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「 最後の誘惑 」(88’)
主演: ウィレム・デフォー !
監督: マーティン・スコセッシ
悩めるキリストの姿を描いた力作。163分という長編で、内容はかなり センセーショナル な感じ。結構、 飛んでるイエス様 を目の当たりに出来ます。
初っ端から、 半裸のデフォー がなよなよと登場し、 強面のユダ に締め上げられてます。初めから最後まで比較的にユダ頼りなのが、今作のイエス様。母性本能をくすぐられる方なら、今回のデフォーは 涎物かも 知れません。 (ちょっと、ユダと…出…いえいえ、そんなことは…。)
展開的には、聖書に忠実なのかどうかは僕には解かりませんが、かなり ぶっ飛んでいる と個人的には感じました。 愛を解いているイエス ですが、砂漠の修行後は 斧を振りかざし て、弟子に向かって 檄を飛ばします 。
圧巻は、堕落した寺院の姿を目の当たりにした時、両替商ににこやかに「儲かるかい?」と声をかけ、相手が儲かると応えれば、 激昂 。まさに デフォー節 、よろけながら暴れまくります。 主張は正しい んですがね。
さて、結局史実通り(?)に貼り付けにされるイエス様(全裸)ですが、死に瀕して神にひとつ問いかけをします。「神よ何故、私を見捨てられるのか?」ここからが 最後の誘惑のターニングポイント となるわけなのですが…。
誤解無きように行っておかなければならないでしょうが、おちゃらけた映画でも、 キリストを貶める映画でもありません 。神に選ばれ、戸惑いながらその声に応えようと、恐怖や苦難を乗り越え、救世主としての自覚を得るものの、その重圧と自己犠牲に苦しみ、喘ぐイエスの姿を描き。さらに平凡で幸せな生活の可能性を示した上で、イエスが救世主としての死を 選択 するかどうかという問いを発しているのです。
正直、体力のいる映画ですが、 デフォーが主役で怪演している のを観れるだけで、ファンには十分なはず。ちょっと 苦い後味 のある映画ですけれども 、「選択し、納得して逝く」 ことを考えさせられました。
総合満足度: 70 /100 (デフォー節)
デフォーの活躍: (迷走)
ストーリー: (ちょっと、エキセントリック)
爽快感: (テーマが重いかも)
デビットボウイ: (地味に)
とにかく、こんなに行動に、ハラハラさせられるキリスト像は初めて見ました。奇跡も結構起こしてるんですが…。
003「フルメタルジャケット」 2007年09月13日
002「ストリートオブファイヤー」 2007年09月11日 コメント(2)
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