New Worid

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メガ・パワーズ結成

 1988年8月29日ニューヨーク・MSG(マジソン・スクエア・ガーデン)にてサマースラムが開催されました。WWE4大大会の1つとして定着してますが共通して言えることは最初がうまくいったから現在も継続しているということでしょう。
 記念すべき第1回大会の目玉はハルク・ホーガン&”マッチョマン”ランディ・サベージのメガ・パワーズ結成でしょう。更にエリザベスが加わるわけですから豪華な組み合わせといっていいでしょう。対するのはアンドレ・ザ・ジャイアントと”ミリオン・ダラーマン”テッド・デビアスのコンビ。メインの試合を含めて計10試合が行われました。
 第1試合はブリティッシュ・」ブルドッグス(ダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミス)VSファビラス・ルージョーブラザース(ジャック&レイモンド)。第2試合はバッドニュース・ブラウンVSケン・パテラ。第3試合は”ラビッシング”リック・ルードVSジャンクヤード・ドッグ。第4試合はパワー・オブ・ペイン(バーバリアン&ウォーロード)VSザ・ボリシェビックス(ニコライ・ボルコフ&ボリス・ズーコフ)。第5試合はホンキー・トンクマンVS不明によるWWEインターコンチネンタル王座戦。第6試合はディノ・ブラボーVS”ザ・ロック”ドン・ムラコ。第7試合はザ・デモリッション(アックス&スマッシュ)VSハート・ファンデーション(”ヒットマン”ブレット・ハート&”アンビル”ジム・ナイドハート)のWWE世界タッグ王座戦。第8試合はビッグ・ボスマンVSココ・B・ウェア。第9試合はジェイク”ザ・スネイク”ロバーツVSハーキュリース。そして第10試合はhホーガン&サベージVSアンドレ&デビアス。
 まずはブルドッグスVSルージョーズから。はっきり言ってこの両チーム険悪な関係です。キッドの自伝”ピュア・ダイナマイト”でもキッドがいかにルージョーに対して悪感情を抱いているかが伺えます。まあさすがに試合でそういう素振りははみせませんでしたが。引き分けに終わりましたがスミスは全然活躍してないし。第2試合のブラウンVSパテラは完全にブラウンの試合でした。まあブラウンというよりアレンという呼び方がしっくりいくんですが(^^;)第3試合のルードVSドッグは微妙ですね(苦笑)ルードがトップロープに上がって何を思ったかタイツを下げたときはおいおい!!と思いましたよ(^^;)よく見ると女性の顔が描かれてましたが実はロバーツの嫁さんの顔だったと。それでロバーツがブチ切れて乱入。まあ無理もないけど凄い怒り様でした。第4試合ですがパワー・オブ・ペインについて説明します。ビジュアル的にはあのロード・ウォリアーズそっくりでファイトスタイルもかなり似通ってます。ただしバーバリアンは柔軟ですがウォーロードはかなり硬いし動きもぎこちない感じです。AWAの名レスラー、バロン・フォン・ラシクが何故かマネージャーになってます。
 第5試合ですがホンキーの対戦相手が不明となっているのは元々の相手はブルータス・ビーフケーキだったのですが、数日前にロン・バスに襲撃され出場不可能となったので急遽代役登場となりました。ホンキーが誰でも来い!!などとイキがっていたらアルティメット・ウォリアー登場で動揺してます(笑)しかもあっという間に秒殺され1年以上保持していたインタコンチのベルトを失ってしまいます(^^;)ウォリアーはこれでホーガン、サベージに続くステータスを得ました。第6試合ですが結構単調な試合だったので割愛。ムラコが”ザ・ロック”と呼ばれていたという事実について。ロックといってもドゥエイン・ジョンソンの場合は名前のロッキーからロックと呼ばれるようになりましたが、ムラコの場合はロック=岩という意味。まあこの呼び方は定着しませんでしたが。第7試合のWWE世界タッグ王座戦は結構面白かったです。タッグマッチのお手本のような内容でわかり易かったです。しかしデモリッションは見かけとは裏腹に狡猾です。まだまだこの頃のブレットは青いな(^^)。第8試合ですがアテテュード時代でまさかの復帰をしたビッグ・ボスマン初登場です。アテテュード時代は警備員みたいな格好ですが元々は刑務所の看守というキャラでした。そっちのほうがしっくりいきますね、個人的には。第9試合はルードに嫁さんを侮辱されて超不機嫌なロバーツがウサを晴らすかの如く勝利。
 ではメインですがこの頃のホーガンとサベージの立場を説明すると、ホーガンは別格のスーパースターでサベージはWWE世界王者。同格として見られてましたが、ホーガンがサベージに気を使っている様が伺えます。一方アンドレとデビアスの2人は良好です。このあたりの差が序盤メガ・パワーズに不利な展開となりました。しかしそれを補ったのがなんとエリザベス。スカートを下ろしてアンドレとデビアスの注意を引きます。これを見事に衝いたメガ・パワーズが逆転勝利。少なくともこの時点ではホーガンとサベージの関係は良好でした。それにヒビが入るのはサバイバーシリーズ88でした。



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