2枚目のアルバム「SEVENTH HEAVEN」のレコーディングが終わって間もなく今度は3枚目のアルバムのレコーディングとなりますが、その前に初のシングル「JUST ONE MORE KISS」のレコーディングが始まりました。まあシングルということで1週間でおわりました。今井は特にシングルであることに意識せずB-T本来の良さを出すことに意識を傾けました。逆にあっちゃんはシングルであることを意識して詞を書いたようです。
この辺り上手く融合した結果初期を代表する名曲が生まれました。10月26日に発売されました。
1.JUST ONE MORE KISS(櫻井敦司/今井寿)
2.TO SEACH(今井寿)
当時のライブバージョンをそのままの2も中々の出来だと思います。そして9月にB-Tはイギリス・ロンドンへレコーディングに行きます。しかし多忙なスケジュールのためこのときもろくなリハーサルもなしだったので現地のプロデューサーに怒られることに…
1.ICONOCLASM(今井寿)
2.TOKYO(櫻井敦司/今井寿)
3.S○X FOR YOU(櫻井敦司/今井寿)
4.EMBRYO(櫻井敦司/今井寿)
5.”J”(今井寿)
6.FEAST OF DEMORAL IZATION(ヤガミトール/星野英彦)
7.ANGELIC CONVERSATION(今井寿)
8.SILENT NIGHT(櫻井敦司/今井寿)
9.TABOO(櫻井敦司/今井寿)
10.JUST ONE MORE KISS(櫻井敦司/今井寿)
それでも1のような今でも演奏される名曲が生まれました。LUNA SEAのJがこの曲がきっかけでB-Tと今井のファンになり、トリビュートでカヴァーしたほどです。2はGLAYのHISASHIが出演している「RX-72」でたしかBメロだったかな?かすかにノイズが入っているのを指摘してゲストで登場してた今井に質問してたな…。3は…言うまでもない…(^_^;)
4は背徳の匂い漂う曲です。5は切り裂きジャックをイメージした曲。6はアニイ初の作詞でヒデが作曲です。あっちゃんと今井の負担を和らげようという意図で書いたようです。アニイなりにあっちゃんに合わせた感じかな?
7も1同様今も演奏されてる名曲です。このとき今井は23歳。23歳でこの曲を生み出せるセンスと才能…やはり天才といっても言い過ぎじゃないでしょう。8はじつは日本でデモテープを作ったのに忘れてしまい、レコーディングのときに改めて作ったようです。ちなみにオリジナルは今井曰くこっちのほうは地味だとのことです。
アルバムタイトル曲である9で終わると重いと判断したのか最後にシングル曲である10を持ってきました。確かにJUST~を持ってきたおかげで救われた感がしたのは確かです。
レコーディングから帰国してすぐにSEVENTH HEAVENのツアーが始まりました。3枚目のレコーディングのあとに2枚目のアルバムのツアーとは…無茶ぶりもここに極まれり…(ーー;)ちなみに12月31日日本レコード大賞で新人賞に選ばれました。これがB-Tはじめての日本武道館なのかな?
そして1989年1月18日3枚目のアルバム「TABOO」がリリースされました。更に翌1月19日、20日「SEVENTH HEAVENツアー」の最終公演として日本武道館での初ライブを開催されました。メジャーデビュー1年ちょっとでよくここまで辿り着いたものです。
3月22日からツアーが始まりますが、このあとBUCK-TICKに思いも知らぬ事件が訪れます。