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トルザイトリングがリリースされてから、
自分用としては、その効果の如何を知る為にほぼこのガイドでロッドを組んできました。
初めて組んだ時から、糸通りに違和感がありガイドセッティングを間違えたのかな?
と、その時は素人の作品だからと納得していたのですが、
先日、エギングロッドのガイド打ち替えの為にキャストテストをしてた時に違和感が確信になりました。
一見メリットだらけに思えましたが、このリング。。。SICと比較して、
リトリーブしているときには
糸鳴き、ノイズが大きいです。
エステルラインはもちろん、アーマードF+、PEの2点についてはストレスを感じるほどに大きく感じます。
SICリングで組まれたロッドをお持ちの方だと、
トップガイドでクリンっと糸がらみを起こした状態だと思ってください。
餌木などの少々重量のある物をキャストした時に、ロッドの振り方によってできる穂先の絡み状態。
これで、疑似的にトルザイトリングと似た体感ができます。
このままリールを巻くとザリザリ、ギリギリと抵抗がかかり糸鳴き、ノイズがでますが、
この状態に似ています。
モノフィララインよりも、ブレイドラインの方がノイズは大きいですが、
その中でも、扁平なライン程よりノイズが増幅されるようになります。
使いこんでるアーマードF+とか、酷いものでした。
垂らしたエギを巻き取るだけで、
シロートが奏でるバイオリンの音色のごとく、ギーギーいいます。
以前に、TR76SuperShoreでキャスト比較をした折に、
モノフィララインでは飛距離が出ても、ブレイドラインだと飛距離が落ちたのもここいらへんに原因があるのかもしれません。
そもそも、ブレイドラインを使用する場合はSICの方が飛距離が出るのかも。。。。。
フジのカタログにも、ラインの放出が良くなるとは記述がありますが、
KHシステムをゴリ押ししてるわりには、SICとトルザイトのリング素材特性の比較はあれど、
そのガイドシステムをひとくくりとしての、飛距離テストのデータ掲載はありません。
軽さ の強調です。
気になり始めたら、過去の記憶も蘇ってきてモヤモヤしてきたので、
直接フジのカスタマーサービスに電話して聞いてみました。
カタログには掲載してないくらいだから、ストレートには聞かない方がいいなと判断して、
回り回って質問をしたのですが、
本題に入った時に、電話の向こうの口調が変わったように感じました。
そして、以降は角度を変えたり、他の事を質問しても、マニュアルアンサーに。。。。。
それでも、幾つかの質問にはカタログに載っていない活きた情報を頂きました。
とりあえずとして、
Q. SICと比較して、トルザイトは糸鳴きが大きいですか?
A. イエス。
Q. その糸鳴きの大きさや、付随するデータの比較はされていませんか?
A. していません。
ちゅうことで、やっぱりメーカーさんも認知をされていました。
他にも隠してる事ありそう(-_-;)
カタログにあれほどうんちくを掲載してるくらいだから、
データーあるだろうと、この他にも踏み込んだ質問をしましたが、
詳しくは教えて頂けませんでした。
この1年2年でトルザイト搭載のロッドが増えましたが、
必ずしもSICが性能的に型落ちになる事は無いというのが、今の私の判断です。
むしろ、釣り方によってはSICの方がストレスなく釣りができるものもあります。
今回、判明した事からは、ブレイドラインを使用した巻物の釣りにはSICの方が良いという結果が見えてきます。
重量のあるブランクなら幾分ノイズは小さくなるかもしれませんが、
軽量なライトゲームロッド~エギングロッドの範囲ではストレスを感じるノイズの大きさでした。
ま、エギングでただ巻きの人は少ないですね(;´∀`)
このノイズ。
フジの方からは、
『感度が良くなるから感じるんです。』
と回答を頂いたんですが、
どうも腑に落ちず。
9026のB品ティップが2本あったので、SICとトルザイトを仮止めして、
ガイド数を変えながら糸を通して、モノフィラ、アーマードF+、PEでノイズチェックをしてみました。
ガイド数が多い場合は重量の違いが大きくなるので、
感度や、ノイズの大きさの違いもあるかもしれませんが、
ガイド1~3個でも十分にノイズが出ているので、どうやら違うようです。
リング内を平らにしている為、接地面が大きくなるのでその接地抵抗によるものでは?と思いました。
フジだけでなく、モデルチェンジでトルザイトを推すメーカーさんのPRも胡散臭く感じてきました。
トルザイト搭載で飛距離アップ!
同じロッドでsicを付けた物と比較して具体的に何パーセント?
感度が良い!
ノイズは?
ラインの接触面積が大きくなることによるメリットを強調するフジ。
その昔、 ダイワさんがPRしてたインターラインの進化の過程 を思い出しました。
コッチは逆にラインとの接点を面から点に変えてきてます。
その昔、初期のメガドライはその糸の出の悪さから、(糸が)メガデナイと言っていたフカセ師もいました。
フカセ竿は所持していませんが、カゴ竿は確かに古いハイグレードよりも、現行品のエントリーモデルのほうが糸の出はイイです。
インターラインと外ガイドの違いはあれど、接地面積との関係性。
さて、どっちが正解なのか。
とりま。
ワタクシのロッドビルドやガイドセッティングのザルさはおいといて、
常にガイドと接地してる、特にティップセクションをトルザイトリング化するとノイズは大きくなるよ!
というお話。
さて、他の知識人にも聞いてみよかね。
ジギングとか影響大きそう。