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『杉浦康平と写植の時代』・阿部卓也 ・慶應義塾大学出版会〜副題「光学技術と日本語の時代」155☓215ミリ、図版も多くあり486頁〜およそ2キロ重かと!! 寝ながらは読めません、が 寝ながらでした。・・・杉浦康平の装幀だった『銀花』によっての親近感。毎日新聞年末恒例の選書者たちによる「年間3冊」にて、鹿島茂氏も2位にあげていた本書〜「カタカナ のレイアウトに苦労したデザイナー杉浦康平が日本独自に発達した写植といあ複製技法と出会うことによって起こった印刷革命をその終焉まで追跡した研究書。ストーリーテリングの巧みさが際立つ。」と。 察する通りフセン多くまとめきれません、表紙裏の惹句でさえ1頁分ほど。・杉浦デザインの誕生と写植の革命(1956-1964) の 1章から 10章・写植の種ぅ円と書物の最後の光芒 (1987-2001) そして・終章。フセンの一部〜・杉浦デザインの矛盾と創造性 「杉浦康平の仕事をいくつかの外的な文脈に附置することで浮かび上がってきたのは、彼の思想、実践、その結果が作り出した 影響といったものが、かならずしも整然と割り切れるものではなく、むしろねじれあい、時に相反し、矛盾した結果を生み出してきた有り様である。そのようなねじれは、杉浦の実践がいくつもの意味で 原理的な困難や矛盾を内包しているために生じたと考えられる。だが同時に杉浦デザインの創造性の源泉は、その矛盾にこそあったと言うこともできる。」〜膨大な資料と深く広い歴年の考察が凝縮してる! 23/3発行の大著、専門的と見えても、ツマさえ興味をおぼえる一冊。「日宣美』や「和田誠」字にも触れ ており、凸版印刷の展示にもよく行かれる ブログ LAvienさんに 補足願いたいもの。
2024.09.20
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御侍史漢字読み意味知る秋日<検索結果>【医者宛の手紙や封書の宛名に添える脇付で、「先生に直接渡すのはおそれ多い為 秘書やお付きの人が開けてください」という意味】なそうな!。☆入院していた病院の医師から近隣の医院への手紙でした☆
2024.09.19
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『あさって より先は、見ない。』 ・山本ふみこ ・清流出版 ・23/4発行〜以前『忘れてはいけないことを、かきつけました』をタシカUPしましたが、1958年生 随筆家。 ・旅するように暮らす・食べる・泣きそうになる・日常愛・くまがや日記 ・十年後のわたし 5章33篇 「ー経済の心配、家族内の心配、病気の心配、自分の特性を理解されない心配」・老後・認知症」 「心配の必要の無いことまで箇条書きにして、端からていねいに心配する。そんな心配は過剰では ないでしょうか。ー 困る事が起きたら、そのとき困ろうと、思い直すのです。」 著者近影も。 『美味しいと懐かしい』 ・暮しの手帖編集部 ・23/5発行〜「随筆集 あなたの暮らしを教えてください 4」タシカ 「1 何げなく恋しい・・」を以前UP、 の続編。各界 69人!! による随筆アンソロジー233頁!! 〜テーマは 【上手な梅干しを漬ける手は 宝物だ】 中島京子・辰巳芳子〜梨木香歩・立川談春・伊達公子・春香・ツレヅレハナコ等々 だれもが知っている【ヒト】たちの「料理・食の思い出」が詰まっている一冊。「あとがき」には 「『暮しの手帖』は、1948年の9月【もう二度と戦争を起こさないために、一人一人が暮らしを大切 にする世の中にしたい】という理念のもとに創刊しました。 ー今年で75周年」との一文も。 『曇る眼鏡を拭きながら』 くぼたのぞみ・斎藤真理子 ・集英社 23/10発行〜1950年生のくぼたさん と 1960年生の斎藤さんとの往復書簡、2021/12〜2023/1間。13篇233頁 くぼた「真理子さんが【翻訳している時間】について、編集とくらべて『平穏』とか『平和』に近い と書いているのを見て、はたと膝を打ちました。ー」 真理子「ー手紙のやりとりは、生活の柱で、 そしてのぞみさんの詩心が、その知性と視野をささえているのだなと痛感したので。ー」と「あと がき」・・いずれにしろ、「翻訳」「本にも疎ければ、話の内容についていけなかった、、、。 『好日絵巻』 ・森下典子 ・PARCO出版 ・20/7発行 ・125頁〜最初に言っておきます、素敵に美しい【絵本】です!! 副題「季節のめぐり、茶室のいろどり」 タシカ22/4にUPした『鈴木成一デサイン室』にとりあげられていた『好日日記』の第二弾と。 だから装丁は同室、前著につづき「絵を柿たいという思いがいよいよ止みがたくなった。大好きなお 道具と茶花とお菓子をえがいて集め、本になればいいなと思った。季節巡りの【絵巻物】のような 本である。一期一会の稽古の日々を、永遠に留められますように・・・。」 ・年のはじまり ・春「光」から始まる ・夏「水の美しさ」 ・秋 透き通った「風」を聴く ・ 冬「火」を見つめる 22,篇、文もさることながら「ゑ」「にうっとりして、あっと言う間。 春の茶菓に、【菜の花畑】の「ゑ」「を見たツマ、"これは当地菓匠店のもの"といいあてました、、、。
2024.09.18
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正剛は名月と在りうつろふて☆topと同じ↑ですが、、今夜は望めそうもないので★
2024.09.17
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落ちひと葉あはひうたかた色にこめ
2024.09.16
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◎『市川房枝、そこから続く【長い列】』・野村浩子 ・亜紀書房〜23/4発行 23/5/17図書購入、読了5/19 副題「参政権からジェンダー平等まで」〜イチカワフサエ さん! ご存知ですか、おわすれですか? 著者1962年生ー312頁。「はじめに」〜「ー 80歳を超えて、なお現役であった政治家・市川房枝とは、どんな人だったのか。今を生きる人には想像もできないか もしれないが、明治半ばから戦前にかけて女性に選挙権はなかった。当然ながら女性の政治家はひとりもいなかった。それどころか、女性の政治参加は法律で【禁止】されていた。ー」 表紙惹句〜「100 年前から、市川房枝は女性の地位向上を訴えた。いまよりさらに男尊女卑、性別役割分業意識が強い時代にあって、どのように参政権を動かそうとしたのか? そして今、彼女の願った男女平等は、達成 されているのか。ー」〜序章 国際連合と日本女性をつなぐ 1章 【農家の嫁】が14歳で米国留学を目指す 2章 平塚らいてうと女性の参政権を目指す協会設立 3章 アメリカへ渡る 4章 ILO職員 として女性の労働現場を歩く 5章 戦前の【婦選】活動 6章 戦争を生きぬく 7章 公職追放と参政権獲得と 8章 無所属の参議院議員として 9章 【政治と金」に抗して 10章 市川房枝のジェ ンダー政策 終章 ジェンダー平等に向けて【長い列】〜「ー市川は生前、、『若い女性にメッセージを』と請われると、【権利の上に眠るな】という言葉わ色紙によくしたためた。ー」「ーひとりは微力かもしれないが、無力ではない。個々の力を束ねると、社会を動かす大きな力になる。これも、市川が残したメーセージの一つだと思う。ー」と、結ぶ。【働く女性のトップランナーとして市川房枝87歳 の生涯】を 忘れてはならぬと!!☆top 薄 ー桔梗野に沈む月(蓋物の蓋) ・秋の七靴ならずとも☆
2024.09.15
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滲水にアゲハの五六寄せあひて★寄ると舞い上がる ↑ので 撮らえきれません★
2024.09.14
