New Worid

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終焉

 1991年11月27日ミシガン州デトロイトにてサバイバーシリーズ91が開催されました。今回はサバイバーシリーズ初となるWWE世界王座戦が行われました。そして超大物のあの人が初登場など見どころ満載です。
 全試合紹介です。第1試合はリック・フレアー&”ミリオン・ダラーマン”テッド・デビアス&ザ・マウンティ&ウォーロードVS”ラウディ”ロディー・パイパー&”ヒットマン”ブレット・ハート&”ブリティッシュ・ブルドッグ”デイビーボーイ・スミス&バージル。第2試合はサージャント・スローター&ハクソー・ジム・ドゥガン&”テキサス・トルネード”ケリー・フォン・エリック&ティト・サンタナVSカーネル・ムスタファ&バーサーカー&ハーキュリース&スキナー。第3試合はハルク・ホーガンVSジ・アンダーテイカーのWWE世界王座戦。第4試合はナスティ・ボーイズ(ブライアン・ノッブス&ジェリー・サッグス)&ビバリー・ブラザーズ(ボウ&ブレイク)VSザ・ロッカーズ(ショーン・マイケルズ&マーティ・ジャネッティ)&ブッシュワッカーズ(ルーク&ブッチ)。第5試合はリージョン・オブ・ドゥーム(アニマル&ホーク)&ビッグ・ボスマンVSナチュラル・ディザスターズ(アースクエイク&タイフーン)&IRS。WWE世界王座戦をメインにせずにあくまでもイリミネーションマッチをメインにしたことでPPVの主旨を守ったのでしょう。
 まずは第1試合。リアルタイムでこの人がWWEに来たときはホント驚きました。リック・フレアーだけは来ないだろうと見ていたので。ハーリー・レイスは”キング”、ダスティ・ローデスは水玉模様の衣装を着た。しかしフレアーはあくまでも”リック・フレアー”としてWWEに登場しました。やはりフレアーは別格だったということでしょう。対戦相手にパイパーがいるのも興味深いです。旧クロケット・プロではライバルとして、親友でもあった男が対峙していたのが。試合はフレアー1人勝ち残りに成功。第2試合ですが、スローターは再び鬼軍曹に戻りました。正確にはイラクの洗脳から解き放たれたですかね。やはり鬼軍曹じゃないスローターはらしくなかったということですね。バーサーカーなるキャラですが、風貌はまるでブルーザー・ブロディのコピー。しかし中身はあまりにもブロディとはかけ離れてます。見た目だけのお粗末なレスラーです。
 そしてサバイバーシリーズ初のWWE世界王座戦。ちょうど1年前WWEに登場してホーガンとの対戦を実現させたテイカーの実力は見事といっていいでしょう。そして試合はホーガンの完敗。フレアーの介入があったとはいえほとんどいいところがないままホーガンが負けてしまうとは想像できませんでした。この時点ではテイカーはヒール。しかし観客の反応はテイカー支持に傾いていたのも確かです。第4試合はいよいよショーンがジャネッティと決別を決意しました。連携の誤爆からの仲間割れという展開はお約束ですが、ここではまだ仲間割れと決まってたわけではありませんでした。サバイバーシリーズの数日後2人は和解の握手をしましたが、直後にショーンがジャネッティにスーパーキックを浴びせてチーム解消を決定付けました。こうして”ボーイ・トーイ”そして”ハートブレイク・キッド”ショーン・マイケルズが誕生しました。
 メインですがフレアー登場、テイカー王座獲得、ショーンの自立があまりにも印象深いので完全に喰われた形となりました。やはりWWE世界王座戦をメインに持っていったほうが良かったかも。なんとも波乱に満ちた今回のサバイバーシリーズでした。



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