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2008年12月19日

80'S｢マネー・ピット｣(1986 米)

テーマ： DVD映画鑑賞(14353)

カテゴリ：コメディ

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昨日の記事｢ジョン・ランディス応援団｣でも少し書いたが、
今や押しも押されぬ大監督スティーブン・スピルバーグさんは多数の映画製作にも携わっている。

｢大逆転｣がストーリー重視のシチュエーション・コメディなら、スラップスティック(ドタバタ)コメディといえばこの映画

｢マネー・ピット　Money Pit｣(1986 米)

監督：リチャード・ベンジャミン
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
出演：トム・ハンクス　シェリー・ロング　アレクサンダー・ゴドノフ

あらすじ

主役は家だ。
ホラー映画以外で家がこんなに活躍(？)する映画は珍しい
もうこれでもかというくらいありえない壊れた方をして二人を苦しめる。
修理が大変！まさに｢Money Pit＝金食い虫｣

前半のトラブル続出場面はベタながら爆笑物

それをなすすべなく呆然と見守るトムの様子がこれまた大爆笑

まだかけだしの頃で若くて細くてカワイイが、やはりトムはコメディが似合う
最後はほのぼのと終わって結構幸せな気分になれます。

ただし全てに刺激、強烈さを求める最近の風潮からは少々ズレている事は否めない。それを求めると不満が残ると思う

また、スピルバーグ監督(製作)とトムの初仕事であるのは間違いないが、それを期待して観ると｢あれっ？｣ってことになるのでご注意を

この映画はやはりベンジャミン監督の映画だ。

役者出身ながら80年代後半から90年代前半にコメディ映画の秀作をたくさん撮っている。

アクションコメディなら
｢シティ・ヒート｣(1984 出演：クリント・イーストウッド　バート・レイノルズ)

ロマンティック・コメディはたくさん
｢花嫁はエイリアン｣(1988 出演：キム・ベイシンガー　ダン・エイクロイド)、｢メイド・イン・アメリカ｣(1993 出演：ウーピー・ゴールドバーグ)、｢ミルク・マネー｣(1994 出演：メラニー・グリフィス　エド・ハリス)、｢くちづけはタンゴの後で｣(1996 出演：シャーリー・マクレーン　ブレンダン・フレイザー)

｢恋する人魚たち｣(1990 出演：ウィノナ・ライダー　シェール)

あと｢リトル・ニキータ｣(1988 出演：リヴァー・フェニックス　シドニー・ポワチエ)もあるが、これはリヴァーの演技が光るサスペンス映画。

毒にも薬にもならないほんわかしたコメディーばかりだが、観終わったあと必ず幸せな気持ちにれるので、｢最近すさんできたな～｣と自覚している人におすすめしておく

この監督もランディス監督同様90年代後半からはTVの仕事が多く、映画は少ない。しかも日本未公開
燃え尽きちゃったのか？ぜひ復活して欲しい

ところで、どうしても｢バカ｣映画の占める割合が多いので勘違いされることが多いが、実はコメディは良く観る。
ブラック、スラップスティクからペーソス(物悲しさ)あふれるものまで全部好きだ。

決して ｢バカ｣映画専門家ではありません お間違えの無いように
これを言いたかった

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