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◎『自民党という 絶望』 ・宝島新書〜初読新書 23/2発行〜当然フセンだらけ。執筆者とタイトルだけでも。〜1章 石破茂ー"空気"という 妖怪に支配される防衛政策ー・GDP比2%がいつの間にか既定路線に 他6篇 2章 反日カルトと自民党、銃弾が撃ち抜いた半世紀ま蜜月ー鈴木エイト〜・安倍元首相が統一教会に接近した「瞬間」他5篇 3章 理念なき【対米従属】で権力にしがみついてきた自民党ー白井聡〜・日本という【戦利品】の利用価値 他6篇 4章 永田町を跋扈する【質の悪い右翼もどき】たちー古谷経衡〜・岸田政権瞑想でわか った、保守本流の消滅 他7篇 5 章 "野望"実現のために暴走し続けたアベノミクスの大罪ー浜矩子〜・経済を政策ではなく【手段】にしてしまった安倍政権 他6篇 6章 【デジタル後進国】脱却を 阻む、政治家のアナログ思考ー野口悠紀雄〜・ITを理解していない日本の政治家 他5篇 7章 食の安全保障を完全無視の日本は【真っ先に飢える】ー鈴木宣弘〜・官邸に逆らう農水官僚は飛ばされて いた 他6篇 8章 自民党における派閥は、今や【選挙互助会】にー井上寿一〜・安倍政権が広く支持を集めた理由 他5篇 9章 小泉・竹中【新自由主義】の【罪と罰】ー亀井静香〜・株価は上がっても 国民はしあわせになっていない 他4篇 特別寄稿ー自民党がラジカル化計画ー一党優位をコミューン国家へー浅羽通明〜・全野党、全国民が自民党総裁を選ぶ時代へ 他5篇。 全255頁。・・・せめて ↑程度の「知恵」は持ちたいもの・・・。
2024.09.13
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「秋」天に雲の勃ちたり遥かなり
2024.09.12
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『敗者としての東京』・吉見俊哉 ・筑摩選書〜23/2発行、「選書」としては248号でして、初見、、、著者1957年、最近に至ってはこの「年」でも 嬉しく!、しかも341ページの大作!! 副題「巨大都市の隠れた地層を読む」とあり「ー今は亡き母、 そして祖母に捧ぐ」とあり、「・・・」の感。まとめられそうもなければ表紙裏惹句〜「富と人口が集中し、世界と偉大規模を誇る都市、東京。 だがこの都市は、少なくとも三度、占領されてきた。1590年の家康、1868年の薩長連合軍、1945年の 米軍によってである。凹凸をなすこの都市の地形とむすびつきながら、過去の【敗者たち】の記憶は歴史的な地層をなしてきた。縄文の古代から現代まで視野に入れ、地球史的視座とを往復しながら、 江戸=東京に 伏在する【敗者たち】の記憶の水脈を探り当て、【勝者】であり続けようとする令和の 東京とは異なる可能性を探求した、比類なき『江戸=東京』論! 」と、、、。序章ー10章ー終章のタイトルも引用しませんので、繙いてみて下さい。そしていきなりの「終章」〜 「ー私の考えでは、成長主義的な東京の対局をなすのが、【敗者としての東京】の語りです。つまり 東京には、無数の歴史の断層が走っています。その歴史の断層の裏側にに視点ほ少しずつずらすこと、地上からその断層の表面をなでるのではなく、様々な資料や語り、そして歴史的、社会学的、人類学 的、考古学的研究を利用しながら、その断層の裏面へと視点をずらしていくことで、都市は単線的で はなく複数的な歴史の語りの場へと変容するはずです。ー」って、、ふぅ〜「見返してみろ」と・・・。
2024.09.11
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日陰みち選びてであふ萩白し
2024.09.10
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『たのしく老後もはたらく生き方』・豊田有恒 ・ビジネス社〜副題「84歳、死ぬまで現役大作戦」という著者1938年生、5才年上のアニメ脚本家〜エイトマン・ 鉄腕アトム・ジャングル大帝 なとで、おなじみの第一人者!! 惹句〜「星新一、小松左京、手塚治虫平井和正・半村良といった諸先輩や友人たちはみんな逝った! (例外、筒井康隆・高斎正)。わたしは いかに60年もの作家生活をつづけることができたのか? 安定した職有り様の外で生きるとはどういうことか?」と、22/10発行、221頁。〜1章 最初は無職と間違えられた 2 「自由業者の所得計算は 漁師と同じ」で驚いた 3 わたしを導いてくれた先達たち 4 私生活だけはまっとうに 5 安定した職有り様の外で生きる、とはどういうことか 6 趣味が嵩じれば、それが仕事になる 7 自分 だけの「情報テリトリー」がアレば大丈夫 8 自由業者のカネとモノ 9 講座で学べ、仲間を作れ10 一度しか無い人生の残り時間。すきなことに賭けてみよう 最終章 立ち位置を変えれば、目の 前の世界が広がる〜34篇。・・「ー偉そうに見せかけないのも、自由業の処世術のひとつである。」と。『世間と ズレちゃうのは しょうがない』伊集院光 ☓ 養老孟司 ・PHP〜タイトル通りの対談集、おそらく ふたりとも 普段から「自覚」して入るのだろう・・・ 20/12 発行。一方、セケンも「?」のふたりで「対談」は 可能なのかとも思って、興味はつきないが・・・いきなり『世間とはじめに」〜伊集院「ー僕は、世間とのズレを悪化させ、登校拒否から 高校中退し、さらにズレ幅を大きくし孤独に生きてきた時期があります。先生の言葉はそんな僕に勇気を与えてくれます。ー」「おわりに」養老「世間とお付き合い始めて、何年になるのか。八十 歳を越えたのだから、もういい加減に世間と折り合いがついていい年齢である。ーついているような、ついていないような。はて、どうなんだろう。ー もっぱら世間しか相手にしない人は多い。でも それでは不幸を生む。私はそう思っている。」って、ズレていないですか、先生?。全8章51篇もある のだが、リクツが先行していて、わたしらセケンとは、どうしても「ズレ」てしまうのだった・・・
2024.09.09
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一輪の揺れる宇宙よコスモスよ
2024.09.08
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『みんなのためいき図鑑』むらかみしいこ・作 中田いくみ・絵 ・童心社 〜今でも「童話」という言葉はあるのでしょうねね、、小学四年生4班5人が、考えた「ためいき図鑑」 の発表までのいきさつ。"なぜ、ヒトはため息をつくのだろう" かなしい・さみしい・しあわせな ときにも「じゃあいったい、ためいきって、なに?」に、ちょうせん。21/7発行 166頁懐かしい 絵! 『19代のうちに 考えておきたい【なぜ」?】【どうして?】』・近藤雄生 ・岩波書店 〜IWANAMI・Junior・Start・Books 〜「ジュニスタ』〜1 フシギの化学ー・小さいむしが苦手 です・どうしてあんなにたくさんいるの? ・虹は本当に7色? 他13篇 2 社会のなかの「どうし て」ー・テレビや新聞が伝えることは本当? 本当ではない? ・いきていくのにお金が必要。十分 かせげなかったらどうなるの? ・ウクライナもロシアも、『相手の言うことは嘘だ』。何が?本当?他17篇 ・社会の【どうして?】を考える意味 3 心のモヤモヤと向き合うー・『努力すれば、夢は 必ず叶う』。ほんとうですか? 他15篇 ・悩みや生きづらさと向き合うということ、116ページ。 各偏2ぺーじでやさしく、それにしても 私らこたえられません、というよりワタシらの悩みでも… 『60歳からの【忘れる力】』・鎌田實 ・幻冬舎 〜23/1発行図書館23/4/22 読了4/30213頁。表紙裏惹句〜「忘れることを恐れているあなた、心配 しないで、【忘れる力】は生きるです。 嫌なことをいつまでも忘れられないあなたには、とっておき の【忘れる力】を教えます。鎌田實」と。「はじめに」の見出しは「人生の8割は忘れていいこと」と。「僕の忘却力は年々パーワーアップしてきたように思います。悲しみも怒りも、なんでもかんでも忘 れるようになってきました。ー 【忘れる力】が、心を軽やかにし、滞っていた人生を好転させてく れるはずです。」1章 60代、まだ伸び盛り〜・【もの忘れ】への恐怖を忘れる・【老い=衰え】ということを忘れる 他14篇 2章 古い常識をリセット!60歳からの健康週間革命〜・【やらなきゃ】の思い 込を忘れる・不要な検査、治療を忘れる 他15篇 3章 不機嫌、退屈、我慢…負の感情を水に流す 〜・昨日までのモヤモヤを忘れる・自己犠牲を忘れる 他10篇 4章 一度きりの老後を魅力的に生きるためのヒント〜・老後の心配を忘れる・「結論を出す」ことを忘れる 他10篇 5章 世の中の 【正解】ではなく、自分だけの【別解】を生きる〜・見返りを忘れる・傍観主義を忘れる 他11篇!! 「歳をとって大切なのは、キョウイク(今日行くところ)と、キョウヨウ(今日の用事)です。」等一読を!
