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ビクターへ

 1987年4月1日豊島公会堂での「バクチク現象」ライブを成功させたBUCK-TICKは初のツアー「HURRY UP MODEツアー」がスタートしました。ツアーといっても東京~大阪を往復の計10箇所でしたが。成果は上々で「バクチク現象」がまぐれではなかった証明にもなりました。
 そして重要なメジャーデビューをするための契約先をどうするかという問題。メンバーにとっての最優先事項は自分たちがBUCK-TICKで有り続けられることでした。契約先の都合でメンバーのイメージを変えられたりバラバラにされることを避けるために。実際そういう事実は多々あったのも確かです。
 最終的に選んだ契約先、ビクターでした。そこには現在もB-Tのレコーディングのプロデュースをすることになる田中淳一氏がいました。田中氏はB-Tの音楽性、才能をよく理解した上でB-Tと一緒にやっていきたいと考えていました。
 6月16日渋谷ライブ・インにてバクチク現象2が行われました。ここでメンバーはファンにビクターとの契約を発表しました。
 「夢が現実になる瞬間って、こんなものかな」…今井寿
 今井がこう思ったのも当然かもしれません。あっちゃんがヴォーカルになり、アニイが加入してから1年半位経過してのメジャー入り実現となりましたから。期待と不安が入り混じりつつB-Tは待望のメジャー入りを果たしました。1987年6月18日のことでした。
 そして9月21日ライブ・インでのライブを収録したビデオが発売されました。これがBUCK-TICK初のメジャーデビューとなりました。レコード、CDからじゃなくビデオからというのは結構珍しいかも。
 1.TO-SEARCH
 2.HURRY UP MODE
 3.MOON LIGHT
 収録曲は3曲だけと少ないですが。個人的に気に入ってるのは3ですね。パッケージの撮影の模様が抽入されてますが、普段のメンバーの素顔が映し出されているのがいい。笑っているユータ、おどけているアニイ、メイクに没頭してる今井、躍動するヒデ、静かに微笑んでいるあっちゃん。こういう姿が見れるのはファンとして嬉しいものです。
 こうしてBUCK-TICKはビクターと契約をし、メジャーデビューを果たしました。次はメジャー初のアルバムです。



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