくれていて、感銘を受ける。

そこで返信のメールを送る。

「お仕事ご苦労様です。
いま12月の報徳講座に向けて『駿州報徳の師父と三遠農学社』をまとめていますが、三遠農学社の松島授三郎についてこんな逸話があります。

松島は、若い頃に易者に見てもらったところ、あなたは三十三歳の頃には大難があって命はないと言われた。そこで何とか長生きをする道はないかと考えた末、報徳の先生の荒木由蔵に話すと、「そんなことは心配しなさんな、報徳をやれば、きっと長生きができる」と言われて、早速寿三郎と言う名を負い、報徳の道の研究を励んだ。その後、明治二年、松島が三十三歳の時、居村の羽鳥村の地籍で、天竜川の堤防が切れて大洪水となり、松島の家も被害をこうむり、幸い屋上に上っていて辛うじて命だけが助かった。それが先年易者の予言した年だった。そこで松島は大いに感じ、これは全く報徳のお陰であったと喜び、益々報徳のために心身を傾けるようになり、その年の秋、隣村石原村に仕法を行い、五十戸の住民は救われた。それ以来、報村の道に精進すると共に、地方を教化し、明治十二年伊平村に農学誠報社を組織したのが、三遠農学社の前身なのである。」

あるいは私も宮下さんも知らぬうちに報徳のおかげをこうむって無事にいられるのかもしれませんね。

今度また遠州に一緒に行って報徳を学びましょうね(^^)」





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最終更新日  2022年05月17日 06時00分09秒


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