2024.09.07
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いつの間に紫式部庭に生え
2024.09.06
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『軽井沢 はじまりの森 暮らし』 ・morinoie ・文藝春秋 〜23/1発行、全398頁の写真・文集、260☓135、厚さ303ミリの長方形!! 重さ 約1.5キロ寝ながらは 見られません、『森の家』〜「東京・軽井沢を拠点とするデザイン事務所と建築ブランド、1994設立、軽井沢・八ヶ岳を中心にこれまでのべ300を超える別荘・住宅を手掛ける。」会社の平たく言ってしま えば、カタログ?。1章 はじまりの森暮らし 何しよう〜25篇の自然環境・四季 2章 森暮らしをかなえた人たち〜21家族の家と暮らし(全て英文立頁あり) 3章 森暮らしを始める前に知っておいて ほしいこと〜4篇(含英文)・・・ヒマな時に眺めてみて下さい、、、 『鳩居堂の はがき花暦』 ・鳩居堂 監修 ・小学館〜こちらは 150☓180ミリのほぼ四角、のカタログ集?。一度は手にしたこともあり、引き出しに入っ ている四季折々の絵柄はがき集。「鳩居堂は今から350年以上前に京都出創業しました。ーそんな私共がシルク刷はがきをオリジナル商品として発売したのは、昭和53年ころ。椿の柄からスタートしま した。ー現在ー絵柄は草花に季節の風物も加えて二百余種。ー絵柄や趣を本書でー一挙公開させていた だくことになりました。」「特に万年筆で文字を書くことに朱顔を置き、ペン先がひっかからない、インクがにじまない紙が使われています。」〜季節ごとの事項の挨拶、要件内容を違えて、吉沢久子 さんの「文例』ーも載っています。・・これまた、おヒマなときに 眺めて見て下さい。『湯上がりみたいに ホッとして』 ・塩谷歩波 ・双葉社〜えんやほなみ、1990年生。22/11発行 221頁 装画・挿画は著者。2016年より「銭湯の建物内部を 俯瞰図で描く【銭湯図解】シリーズをSNS上で発表し、19年『銭湯図解』を刊行。ま、それまでの経緯「ここに至るまで設計事務所のデザイナー、銭湯の番頭兼イラストレーターと、 訳の分からない経歴を辿っています。」なんと言っても【番頭兼】というところが嬉しく、絵は精密!!・番台から見た景色ー銭湯編 5篇 ・日々のことー生活編 4篇 ・蒸して冷やしてーサウナ編〜フィんランドサウナ紀行 他6篇 ・それでも描きたくてー絵描き編 5篇。 一読というより銭湯図一見を! 『ヨシタケシンスケ 欲が出ました』 ・ヨシタケシンスケ ・新潮社〜イメージしている著者から、一番遠いと思っていた"ヒトコト" 〜が、【欲が・・・】って、一番似 合わないと!! 〜「私も日々、いろんな欲にまみれながら生活しているのですが、この本を作るにあたり、私の中で出てきた欲があります。 それは【スケッチを解説抜きでも見ていただきたい】という 欲です。〜1章 家でも外でも、欲がでてきましたー・感謝を促す係・引力の強すぎるものには近付かないようにしています 他21篇 2章 親子そろって、欲がでましたー・犬はぜんぶ男で、ネコはぜん ぶ女だと思ってた ・オツパイ 他16篇 3章 朝から晩まで、欲が出ましたー・どこまでなら失敗していいですか ・自分を肯定できないならば19篇、各章末には【スケッチコーナー】〜「スケッチだけ がランダムに並んでいるページをつくらせていただきました。 意味の分からない箇所もあるかと思いますが、寛容さとやさしさを総動員してあたたかく見守ってくだされば幸いでございまする」と!!! 20/7 発行151ページ。
2024.09.05
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顧みて先見て臆病吾亦紅
2024.09.04
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『仁義ある戦い』・杉山大二郎〜文・漫画 ・忘羊社〜副題「アフガン用水路建設 まかないボランティア日記」とあり、ペシャワール会の中村哲医師と 行動を共にした、現地派遣ワーカーの著者・1975年生による、2005〜10年間の記録・漫画とあわせ!「本書では、2019年凶弾に倒れた中村哲医師の活動を支えるNGO【ペシャワール会】の現地ワーカー としてアフガニスタン滞在中に体験したエピソードや、苦心してつくった"まかない料理"、そして今はなき中村医師や、ともに働いたアフガン人・パキスタン人。日本スタッフたちとの交流を文章とマン ガで綴っていく。ー」と「はじめに」。23/2発行183頁〜5章、マンガは13。「最後に」〜「ー 中村医師は生前、インタビューの中で【後継者はいるのですか?】と質問され、【 用水路そり者が後継者である】と答えたという。ー 中村医師は、残された者たちが医師を引き継い で行くことを信じて、水や食料を得る方法や知恵の詰まったこの用水路を遺されたのだろう。」と結ぶ。『さみしさは彼方』奥田直美・奥田順平 ・岩波書店〜"岩波"での「水俣」関連本として一冊、か? 「石牟礼道子という作家が好きだ。気がつけば15年以上 ずっと私の拠りどころとあるといっていい。18歳のときに石牟礼文学に出会った。ー 社会の動きや運動に敏感な人ほど、石牟礼さんのこれまでのお仕事が、現在の日本に大きな意味を持つように思わ れるのだと思った。わたしもまたそうだ。原発事故後の東電や国のあり方に、水俣病の多くの局面を思い起こさずにいられない。ー」と直美さん、順平さんとは夫婦、「まだオナカにいるころから、みっ ちんと呼んできた。いしむれみちこさんの幼いころの呼び名からお借りしたもの。生まれてきたその人は10ヶ月間そう呼んできたため、もうすっから【みっちん】であり、名前を【道】とつけた。ー」 その 道さんの装画でもあり、全181頁のうち、順平文は一割ほどか? 「2009年にカライモブックス(京都で古本屋)をオープンしたとき、また2019年に引っ越さなければいけ なくなったとき、あるいは、そのときどきで、水俣に住みたいと言いつづけていたのは、夫の順平だ。 ・・そんな家族が石牟礼・水俣と繋がる エッセイ、、、うまく まとめられない・・・23/2発行。(読了・23/5)
2024.09.03
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蟷螂の斧にかかりし蝉救ふ この辺 ↑ かな・・・★竹箒で はらってやりました★
2024.09.02
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『野の果て』・志村ふくみ ・岩波書店〜「自薦随筆集」、23/5発行、6/30図書購入、読了7/11、336頁、多くの作品写真もあり、随筆集とは いえ、ほとんど「美術書」。これまでも ココて゜「ふくみ本」をとりあげてきており、輻輳するものもあれば、到底まとめきれず、惹句から〜「染織家・随筆家、志村ふくみ。これまで綴ってきた数多く の随筆の中から作に大切二しているのをみずから厳選、「私」「仕事」「思想」の三本柱で再構成し、この稀有な作家のはるかな歩みを一望する、【決定版】と呼ぶにふさわしい随筆集。志村ふくみの滾る 情熱と、施策の到達点がここに。」、、、ふぅっ さすがの 岩波惹句!!1 私〜14篇ー・富本憲吉先生からいただいたことば・富本憲吉婦人の一枝さんのこと、とりわけ本書 に通奏低音のごとく流れている【兄のこと】・作品写真も圧巻 2 仕事〜22篇ー・ちょうはたり・色と糸と織と・一色一生 など 3 思想〜・求美不得美・草木の生命・七条刺繍袈裟のこと、中でも シュタイナーすらの「誠意と熱意」・ゲーテの色彩論の真実を世の中に証明したい」という熱意は今でも!! 「そに鳥の青き御衣」「水鳥の鴨羽の色の青馬」「翡翠の青緑」等「日本の色」にも触れていて! ・・キリもなく、貴重な一冊として、永遠にとも・・。 そうそう「栞紐」ですが、当然◯色です。『からだの美』・小川洋子 ・文藝春秋〜 先日5/20 『小川洋子のつくり方』をup したばかりですが、本書23/3発行のエッセイ集。しかも『から だの美』という、16篇 各篇写真もある 123頁。中谷ミチコの【すくう、すくう、すくう】という「器」作品が 表紙もすばらしく。著者の「眼」をとおした「からだ」は〜・外野手の肩ーイチロー ・ミュジカル俳優の声ー福井晶一 ・棋士の中指ー羽生禅師 ・ゴリラの背中ー"ゴリラ" ・バレリーナのつま先ーロパートキナ …みんな紹介したくなりますが「中見出し」から想像するのもよいかも 〜・卓球選手の視線・フィギュアスケーターの首・ハダカデバネズミの皮膚・力士のふくらはぎ・シロナガスクジラの骨・文楽人形遣いの腕・ボート選手の太もも・ハードル選手の足の裏・レース編みをす る人の指先・カタツムリの殻・赤ん坊の握りこぶしーの写真とまど・みちおさんの「詩」〜「ーせかい は きょうも いい おてんきだよう…』が 引用されている。(読了・23/7
2024.09.01
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それまでの虫の音熄むや妻いびき★と、いうことで 「音」は 撮れません★☆TOP 紫式部の実・秋草文角皿・つるうめもどき☆
2024.08.31
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『私と街たち (ほぼ自伝)』・吉本ばなな ・河出書房新社〜22/6発行、エッセイ「自伝」147頁〜 ・甲州街道はもう春なのさ ・この世の果て ・初恋の謎 ・階層をたどる道 ・デッドエンドの思い出 ・もしもし下北沢 ・暮らしているのに住んでない ・とても遠いところ ・本当の地図 ・成孔さんとあの窓と、10篇。「まったく自伝じゃないじゃないか、そもそも小説家としてのスタートさえ書いてない。そうお思いの 方もおられると思う。 私もちょっとだけそう思う。でもどうにもできない。だって、それは私の人生 の目立たない一部で、小説家で有ることはいつもあたりまえのことだった。ー 自慢でも見栄でもなんでもなく、他の事が全く何もできない私は、ちいさいときからずっと小説を書いていた。息 をするように、ながれるように。ー」「ー でも仕事には悔いなく取り組んだということ。その後も自分なりにささやかな愉しみを探して、なるべくご機嫌にくらしているであろうこと。病気をしていて もなるべくだましだまし引き伸ばして、楽しいことを見つけて、ちょつとだけお酒を飲んで、そしてまだ書けるかも、という感じであきらめずになにかしら書いているいるだろう。ー」、、とさ。ー ちなみに〜池波氏1923年生・村松氏1940年・五木氏1932年 ・ばななさん1964年生、、でした。 『老いてもいい、病んでもいい』・香山リカ ・新日本出版社〜副題「【常識】をすてたらラクになる」〜ご存知神科医、1960年生。2022年よりむかわ町穂別診療所 副所長。23/5発行の医療エッセイ、158頁。いきなり「あとがき」「からだが「私は2022年春から、北海道むかわ町という山奥の地区にある診療所で仕事をしているが、ここには"歳相応"であちこち痛ね たの病んだりしながらも、精いっぱい自分らしさをたのしんでいる高齢者がいっぱい暮らしている。ここにいると【老いも悪いものではない】どころか、【病むのもわるいことではない】とさえ思えてくる。 本書は、そんな私の医療感、人生観、そしてへき地での経験につていー【老いも病も全部ひっ くるめてあなたらしさ】という私の考えがわかっていただけるのではないだろうか。ー」と。あえて引用しませんので、今一度考えてみるキッカケに。〜1 「健康常識」にとらわれすぎていません か? ・ダイエットは本当に必要なのか・【やめてみる】ことでラクになる 2 生身にニンゲンに向きあう ・歯科、口腔外科、のとからも 他5篇 3 高齢者、ワクチン、認知症、がんのこと〜・認知 症薬の効果あるの? 他5篇 4 へき地診療医として働く〜3篇 5 やっぱり大切なのは【こころの 健康】〜・日常のセルフケアで 他4篇。〜こんな指摘も「情報化社会であまりにも多くの医療情報が飛び交うようになり、どう見ても患者さ んにデメリットを与えるような発言を繰り返す医師も出てくる中で、【黙ってはいられない」と立ち上 がる医師までてきた。ー そしてこの背後にあるのは、やはり『医療にまで広がる市場原理主義』だ。『簡単で儲かる医療をやって何が悪いのか』という声には、誰もが抗うことができないのが現実なの である。ー」そして「(中村哲医師のように)、私も医療の原点に戻り、本当に医療を必要としている人に自分の経験やスキルを届けよう。そしてすこしでも正しいと思える医療、お金のためではなく人の ためだと思える医療を行おう。中村さんは、聴診器をスコップに持ち替えた。私は逆に、大学での 教鞭や東京のでのメディアでのペンを、聴診器替えようとしたのである。ー」〜むかわ町へ!!
2024.08.30
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水浴びの翡翠覗く晩夏光
2024.08.29
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『風翩翻』(かぜへんぽん) ・不識書院〜2000/12発行、ふみ 1909〜2002ー114歳。高野ムツオ『鑑賞 季語の時空』に紹介されていたか? この道の正面に富士山の見ゆるはず はずばかりなる一生を来て 死は断じて鴻毛よりも重ければ 尊厳死 認・認めず この夢はいつか見た夢「再か』(またか)などなど思ひながらに追い詰つられる 失墜する夢の先にて不可解のどんでん返しあれば目覚めし 戦前派と呼ばれて長く生きて来つまた戦前派となるな夢にも 時間・空間かかたちは無くて身に沁む 人の始終も百年足らず 老いてゆくものの作法を心得てひつそりと微かにありし老鶏 行動範囲いよいよせまき雪の日のコンビニに買ふ封筒一束 浅間山(あさま)今日けむり噴かねば天空には事無縁に晴れ上がりたり 配線の日本に生き駈足のむあとのあげくの長生きの果 あたふたとして新世紀に入り逝くか日本すこし片寄せられて 整体電話持たず終らむ死んでからまで便利に呼び出されてたまるか 深くしづかに潜行しつつ老いはすすむ 日本をまたぐミサイルの下 山国に移り棲んで55年ー2000年(読了・23/4)
2024.08.28
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水引と桜蓼 ゐる 庭に居る
2024.08.27
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『この場所、何かが おかしい』・最東対地 ・エクスナレッジ 〜発行者も著者も初、だが 著者名 一発変換でした!? さいとうたいち〜斎藤太一なら判るが? 1980年生。表紙裏惹句〜「無用の物体に惹かれた 変態作家の非日常旅エッセイ」写文集223頁。ま、タイトル・惹句通りの15篇。篇タイトルも絞ります〜・地図から消された島 大久野島(広島県) ・かかしが生活を営む村 案山子畑(滋賀県) ・親子二代で作り上げた貝スポット 貝殻公園(愛知県)・弾けて朽ちたバブルの面影 鬼怒川温泉街(栃木県) ・オサレでハイソな廃墟 清里駅前(山梨県) ・ ビルに挟まれた強運厄除け強強神社 小網神社(東京都)・・・あぁ、清里・小網・江ノ島よ・・・ 『未曾有の出来事』・三谷幸喜 ・朝日新聞出版 〜22/12発行【三谷幸喜のありふれた生活17】231頁〜69篇!!! 特別小説「一瞬の過ち」「愛しき風変 わりな名探偵」+「本書収載期間の仕事データ」。〜表紙を見て、「んっもう和田誠のハズがない」と思ったら、ヤハリ ヨシタケシンスケ氏でした、そして、著者のサービス精神はこんなところにまで で、各偏の装画は 和田誠でした!! ・僕のお手本S・ドーネン・宮藤官九郎さんについて・これって歌舞伎っぽい・探偵小説の醍醐味を 満喫・子供の遊びを再体験・ありがとう、志村けんさん・向田さんはやはりすごい・・・・ふぅっ。・「演劇の原点、悪戯と観客」〜「子供の頃、悪戯がだいすきだった。ー 今思うと恥ずかしい限り。 しかしあの頃、悪戯は間違いなく僕の生きがいだった。やがて自分一人が愉しむよりは、もっと多くの人を喜ばせたいという欲求が高まっていき、そこに【観客】の必要性を感じるようになってからは、 知恵と労力を別のものに傾けるようになる。そして僕は徐々に演劇の世界に近づいてしくことになる のだ。」・「僕の原点『シットコム』〜「ー 僕は本来の意味でのシットコムの代表作を作りたいと、ずっとおもい続けている。なぜなら、【ルーシーショー】や【奥様は魔女】といったアメリカのシットコムで育ってきたから。僕の喜劇作家としての原点がここにあるからだ。ー」〜この2文こそ抽出!(読了・23/5)
2024.08.26
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どこまでもついて奏でる鉦叩
2024.08.25
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『87歳、古い団地で愉しむ ひとり暮らし』・多良美智子 ・すばる舎 〜22/3発行、写真・レシピもあるゆったりデザインの日々エッセイ集219頁。「この本の内容は、You Tubeで所ぅかいしきれなかった、私のひとり暮らしの日常です。夫がなくなったとき『自分もいつ死ぬかわからない。生きているうちは楽しくやろう』と思いました。だから、ひとりになっても寂しい ではなく、ひとりの自由を満喫しようとかんがえることにしました。ー」 『ほんのちょっと当事者』・青山ゆみこ ・ミシマ社 〜19/12発行、著者1971年生。「ー わたしは社会の一員として生きている。というよりも、社会と 私が生きることでつくられている。私たちが【生きる】ということは、【なにかの当事者となる】ことなのではないだろうか。自分自身が、自分の生きる社会の主人公になる。ーみんなが隣にいる誰か への想像力をもつようになれば、まわりまわって思いもかけない方向から、誰かがわたしの小さな困ごとを助けてくれる気がする。そういうのって、なんだか素敵で、とてもふくよかな社会に思える のだ。」〜9章 ・暗い夜道と銀行カードローンにご用心・奪われた言葉・父のすててこ・・・など。『カニカマ人生論』・清水ミチコ ・幻冬舎 〜本名・清水美智子だそうな。22/8発行、表紙からして昭和っぽい〜挿画・五月女ケイ子、236頁〜 37篇!! 振り返る「芸能生活への道」とでもいおうか? の エッセイ集。 高山時代のひとたちからザ・ドリフターズ、桃井かおりさん・タモリさん。南伸坊さん・ジァン・ジァン、永六輔さん・矢野 顕子さん・夢で逢えたら・笑っていいとも・遠くへ行きたい・・などと、んっ、同世代かと??・・そぅ、清水ミチコを知ったのは、TBSラジオで永さんが、ジァンジァンで弾き語りしている面白 いヒトとして紹介していたからだった。・・・そう、ミッちゃんも 還暦すぎているのだった・・・。
2024.08.24
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ゆきあひの憶ひと恨み雲の逝く
2024.08.23
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秋松籟あはひのはてに"逝劫"す『日本文化の核心』 ・松岡正剛 ・講談社現代新書 〜久しぶりの松岡本。冒頭「1970年代のおわりのころだと思いますが、渋谷の【壁の穴】という小さな お店でー」とありびっくり、、同体験に、、そして、「ふと気がつくと日本はがっくり低迷しーJポップ・ 日本アニメにー何がひそんでいるのか、ー本書はこの間の「反省と忸怩たる思いを払拭するためにも、日本文化の正体というか、ずばりディープな日本の特色がどこにあったのかについて、新しい切り口で解説 してみようとこころみたものです。ー」20/3発行ですが、本書指摘・思考は【今】を解き明かすバイブル とでも。フセンだらけですので例によって目次だけにしますので、本文をかならずお読みください。第1 講 柱を立てる〜古代日本の共同体の原点【柱の文化】から話を始めよう 8篇 2講 和漢の境をまたぐ 〜「中国語のリミックス」て日本文化が花開いた 11篇・なぞらえ・しつらい・もとなし 3講 イノリと ミノリ〜にほんじんにとっての大切な「コメ信仰」をめぐる 11篇 (更に略します) 4講 神と仏の集合5講 和する/荒ぶる 6講 漂白と辺境 7講 型・間・拍子 8講 小さきもの・一寸法師からポケモンまで他 9講 まねび/まなび 10講 或るおおもと・公家、武家、家元… 11講 かぶいて候 12講 市と庭 13講 ナリフリかまう 14講 ニュースとお笑い・「いいね」文化の摩擦・情報の編集力を最高する 15 講経世済民〜日本を語るために「経済」と「景気」のルーツをたどる 16講 面影を編集する、新書だが349頁。 「以上のように、日本文化の正体はたいそう微妙で、たいそう複雑なのです。グローバル資本主義やコン プライアンスの蔓延が、これらの【一途で多様な日本】 【微妙で截然とした日本】をカラッケツにしてしまわないことを祈るばかりです。ー」こんなひとことも「【桜を・・会】〜ー選挙報道にもワイドショ ーの司会にもお笑いタレントが必要なんて ちょつと偏りすぎました。」〜松岡慧眼どこまでも!!・・・読了、23/12・・・・・↑ と、言っていたのに、先に逝くなんて、、、、、無念。
2024.08.22
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『人生の滋味』・池波正太郎 ・幻戯書房〜副題「池波正太郎 かく語りき」とあり、ごめんなさい、、こんなに生きながらえてきて、散々名前 を見知っていたのに、おそらく小説は未読のままきてしまいました、そしてさらにこのエッセイ・・・23/1発行〜 1ー13 身辺篇 2ー11篇 平蔵・半次郎、蝶の戦記など時代小説論考。 3ー三波伸介・ 田中冬二・ベニス紀行など11篇 4ー受賞考6篇。 各篇直筆筆耕〜【冬日可愛】 【菊有精神】【春山如笑】 【六月大雲飛白雪】と。・・・本書と同時に、五木寛之・村松友視・吉本ばななを読んだのだが 歳の一番離れた、本書・池波氏の文体と"流れ"が、 一番しっくりしたのだった!!!巻頭にいくつかの【池波語録】があれば、本書紹介の「まとめ」としたい〜【人間の世の中ってのは 面倒なものだからね、一つがよくなれば、一つが悪くなるんだよ。そういうふうにできているんです。民主主義、個人主義がひろまったのは結構なんだけど、個人個人が好き勝手なことをやってきたから 相談する相手もいない。わかっているのは当人だけ、というのがいまの風潮なんだね。じつに味気な い世の中になってきた。ー 男の常識をたくわえるということは、結局、自分の得になるんだ」「爺さんのきたないのはイヤだから、少しは身だしなみに気をつけたいと思っているだけのことです。」 ・・すでに遅し、ワカイうちに "池波学"を 学んで置けばよかったと ね悔やむ次第・・・『老人流』 ・村松友視 ・河出書房新社〜同社からの既刊5冊に続くこのところの"老人"-本。19/11 発行。〜1章 次は、老いらくの恋 〜・ ギックリ腰でであった異様な風景 他11篇 2章 気配を道連れに歩く〜・デジタルを使いこなすアナ ログ人 他11篇 3章 「最近、お客が減って寂しいのさ」〜・虎造節の余韻 他11篇 4章 天女の羽衣の布切れ〜・神楽坂の生命力 他11篇 5章 老人の遠近術〜紅白歌合戦と水原弘 他12篇全191 頁。 ↑ まさに同時代の空気を吸ってきたのに、いささかセカイが違っていたのでしょう、「ー常識的な境界線などは軽々と溶かしてしまい、自由自在に時空をまたいで生きる術…それを身につけて いればこその【老人流】なのだ。」と、、言うが、、そんな 「カッコ』のつけられないのが【老人流】!!『こころの散歩』・五木寛之 ・新潮社〜21/3発行 エッセイ集235頁〜 1章 夜に口笛を吹く〜・昼と夜のあいだに・ひとには話せない夢 の中身 他15篇 2章 ノスタルジーの力〜・ペギー葉山さんのことなど・小林秀雄、その側面の一面 他16篇 こころの深呼吸〜・髭という字が書けなくて・私が母から相続したもの 他13篇。「被災地のマニュアル』の〜「悲という字の非は、一節に鳥の翼が左右に分かれた形であると聞いた ことがある。心が二つに引き裂かれた状態のことらしい。ー 人を励ますというのは、むずかしいことである。心のケアなどということは、一朝一夕に学べるものでもない。『自分も癌をかかえて いるか癌を体験したことのある人の言葉でないと、いもひとつ心に響かない』 という患者三の声がいまも耳に残って離れない。」 「老後のモットー」〜「ー人生は複雑だ、だからこそとことん考え抜く 必要があるだろう。しかし、考えて考え抜いたところで、必ずうまくいくとは限らないのが人生である この歳まで生きてきて、つくづくそう思うようになった。ー」・・同感なのだが、後少し右往左往か…(読了・23/5)
2024.08.21
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危ふさの芝居がかるや酔芙蓉
2024.08.20
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応援歌受けて満月甲子園 ★TVに 映るでしょうか? ★
2024.08.19
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『こころの風景』太田順一・写真 山折哲雄・文 ・海風社〜「まえがき」〜「ー ここには太田順一という写真家の心の風景が、過不足なく、自然に語られて いるといっていいのではないだろうか。ー(太田氏は)ジャーナリズムの道に行くか、映画づくりを選ぶか、挫折のなかで迷うが、結局はふるさとの奈良に帰り、写真の世界に身を投じて阪神淡路の 大震災に遭遇する。焼け跡をさ迷い、瓦礫の地面を歩き続けて小さな【天地創造】の大地を発見する。長い、鎮魂と慰藉の旅だったのだろう。」と山折氏 太田氏の『ひがた記』〜「ぼくは干潟に行って、 死生観、人生観、そして人間を超えた時間の感覚というものをおしえられました。ー」さらに「あと がきにかえて」〜「ー山折さんに初めてお目にかかった時四十代だった私も七十代になりました。まごうことなき老人です。山折さんによれば、老人は神に最も近い位置にいるとのことですが、自分 に限って言えば、とんでもない、聖性からは程遠い体たらくです。老いて地金が現れたとてもいうのか、俗物の度合いは若い頃よりむしろ強まっているのを自覚します。ー 静かに立つ【ひとり】ー その万分の一にても私もなることができたなら・・・」と。 52篇に添えられた【写真】は、その 想いを充分、物語っていていて、心苦しくなりそうでもある、、、。文〜・ブッダは若く、カミは老いたり ・歩きに歩き、祈りに祈る千日 他・見晴るかすこころの 無風景・散骨・林住期 ・認知症・日にひそむ記憶・樹林に沈む三層の楼閣・われ、思い、旅する 他 と 写真との「コラボ」。 22/6発行214ページ。(読了・23/4)
2024.08.18
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ほろびゆく色か青色藤袴☆top〜・枯向日葵文筒花生・ツルウメモドキの青い実と青ふじばかま☆
2024.08.17
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『ぜんぶ愛。』・安藤桃子 ・集英社インターナショナル〜1982年生の映画監督。21/11発行 表紙惹句〜「映画のロケ が きっかけに、3秒で移住を決めた 高知県。すべてを包み込む自然と、底抜けに明るい人々に囲まれ、この星と繋がっていると感じられる【地球のへそ】。家族と映画、そして出合うすべてに愛を注ぐ、珠玉のエッセイ集はここで生まれ た。」って、、、そこまで言われちゃうと、ハンパに頁をめくれなくなってしまうホドではない187頁。 〜俳優・映画監督の奥田瑛二とエッセイストの安藤和津の長女、妹は安藤サクラ、 の ヒト。1章案ずるより産むが易しと言うけれど〜・内田家の伝統・母なる乳と、乳なる母 他9篇 2章 なり ふりかまわず 〜・父の形見 ・基本的レジ袋活用術 他9篇 3章 太平洋からいただきます〜・ワ イルドシティ高知 ・いくらなら買う ・耕せ! わっしょい! 他10篇。「映画の現場という裏側で、監督としての父の背中を目撃してはじめて心底尊敬した。俳優奥田瑛二 のしごとを知り、映画祭という派で観客の映画愛を目の当たりにし、気づけば映画界を360度、しかも立体的に体験していた。これによって視界が一気に開け、心の鍵が開いたのだと思う。以降、映画に 対する一方的な恋心は愛に昇華し、愛に理屈はなく、私はー【映画】という仕組み、装置自体を愛しているのかもしれない。」さらに「物心ついた時から父の隣で絵を描いて私の視点は、奥田瑛二の 目線と重なるるー」・・・父親冥利につきますな、、、そして【高知】である、、お読み下さい。 『うまれることば、しぬことば』・酒井順子 ・集英社〜集英社ウェブサイト19/12〜21/9間のもの、22/2発行、257頁。「はじめに」を〜「ー言葉の激変期 と言うことができる今の時代、その表層部分で生まれたり死んだりする言葉を採集してみたのが、本書となります。言葉の微細な変化の中に時代の要請が隠れていたり、次第は大きく変わっているのに 言葉の変化は追いついていなかったり。・・・・と、我々の行動は、常に言葉とリンクしているわけではありません。言葉の暴走に生活が引っ張られることみあれば、言葉に囚われて意識がなかなか 変わらないこともあるのです。ー」〜23篇〜・Jの盛衰(ー各篇の中見出しからハヤリコトバだけでも)・活動・卒業・自分らしさ・「戦い」・「三」・黒人の人・陰キャ・はえ・OL・古っ・本当・生きづらさ ・個人的な意見・ウケ・YOU・ハラスメント・言葉狩り・寂しさ・ご迷惑とご心配・「ね」・「だよ」 「のよ」、「です」、↑にはモレが『気づき』(ダイっきらいっ)ナンテなものも。「おわりに」〜「ーなぜあのヒトは、あの言葉を口にするのか。そしてなぜ自分は、この言葉を使い たくないのか。…そんなことを思い巡らすことによって、他者との距離が少し縮まることになれ ば、著者としては幸いです。」 と。(読了・23/7)
2024.08.16
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二歳引く半旗掲げる十五日
2024.08.15
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『短歌ください』・穂村弘 ・kadokawa〜・・"あまり好きではない"と言いながら、「新刊」を着実に上梓しているのは、ホムラ氏ぐらいの もので、20歳程 年下にかかわらず、、。俵万智 以来の「"口語"短歌」と カタカナの多い取合せの 「妙」は 俳句にも共通しておれば、手にしてしまうもの。副題からして【海の家オセロ篇】『ダ・ヴィンチ』誌上の 投稿短歌単行本化第五弾とか、今後もか? 23/2発行361頁ながら1キロ弱! 各頁に2首と著者の「評・おホメのことば」、で600首ほどか。ほぼ 1「テーマ」(!!)に、10首。・・んっ、ということは テーマが46☓10 は、460首ですよね、、、私的フセン歌〜・このpc「さようなら」じゃなく「さよなら」を予測したから別れを知っている〜15歳 以下指名等略。〜ホムラ氏「さようならは日常の挨拶【さよなら】は本当の【別れ】、というこ とでしょうか。【予測したから知っている】という発送に惹かれます。」、、と、こんな調子で続く。〜・突然の友の来訪喜びていれば忘れて相会う我は ・投票を済ませた後に少しだけ運動場を眺めて 帰る ・ミラノ風ドリアを食べた口の中ひりひりするの新宿6時 ・間違えて微糖を押したこの指でいつか大事な選択をする ・月ゆきのバス停で待っている(バスが来たのだろうまぶしすぎて見え ない) ・春先に本屋つぶれてその横のポストがなんか、めっちゃ、赤いな ・・句読点括弧も多く… 『安西水丸 東京ハイキング』・安西水丸 ・淡交社〜水丸さんの「ゑ」にあえるだけでも 満足! あれから9年にも、、発行日23/5/27、イラストたっぷり 東京散歩12ヶ月、そして【俳句」も!!。睦月〜飛鳥山から王子神社 【初春や音無川をほろ酔いで】卯月〜谷根千ー「いせ辰」「朝倉彫塑館」他 【寒雀膨らんでいる日向かな】 弥生ー目黒 卯月ー赤坂 【丹後坂のぼりて街のおぼろかな】皐月〜深川 【葉桜や辰巳上りの声を聞く】〜句はそれぞれ数句。水無月〜四谷荒木町 文月〜月島から佃島へ 葉月〜上野ー炎天の上野公園で蝉しぐれを浴びる〜【 夏の蝶「考える人】の肩にとぶ 長月〜竹芝桟橋 【人知れずいつもの場所にカンナ咲く】 神無月〜 神保町ー神田神保町からの脱出は難しいーラドリオ・ミロンガ・ニコライ堂 霜月〜築地〜波除稲荷神社にまで脚を向けていて!! 師走〜人形町ー玉ひで・甘酒横丁ー【冬ざれや豆腐に浮かぶ空の青】 ・・おわってしまったか、、、どこも ゲンエキ時代の街や店やいろいろが浮かび上がってきて・・・・(読了・23/7)
2024.08.14
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蝗さへ待つがごとくの秋気配
2024.08.13
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『結局、人間の悩みは人間関係』・林 伸次 ・産業編集センター〜23/1発行、著者1969年生、228頁。〜1章 できればうまくやりたい。コミュニケーションについて 〜15篇・うんざりするようなアドバイス 他15篇 2章 我が振り直せ?自分自身について〜・世の中みんな【自己正当化】 他16篇 3章 いつだって厄介。恋や愛について〜・おじさんになってむしろ もてる 他12篇。「で、本当に申し訳ないのですが、自分の話をする人はやっぱり男性に多いのです。意図しているわけではなく、【会話を自分の土俵に持ち込む】っていうバターンにしてしまいがち です。】ー【自分の成功体験に縛られて、他人に自分の価値観を押し付つけてしまう頑固さ】」いますよね…マウントというのですか? 「人にアドバイスするときに気をつけたほうがいいと、ひと言って あげたほうがいいのかな?と思うことがあっても、自分でやって失敗して次の糧にすることも大事だと思うようにしています。」「【意識の主な機能は『自己正当化』でありもしかしたらそれがすべてかも 知れない】(ロバート・トリヴァース) 等々、バーテンダーとして、人間を見抜いてきた具体的な話!!・・自分の コトとして 読みあらためたいもの。(読了・23/6)
2024.08.12
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ゆくまでに木瓜の実ひとつ見納めに
2024.08.11
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『放哉の本を 読まずに孤独』・せきしろ ・春陽堂書店〜ココで何回かUPしているので、覚えておられるかとも思いますが、「自由律俳句」作者で又吉直樹 と活動も。表紙惹句〜「尾崎放哉の自由律俳句50句から発送して生まれた 孤独を救う50偏の散文と、 65句の自由律俳句」、各句・篇ごとに 著者撮影写真の挿入された190頁、22/8発行。・私の人生を変えてくれたのは何か? ・私をすくってくれたものは何か? ・わたしが真似したくなっ たものは何か? しかし、真似ができなかったものは何か? ・それらは全て尾崎放哉の俳句である。50句〜・雨の傘たてかけておみくじをひく ・何か求むる心海へ放つ ・朝早い道のいぬころ・・・ 巻末句〜・色増えて薄着 ・備えられた花が春 ・電線が映った水溜りを跳べなかった子 ・・・・ 放哉【咳ほしても一人】 せきしろ【月夜風ある一人咳して】 ・・・と。 『フォー・ユニーク・ガールズ』・山田詠美 ・幻冬舎〜副題「特別なあなたへの招待状」と、キドッとしたエッセイ集67篇、挿画・西山真紀、ブックデザイン 鈴木成一デザイン室。20/2発行222頁。・・"エイミー"も 既に64歳?、 ほぼ もう コチラ、、、時代… ・正直と嘘とだましだまし・心変わりテイスト・大人は他人より自分育て・浮気心の扱い方・・・不都合・英会話・合コン・パブロフの犬・メインテナンス・ヒョウ柄・ペアルック・アウトレイジ・ ラブネーム・パヒューム・コレクターアイテム・ワークマン・オブセッション・中目黒・・・と、それらのサイセンタンを行っているような、2014〜2020間のモノのようですが、こうして今、2023に 読んでみると、本文中に本人も時々書いてはいるものの、「古語」「死語」的、世間の風俗に既に 遅れていて、おもいだすのも恥ずかしいほどに、、、。余計なお世話だが、「メインテナンス」必要かも。(読了・23/4)
2024.08.10
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今朝の秋蜂の樹皮喰む大音響
2024.08.09
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『維新断罪』・坂本篤紀 ・せせらぎ出版〜副題「中小企業社長が喝破する、大阪の沈みゆく理由と再生私論」、著者は「日本城タクシー社長」 1966年生、帯〜松尾貴史・推薦 「大阪維新の会の【なにもやってないのにやってる感】を明快に 種明かし!」、23/3発行、151頁。〜1章 大阪が新型コロナの死亡率でワーストワンになった理由〜・公務員バッシングのピークをつくった人 橋下徹・吉村大阪府知事のむねのエキスポマークの違和感 他8篇 2章 大阪IR・カジノが実現すれば地盤は沈む。大阪のユメも希望も飛んでいく。〜・夢洲の 土壌は想像以上に軟弱だった・黒字化するのは30年後。民間では考えられない事業計画 他12篇。3章 クリエぃテブ・クラス論は、庶民を本当に幸せにするのか?〜・メディアを恫喝し、萎縮させる ・お友だち資本主義を止めさせよ 他9篇 4章 どこに消えたのか? 消費税は社会保障の財源になっていない〜・人類の目的をコストで判断するところから社会の不幸が始まる・消費税廃止の前に立ち 塞がるもう一つの壁 他6篇 5章 大阪を、そして日本を立て直すてだてはどこにあるのか? 〜・ とりもどせ、商人の街 他4篇。・重要性を考慮しないで生産性だけを考えるのが大阪維新の会なんや、しかも、生産性言いながら 非生産性なことをくり返す。 ・大阪維新の会はこれまで大阪の財産を売りまくってきてん。大阪市 立の高校22校がただで府立高校へ勝手に変えられたりとか、土地ごとやで。22校全部の 土地・建物の台帳価格は1500億円になるそうや。ー ・大阪維新の会のやり口や。都合がワルクなると 話をすり替える。痛いところを疲れると恫喝する。大阪はいつから独裁国家ならぬ独裁府になったん かと思うわ。・・・「帯」にこうも「取り戻せ! 命と暮らしと 商売を。」とも!(読了・23/6)
2024.08.08
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ボトルキヤツプ開け切れぬまま立秋に
2024.08.07
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『ヒトの幸福とはなにか』 ・養老孟司 ・筑摩書房 ・23/11発行〜珍しく対談集でもなく、、と思いきや 2003以降の諸誌のエッセイからのまとめ本、68篇253頁。 著者単独の語り口〜・幸福・風景・無視の愉しみ・健康・文化伝統・犬と猫・教育、の集大成。「あとがき」〜「現代日本は合理的、効率的に考えることに慣れて、生きていること自体がそもそも 摩訶不思議だということをすっかり忘れてしまったらしい。それで心が落ち着かない、穏やかにならないと文句を言う。心を落ち着かせるような考え方や儀礼をー近代日本社会はそういうものを組織的 に破壊してきたのである。ー」〜 虫はもちろん、マルの話や、マルの前の犬のはなしも。 『才人と俳人』 ・堀本裕樹 ・集英社 ・23/10発行〜「俳句交換句っ記録」とあって、各界28人との「俳句交換」。お相手の似顔絵とプロフィール簡記 で1頁、次頁はお題の季語による双方の俳句!! 〜この斬新さと気軽さが楽しくアッパレ装丁は、鈴木千佳子さん装画は浅野ペコさん!!! 次に3頁を使って交互に【句】への思いを語る、巻末は、又吉直樹 と対談の全184頁。一句目は、小林聡子【新涼や寄席に幟のはためける】裕樹【秋涼しデ・キリコの旗永久に靡く】などと。〜光浦靖子・町田康・土井善晴・川上弘美・最果タヒ・いとうせいこう 等々 フセンは多数でもあるが、頁を開いた時に飛びこむ似顔絵とに句の愉しみを本書で存分に!! 『顔面放談』 ・姫野カオルコ ・集英社 ・23/9発行〜20のエッセイ集 カオルコ世界の233頁。〜装画・各篇挿絵 もんでんあきこ。・不公平な検索をされ ている女優NO.1 ・岩下志麻の正三角形・小池栄子の白日・東京ボンバースと太地喜和子 等々要は芸能ネタ。「ウラヤマ四天王」は、・鳥居みゆき・ヨーコ・オノ・ヤマザキマリ・清水ミチコ、ら今の 人らにもワカル芸能人ら海外俳優も。・・渥美清も採り上げてほしかった。
2024.08.06
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『湊かなえのことば結び』・湊かなえ ・角川春樹事務所〜巻末に 小説家・湊かなえさんが初めてラジオパーソナリティに挑戦した『湊かなえのことば結び』 2020/6〜2022/3まで、96回にわたりFM大阪で放送されー」たもの。と! 武庫川女子大学・広報室の「刊行にあたって」のある 443 頁!!って、、、22/10発行。湊かなえも武庫川も 名は知っているものの 初見! 巻頭4頁にわたる ラジオ収録風景写真もあって、、「ー 小説家がパーソナリティをやるのなら、リスナーといっしょに一篇の短編小説を作ることはできないか。ー」と開始。毎週?のよう ですから、ほんの厚さ 25ミリ! ・小説家を目指す人にアドバイス・リスナーからの質問・本や「今日の一曲」等々の ○?分間を。「番組のコンセプトは『リスナーといっしょに作る番組』ー番組 を支えたもう一つの存在が、スポンサーで、湊さんの母校である武庫川女子大学です。ー」と巻末! ・・本も音楽も 世代間格差であれば、ナナメヨミでした、、、。 『笑ってる場合か ヒゲ』・藤村忠寿 ・朝日新聞出版〜「ふじむらただひさ」だと一発変換するが、初見、しかも『水曜どうでしょう的思考 2』とある のだが、、さらに『水曜・・』って、大泉洋のTV番組のタイトルでしょ、ぐらいしか、、でした。 さらに 20/2発行、そして2017〜2019年間の68篇位の ロケ日記的なモノ。2017〜・追うのは「夢」ではなく「現実」・「撮りたい映像」撮ってこそ ・型破りだからこそできた 他 2018〜結果を超える魅力伝えよう ・災害に立ち向かう女川の氏名 他 2019〜・新聞の多様性一翼担う思い ・悪い方へ悪い方へかんがえちゃう? ・・・等々、至って 真面目に真摯に番組含め 広い活動とその背景にあるものを語っている のだつた!! こんな一文〜「ー潔く負けを認めて勝者をたたえる姿、敗者をリスペクトし寄り添う姿、そんなところにこそ【結果】を超えるスポーツの魅力 があり、社会を良い方向に動かす力があることを、プロのスポーツ選手には絶対に忘れてほしくない と思います。」と!!! ・・・(23/4・読了)
2024.08.05
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底紅は時間手渡す余録かな
2024.08.04
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◎☓∞ 『音楽は自由にする』・坂本龍一 ・新潮文庫〜往年の写真も挿入されている23/5発行、図書購入23/6/15 6/22読了、330頁。(2009/2刊行のもの) 没後発行の 新書「生い立ち記」と 言ってしまえばモトもコもないが、殆どなにも知らなかった 私にとっては、改めてその 経歴と存在をしることになった 本書でした。 1 1951-1969 〜・うさちゃんのうた・ビートルズ・バラ色の人生・鏡の中の自分、楽譜の中の世界 他8篇 2 1970-1977 〜・日比谷野音のこと、武満さんのこと・民族音楽、電子音楽、そして結婚 ・舞台に上がり、たびに出る 他5篇 3 1978-1985〜・YMO<はじまる・反YMO・音楽図鑑 他5篇4 1986-2000〜・北京へ・ニューミークへ・世紀の終わり 他6篇 5 2001〜 ・世界が変わった 日 ・新しい時代の仕事・ありのままの音楽 3篇。・表現というのは結局、他者が理解できる形、他者と共有して着るような形でないと成立しないもの です。抽象化というか、共同化というか、そういう過程が必要になる。ー・高校の先生に『作曲して いるのなら、池辺紳一郎を紹介するから、行ってみろ」と言われー新宿高校の先輩だったのです。・小学校のときに夢中になったバッハから始まって、ベートーヴェン、ドビュッシー、そしていわゆ る現代音楽と次第を逐うように聴いてきた西洋音楽は、60年代末の時点で、自分にとって同時代の音楽になっていました。 ・結局、YMOというバンドにいた時期のことが、その後の自分の出発点 になっているんだと思います。・矢野顕子さんと結婚したのは、82年の2月です。ー ・『ディスコード』というタイトルは、もちろん単に音楽的な(不協和音)だけでなく、視野快適なディスコード(衝突 軋轢、齟齬)のことでもあります。ー そのとき報道されていたのは内戦と飢餓についてのニュースでしたが、ーそういう問題を自覚的に考えるようになったのは、このころからです。ー ・今ぼくが いるのは、世界でもっとも人工的なにつくり上げられたと言ってもいいニューヨークのマンハッタンーでも、そこでぼくが作っている音楽は、人間の世界や現在のできごとからは少し離れた、遠いとこ ろを向いたものになっているかも知れません。ー 同時に、自分はなぜこの時代の、この日本と呼ばれる土地にうまれたのか、そこに何らかの意味があるのか、ないのか、単なる偶然なのか。ー ・・ここまでにしておきます、コンナハンパな引用ではなくぜひとも、通読ください!! ーいないのだ!(読了・23/6)
2024.08.03
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ほほづきのあかりつけましよこつそりと★TOPと同じですが★
2024.08.02
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